ユニを庇うように前に出たスクアーロとヒバリ、
その二人に驚くユニと、若干青褪めているツナ。
そして、空中に浮かぶ桔梗・ザクロ・トリカブトからスタートの今号。
ヒバリ:『来なよ』
トンファーを構え、不敵にそう告げるヒバリと、
その傍らで、空中の三人を睨みつけるスクアーロ。
桔梗:『ハハン』 『いいでしょう』
桔梗とザクロは、どこか楽しそうですね。
ツナ:『なにげに みんな』 『闘う気になってる―――!!』
頭を抱えて叫ぶツナは、見ているこちらが楽しいです(笑)。
白蘭:『まあ 落ち着こうよ桔梗ちゃん』 『ユニちゃんは病気で ずっと眠っていたも同然だったんだ
急に目覚めて 気が動転してるんだよ』
桔梗:『ハッ 白蘭様』
地面から、見上げるようにして桔梗に声をかける白蘭は、
さすが、早くも余裕を取り戻しています。
桔梗のことは、ちゃん付けで呼んでいるのですね!意外でした。
白蘭:『じゃあ こうしようユニちゃん』
若干芝居がかった感じで、手を広げにこやかに語りかける白蘭。
白蘭:『チョイスに勝利して 僕がもらえるはずの7^3は』
『手に入れるまでにとても苦労したし すごく大事な物だよ』
『でも もしユニちゃんがミルフィオーレに帰ってきてくれるんなら』
『ボンゴレリングは ボンゴレファミリーに返してあげてもいい』
にっこりと笑い交換条件を提示する白蘭は、顔だけ見ると好青年のように見えます。
そして、ボンゴレリングをメチャクチャ欲しがっていた白蘭のこの提案に、
獄寺や山本、ツナは戸惑いを隠せません。
白蘭:(今はユニだ…何としても魂の戻ったあのユニが欲しい… リングはその後だ…)
白蘭の笑みに、黒さが滲みます。
入江:(どうしたんだ!?) (おしゃぶりの光を見てから 白蘭さんの態度がかわった…)
入江すらいぶかしむ白蘭の豹変振り。どうやら彼も、このあたりの事情は知らないようですね。
ユニ:『白蘭』 『なぜ あなたが私を欲しているかは わかっています。』
そう答えたユニの眼差しを、白蘭は笑みを浮かべたまま、無言で受け止めます。
しかし、彼女の言葉の真意は、ツナはもちろんリボーン、入江には謎のようです。
ユニ:『わかっているからこそ』 『あなたの元へ帰るわけにいきません』
やんごとない事情で別れなければならない男女のやりとりを見ているような
台詞だなんて、思ってませんよ思ってません。
ユニのその言葉を『ふうん』と無感動に受け流す白蘭。
白蘭:『じゃあやっぱり』 『ボンゴレリングは僕らのものだ』
『ユニちゃんが逃げ込もうとしてる連中に ミスミス武器を渡すつもりはない』
『っといっても…』 『肝心の白馬の王子は』 『ユニちゃんの願いにビビってるけどね』
ツナ:『い゛っ』
いきなり白蘭に視線を向けられたからか、それとも白蘭の指摘が図星だったのか、
ツナはドキッとしますが、ユニは動じません。
ユニ:『ボンゴレリングは あなたのものじゃないです』 『白蘭』
白蘭:『ん?』
ユニの言葉に鋭く反応する白蘭は、若干余裕が消えている気がしますね。
ユニ:『おしゃぶりはアルコバレーノのもの ボンゴレリングはボンゴレファミリーのもの
それは真理です』
『あなたには 7^3を奪う権利も 戦いの賞品にする権利もありません』
現在、不可抗力とは言え白蘭に奪われ、真6弔花が装備しているマーレリングについても
「マーレリングはジッリョネロファミリーのもの」という真理が存在するのでしょうか?
