何故英語タイトルなのかがよくわかりませんが、今週は
入江が鍵となると語ったイタリア戦線の現状解説からスタートです。
まず、「ボンゴレの奇襲作戦を早期に察知したミルフィオーレが
圧倒的戦力でボンゴレの連合ファミリーを追い詰め」ますが、
「XANXUS率いるボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーの急襲により
わずか10分でミルフィオーレの指揮官のいる古城は占拠」されます。
「しかし これにより32名しか隊員を持たないヴァリアーは四方を
圧倒的兵力のミルフィオーレ勢に囲まれ、窮地に立たされ」ます。
スゴイです、1ページで終わりました。流石です。
目を見開いたまま血を吐き転がっている敵の指揮官は、ホワイトスペルですね。
暗殺部隊は、その名の通りの働きをしたようです。
前号のラストは、中央に位置するミルフィオーレ指揮官のいた古城だった模様。
そして表紙は、「VARIA」の文字に切り取られたヴァリアー幹部の面々です。
ルッスーリアはいつでもお茶目ですね。
さて本編。
敵の本拠地の真っ只中、取り囲まれているヴァリアーの会話からスタートです。
ルッスーリア:『んもうっ』 『嫌になっちゃうわ!!』
バルコニーらしき部分にスクアーロ、ルッスーリア、ベル、レヴィ
そして新入りが集結しています。
ルッスーリア:『篭城戦なんて退屈よ!!』 『ディフェンスなんて性に合わないわ!!』
ベル:『残ったボンゴレ連合軍もあてになんねーしな 』
『こんなことなら跳ね馬 日本に向かわせるんじゃなかったか?』
レヴィ:『何を弱気になっておる!!』 『この程度の敵!!我が手にかかれば造作もない!!』
彼らも、今の状況が決して芳しくないと思っているようですね。
レヴィのヒゲの濃さがなんともいえません。
ディーノを日本、つまりはツナのところに向かわせたのは、ヴァリアーの判断なのでしょうか。
なんだかんだいっても、今後の行動の指示をしたり、ツナ達の動向を気にかけているようなのが
嬉しいです。
新入り:『レヴィさーん』『だったら1人で造作もなくやっちゃってくださーい 見てますんで』
レヴィ:『何!?』
ベル:『ししし』
大きなカエルの帽子を被った新キャラは、根が真面目なレヴィを思いっきりからかっています。
表情をあまり変えずに喋っているところをみると、かなりよい性格をしているみたいですね。
レヴィ:『だが地形状敵が攻めてくる地点は限られている!!』
『決して悪い状況ではない!!』
新入り:『"だが"の使い方おかしいだろ 変態雷オヤジ』
レヴィ:『ぬおう!?』 『貴様 今何と言った!?』
新入り:『キレイな空だなー』
からかってます、素で先輩をなめています。
そんな二人のやり取りを、ルッスーリアはレヴィをなだめながら、
ベルは笑いながら見ています。なかなかに緊張感がない光景です。和みます。
ルッスーリア:『で みんなの配置はどうするの?』『スクアーロ作戦隊長』
スクアーロ:『う゛む…』
スクアーロが作戦隊長ということは、この現場の指揮官的立場なのですね。
XANXUSの姿が見えませんから、現場はスクアーロの責任において動くようです。
流石、仮にも次期ヴァリアーのボスと見込まれた男だけあります。
スクアーロ:『レヴィとルッスーリアは城で待機して 何かあればサポート』
『オレは東の抜け道を守る 南はベルとフランだ ザコは好きにつれてけ』
新キャラの名前がフランだということが、やっと判明しました。
東の抜け道というのは、ヴァリアーが奇襲をかけたときに使用したのでしょうか。
その言葉を聞いたベルが、あからさまに嫌な顔をします。
ベル:『ゲッ』 『オレがフランのお守り?』
フラン:『いやなのはミーも同じですー あいつ嫌なタイプですのでー』
『前任のマーモンって人の代わりだとかで こんなかぶりもの強制的に
かぶらされるのも納得いかないしー』
語尾を伸ばすのが特徴的なフランの一人称が「ミー」ってことに驚きました。
