箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ40号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的207『メカニック魂』

2008-08-31 03:30:01 | 雑誌[J]
左手にスパナを持ち、棒付き飴を咥えたスパナが表紙の今号。
↑ややこしいですね;
『「最高」のモノが見たい そう思うのって当然だろ?』というアオリは、
技術畑である彼らしいですね。

さて本編。

ツナが死茎隊と戦闘している傍らで、スパナは作業に没頭します。

スパナ:『"見透かす"力…超直感』
    『またボンゴレはウチの想像を上回ってきた』
    『ますます そんな男の編み出した X BURNERの完成形を見てみたい』

獄寺が、一番最初にツナに惹かれたときと同じ理由かな。
γのように『兄貴分』という訳ではないけれど、男に惚れられる男
というのでしょうか、そういう存在になっているのですねツナは。

スパナ:『待ってろ、ボンゴレ』

カタカタとキーボードでなにやら打ち込み続けるスパナ。
一方、空中にポジションをとっているツナの攻撃により、
死茎隊はふっ飛ばされています。
この状況にイライラが隠せないアイリスは、死茎隊へ罵声を浴びせ
鞭を使って更なる活性の炎を叩き込みます。
更に肉体が変化し、巨大な筋肉だるまのようになった死茎隊は
最早人間の姿を留めていません。

その変化、そして先程までツナが与えたダメージも相当なものだというのに
持ち直すタフさに驚愕するツナとリボーン。

嬉々としたアイリスの『行きな!!』 の声で、ツナに向かい
総員、手での攻撃を繰り出します。
それをかわすツナ。

ツナ:(正攻法じゃ消耗するばかりだな…)(よし!)

グローブの剛の炎を使用し急加速したツナは、死茎隊の一人に狙いを定め
激しい気流が起こるほどの猛スピードでその周囲を旋回。
新技 X(イクス) ストリーム

遠心力により器官が全部片寄り、肉のかたまり同然になったその敵は
唸り声を上げつつ音を立てて倒れ伏します。

アイリス:『ええい何やってんだい!!カス男が!!』

カス男!!!カス男と書いてカスオ!!!
アイリス姐さんはご立腹です。
『あんたらこれしか能がないんだよ!!あたいはゴミはいらないよ!!』と
叫びながら、愛(?)の鞭をビシバシ叩き込みます。

気合を入れてもらい、「プルァア!!」と奇声を発しながら
復活する死茎隊の姿に、またもやツナが本気でビビってます。

アイリス:『甘いねぇボンゴレ!!こいつらは死なない限り戦い続けるよ!!』
ツナ:(何て奴だ…)

…どっちが?え、アイリス??(←聞くな)
ツナにとって、超死ぬ気モードになっても「相手を殺す」という選択肢はないので
ある意味相手は不死身の存在なのですね。
しかし、かつて助手だった女性が、逞しく育ったものです。
この状況を不利と判断したのは、ツナだけではありません。
世界最強の家庭教師にも、少々焦りを感じたようです。

リボーン:『スパナ X BURNER用コンタクトはどうだ?』
スパナ:『あとちょっと…』
リボーン:『待ってろツナ 例のブツはもうすぐ完成だ』 『完璧なX BURNERならそいつらだって…!』

教え子に、コンタクトが完成するまでなんとか持ち堪えろと、
それまであまり時間はかからないはずだと声をかけた瞬間。

『甘い甘~~い』

不意この場に響く声が一つ増えます。

『バ~~!!』という言葉と共に飛んでくる無数の槍のようなもの。
驚いたツナの目の前に現れたのはジンジャー・ブレッド。
ラルが対峙したときと、かなり様相が異なります。