ユニ:『私の魂があるかぎり 7^3の一角をになう 大空のアルコバレーノとして』 『7^3争奪戦は認めません 』
『チョイスは無効とします!!』
力強くそう宣言するユニ。
彼女自身が認めましたが、赤ん坊の姿でなくとも彼女はアルコバレーノなのですね。
ただ、大空のアルコバレーノは欠番だった気がするのですが…。
ツナ:『む…無効!!』
山本:『…って…』
ユニ:『ボンゴレリングを渡さなくていいです!』
ビックリした顔で叫ぶツナと山本の気持ちはよく分かります。
ちょっと起ったようなユニの顔が可愛いですが、いきなり一方的に
無効宣言をするとは思いませんでした;
白蘭:『プ』 『ハハハ!!』
苦笑を通り越して吹き出してしまったという感じで笑う白蘭も珍しいです。
白蘭:『確かに 大空のアルコバレーノには 7^3の運用について 特権が与えられているらしいけど』
『僕を怒らせるのは どうかと思うな』
『ボスのユニちゃんが裏切ったとして…』
『残されたブラックスペルがどうなってもいいのかい?』
笑い声を抑え、いつもの笑みを浮かべてから一転、冷たい目でユニを見やり
脅しをかける白蘭の言葉にユニはハッとします。
ユニ:『!!』
白蘭:『まあ 奴らはユニちゃんにゾッコンみたいだから』
『煮られようが 焼かれようが 大喜びかもしれないけどね』
ツナ:『な』 『それって…人質ってこと!?』
ユニの脳裏に浮かぶのは、γを始めとしたジッリョネロファミリーの仲間たち。
切なそうに眉を寄せたユニでしたが、
ユニ:『……』『みんなは…』 『わかってくれます』
静かに、その脅しに屈しないことを告げます。
ユニのこの決断は、メローネ基地で入江と対峙した際、ボンゴレリングを
渡すよう促されたときのツナのものとは正反対ですね。
今後、いずれまた仲間と何かを秤にかけなければならないことがあるのでしょうか。
ツナもまた、彼女と同じような決断を迫られるときがくるのでしょうか。
それを考えると、切ないです。
ツナ:『え でもそれって…!!』 『仲間を見殺しに…!?』
リボーン:『あとは お前だけだぞ ツナ』
ツナ:『え!?』
他ファミリーのこととはいえ、仲間を切り捨てるようなユニの決断に動揺するツナに、
冷静に「今やるべきこと」の判断を促すリボーンは、さすが家庭教師ですね。
リボーン:『ユニに 守ってほしいと頼まれたのはお前だ』 『どうするんだ?』
ツナ:『だ…だって…』 『この子の仲間が…』
振り向いてユニの顔を見たツナは、白蘭を見るユニの眼差しを目にします。
ツナ:『!!』
(…あの目…… この子…) (覚悟してる… こうなるって わかってたんだ…)
ユニの悲壮なまでに壮絶な決意を感じ取ったツナ。
大切な仲間を見捨ててまで、守らなければならないものが彼女にあること、
その覚悟がツナをも動かします。
ガッとユニの腕を掴んだツナ。
ツナ:『くるんだ!!』 『オレ達と一緒に!!』
まだ若干戸惑いは残っているようですが、そう叫んだツナに、
驚いた表情で思わず涙を零すユニ。
言葉だけ聞くと、まるで誘拐(以下自粛)。
ツナ:『みんな!!』 『この子を守ろう!!』
ユニの悲壮な決意に引きずられてか、必死さの滲み出ている顔で仲間に呼びかけるツナに
京子:『ツナ君!!』
ハル:『ツナさん!!』
了平:『よし!!』 『よく言ったぞ!!』
山本:『ああ』
獄寺:『ハイッ』
全員が力強く応え、バジルやディーノ、リボーンも笑顔を浮かべます。
ユニ:『ありがとうございます』
ツナ:『え』 『いや…』
涙の乾ききっていない目で、にっこりと笑うユニに思わず赤くなるツナへの
『あ――』 『またツナさん赤くなってる!!』 というハルがよい感じです。
桔梗:『白蘭様』 『ユニ様を つれ戻すための攻撃許可を』
白蘭:『……』 『うん』
凶悪なまでの笑みを浮かべ、静かに頷いた白蘭ですが、
桔梗たちが攻撃を開始するよりも早く、地上からの攻撃を受けます。
大爆発の煙の中、現れたのはスクアーロの匣兵器であるサメでした。
スクアーロ:『そうこなくちゃなあ!!』
叫びながら、サメを足場にしつつ空中へ移動したスクアーロは、
桔梗・ザクロ・トリカブトへ切りかかります。
それを見て、先を越されたからでしょうか、ムとしているヒバリが可愛いですが、
ランボ:『シャケ!!』
ハル:『サメです!』
この二人のやりとりに和みました(笑)。
ツナ:『スクアーロ!!』
ディーノ:『奴は時間をかせぐ気だ』
『ツナ ここはいったん退いて 態勢を立て直した方がいい!』
ムチを構え、兄貴分らしくそうアドバイスするディーノ。
戦闘態勢なのはよいのですが、部下がいない状況で闘えるのでしょうか;
ツナ:『え―!?退くっていっても…』 『ここ どこまでいってもビルなんじゃ!?』
ユニ:『でしたら みなさんをここへ運んだ 超炎リング転送システムが近くにきてるはずです』
ツナ:『え!?』 『並盛からワープしてきた?』
スパナ:『本当だ…ボンゴレ基地上空に金属反応がある』
ツナ:『スパナ!! 無事だったんだね』
