箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ48号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的167『委ねられた決断』

2007-10-29 23:59:59 | 雑誌[J]
だんだん週1回の更新になりつつあることだけでもヤバいと思うのに、
土日で感想書けなかったこととに些かヘコんでおりますが。
Q.E.D.とかの感想も未だ書けていないというのに、新暗行御史の最終巻コミックスや
『とある空言、ボクの秘密』の最新刊、angela や 茅原実里 とか
いろいろな曲の感想も書きたいとか思っています。

では、今週の感想に参ります。

扉は超死ぬ気モードで戦闘態勢なツナ。
扉にかかれた『主の宿命(さだめ)』。
ツナの細い腕と小柄な体に圧し掛かる重責が、タイトルからも窺えます。

さて本編。

引き続き、ボンゴレアジト内で行なわれている話し合い。
了平から告げられたのは、ボンゴレと同盟マフィアの首脳陣が決定した作戦内容。
「5日後にミルフィオーレのアジトへ殴りこみをかける」ことでした。

つか、ラルと草壁はまだしも、何故ジャンニーニと山本とフゥ太が座って
了平とツナが立っているのかが解せません;
獄寺は…まぁ、立っててもよいかもしれませんが(ぉ。
にしても、ちゃっかりツナの右隣に陣取ってるあたりが彼らしいです。

『早くて悪い事はない』と告げるラルですが、ツナは違和感を感じているようです。

ツナ:『でも…なんか…こんなマフィアの戦争みたいなのに参加するって…オレ達の目的と違うっていうか…』
ラル:『目的は入江正一を倒すことだろ?合致している!』

ラルの言葉にもツナは釈然としないよう。

リボーン:『了平がクロームを連れてきたことでオレが出した最初の条件もクリアしたしな』
ツナ:『条件?』
獄寺:『守護者集めっスよ、10代目!』
ツナ:『あっそういえば!!なにげに全員をろってる――!!』

イイ笑顔の獄寺。言われて気付きました、ほんとだ揃ってますね守護者!
揃ってますが…揃っただけというか…;
いまだ修行が未完成な獄寺・山本、そして5歳児のままのランボが
かなりの不安要素ですね。
ヒバリは当然のこと、骸とツナくらいですね安心できるのは。
後は了平がどれだけ強くなったか、ですか。

これから先はさすがに入れ替わりもないでしょうから、
ヒバリと了平、骸は10年後の状態のままでしょう。
問題はランボですね、戦力外でも困らないのか…となると
必要となるのはボンゴレリングだけということになります。
恐らく、ツナの10代目継承儀式が終了した今、次に起こるイベントは
「ボンゴレリングが揃ったとき、ボンゴレの血に偉大なる力を授ける」という
とこでしょう。それが、この10年後編で起こるのかな。

山本:『よほどみんなの日頃の行いがいいんだな』
獄寺:『バカが!ノーテンキな言い方すんな!』
   『ボンゴレの守護者としての宿命がオレ達7名を引き合わせたんスよ』
ツナ:(この人照れずに言った―――!!)

ほんとに獄寺がキラキラしてますね;
ですが、ここで了平が口を開きます。

『いいか沢田、たしかにこの作戦はボンゴレの存亡をかけた重要な戦いだ。
 だが決行するかどうかはお前が決めろ!』
『現在ボンゴレの上層部は混乱してるし10年前のお前達を信用しきったわけではない。。
 ヴァリアーもあくまで9代目の部隊という姿勢だ。 。
 お前の一存で作戦全てが中止になるようなことはないだろう。。
 だが このアジトのことはここの主であるボンゴレ10代目が決めるべきだと極限にオレが言っておいた!!』

期限は本日中。ツナには「しっかり頼んだぞ沢田」、ラルには「師匠の話はまた……」と言い残し、

了平:『さーてオレは極限メシ食って寝るっ!!!』

どっぴーかんな晴の守護者は、なんだか家光チックに成長してます。

取り残されたツナは、責任の重大さに戸惑います。
そんなツナに「まずは5日後にお前の納得できる戦力を確保できるか考えるんだ」と助言をするリボーン。

ツナ:『そ…そーだよね…。戦いに…なるんだもんな…』
山本:『なーに修行についちゃオレ達がなんとかするって!なー獄寺っ!』
獄寺:『あ…ああ、任せてください10代目』

さっきまでと打って変わり、自信なさ気な曖昧な笑みを浮かべる獄寺を
ビアンキは静かに見ています。

一方ヒバリのアジト。
もうなんだって蝋燭立てた蜀台があるんだと;
それよりも、前回に比べて明らかに草壁とヒバリの距離が縮まってます。
やっぱり遠過ぎたのでしょうかあの距離。声きこえなかったのか。

草壁の報告によると、髑髏の情報は骸からヴァリアーへもたらされたものらしいとのこと。
そして、髑髏が空港で接触していた男の身元が分かったそうです。
名はグイド・グレコ。17歳のイタリア人。15人を殺した凶悪犯で一年前に脱獄したという
かつての骸そのもののような人間。
彼らはどこで知り合ったのでしょう。

場面変わりミルフィオーレアジト。
チェルベッロとともにグロの病室から引き上げた入江正一は
一人自室に戻り一息付きます。
机にうつ伏せになったとき、誤ってPCのキーを押してしまい、
間違って録画されていた先ほどの白蘭の映像が流れます。
それをじーっと見ていた入江ですが、あることに気付き思わず立ち上がります。