スパナ:『気をつけろボンゴレ』

変わらず作業の手を休めず、そのジンジャーが人形であること、
故に超直感が効かないことを伝えるスパナに、

ジンジャー:『フフッ…スパナ 本当に裏切ってんの♪おせっかいは死刑決定な♪』

持っていた箒を魔法の杖のように振り、スパナ目掛けて攻撃を繰り出すジンジャー。
スパナがそれに気付くのと同時に、ツナが慌てて『よけろスパナ!』と声をかけます。

スパナの位置で起こった大爆発に衝撃を受けるツナ。
しかし、炎の壁の向こう側で、スパナは機器を持ったまま立って逃げていました。

スパナ:『ウチのメカニック魂をみくびるな。させると言ったら必ず完成させる』

視線は機器に向けたまま作業を続行するスパナの姿に、
アイリスはスパナがなにか作ろうとしていると認識し
先に片付けるようジンジャーに提案します。それを受けるジンジャー。

まずいと思ったツナが、スパナを助けようと動きますが
死茎隊に左手と左足を捕縛され、その場に足留めされてしまいます。
その間にも、機器を持ったまま走って逃げ回るスパナ目掛けジンジャーは、
まるで狩りを楽しむように攻撃を繰り出します。

傷だらけになっても手を止めることなく、走りながらも作業をし続けるスパナ。
ツナもなんとか死茎隊を振りほどこうとします。
ジンジャーが『バイバイ、スパナ♪』と笑いながら告げた丁度そのとき、
『できた』とほっとした笑みを浮かべたスパナに、リボーンが声をかけます。

リボーン:『スパナ』 『上だ!!』

言われるまま上を見上げたスパナですが、次の瞬間
ジンジャーの攻撃をまともに喰らいます。
ようやく死茎隊を振りほどいたツナが慌てて背後を振り返りますが
スパナが居たであろう場所の惨状に動くことができません。

アイリス:『ハハハハ これが裏切り者の末路だよ』 『ざまーみろってんだ!!』

うん、アイリスのこういう蓮っ葉な物言いはよいですね。
ちょっと裏町の、粋のよい姐さんという感じがします。

ツナの視線の先には、倒れ伏したスパナの姿がありました。
と、その左腕がぐぐっと持ち上がります。それに気付くツナに向け、
完成したばかりのコンタクトが入った箱を投げるスパナ。
(受け取れ…ボンゴレ…)というモノローグがぐっときます。

気付いたジンジャーとアイリスが、ツナがそれを受け取るのを阻止しようと
それぞれツナへ攻撃を仕掛けますが、ツナは急加速でそれを避けます。
しかし、空中で起こる大爆発。驚くジンジャーとアイリスの視線の先には
スパナが調整したコンタクトを装着したツナの姿がありました。
クリアな視界。コンタクトの性能とスパナの心意気を確かめたツナは
静かに声をかけます。

ツナ:『眠るのはまだ早いぞ スパナ』

傷を負い地面に倒れたままのスパナがなんとか目をやった上空にあるのは
額と両手のグローブに死ぬ気の炎を点し、ツナギを着た小さな人影。

ツナ:『おまえが見たがっていた完璧なX BURNERを 見せてやる』

決意も新たに宣言するツナの姿で以下次号!!

今回はもの凄く燃えました。
一人の男に惚れ込み、「完璧なものが見たい」という自らの欲求があったにせよ
命懸けで支援したスパナの姿と、それに応えようとするツナの姿。
そして、やっぱり教え子が可愛いらしい家庭教師の姿。
非戦闘員であるスパナが一方的に攻撃を喰らい追い詰められていく状況と、
いくら攻撃し地に沈めようと立ち上がってくる死茎隊に焦るツナが
それでもなんとかスパナを守らなければと彼を気にかけ続ける描写。
この二つの緊張感が堪らなかったです。

コンタクトの調整ってば1回でよいのかとか、
調整後試着しなくても大丈夫なんだスゴイなとか、
あの状態で恐らく人生初であろうコンタクト装着を成し遂げたのかとか、
ジンジャーの人形は一体何体あるんだとか、
そんなことはどうでもよくなりました(ぉ。

