ボンゴレを創った男、プリーモが表紙の今号。
ストライプ地のスーツにマントを羽織り、死ぬ気の炎を額に灯した臨戦態勢なのを見ると、
やはり彼も「戦士」だったのかと改めて思います。
さて本編。
ツナと向き合う形で現れたボンゴレⅠ世。
笑顔で『何の遊びだい?綱吉クンのソレは』 『誰なのかな その男は?』 と問いかけた白蘭に、
『ボンゴレファミリーの初代のボス』 『ボンゴレⅠ世(プリーモ)』 と答えたのはユニでした。
白蘭:『Ⅰ世(プリーモ)? ハハハ からかうのもいいかげんにしてくれる?』
『そんな大昔のご先祖様を ホログラムで投射するなんて 悪趣味にも程があるよ』
ユニ:『ホログラムではないです』 『あなたもそう感じているはずです』
『これは7^3(トニリセッテ)の中でも あなたのマーレリングにも私のおしゃぶりにも起きない』
『ボンゴレリングの"縦の時空軸の奇跡"』
白蘭:『縦の時空軸の…』
骸:『奇跡?』
流石に骸も、この現象についての知識はなかったようですね。
XANXUSも、ボンゴレに関する聞き慣れない言葉に反応しています。
産まれた時から自分の記憶に焼きついている詩について話すユニ。
海はその広がりに 限りを知らず
貝は代を重ね その姿 受け継ぎ
虹は時折現れ はかなく消える
マーレとは「海」
ボンゴレとは「あさり貝」
アルコバレーノは「虹」
そう…この詩は7^3のそれぞれの大空の在り方を示しています
どこまでも広がる「海(マーレ)」は横の時空軸
すなわち 平行に広がる平行世界(パラレルワールド)に生き
代を重ねる「あさり貝(ボンゴレ)」は縦の時空軸
すなわち過去から未来への伝統の継承に生き
そして「虹(アルコバレーノ)」はどこにも とどまらず
その両方に線ではなく 点として存在するものということです
ユニ:『つまり白蘭がパラレルワールドから知識を得られる能力をもつのと同じように』
『沢田さんには 沢田さんが受け継ぐボンゴレの「時間」があるのです』
その言葉にツナは、ボンゴレの証を継承したときのことを思い出します。
確かにあのとき、「リングに刻まれし我らの時間」という文句が出てきましたね。
この性質は大空のみの特性ということらしいですが、ユニが精神だけでも
パラレルワールドへと逃れられたのはマーレリングのお陰と考えてよいのでしょうか。
それとも、縦と横の時間軸、その両方に存在できるアルコバレーノの大空の性質として
それをなしえたのでしょうか。
白蘭:『悪いけどユニちゃん その話に信憑性はないなあ』
『だって僕が初めてパラレルワールドを意識できた時 僕はまだマーレリングをもっていなかったんだよ?』
ユニ:『それはあなたが』 『リングに選ばれた適応者だったからです』
『ボンゴレⅠ世(プリーモ)と同じように』
意地悪そうな笑みでユニの言葉を否定する白蘭に対し、冷静に返すユニ。
その言葉に何を思うのか、Ⅰ世は少しの間を置いて、ツナに話しかけます。
それにしても、ボンゴレⅠ世がボンゴレリングを手に入れた経緯が気になりますね。
Ⅰ世:「さあⅩ世(デーチモ) おまえの枷をはずそう」
実はユニの話が終わるのを待っていたのかとか、思ってはダメですかそうですか。
思いがけないⅠ世の言葉に驚く獄寺たち。
ツナと向き合う形で静かに話すⅠ世によると、今のボンゴレリングは仮の姿だそうです。
Ⅰ世:「ボンゴレリングはある時より厳格な継承をするために 2つに分割し ボスと門外顧問の2人が保管することとなった」
リング争奪戦でのハーフボンゴレリングが、まさにこの形状ですね。
Ⅰ世:「だが 分割できる構造を保つために 同じ7^3のマーレリングやアルコバレーノのおしゃぶりに比べ 炎の最高出力を抑える必要があった……」
「しかしもうその必要もない おまえになら このリングの本当の意味とオレの意思をわかってもらえそうだからな」
厳格な継承が必要とされるようになったポイントとは何でしょう。
何か大きな出来事があったのだろうとは思いますが。
また、Ⅰ世はずっとリングの中で、ボンゴレリングの継承に携わってきたのでしょうか。
ボンゴレリングの炎の最高出力を抑え、ハーフボンゴレリングへと形状を変えたのも
Ⅰ世の力だったということでしょうか。
今ここでその枷を外すということは、この戦いが終わった後、もしくは