しかも、カエルの被り物は、強制的にかぶらされているようです。
ヴァリアーのメンバーは、そんなにマーモンのこと気に入ってたんですか…。
ベル:『…スクアーロ作戦隊長』 『任務中 あのカエル死ぬかもしんない…オレの手によって』
スクアーロ:『ざけんなガキィ!!新米幹部はペーペー幹部が面倒みんに決まってんだろぉ!!』
ベル:『オレもうペーペーじゃねーし』
素敵なギスギス具合です今のヴァリアー。
ベルがわざわざ「作戦隊長」と言うのもよいですね。
「面倒見るのが当たり前」というところに、スクアーロの面倒見のよさが現れています。
レヴィ:『ベルッ』 『ベルッ』
ベル:『?』
ヒソヒソとベルに声をかけるレヴィが(かまわん殺れ!!)(殺ってしまえ!!)と
ウィンクで合図を送りますが、そのアイコンタクトの意味を正確に読み取ったベルに
『やだねっ くさってもおまえとは組まねえ』 とそっぽを向かれ、
スクアーロには 『ゴラ!!』 『くだらねえ目くばせしてんじゃねえ!!』 と
鳩尾に膝蹴り食らわされてしまいます。
しかもそれが綺麗に入ったらしく、盛大に吐いています。
こんなところで、モザイク見るとは思いませんでした(笑)。
ルッスーリア:『んふっv』 『私達って本当 身も心も汚い集団よねぇ♪』
ルッスーリアは何故か嬉しそうです。
スクアーロ:『オラァ わかったら行けぇ!!』 『ザコ新兵は好きなとこへついていけ!』
スクアーロの号令で動きだすベルとフラン。
ルッスーリアが『いっぱい殺ってくるのよ~~!』 『匣も忘れずにね~~♪』 と
見送りの声をかける後ろで、スクアーロがレヴィに『いつまでも汚ねーな!!』 と
蹴りを入れています。
この騒がしさは楽しくて好きなのですが、つくづく、暗殺部隊という肩書きが怪しい集団だと思います。
場面変わり、ミルフィオーレ仮設本部。
ここは、古城の喧騒が嘘のような静けさです。
仮説本部のボスの下に、報告が入ります。
内容は、城を落としたのがヴァリアーであること、そして
白蘭より、この戦いの総指揮を、ここのボスに任せるとの伝令が届いたこと。
それを聞いた側近は、ボスのために優雅に紅茶など準備しています。
彼が言うには、前任の指揮官は、白蘭がわざといけにえにささげたようにすら
感じる程無能だったそうです。
『ここを仕切るのは6弔花であるボスにこそふさわしい』
ボスと呼ばれた人物は右手の中指にマーレリングをしています。
無言のまま、静かに笑みを浮かべる「ボス」なる人物。
側近:『あなた様を見たら』 『さぞかし奴らもおどろくでしょーな』
ということは、この「ボス」はボンゴレサイドと顔見知りなのでしょうか。
一瞬、白蘭と対峙した後の骸かとも思いましたが、霧のマーレリングは
既に幻騎士が所持していたので違うでしょう。
雲か嵐の属性の人物のはずですが、複数の波動が流れている場合もあるので
なんとも言えません。
場面変わり、森の中を疾走するベルとフラン。
フラン:『ベルセンパーイ』
『やっぱ前いってくださいよ 殺気が背中に痛いですー』
ベル :『しししっ やだね』 『脳と心臓どっち刺すか決めるから待ってろ』
足は止めずに不毛な会話を続ける二人。
ベルは嬉々としてナイフを取り出しています。
フラン:『ほんっと歪んじゃって生き物として最悪ですよねー』 『堕王子って』
ベル:『だれが堕王子だっ』
フラン:『でっ』
「堕王子」の言葉にカチンときたベルが投げたナイフが2本、グササっと
フランの背中に突き刺さりますが、声こそあげたもののフランは倒れることなくそのまま走り続けています。
フラン:『あ~涙でてきた…』 『絶対アホのロン毛隊長にちくりますー センパイ殺す許可もらいますー』
ベル:『おい…刺さったら死ねよ』
珍しくベルがツッコミ入れてますが、しっかりナイフが刺さったのに
涙目になっただけのフランはどのような力の持ち主なのでしょう。
マーモンと同じく幻術使いなのか、ジンジャー・ブレッドのような人形遣いかな?