超死ぬ気モードのツナも、益々かっこよさが増してきていますね。
毎回思いますが、美人度も上がっていると思います。
スパナの「技術者」としての半端ないこだわり、誇りも感じられました。

ところで。
X BURNER は、前に突き出した炎で攻撃を繰り出し、
後ろにやった炎で体を支えるんですよね。
…コンタクトつけたところで、両方の数値って見えるのでしょうか?
視線はどこにやればよいのでしょう??(←聞くなという)
スパナの今後も気になりますね。

絶賛放置プレイ中の獄寺&了平サイド、髑髏&草壁&ランボ&イーピンサイド、
そしてヒバリの状況も気になります。
今更ながら、黒川花の写真のお相手も知りたいです。

まだまだ謎がたくさんの未来編ですが、
なにはともあれ、次回も楽しみです!

夏目友人帳 : 緑川ゆき

2008-08-27 23:56:38 | 漫画[少女]
月刊LaLaにて連載中


久々のREBORN!感想以外の更新。
2008年7月7日から、テレビ東京系でアニメ化された作品で
現在6巻まで刊行されている。

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幼いころから妖怪を見ることのできた少年夏目貴志
早くに両親を亡くした彼は、妖怪の存在を感じられない周囲の理解を得られず
孤独のまま親戚中をたらい回しにされ育つ。

ようやく、心優しい藤原夫妻の元で居場所を得た夏目だが
その土地ではやたらと妖怪に絡まれる日々を送っていた。

ある日、夏目はうっかり何かの結界を破ってしまう。
招き猫に封印されていた妖(あやかし)・斑(まだら)により、
夏目は、強力な妖力を持っていたという祖母・レイコがこの街に住んでいたこと、
そして彼女の残した『友人帳』の存在を知る。

妖怪とぼっこぼこにいじめ、その名を奪い綴った友人帳は
主従契約の証でもあった。
それを知った夏目は、妖たちに名前を返すことを決意。
用心棒を買って出たニャンコ先生(=斑)と共に
妖怪たちと深く関わっていくことになる。
===========================================================================

時に友人帳を狙われ、時に妖に厄介ごとを頼まれる夏目の日々が綴られている。
初期は一話完結で、主に妖と夏目がメインとなるが、
最近では数話にまたがり、夏目と人がメインで妖が色を添える感じになっている。

第一話は「夏目とニャンコ先生の出会い」「友人帳の説明」が
主なストーリーではあるが、一話完結の読みきりだった名残か、
レイコが友人帳を作成した理由が、夏目なりに推察されている。
また、普段は封印の依代であったブサ可愛い招き猫の姿の斑だが、
白く巨大な狼のような本来の姿も第一話で登場する。

この作品の紹介でよく謳われるように、切ないの話が多いが
夏目とニャンコ先生のやりとりは軽快で面白い。
また、夏目が名を返す場面の描写はとても美しい一方で
時折出てくる回想シーンやコミックスの中表紙のレイコの
パワフルさには笑ってしまう。

各話の印象に残った場面やアニメ感想も、少しずつ書いていければと思う。

× × ×

曲感想も大分溜まっているのが悩みの種;
サンホラの新曲も試聴がUPされていましたしね。
『moira』楽しみです。

WJ39号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的206『風紀』

2008-08-24 01:52:47 | 雑誌[J]
タイトルが「風紀」なのにぶっ飛びました今号。
一つ大きな欠伸をした後、すくっと立ち上がり幻騎士を見据えるヒバリ。
一方幻騎士は、目の前に居るのが10年前のヒバリであること、
そして、タイムトラベルが起こったことに内心驚いているようです。

「スケジュールがつまっているんでね」という10年後のヒバリの言葉を
思い出し、「この時代のヒバリがこうなることを見越していたのか…?
ボンゴレ側は自らタイムトラベルを実行できぬはず…」と自問自答します。