スパナ:『ん』
山本に肩を借りた状態で、端末のディスプレイを確認するスパナ。
ここでようやく、ツナとスパナが再会したのですね。
リボーン:『転送システムを使えば』 『並盛町に帰れそうだな』
スクアーロ:『お゜ぉい!!』
桔梗:『おっと』
スクアーロと激しい戦いを繰り広げている桔梗ですが、リボーンの策略に勘付いたのか
『そうはいきません』 と地上へと攻撃を放ちます。
しかしそれを、巨大なバリアーのようなものが防ぎます。
『SISTEMA C.A.I.!!』
驚く桔梗に対し、『今度はぜってー止めてやるぜ』 と宣言する獄寺。
またしても『ム…』としているヒバリが可愛いです(笑)。
獄寺:『10代目!!』 『今のうちに 転送システムへ!!』
ツナ:『わっわかった!!』 『ごめん獄寺君!!』 『いこうみんな!!』
その場を獄寺に任せ、走り出すツナたち。
久々右腕らしい働きをする獄寺が、頼もしくてよいです。
ブルーベル:『なーにやってんのかしら』 『桔梗』
若干唇を尖らせながらボヤくブルーベル。
同じようなことを、ザクロも考えていたようです。
ザクロ:『バーロー まどろっこしいビュンビュン草なんかじゃなくて』 『ここは一発よお!』
激しい炎をリングに灯すザクロを桔梗が止めます。、
桔梗:『それは 強すぎますザクロ』 『ユニ様に傷がつくことを 白蘭様は望んでいない』
その言葉を肯定するかのように、口元のみに笑みを浮かべこちらを見る白蘭に、
ザクロも桔梗の言に従うことにしたようです。
ザクロ:『わかりましたよ』
スクアーロ:『よそ見すんなぁ!!』
ザクロ:『なっ』 『あぶねーな!! バーロー!!』
トリカブトの姿は見えませんが、スクアーロは少なくとも一人で真6弔花を
相手にしているのですね。活き活きとしています(笑)。
一方、ボンゴレサイドは退却の準備が着々と進んでいました。
了平:『入江は重症だ!!極限に慎重に運べよ!!』
まだ治っていなかったんですね入江!
了平の所有する治癒能力は、そんなに弱いのでしょうか;
ストレッチャーに乗せられて運ばれていく入江。
そしてビアンキが、何かに気付きます。
ビアンキ:『見て!!』
『転移装置よ!!』 『あれに 炎をぶつければ!!』
ということは、再び全員のボンゴレ匣を開匣することになるのかな?
非戦闘員が続々と基地ユニットへと入り込む中、『基地の中はアルコバレーノ用に
非7^3線対策もしてある』と言う言葉に、笑顔で『はい!』と答えるユニは
やはりアルコバレーノらしく、非7^3線の影響を受けるのでしょうか。
『獄寺君達は…』 と仲間を気にするツナよりも先に、
イーピンを抱いた京子、ランボを抱いたハルが気付きます。
京子:『あっ』
ハル:『来ました!!』
スクアーロ:『よぉし!!』 『出せぇ!!』
向こうからやってきたのは、空を泳ぐ巨大なサメと
その上に直立しているスクアーロでした。
純粋に戦いを楽しんでいるのかと思いきや、やはり時間稼ぎの意の方が
大きかったようです。
ツナ:『やったんだね!』 『獄寺君!!』
獄寺:『オレじゃねーっス』
頭に瓜を乗せて、どこか憮然と答える獄寺。
彼の傍には、腕組みをして目を閉じたヒバリと、その直ぐ横でボンゴレ匣開匣時と
同じ形態をとっているバリネズミがいました。
獄寺:『ヒバリのバリネズミのトゲが増殖して』 『足止めしてるんス』
獄寺…;
またしても活躍の場を奪われた彼には涙を禁じ得ませんが、
それだけヒバリも暴れたかったのだということで納得…してよいのかな…。
クローム:『ボス!』
ツナ:『あっ』
サメの前の方に仁王立ち状態のスクアーロ、そのやや後ろに座っている獄寺、
そして背びれの後方に、一人背を向けて座っているヒバリを乗せたサメが
なんだかこういう乗り物のように思えてきました(笑)。
クロームの警告にツナが目をやると、サメの背後から、ゴウッと音を立てて白蘭が凄い勢いで飛んできていました。
ツナ:『ひいっ』 『あいつ!!』
スクアーロ:(なんて執念だぁ…)
とうとう「あいつ」呼ばわりされてしまった白蘭ですが、
彼自ら前線に出るとは思いませんでした。
しかし、真面目な顔をして空を飛ぶというのは、微妙に笑えるものですね。
ディーノ:『お前達は先に行け』 『今度はオレが時間をかせぐ』
スクアーロとディーノ、同級生であるこの二人が時間稼ぎを引き受けるシチュエーションは
熱いです。
ツナ:『でもディーノさんだけとり残されちゃうんじゃ!!』
ディーノ:『誰かが やんねーとな…真6弔花もすぐ来るぜ! 行け!』
ツナの真ん前に立ち、そう促すディーノ。
と、不意にクロームの三叉槍から、シュワアアアと黒い霧のようなものが噴き出します。
白蘭:『誰が相手だろうと』 『僕を止めることはできないよ!』
口元には笑みを浮かべ、しかし目つきは鋭く睨みつけるようにした白蘭が迫り来る中、
今度はそれ自体が黒い霧へと変わっていく三叉槍に、思わず声を上げるクローム。
クローム:『あっ』
ツナ:『!』 (この感じ!!)