ツナがボスの座を退くときには再びハーフボンゴレリングへと姿を変えるのか、
もしくは、Ⅰ世の意志を酌んだツナが、リングに対しなにかアクションを起こすのか
気になるところです。
Ⅰ世とツナの甲が合わさり、激しく炎が迸ります。
それはツナのグローブだけでなく、6人の守護者のリングも同様に光り、
一回り大きくそして豪奢なデザインとなったボンゴレリングが姿を現します。
ツナ:『!』 『これが原型(オリジナル)のボンゴレリング!!』
ボンゴレリングを見つめるツナの右肩に、「Ⅹ世(デーチモ)」 という声と共に
Ⅰ世の右手がポンと置かれます。
Ⅰ世:「マーレの小僧に 一泡吹かせてこい」
ツナの肩を抱き、白蘭に対し不敵な笑みを浮かべたⅠ世は、さすが
白蘭を小僧呼ばわりできるだけの組織の創始者としての貫禄がありますね。
フッと姿を消してしまったのが残念でなりません。
白蘭:『ハハッ』 『相当ふざけたご先祖だね!』
笑いながらそう言った白蘭の背中に突如加えられた攻撃。
ツナが放ったⅩ BURNER が、見事に白蘭の背後を捕らえていました。
そのあまりの早さに、何が起こったか分からず驚くベル、犬。
一瞬、ツナが本当のことを言われて怒ったのかと思ったなんてことは全然ないですよありませんよ。
結界の端まで吹き飛ばされた白蘭ですが、
白蘭:『ふーん…』 『少しはできるように』 『なったのかな!?』
すぐさま白龍と共にツナ目掛けて突撃してきます。
ツナ:『ナッツ!!』
ツナの声と同時に形状を変え、白蘭の攻撃を受け止めるナッツとツナ。
先程までの一方的な展開と違い、すさまじいパワーのぶつかり合いとなっています。
その変貌ぶりに驚いたのか、白蘭も目を見張りますが
瞬時にナッツの形状を変えたツナは攻撃の手を緩めません。
ツナ:『バーニングアクセル!!』
白蘭:(切り返しが早い!!)
白拍手を繰り出す白蘭の手から噴出す血。それだけツナの攻撃が強かったということでしょうが
ここに来ても白蘭は余裕です。
白蘭:『ハハッざーんねん♪』 『ここまで僕はまだ8割しか力をだしてないよ』
ツナ:『オレは5割だ』
…パワー出力数字の自慢は、子供の喧嘩に発展しそうでドキドキしますね(ぉ)。
再び白蘭の背後に回り込み、背中へと強烈な一撃を放つツナ。
流石に『ぐわあ』 と声をあげた白蘭の翼を両手で掴み、体を回転して
脳天に踵落としを喰らわせたお陰で、白蘭の顔が大変なことになりました。
文字通り翼をもがれた白蘭は、蹴られた勢いそのままに地面へと激突します。
ツナの強さに驚く面々を前に、ツナは宙から白蘭に声をかけます。
ツナ:『どうした白蘭』 『翼がなければ ただの人か?』
それに応えたのは「プハーハハハ ヒヒヒヒヒ アハハハッ」という笑い声でした。
血まみれで大笑いする白蘭。
白蘭:『すごいよそこの綱吉君』 『君は無数のパラレルワールドの中で 唯一僕に血を吐かせた個体だ!!』
『いやあ うれしいなあ』 『こんな日がくるとはねー』
クククと笑い続ける白蘭は、本当に嬉しいのでしょう。その理由は。
白蘭:『何がうれしいって…』 『生まれてはじめて』
『全身の力を』 『使い切ることができるよ!!』
炎の翼が生えていたであろう部分から血を迸らせ、
今度は紅い翼を生やした姿で笑う白蘭で以下次号!!
前回Gに許しを貰い、自分でもそう宣言したとおり、
やりたいようにやった感がありますⅠ世ですが、ここまで彼自身に
スポットライトが当たったのは初めてではないでしょうか。
彼がでてくるとテンションが上がります(笑)。
ボンゴレリングとマーレリング、そしてアルコバレーノのおしゃぶりが
最初に歴史に登場したときのことや、Ⅰ世がそのリングを手にした経緯、
初代ボンゴレファミリーの話、そしてボンゴレの継承が厳格化された理由など、
気になることがたくさんあります。
また、今回は解説役すら初代に奪われてしまったツナ以外の面々についても、
まだまだ戦闘の見せ場が欲しいと思います。
ところで、チェルベッロ機関やデイジーは今どこで何をしているのでしょう?
3月4日発売の最新刊の表紙は獄寺&Gということで、こちらも楽しみですね。
密かに、今回どれだけの修正が盛り込まれているかも気になっていることは秘密です。
なにはともあれ、次回も楽しみです!