そんな彼の前に降り立ったヒバリはマイペースに話しかけます。

ヒバリ:『ねぇ君』 『並中なら』
    その眉毛は校則違反だ

「ドーン」て効果音にこちらがドーンて感じですよわお!
ドアップの幻騎士の眉毛にお腹がよじれそうです。
そうか、麿眉は校則違反でしたか。

幻騎士:『こ…これは…』

言い訳しようとする幻騎士。理由があるのか!!?
是非聞いてみたかったのですが、ヒバリはすぐに麿眉に興味を失ってしまいます。

ヒバリ:『まあいいさ』

いいんですか。

ヒバリ:『しかし なぜ うちの行方不明だった生徒が倒れてるんだい?』
幻騎士:『……山本武はオレが屠った』
ヒバリ:『ふぅん君が…じゃあ話は早い』

一瞬にして動揺を封じ込めた幻騎士と壮絶な笑みを浮かべるヒバリ。
そして。

ヒバリ:『君の行為を並中への攻撃とみなし 僕が制裁を加えよう』

ヒバリはどこからかトンファーを取り出し嬉しそうに構えます。
闘う気満々のヒバリを前にして、幻騎士は冷静に現状を分析します。

一つは、今目の前にいるヒバリが、この時代のことを理解していないこと。
従って10年後のヒバリが自発的に入れ替わったとは考えにくいこと。
そしてもう一つは、ヒバリがボンゴレリングを嵌めているということ。

しっかり中指にしてますねボンゴレリング。
それだけでビックリしてしまいます。何気に気に入ったのでしょうか。
…「指輪は校則違反じゃ?」とかは、歩く校則手帳の風紀委員長には
通用しなさそうなので黙ってます。

『いくよ』 と声をかけ、幻騎士に仕掛けるヒバリ。
しかし、あえなく攻撃を打ち返され、逆にふっ飛ばされてしまいます。

幻騎士:『雲雀恭弥といえど 小童では話にならん』

余裕の幻騎士の視線の先で、ガラガラと瓦礫の中から体を起こすヒバリは
派手に鼻血を出し、ムッスーと不機嫌です。
10年後のヒバリを見慣れていたからか、余計に表情が幼く見えます。

それにしても幻騎士はやはり相当な強さなのでしょう。
それは分かるのですが、これで通算3人相手にしているのだと思うと
大変だなぁとかしみじみ思います。

場面変わりツナサイド。

額から炎を出し、見た目が一見化け物のように変貌を遂げた死茎隊の姿がありました。

リボーン:『何だありゃ…人間なのか?』
スパナ:『……………元々はね』

なんだか完全に傍観者な二人がよい感じです。

アイリス:『さあひねっといで 下僕どもv』

アイリスのその一言で、ツナに襲い掛かる死茎隊の2人。
ありえないほど伸びた腕がツナへ襲い掛かります。
片手ずつで受け止めつつも、押されるツナ。
「筋肉どころか、関節まで増殖しているのか?」と推察した次の瞬間、
ツナの体が浮き上がり、死茎隊の重い蹴りがツナの胸を打ちます。
血を吐きながら、壁を突き破り吹き飛ばされるツナの姿に
『……………だからムリだって…』 と顔を覆うスパナ。

リボーン:『本当にあいつら人間なのか?』
スパナ:『……………死茎隊』『ミルフィオーレ人体覚醒部の被験体だ…』

曰く、改造された肉体が、全身をおおう特殊なスーツとアイリスのムチの雲の炎により
異常な体質変化を起こし、人体に眠る攻撃能力が覚醒した結果だそうです。
人体実験とは酷いことをと呟くリボーンですが、スパナは「それは少し違う」と
その言葉を否定します。

彼ら4人は、元々人体覚醒部の博士で、全員が助手のアイリスにほれていたのだそうです。
アイリスを一番喜ばせるのは自分だと競うように、自らの肉体にメスを入れ
肉体を改造していった彼らの生きがいは、殺戮と妖花アイリス。