そして、何かを感じ取ったツナも彼女と同じように、三叉槍へと視線を移します。
『クフフフフ…』 『それは どうでしょうねえ』
特徴的な笑い方で響く声。
ギュウウと霧が圧縮され、三叉槍を握る手袋に包まれた手が
三叉槍と共に徐々に形成されていきます。
そして、カッと見開かれた右目に浮かぶ「六」の文字。
骸:『僕に限って』
クロームから武器を奪い取る形で、彼女の背後に庇うように
三叉槍を構え実体を結んだのは、10年後の骸でした。
目は無事だったのですね。
突如現れた骸の姿に、驚愕を隠せない白蘭。
静かに視線をやるヒバリに、驚いた顔のまま固まっているツナ。
そして、
クローム:『……』『骸様』
若干頬を赤らめつつも、少し切なそうな髑髏の呟きで以下次号!!
今話はかなりテンポがよく、しかも話の展開が面白かったです。
あまりに楽しかったので、頭があまり回らない中でも思わず感想を綴ってしまいました。
最後のアオリが「六道骸、見参!!!!!!!!!!!」 となっているのですが、
「!」の多さに笑いました。が、それ以上に、テンションがあがりました。
まさかここで骸が登場するとは思ってもみなかったです。
骸が何故、Tシャツにネクタイなのかはともかく(ほんとにどうでもよい)、
彼ならば転移装置など使用せずとも、媒体があるところに移動できますから
今回のような足止めを担うにはうってつけですね。
前回、「チョイスのことなど全員忘れているんじゃないかと思う」と書きましたが、
忘れるどころか、まさかチョイスがなかったことにされるとは思ってもみなかったです。
白蘭は、結局ユニの決定を飲まざるを得ないのでしょうか。
チェルベッロの立場は一体どうなるのでしょう;
転移装置を使用した場合、ミルフィオーレ(というよりもホワイトスペル、
もしくはジェッソファミリーと呼んだ方がよいのでしょうか)にも
行き先が並盛だとバレてしまっています。
主力部隊が即攻撃とはいかないかもしれませんが、襲撃される確率は高く、
並盛全体が危険に晒される可能性もあります。
また、以前遠隔操作のようなもので、並盛の山を破壊していましたが、
今回はその心配はないのでしょうか。
それとも、ツナと同じように白蘭も態勢を整えるため、
一時休戦状態になるのでしょうか。
並盛町にγと太猿、野猿の姿はありましたが、他のブラックスペルの動向は
不明なままです。しかし、このままツナたちが一旦引いたとして、並盛に戻れば
γたちとは合流することになるでしょう。
願わくば、他のブラックスペル(こちらも、ジッリョネロファミリーと呼ぶべきかな)の
面々も無事でいて欲しいものです。
…そういえば、強制転移されたメローネ基地はどうなったのでしょうね?
今回のことで、10年後のツナのバイクコレクションはどうなるのかも気になります。
スクアーロが現状ツナたちと行動を共にしていること、
チョイスが無効とされたことから、ヴァリアーとの共闘もありえる展開と
なってきました。総力戦となるのでしょうか。XANXUSの反応が楽しみです。
アルコバレーノのおしゃぶりについては、ユニが並盛のボンゴレアジトへ
到着した暁には、ラルが保持しているラル自身のおしゃぶりと
コロネロのおしゃぶりとが揃うことになりますね。
同じ"アルコバレーノのおしゃぶり"とはいえ、7^3を担うものではなさそうな
ラルのおしゃぶりについては、どういう扱いになるのか分かりません。
今回、ユニが「アルコバレーノのおしゃぶりはアルコバレーノに」
「ボンゴレリングはボンゴレファミリーに」それぞれあるのが真理と述べていました。
それは、全マフィアが認識していたのでしょうか。
だとしたら、リングが各マフィア間で争奪戦の様相を呈したときに、
ツナがボンゴレリングを破棄する必要はなかったように思います。
尤も、「争いの元になるくらいなら」というのは、山本の推測に過ぎませんが。
寧ろ、いずれ白蘭が10年バズーカを用いて、ボンゴレリングを得るために
昔の自分たちを呼び寄せるだろうことを見越して砕いたのでしょうか。
一番可能性を持った自分たちを呼ぶために、逆に利用したとも考えられます。
しかし、リングを砕くのに、大空のアルコバレーノの許可は不要だったのでしょうか;
相変わらず色々考えています。もちろん、原作は楽しんでいますが、
こうして考えることも、よい刺激になっています。
なにはともあれ、次回も楽しみです!