入江:『何だ!?これは……!?』

顔色が変わった入江。

一方ボンゴレアジト。
Xグローブ Ver.V.R. での修行に励むツナ。
ラルから課せられた課題はスラローム。ドアップのツナはほんとに美人さんです。
まだまだムダが多いとラルに怒られるツナ。
『また殴られるー!!』とビビリますが、そんなツナを見たラルは手を出さず
『他の連中を見て来い。5日後戦力になるかをな…』 と告げます。

『は…はい…』 と素直に返事をするツナが可愛いですが、
内心(……どうしたんだ?) といぶかしみます。

「10年後のオレ…何を考えてんだろ?」と悩むほどに純和風の部屋へ向かうツナ。
そこでは、リボーンと山本が修行をしていました。
リボーンの発射する弾を、匣のツバメを操りつつ刀で防ぐ山本。…防げるんだ;

と、山本がツナに気を取られた瞬間、二人とも襖に激突してしまいます。

山本:『大丈夫かツナ!?わりい』
ツナ:『だ…大丈夫…』

この二人は、本当に親友という感じがしますね。

修行の進み具合を見に来たというツナに対し、複雑そうな笑みを浮かべる山本。
どうやら思わしくはなさそうです。リボーンは告げます。

『とりあえず ペイント弾に当たった数だけ実戦では死んでるって事だ。
 ペイント弾の蛍光塗料は暗闇で光るからな』

部屋の明かりを落とすと、山本の全身が光ります。
和服であんなに光られると、怪談物っぽいですね。

次に見に行ったのは獄寺の修行状況。
しかし、

ツナ:『あ……ビアンキ…。獄寺君の修行…どお?』
ビアンキ:『バックレたわ』
ツナ:『……え?』
ビアンキ:『修行から逃げたっていってるの!!』
ツナ:『んなー!!?』

んなーーーっ!!!??ごごごご獄寺逃げた!!!?
なんだかどんどんヘタレ 獄寺がらしくなくなってきてる気がします;
「任せて」言っておいて逃げちゃダメでしょう逃げちゃ。
ツナも『こんな調子じゃ5日後なんて…ヤバイんじゃ…』と不安を募らせます。

場面変わり、ミルフィオーレサイド。
チェルベッロを呼びつけた入江は、『この男は誰だ!?』 と詰問します。
それは白蘭の背後にいた人物。
許可された世話係と伝達係しか入ることを許されない場所にいる男。

チェルベッロ:『たしか先日 伝達係のルイジが亡くなられ 代わりにFランクの
        レオナルド・リッピという男が配属されたと聞いております』
入江:『ああ、その名は知っている…レオナルド・リッピは僕が推薦したんだからね…』
   『だがレオナルドは……60歳の小男だ!!!』

『一体こいつは何者なんだ!!?』という入江でラスト。

何故そんなわかりやすい偽者を準備するんだとか聞いちゃダメですかそうですか;
レオは、当初から結構出ていましたね。割と重要キャラかなと予想は付いてたので
あまりサプライズはなかったですが、展開的には面白いと思います。

ツナが修行のとき、ヒバリに遊ばれているという一言がツボでした。
が、ランボよりも何よりも、一番の気掛かりは獄寺ですね。
ツナが決断を下す前に、彼とのイベントが準備されているのでしょうか。
それとも、女の子たちが鍵となるかな。

「何をなすために」「どう行動するのか」。
ここに来て、ツナがボスとしての責任と行動を求められてきています。
それは確かに必要なことなんですが…。
こういう場合、部下は楽なんですよね何も考えず主に付いていけばよいから。
ですが、従うと決めた以上、部下は自分の持てる最大限の力で以って
主を支えなきゃいけないと思います。

そいういう意味では、ツナは大変ですね。
決断は何も自分一人で背負うものではなく、いろんな人の意見を聞き
それらを処理した上でツナが結論を出せばよいと思うのですが
みんな丸投げ;
しかも獄寺逃亡するし…うん、これが何気に一番堪えたかもです。

何はともあれ、ツナの決断。そこに至る経緯。
裏切り者の可能性に気付いた入江の行動など、気になることがたくさんあります。
来週も楽しみです。

大神

2007-10-09 23:48:15 | その他
大神@CAPCOM公式ページ

PlayStation2用ゲームソフト。
白狼の姿をした天照大神(アマテラス)を操り、ヤマタノオロチの手により荒廃した大地に、
自然と色を取り戻していくストーリー。
友人宅で少しプレイさせてもらったのだが、鳥獣戯画のような世界と癒される餌付け風景(笑)、
そして「神降ろし」と呼ばれるシーンの美しさは圧巻。

フルボイスなのだが、どのキャラクター一人として日本語(というか意味のある言葉)は喋っていないので
字幕をじっとみてなくてはいけないのには笑った。

一風変わった戦闘方法で、墨で線を描くことによって太陽を出現させたり
昼夜を逆転させたり、モノを斬ったりできる。
友人曰く、結構プレイ中にヒントがでるので、攻略本がなくてもOKとのこと。

発売は2006年4月20日というから、もう1年半経つのか。
ずっと気になっていたゲームなのだが、如何せんPS2を持っていない身なので
どうしようもなかった。が、このゲームをプレイするためにPS2が欲しくなった。

… PS3買えばと言われたことは秘密です;