そのアイリスに『よーくやったよ 下僕どもv』 とのお褒めの言葉をもらい
猛る死茎隊の姿に『……………イビツだな』 と感想を漏らすリボーンが印象的です。

ボンゴレの腕ごとかっさらっといでと声をかけるアイリス。
穴の開いた壁が上へと上がっていった先には、しっかりと自分の足で立っている
ツナの姿がありました。

アイリス:『へぇ なかなかしぶといじゃないか』
ツナ:『スパナ 何をしている』 『早くコンタクトを完成させてくれ』
スパナ:『え』 『…………』

アイリスの言葉を無視し、しかし視線は外さないまま告げられた言葉に
二の句が告げないスパナですが、リボーンは「そうか…」としたり顔です。

完成時間は変わらないのがポリシーなら早くつくれというリボーンに、
キング・モスカより強い死茎隊相手なのだからムダなあがきだと言うスパナ。
しかし。

リボーン:『ツナは そう感じてねーぞ』

腕組みしたままの家庭教師の言葉を体現するかのように、グローブに炎を点し
死茎隊へと突っ込んでいくツナ。

アイリス:『いいやムダさね』 『やっちまいな』

妖花の名に相応しい、妖艶な笑みを浮かべるアイリス。
その言葉に応えるかのように、先程と同じように腕での攻撃を繰り出す死茎隊。
しかしツナは寸でのところでその攻撃をかわし、額に膝蹴りを入れて一人沈めます。

目の前の光景に驚愕するアイリスとスパナ。
更にツナは、もう一人の攻撃をかわしざま、今度は肘鉄で倒します。
そのまま空中に身を躍らせるツナの姿にアイリスは
「何だい?どーなってんだい!?」と動揺を隠せません。

スパナ:『ウチの知るボンゴレとは…まるで動きが違う…』
リボーン:『キング・モスカ戦とでは違う所が2つあるからな』

一つは、キング・モスカを倒した経験。
それがあの時とは比べ物にならない程戦闘能力を引き上げているそうです。
『でも あれは成長とかのレベルじゃない…』というスパナに、ニッと笑って
『ああ』と答えるリボーンがよいです。

もう一つは、相手が機械ではなく生きた人間だということ。
生身の人間だからこそみせる動きや考えの予兆というものがあり、
ツナはそれを感じとっているのだそうです。

『これこそが ボンゴレの血(ブラット・オブ・ボンゴレ)に継承される
“見透かす力” またの名を 超直感!!!』

本領を発揮し、死茎隊を片付けていくツナの勇姿で以下次号!!
にしても、超死ぬ気モードのツナは美人度が上がっている気がします。

久々に、ツナとリボーンの絆の強さが見れて嬉しかったです。
もしかしたら、ツナ自身以上に教え子のことを分かっているかもですね。
そして、思いの外スパナとリボーンが仲良しさんです。
この二人もなんだか和みます。完全に他人事状態だからでしょうか。

生きた人間にこそ有効な超直感。
普通に考えれば、機械は決められたプログラムに従った行動しか
取らないものですから、反応パターンや弱点などを見透かすのは
より容易のように思えますが、そうではないのですね。
逆に、機械が予測し得ないような反応をする人間に対し
この力が有効であるならば、確かに最強…なのかな?

しかし、ぶかぶかのツナギを来たツナのシルエットが
ちょこんとしているのが妙に可愛かったです。
死茎隊が全員やられたら、アイリスはどうするのでしょう。
闘うのかな?
ヒバリと幻騎士のバトル、獄寺とγそしてクロームと草壁と
ランボとイーピンの現在も気になります。
ヒバリ…どう闘うのだろう…。

なにはともあれ、次回も楽しみです!