その二人に驚くユニと、若干青褪めているツナ。
そして、空中に浮かぶ桔梗・ザクロ・トリカブトからスタートの今号。
ヒバリ:『来なよ』
トンファーを構え、不敵にそう告げるヒバリと、
その傍らで、空中の三人を睨みつけるスクアーロ。
桔梗:『ハハン』 『いいでしょう』
桔梗とザクロは、どこか楽しそうですね。
ツナ:『なにげに みんな』 『闘う気になってる―――!!』
頭を抱えて叫ぶツナは、見ているこちらが楽しいです(笑)。
白蘭:『まあ 落ち着こうよ桔梗ちゃん』 『ユニちゃんは病気で ずっと眠っていたも同然だったんだ
急に目覚めて 気が動転してるんだよ』
桔梗:『ハッ 白蘭様』
地面から、見上げるようにして桔梗に声をかける白蘭は、
さすが、早くも余裕を取り戻しています。
桔梗のことは、ちゃん付けで呼んでいるのですね!意外でした。
白蘭:『じゃあ こうしようユニちゃん』
若干芝居がかった感じで、手を広げにこやかに語りかける白蘭。
白蘭:『チョイスに勝利して 僕がもらえるはずの7^3は』
『手に入れるまでにとても苦労したし すごく大事な物だよ』
『でも もしユニちゃんがミルフィオーレに帰ってきてくれるんなら』
『ボンゴレリングは ボンゴレファミリーに返してあげてもいい』
にっこりと笑い交換条件を提示する白蘭は、顔だけ見ると好青年のように見えます。
そして、ボンゴレリングをメチャクチャ欲しがっていた白蘭のこの提案に、
獄寺や山本、ツナは戸惑いを隠せません。
白蘭:(今はユニだ…何としても魂の戻ったあのユニが欲しい… リングはその後だ…)
白蘭の笑みに、黒さが滲みます。
入江:(どうしたんだ!?) (おしゃぶりの光を見てから 白蘭さんの態度がかわった…)
入江すらいぶかしむ白蘭の豹変振り。どうやら彼も、このあたりの事情は知らないようですね。
ユニ:『白蘭』 『なぜ あなたが私を欲しているかは わかっています。』
そう答えたユニの眼差しを、白蘭は笑みを浮かべたまま、無言で受け止めます。
しかし、彼女の言葉の真意は、ツナはもちろんリボーン、入江には謎のようです。
ユニ:『わかっているからこそ』 『あなたの元へ帰るわけにいきません』
やんごとない事情で別れなければならない男女のやりとりを見ているような
台詞だなんて、思ってませんよ思ってません。
ユニのその言葉を『ふうん』と無感動に受け流す白蘭。
白蘭:『じゃあやっぱり』 『ボンゴレリングは僕らのものだ』
『ユニちゃんが逃げ込もうとしてる連中に ミスミス武器を渡すつもりはない』
『っといっても…』 『肝心の白馬の王子は』 『ユニちゃんの願いにビビってるけどね』
ツナ:『い゛っ』
いきなり白蘭に視線を向けられたからか、それとも白蘭の指摘が図星だったのか、
ツナはドキッとしますが、ユニは動じません。
ユニ:『ボンゴレリングは あなたのものじゃないです』 『白蘭』
白蘭:『ん?』
ユニの言葉に鋭く反応する白蘭は、若干余裕が消えている気がしますね。
ユニ:『おしゃぶりはアルコバレーノのもの ボンゴレリングはボンゴレファミリーのもの
それは真理です』
『あなたには 7^3を奪う権利も 戦いの賞品にする権利もありません』
現在、不可抗力とは言え白蘭に奪われ、真6弔花が装備しているマーレリングについても
「マーレリングはジッリョネロファミリーのもの」という真理が存在するのでしょうか?