ストライプ地のスーツにマントを羽織り、死ぬ気の炎を額に灯した臨戦態勢なのを見ると、
やはり彼も「戦士」だったのかと改めて思います。
さて本編。
ツナと向き合う形で現れたボンゴレⅠ世。
笑顔で『何の遊びだい?綱吉クンのソレは』 『誰なのかな その男は?』 と問いかけた白蘭に、
『ボンゴレファミリーの初代のボス』 『ボンゴレⅠ世(プリーモ)』 と答えたのはユニでした。
白蘭:『Ⅰ世(プリーモ)? ハハハ からかうのもいいかげんにしてくれる?』
『そんな大昔のご先祖様を ホログラムで投射するなんて 悪趣味にも程があるよ』
ユニ:『ホログラムではないです』 『あなたもそう感じているはずです』
『これは7^3(トニリセッテ)の中でも あなたのマーレリングにも私のおしゃぶりにも起きない』
『ボンゴレリングの"縦の時空軸の奇跡"』
白蘭:『縦の時空軸の…』
骸:『奇跡?』
流石に骸も、この現象についての知識はなかったようですね。
XANXUSも、ボンゴレに関する聞き慣れない言葉に反応しています。
産まれた時から自分の記憶に焼きついている詩について話すユニ。
海はその広がりに 限りを知らず
貝は代を重ね その姿 受け継ぎ
虹は時折現れ はかなく消える
マーレとは「海」
ボンゴレとは「あさり貝」
アルコバレーノは「虹」
そう…この詩は7^3のそれぞれの大空の在り方を示しています
どこまでも広がる「海(マーレ)」は横の時空軸
すなわち 平行に広がる平行世界(パラレルワールド)に生き
代を重ねる「あさり貝(ボンゴレ)」は縦の時空軸
すなわち過去から未来への伝統の継承に生き
そして「虹(アルコバレーノ)」はどこにも とどまらず
その両方に線ではなく 点として存在するものということです
ユニ:『つまり白蘭がパラレルワールドから知識を得られる能力をもつのと同じように』
『沢田さんには 沢田さんが受け継ぐボンゴレの「時間」があるのです』
その言葉にツナは、ボンゴレの証を継承したときのことを思い出します。
確かにあのとき、「リングに刻まれし我らの時間」という文句が出てきましたね。
この性質は大空のみの特性ということらしいですが、ユニが精神だけでも
パラレルワールドへと逃れられたのはマーレリングのお陰と考えてよいのでしょうか。
それとも、縦と横の時間軸、その両方に存在できるアルコバレーノの大空の性質として
それをなしえたのでしょうか。
白蘭:『悪いけどユニちゃん その話に信憑性はないなあ』
『だって僕が初めてパラレルワールドを意識できた時 僕はまだマーレリングをもっていなかったんだよ?』
ユニ:『それはあなたが』 『リングに選ばれた適応者だったからです』
『ボンゴレⅠ世(プリーモ)と同じように』
意地悪そうな笑みでユニの言葉を否定する白蘭に対し、冷静に返すユニ。
その言葉に何を思うのか、Ⅰ世は少しの間を置いて、ツナに話しかけます。
それにしても、ボンゴレⅠ世がボンゴレリングを手に入れた経緯が気になりますね。
Ⅰ世:「さあⅩ世(デーチモ) おまえの枷をはずそう」
実はユニの話が終わるのを待っていたのかとか、思ってはダメですかそうですか。
思いがけないⅠ世の言葉に驚く獄寺たち。
ツナと向き合う形で静かに話すⅠ世によると、今のボンゴレリングは仮の姿だそうです。
Ⅰ世:「ボンゴレリングはある時より厳格な継承をするために 2つに分割し ボスと門外顧問の2人が保管することとなった」
リング争奪戦でのハーフボンゴレリングが、まさにこの形状ですね。
Ⅰ世:「だが 分割できる構造を保つために 同じ7^3のマーレリングやアルコバレーノのおしゃぶりに比べ 炎の最高出力を抑える必要があった……」
「しかしもうその必要もない おまえになら このリングの本当の意味とオレの意思をわかってもらえそうだからな」
厳格な継承が必要とされるようになったポイントとは何でしょう。
何か大きな出来事があったのだろうとは思いますが。
また、Ⅰ世はずっとリングの中で、ボンゴレリングの継承に携わってきたのでしょうか。
ボンゴレリングの炎の最高出力を抑え、ハーフボンゴレリングへと形状を変えたのも
Ⅰ世の力だったということでしょうか。
今ここでその枷を外すということは、この戦いが終わった後、もしくは