WJ37-38号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的205『目覚め』

2008-08-10 20:00:51 | 雑誌[J]
浜辺で立っているビキニ姿の京子とハルが表紙の合併号。
後ろのほうで浮き輪を抱えてるツナとそれにくっついているランボ、
足元でちょろちょろしてるイーピンとリボーンが微笑ましいです。
ちょっと女の子の足のデッサンがおかしいですが、
久々日常編の雰囲気がよいです。

さて本編。

先週に引き続き、死茎隊と対峙するツナサイドからスタートです。
雲の肉体増殖を受けた死茎隊の姿に警戒の色を隠さないツナ。

同時刻、入江の下に、アイリスから
『ボンゴレとスパナを4番ドッグに発見』 の報が入ります。

『見ての通りさねボス。スパナのバカがここの情報流してたよ。一緒に殺っていいね?』

映像でスパナの姿を確認し、『まさかな…』 と溜息をつく入江ですが、

『わかった 許可する』 『ただしボンゴレの抹殺とボンゴレリングの奪取を優先しろよ』
『あいよv』

うん、なんかこの二人のやりとりはよいですね。
ムチを持ったアイリスの色香にヤラレそうですが、入江は興味なしでしょうか(←聞くな)
そしてこのとき、幻騎士のいる匣兵器実験場の異常の原因が
ヒバリであることがチェルベッロの口から告げられます。

カメラに異常がないことを確認した上で、匣兵器実験場の映像が
映し出されます。そこは、巨大な針の球体で覆われていました。
この中に、幻騎士とヒバリがいるであろうと推測するチェルベッロ。

その言葉どおり、裏 球針態の中ではヒバリと幻騎士の死闘が繰り広げられていました。

笑みを浮かべたヒバリに向かっていく幻騎士。
刀とトンファーとがぶつかり合い、両者一歩も引きません。
互いに間合いを取ったところで、『だいぶ息が上がってきたね』
ヒバリが話しかけます。
荒い息を吐く幻騎士ですが、体技で自分と互角に渡り合うヒバリに
驚きを隠せないようです。しかし、それ以上に不可解なことが。

『なぜ笑っていられる』
『?』

裏 球針態は匣兵器こそ封じたが、リングの力を封じてはいない。
体技は互角。とすれば、リングを持たないヒバリに勝機はないと告げる幻騎士。
それに微笑で答えるヒバリ。

『確かに君の強さは予想外だったよ。君のおかげでスケジュールにも狂いが出たしね』

先週号でも言っていましたね"スケジュール"。
ですがヒバリは、久しぶりに血をしたたらせた姿を 見たくなるほどの獲物に出会えて
うれしいんだそうです。

『これで強力なリングがあれば文句はないんだけどね』

あくまで余裕な態度を崩さないヒバリに、何か秘策があるのかと勘ぐる幻騎士ですが、
すぐさま自分自身でその考えを否定します。

『よかろう』 『手加減せずに葬ってやる』

一気に間合いを詰める両者。
と、幻騎士の刀により、ヒバリのトンファーの一部が切られてしまいます。

『硬度の低い霧の炎も一点に集中すれば 鋼鉄を焼きちぎるなど造作もない』

はるか中空へ身を躍らせながら告げる幻騎士ですが、
ヒバリは『知ってるよ』 とニッと笑います。
そのヒバリの態度が分からず戸惑う幻騎士は、更にヒバリへの攻撃の手を強めます。

次々に切られ、武器としての役割を果たさなくなっていくトンファー。
そんなことにも構わず、自らの体にどんどん増えていく傷すら気にせず
『いいね』 と呟くヒバリに、幻騎士は恐れを抱いているようにも見えます。

『貴様…死を望んでいるのか?』
『どうして僕が?咬み殺されることになるのは君なのに』
『!? この状況で何を言っている!!』

ヒバリの返り血を浴びた幻騎士の手により、ついにヒバリの手から
トンファーが弾かれますが、それでもヒバリは『うらやましいな』
笑みを浮かべたままです。
その不敵な目と表情に思わずビクッとなり間合いを取る幻騎士。