ユニ:『私の魂があるかぎり 7^3の一角をになう 大空のアルコバレーノとして』 『7^3争奪戦は認めません 』
『チョイスは無効とします!!』
力強くそう宣言するユニ。
彼女自身が認めましたが、赤ん坊の姿でなくとも彼女はアルコバレーノなのですね。
ただ、大空のアルコバレーノは欠番だった気がするのですが…。
ツナ:『む…無効!!』
山本:『…って…』
ユニ:『ボンゴレリングを渡さなくていいです!』
ビックリした顔で叫ぶツナと山本の気持ちはよく分かります。
ちょっと起ったようなユニの顔が可愛いですが、いきなり一方的に
無効宣言をするとは思いませんでした;
白蘭:『プ』 『ハハハ!!』
苦笑を通り越して吹き出してしまったという感じで笑う白蘭も珍しいです。
白蘭:『確かに 大空のアルコバレーノには 7^3の運用について 特権が与えられているらしいけど』
『僕を怒らせるのは どうかと思うな』
『ボスのユニちゃんが裏切ったとして…』
『残されたブラックスペルがどうなってもいいのかい?』
笑い声を抑え、いつもの笑みを浮かべてから一転、冷たい目でユニを見やり
脅しをかける白蘭の言葉にユニはハッとします。
ユニ:『!!』
白蘭:『まあ 奴らはユニちゃんにゾッコンみたいだから』
『煮られようが 焼かれようが 大喜びかもしれないけどね』
ツナ:『な』 『それって…人質ってこと!?』
ユニの脳裏に浮かぶのは、γを始めとしたジッリョネロファミリーの仲間たち。
切なそうに眉を寄せたユニでしたが、
ユニ:『……』『みんなは…』 『わかってくれます』
静かに、その脅しに屈しないことを告げます。
ユニのこの決断は、メローネ基地で入江と対峙した際、ボンゴレリングを
渡すよう促されたときのツナのものとは正反対ですね。
今後、いずれまた仲間と何かを秤にかけなければならないことがあるのでしょうか。
ツナもまた、彼女と同じような決断を迫られるときがくるのでしょうか。
それを考えると、切ないです。
ツナ:『え でもそれって…!!』 『仲間を見殺しに…!?』
リボーン:『あとは お前だけだぞ ツナ』
ツナ:『え!?』
他ファミリーのこととはいえ、仲間を切り捨てるようなユニの決断に動揺するツナに、
冷静に「今やるべきこと」の判断を促すリボーンは、さすが家庭教師ですね。
リボーン:『ユニに 守ってほしいと頼まれたのはお前だ』 『どうするんだ?』
ツナ:『だ…だって…』 『この子の仲間が…』
振り向いてユニの顔を見たツナは、白蘭を見るユニの眼差しを目にします。
ツナ:『!!』
(…あの目…… この子…) (覚悟してる… こうなるって わかってたんだ…)
ユニの悲壮なまでに壮絶な決意を感じ取ったツナ。
大切な仲間を見捨ててまで、守らなければならないものが彼女にあること、
その覚悟がツナをも動かします。
ガッとユニの腕を掴んだツナ。
ツナ:『くるんだ!!』 『オレ達と一緒に!!』
まだ若干戸惑いは残っているようですが、そう叫んだツナに、
驚いた表情で思わず涙を零すユニ。
言葉だけ聞くと、まるで誘拐(以下自粛)。
ツナ:『みんな!!』 『この子を守ろう!!』
ユニの悲壮な決意に引きずられてか、必死さの滲み出ている顔で仲間に呼びかけるツナに
京子:『ツナ君!!』
ハル:『ツナさん!!』
了平:『よし!!』 『よく言ったぞ!!』
山本:『ああ』
獄寺:『ハイッ』
全員が力強く応え、バジルやディーノ、リボーンも笑顔を浮かべます。
ユニ:『ありがとうございます』
ツナ:『え』 『いや…』
涙の乾ききっていない目で、にっこりと笑うユニに思わず赤くなるツナへの
『あ――』 『またツナさん赤くなってる!!』 というハルがよい感じです。
桔梗:『白蘭様』 『ユニ様を つれ戻すための攻撃許可を』
白蘭:『……』 『うん』
凶悪なまでの笑みを浮かべ、静かに頷いた白蘭ですが、
桔梗たちが攻撃を開始するよりも早く、地上からの攻撃を受けます。
大爆発の煙の中、現れたのはスクアーロの匣兵器であるサメでした。
スクアーロ:『そうこなくちゃなあ!!』
叫びながら、サメを足場にしつつ空中へ移動したスクアーロは、
桔梗・ザクロ・トリカブトへ切りかかります。
それを見て、先を越されたからでしょうか、ムとしているヒバリが可愛いですが、
ランボ:『シャケ!!』
ハル:『サメです!』
この二人のやりとりに和みました(笑)。
ツナ:『スクアーロ!!』
ディーノ:『奴は時間をかせぐ気だ』
『ツナ ここはいったん退いて 態勢を立て直した方がいい!』
ムチを構え、兄貴分らしくそうアドバイスするディーノ。
戦闘態勢なのはよいのですが、部下がいない状況で闘えるのでしょうか;
ツナ:『え―!?退くっていっても…』 『ここ どこまでいってもビルなんじゃ!?』
ユニ:『でしたら みなさんをここへ運んだ 超炎リング転送システムが近くにきてるはずです』
ツナ:『え!?』 『並盛からワープしてきた?』
スパナ:『本当だ…ボンゴレ基地上空に金属反応がある』
ツナ:『スパナ!! 無事だったんだね』