ツナがボスの座を退くときには再びハーフボンゴレリングへと姿を変えるのか、
もしくは、Ⅰ世の意志を酌んだツナが、リングに対しなにかアクションを起こすのか
気になるところです。
Ⅰ世とツナの甲が合わさり、激しく炎が迸ります。
それはツナのグローブだけでなく、6人の守護者のリングも同様に光り、
一回り大きくそして豪奢なデザインとなったボンゴレリングが姿を現します。
ツナ:『!』 『これが原型(オリジナル)のボンゴレリング!!』
ボンゴレリングを見つめるツナの右肩に、「Ⅹ世(デーチモ)」 という声と共に
Ⅰ世の右手がポンと置かれます。
Ⅰ世:「マーレの小僧に 一泡吹かせてこい」
ツナの肩を抱き、白蘭に対し不敵な笑みを浮かべたⅠ世は、さすが
白蘭を小僧呼ばわりできるだけの組織の創始者としての貫禄がありますね。
フッと姿を消してしまったのが残念でなりません。
白蘭:『ハハッ』 『相当ふざけたご先祖だね!』
笑いながらそう言った白蘭の背中に突如加えられた攻撃。
ツナが放ったⅩ BURNER が、見事に白蘭の背後を捕らえていました。
そのあまりの早さに、何が起こったか分からず驚くベル、犬。
一瞬、ツナが本当のことを言われて怒ったのかと思ったなんてことは全然ないですよありませんよ。
結界の端まで吹き飛ばされた白蘭ですが、
白蘭:『ふーん…』 『少しはできるように』 『なったのかな!?』
すぐさま白龍と共にツナ目掛けて突撃してきます。
ツナ:『ナッツ!!』
ツナの声と同時に形状を変え、白蘭の攻撃を受け止めるナッツとツナ。
先程までの一方的な展開と違い、すさまじいパワーのぶつかり合いとなっています。
その変貌ぶりに驚いたのか、白蘭も目を見張りますが
瞬時にナッツの形状を変えたツナは攻撃の手を緩めません。
ツナ:『バーニングアクセル!!』
白蘭:(切り返しが早い!!)
白拍手を繰り出す白蘭の手から噴出す血。それだけツナの攻撃が強かったということでしょうが
ここに来ても白蘭は余裕です。
白蘭:『ハハッざーんねん♪』 『ここまで僕はまだ8割しか力をだしてないよ』
ツナ:『オレは5割だ』
…パワー出力数字の自慢は、子供の喧嘩に発展しそうでドキドキしますね(ぉ)。
再び白蘭の背後に回り込み、背中へと強烈な一撃を放つツナ。
流石に『ぐわあ』 と声をあげた白蘭の翼を両手で掴み、体を回転して
脳天に踵落としを喰らわせたお陰で、白蘭の顔が大変なことになりました。
文字通り翼をもがれた白蘭は、蹴られた勢いそのままに地面へと激突します。
ツナの強さに驚く面々を前に、ツナは宙から白蘭に声をかけます。
ツナ:『どうした白蘭』 『翼がなければ ただの人か?』
それに応えたのは「プハーハハハ ヒヒヒヒヒ アハハハッ」という笑い声でした。
血まみれで大笑いする白蘭。
白蘭:『すごいよそこの綱吉君』 『君は無数のパラレルワールドの中で 唯一僕に血を吐かせた個体だ!!』
『いやあ うれしいなあ』 『こんな日がくるとはねー』
クククと笑い続ける白蘭は、本当に嬉しいのでしょう。その理由は。
白蘭:『何がうれしいって…』 『生まれてはじめて』
『全身の力を』 『使い切ることができるよ!!』
炎の翼が生えていたであろう部分から血を迸らせ、
今度は紅い翼を生やした姿で笑う白蘭で以下次号!!
前回Gに許しを貰い、自分でもそう宣言したとおり、
やりたいようにやった感がありますⅠ世ですが、ここまで彼自身に
スポットライトが当たったのは初めてではないでしょうか。
彼がでてくるとテンションが上がります(笑)。
ボンゴレリングとマーレリング、そしてアルコバレーノのおしゃぶりが
最初に歴史に登場したときのことや、Ⅰ世がそのリングを手にした経緯、
初代ボンゴレファミリーの話、そしてボンゴレの継承が厳格化された理由など、
気になることがたくさんあります。
また、今回は解説役すら初代に奪われてしまったツナ以外の面々についても、
まだまだ戦闘の見せ場が欲しいと思います。
ところで、チェルベッロ機関やデイジーは今どこで何をしているのでしょう?
3月4日発売の最新刊の表紙は獄寺&Gということで、こちらも楽しみですね。
密かに、今回どれだけの修正が盛り込まれているかも気になっていることは秘密です。
なにはともあれ、次回も楽しみです!