『えぇい!!』 『死ねい!!!』

恐怖からか、一気に止めの攻撃を繰り出す幻騎士。
その刃の先で、血だらけのヒバリは静かに佇んでいます。

(まかせたよ)

次の瞬間。
幻騎士の攻撃があたり、ヒバリの持っていた匣が弾けとび
音を立てて崩れる裏 球針態。
それを見て、ヒバリを殺(と)ったと荒い息を吐きつつ自分に確認する幻騎士。
これでボンゴレも終焉だと思ったそのとき、聞こえてきたのは並中校歌。
『ミードーリータナービクー…』
歌うのはもちろんヒバード。

(雲雀のトリか…)

その動きに暫し目をやっていた幻騎士は、ヒバードがすっと伸ばされた手に
止まったのを見て、驚愕に目を見張ります。
現れたのは、風紀委員の腕章をした学ランを羽織り、
指に雲のボンゴレリングを嵌めた人物。

『ふぁ~あ さわがしいなあ…』

ヒバードが周りを旋回する中、むくりと身を起こす人影。
そこに居たのは

『君 誰?僕の眠りを妨げると どうなるか知っているかい?』

久々登場、10年前からやってきたヒバリで以下次号!!

うっわうっわ、ヒバリはγに『自分は入れ替わったりしない』
宣言してたので、かなり意外でした。
まぁボンゴレリングが揃わなければどうにもならないでしょうから
この展開には納得なのですが。
10年後のヒバリは、ちゃんと匣兵器を残していっていますので、
体技に若干のハンデはあっても、幻騎士と互角に渡り合えるかな?

しかし、ヒバリがしっかり雲のリングを指にしていたのに驚きました!
自分自身に後を託したヒバリは、こうなることを読んでいたのでしょうね。
となると、一体誰が10年バズーカ(またはタイムトラベルの装置)を
操作してるのかが気になるところですが。

あの丸く大きな装置に10年後のツナがいて、
力を利用されているのだけど、若干の抵抗として
逆のその力を密かに利用している…とか想像してますが
さてどうなることか。

この展開では、近々了平も入れ替わりそうですね。
ヒバリは天才的センスでどうにかなりそうですが、了平は…どうでしょう;
リングの使い方が分かるかな?わかんないだろうなぁ…ふぅ(ぱたり)
あ、草壁はどうなるんでしょう?入れ替わる必要性はないのですが、
彼だけ取り残されるのも…アリか(ぉ

もの凄く久し振りに見た10年前のヒバリは、やっぱりかっこよいですね。
この引きで1週お休みとはなかなか辛いですが、再来週を楽しみにしたいと
思います。

しかし、ヒバードは何歳なんだろ??

なにはともあれ、次回も楽しみです!


WJ36号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的204『裏 球針態』

2008-08-04 22:15:00 | 雑誌[J]
少し遅くなりましたが、対峙するヒバリと幻騎士からスタートした
今週の感想、参ります。

3つのリングを指にしたヒバリの『いくよ』 宣言と共に
一気に噴き出す死ぬ気の炎。
にしてもヒバリは美人度が上がってますね。

無理やり3つのリングを匣に嵌めるヒバリのこの行動に
驚きを隠せない幻騎士。しかしヒバリは構いません。

『匣を殺してしまわぬように炎を注入するのが難しくてね』

ヒビが入っていく匣。
そしてやがて砕ける音がし、ヒバリの手の中で形作られたのは
まん丸に丸まった光り輝くハリネズミ。
その名も「裏 球針態」

その光は段々と大きくなり、やがてはヒバリ自身を、そして幻騎士をも
飲み込みますが、幻海牛は弾かれてしまいます。

『戦う人間以外は展開される匣兵器もすべて排除する絶対遮断空間』
『それが裏 球針態』

密閉度の高い雲の炎で作られたドームは頑丈で、長時間ヒバリに背を向けて
破壊にのみ集中しなければ脱出は不可能だそうです。
そして、ツナが閉じ込められたときと同じく、酸素が急速に減り続けるとのこと。
幻海牛での幻覚を封じられた幻騎士と、リングを使い果たしたヒバリとの
肉弾戦のデスマッチ。