スパナ:『ん』
山本に肩を借りた状態で、端末のディスプレイを確認するスパナ。
ここでようやく、ツナとスパナが再会したのですね。
リボーン:『転送システムを使えば』 『並盛町に帰れそうだな』
スクアーロ:『お゜ぉい!!』
桔梗:『おっと』
スクアーロと激しい戦いを繰り広げている桔梗ですが、リボーンの策略に勘付いたのか
『そうはいきません』 と地上へと攻撃を放ちます。
しかしそれを、巨大なバリアーのようなものが防ぎます。
『SISTEMA C.A.I.!!』
驚く桔梗に対し、『今度はぜってー止めてやるぜ』 と宣言する獄寺。
またしても『ム…』としているヒバリが可愛いです(笑)。
獄寺:『10代目!!』 『今のうちに 転送システムへ!!』
ツナ:『わっわかった!!』 『ごめん獄寺君!!』 『いこうみんな!!』
その場を獄寺に任せ、走り出すツナたち。
久々右腕らしい働きをする獄寺が、頼もしくてよいです。
ブルーベル:『なーにやってんのかしら』 『桔梗』
若干唇を尖らせながらボヤくブルーベル。
同じようなことを、ザクロも考えていたようです。
ザクロ:『バーロー まどろっこしいビュンビュン草なんかじゃなくて』 『ここは一発よお!』
激しい炎をリングに灯すザクロを桔梗が止めます。、
桔梗:『それは 強すぎますザクロ』 『ユニ様に傷がつくことを 白蘭様は望んでいない』
その言葉を肯定するかのように、口元のみに笑みを浮かべこちらを見る白蘭に、
ザクロも桔梗の言に従うことにしたようです。
ザクロ:『わかりましたよ』
スクアーロ:『よそ見すんなぁ!!』
ザクロ:『なっ』 『あぶねーな!! バーロー!!』
トリカブトの姿は見えませんが、スクアーロは少なくとも一人で真6弔花を
相手にしているのですね。活き活きとしています(笑)。
一方、ボンゴレサイドは退却の準備が着々と進んでいました。
了平:『入江は重症だ!!極限に慎重に運べよ!!』
まだ治っていなかったんですね入江!
了平の所有する治癒能力は、そんなに弱いのでしょうか;
ストレッチャーに乗せられて運ばれていく入江。
そしてビアンキが、何かに気付きます。
ビアンキ:『見て!!』
『転移装置よ!!』 『あれに 炎をぶつければ!!』
ということは、再び全員のボンゴレ匣を開匣することになるのかな?
非戦闘員が続々と基地ユニットへと入り込む中、『基地の中はアルコバレーノ用に
非7^3線対策もしてある』と言う言葉に、笑顔で『はい!』と答えるユニは
やはりアルコバレーノらしく、非7^3線の影響を受けるのでしょうか。
『獄寺君達は…』 と仲間を気にするツナよりも先に、
イーピンを抱いた京子、ランボを抱いたハルが気付きます。
京子:『あっ』
ハル:『来ました!!』
スクアーロ:『よぉし!!』 『出せぇ!!』
向こうからやってきたのは、空を泳ぐ巨大なサメと
その上に直立しているスクアーロでした。
純粋に戦いを楽しんでいるのかと思いきや、やはり時間稼ぎの意の方が
大きかったようです。
ツナ:『やったんだね!』 『獄寺君!!』
獄寺:『オレじゃねーっス』
頭に瓜を乗せて、どこか憮然と答える獄寺。
彼の傍には、腕組みをして目を閉じたヒバリと、その直ぐ横でボンゴレ匣開匣時と
同じ形態をとっているバリネズミがいました。
獄寺:『ヒバリのバリネズミのトゲが増殖して』 『足止めしてるんス』
獄寺…;
またしても活躍の場を奪われた彼には涙を禁じ得ませんが、
それだけヒバリも暴れたかったのだということで納得…してよいのかな…。
クローム:『ボス!』
ツナ:『あっ』
サメの前の方に仁王立ち状態のスクアーロ、そのやや後ろに座っている獄寺、
そして背びれの後方に、一人背を向けて座っているヒバリを乗せたサメが
なんだかこういう乗り物のように思えてきました(笑)。
クロームの警告にツナが目をやると、サメの背後から、ゴウッと音を立てて白蘭が凄い勢いで飛んできていました。
ツナ:『ひいっ』 『あいつ!!』
スクアーロ:(なんて執念だぁ…)
とうとう「あいつ」呼ばわりされてしまった白蘭ですが、
彼自ら前線に出るとは思いませんでした。
しかし、真面目な顔をして空を飛ぶというのは、微妙に笑えるものですね。
ディーノ:『お前達は先に行け』 『今度はオレが時間をかせぐ』
スクアーロとディーノ、同級生であるこの二人が時間稼ぎを引き受けるシチュエーションは
熱いです。
ツナ:『でもディーノさんだけとり残されちゃうんじゃ!!』
ディーノ:『誰かが やんねーとな…真6弔花もすぐ来るぜ! 行け!』
ツナの真ん前に立ち、そう促すディーノ。
と、不意にクロームの三叉槍から、シュワアアアと黒い霧のようなものが噴き出します。
白蘭:『誰が相手だろうと』 『僕を止めることはできないよ!』
口元には笑みを浮かべ、しかし目つきは鋭く睨みつけるようにした白蘭が迫り来る中、
今度はそれ自体が黒い霧へと変わっていく三叉槍に、思わず声を上げるクローム。
クローム:『あっ』
ツナ:『!』 (この感じ!!)