「スケジュールが詰まっている」と嘯くヒバリの、本当の狙いに気付いた幻騎士はさすがです。
しかし、

『誤解しているようだが 幻海牛の幻覚は剣技を補うものではない』
『その強すぎる我が剣を隠すためのものだ』

という言葉がいまいち信用ならないのは何故でしょう;
互いに本気が見れると猛る両者。

幻騎士が繰り出したのは「奥義・四剣(しけん)」

両手両足を使用しての剣技。
ってそれ足技っていうんじゃ…
華麗な開脚をご披露くださるのはよいですが、
どうやって足で剣を持ってるんでしょう??
足袋仕様の靴で、親指と人差し指の間で挟んでるんでしょうかやっぱ。
両者一歩も譲りませんが、ぱっと見ヒバリが若干押され気味でしょうか。

一方場面変わり、ツナサイド。

アイリス率いる死茎隊は、ツナと同じ、額から死ぬ気を出すタイプのようです。
って、リングには点さないってことなのかな??
ツナの「死ぬ気」と同じ状態にあるという理解でよいのでしょうか。

『準備はいいかい?ボンゴレボーイ』

台詞が一々セクシーです。
その言葉にぐっと構えるツナですが、後ろからスパナが声をかけます。
両手でぎゅっとパソコン抱えて、飴咥えたまま胡坐かいて座ってる姿は
妙に可愛いです。

スパナ:『やめとけボンゴレ。死茎隊は今のあんたが敵う相手じゃない』
リボーン:『そうか?ツナはおまえのキング・モスカと相打つほどの強さだぞ』
スパナ:『だからだ』
    『前に死茎隊の戦闘データを拝借してキング・モスカとの
     戦闘シミュレーションをやったことがあるが…ボロ負けだった』

あ、なんだか一気に強さのインフラが始まりそうな気配がしてます;

アイリス:『ふーん 死の忠告をしてやるなんてお利口じゃないかスパナ』
     『ま どっちみち裏切り者のあんたもここで死ぬんだけどね』
スパナ:『え…』

一気に青褪めるスパナ。
緊張感があるのかないのかという感じがよいですね。和みます。
そんな場合ではないのだけども!

『さぁ いくよ下僕ども』
『燃えてきな!!』

アイリスの言葉と同時に放たれた、死ぬ気の炎の点ったムチでの活入れ。
次々に打たれ、なんか叫んでいる死茎隊の皆さんはM集団ですか?(←聞くな)

怪訝な表情を浮かべるツナの目の前で、雄叫びを上げながら
筋肉が隆起し、バーサーカー状態になっていく死茎隊。
怯えたように一歩引くツナに説明するかのように、
『増強ってさv』 と告げる女王様アイリスで以下次号!!

そういえば、奇しくもネウロでも、とある大女優が調教宣言をしておりました。

死茎隊の絵面がなかなかに気持ち悪…咬ませ犬になりそうな
予感ビシバシなものなので、このバトルだけは早めに終わってほしいなとか
思ってしまいました。ツナの成長フラグなら仕方ないですが。

獄寺・了平・γたちの放置っぷりも気になりますが、
それ以上に幻騎士があの剣技(と呼ぶしかないか)をどうやって
身に着けたのかが気になります。
練習したんだよね、きっと。一人でね。
「両手両足で剣を使えたら強いんじゃね?」とかね。考えてね。
…あ、涙。

ゲームラッシュも止まりませんね。
またPS2とWiiでの発売が決定したようです。
ラル姐さんの往復ビンタはイイですね!

なにはともあれ、次回も楽しみです!