そして、何かを感じ取ったツナも彼女と同じように、三叉槍へと視線を移します。
『クフフフフ…』 『それは どうでしょうねえ』
特徴的な笑い方で響く声。
ギュウウと霧が圧縮され、三叉槍を握る手袋に包まれた手が
三叉槍と共に徐々に形成されていきます。
そして、カッと見開かれた右目に浮かぶ「六」の文字。
骸:『僕に限って』
クロームから武器を奪い取る形で、彼女の背後に庇うように
三叉槍を構え実体を結んだのは、10年後の骸でした。
目は無事だったのですね。
突如現れた骸の姿に、驚愕を隠せない白蘭。
静かに視線をやるヒバリに、驚いた顔のまま固まっているツナ。
そして、
クローム:『……』『骸様』
若干頬を赤らめつつも、少し切なそうな髑髏の呟きで以下次号!!
今話はかなりテンポがよく、しかも話の展開が面白かったです。
あまりに楽しかったので、頭があまり回らない中でも思わず感想を綴ってしまいました。
最後のアオリが「六道骸、見参!!!!!!!!!!!」 となっているのですが、
「!」の多さに笑いました。が、それ以上に、テンションがあがりました。
まさかここで骸が登場するとは思ってもみなかったです。
骸が何故、Tシャツにネクタイなのかはともかく(ほんとにどうでもよい)、
彼ならば転移装置など使用せずとも、媒体があるところに移動できますから
今回のような足止めを担うにはうってつけですね。
前回、「チョイスのことなど全員忘れているんじゃないかと思う」と書きましたが、
忘れるどころか、まさかチョイスがなかったことにされるとは思ってもみなかったです。
白蘭は、結局ユニの決定を飲まざるを得ないのでしょうか。
チェルベッロの立場は一体どうなるのでしょう;
転移装置を使用した場合、ミルフィオーレ(というよりもホワイトスペル、
もしくはジェッソファミリーと呼んだ方がよいのでしょうか)にも
行き先が並盛だとバレてしまっています。
主力部隊が即攻撃とはいかないかもしれませんが、襲撃される確率は高く、
並盛全体が危険に晒される可能性もあります。
また、以前遠隔操作のようなもので、並盛の山を破壊していましたが、
今回はその心配はないのでしょうか。
それとも、ツナと同じように白蘭も態勢を整えるため、
一時休戦状態になるのでしょうか。
並盛町にγと太猿、野猿の姿はありましたが、他のブラックスペルの動向は
不明なままです。しかし、このままツナたちが一旦引いたとして、並盛に戻れば
γたちとは合流することになるでしょう。
願わくば、他のブラックスペル(こちらも、ジッリョネロファミリーと呼ぶべきかな)の
面々も無事でいて欲しいものです。
…そういえば、強制転移されたメローネ基地はどうなったのでしょうね?
今回のことで、10年後のツナのバイクコレクションはどうなるのかも気になります。
スクアーロが現状ツナたちと行動を共にしていること、
チョイスが無効とされたことから、ヴァリアーとの共闘もありえる展開と
なってきました。総力戦となるのでしょうか。XANXUSの反応が楽しみです。
アルコバレーノのおしゃぶりについては、ユニが並盛のボンゴレアジトへ
到着した暁には、ラルが保持しているラル自身のおしゃぶりと
コロネロのおしゃぶりとが揃うことになりますね。
同じ"アルコバレーノのおしゃぶり"とはいえ、7^3を担うものではなさそうな
ラルのおしゃぶりについては、どういう扱いになるのか分かりません。
今回、ユニが「アルコバレーノのおしゃぶりはアルコバレーノに」
「ボンゴレリングはボンゴレファミリーに」それぞれあるのが真理と述べていました。
それは、全マフィアが認識していたのでしょうか。
だとしたら、リングが各マフィア間で争奪戦の様相を呈したときに、
ツナがボンゴレリングを破棄する必要はなかったように思います。
尤も、「争いの元になるくらいなら」というのは、山本の推測に過ぎませんが。
寧ろ、いずれ白蘭が10年バズーカを用いて、ボンゴレリングを得るために
昔の自分たちを呼び寄せるだろうことを見越して砕いたのでしょうか。
一番可能性を持った自分たちを呼ぶために、逆に利用したとも考えられます。
しかし、リングを砕くのに、大空のアルコバレーノの許可は不要だったのでしょうか;
相変わらず色々考えています。もちろん、原作は楽しんでいますが、
こうして考えることも、よい刺激になっています。
なにはともあれ、次回も楽しみです!