しかし、新入りにもアホ認定されているスクアーロが少し不憫です。
フラン:『思うんですけど… センパイそんなんで頭のネジ抜けてるから』
『本当は 祖国を追い出されたんですよー』
『きっと家族とかに嫌われて帰れないからヴァリアー入ったんでしょ?』
ベル:『バーカ』 『それはねーよ』
言いながら、更に先を行くフランの背中にナイフを投げるベル。
ベル:『だって みんな殺しちまったもん』
フラン:『でっ』『いいかげん刺すのやめてくださーい』
間延びした口調、のんびり屋というかマイペースなのですねフランは。
慇懃無礼とまではいきませんが、ですます調でここまで罵詈雑言を並べられると
逆に楽しいです。言いたいことをポンポンと言うフランの、軽快な口調が堪りません。
そういう意味では、普段あまり興奮することのなさそうなベルとは
似たもの同士なのかもしれません。
ベルの家族の話が唐突に出てきたのは気になりますね。
ただの会話の流れとスルーしてよいのか、それとも何かの伏線でしょうか?
更に場面変わり、一人森を駆け抜けるスクアーロは、何かの気配を感じ
一旦木の上に身を置きます。
スクアーロ:『何だぁ?』
訝しげに視線をやるその先で、ガササと音がし、ヴァリアーの隊員が落ちてきます。
部下:『報…告します…』
スクアーロ:『なっ』 『誰にやられたぁ!?』
部下:『XANXUS様です…』
スクアーロ:『だとぉ?』
地面に倒れ伏したまま報告を続ける部下。
部下:『肉が食べたいらしいのですが…用意…できず…』
食事のときに暴力振るう相手はスクアーロじゃなくてもOKなようです。
スクアーロ:『なぁ?最高級のラム肉を持ってきたはずだぞぉ!!』
部下:『そ…それが…』 『牛肉を…食べたかったらしく………』
スクアーロ:『和牛のサーロインももってきたはずだぁ!!』 『他のコンテナをよく探せぇ!!』
コンテナに入れて準備してたんですか;
しかも、どんな要望にも対応できるように、複数のお肉を準備してたんですか;
そんなやり取りの最中にも、更にもう1人降ってきます。
部下その2:『それが…隊長…』 『フィレ肉を食べたいとのことで…………』
スクアーロ:『そいつも持ってきたはずだぁ!!』
持ってきてたんですか!!?
どこまで準備がよいのですかスクアーロ…。
面倒見がよすぎるというか準備万端過ぎるのに報われない彼に、涙で前が見えません。
と、更にもう1人部下降ってきます。彼も先程の部下その2同様、
ナチュラルに会話に入ってきます。
部下その3:『それが…』 『手がすべったとかで床に落として…………「こんなもの食えるか」と…………』
ここに来てようやく「ブチッ」とスクアーロの血管が切れます。
デフォルメの顔にこめかみ辺りから血が勢いよく噴出されているのが可愛いです。
いや、もうちょっと早くキレてもよかったと思います(笑)。
しかしXANXUS…実はドジなんでしょうか?
そしてどこまで我がまま…更に性格というか、精神年齢が低下している気がします;
大体、何故このタイミングで牛肉食べたいとか言うんでしょう。
自分の失敗で肉がダメになったからって暴れるとは…いえ、それがXANXUSなのですね。
でも、XANXUSにやられた部下が、単独行動中のスクアーロのところに報告に来る辺り
わかってますね皆さん。多分スクアーロが作戦隊長じゃなくても、彼らは
スクアーロのところに「どうしたらよいのでしょう」と相談しに来たに違いないです。
スクアーロ:『あんのクソボス!!』 『このクソ忙しい時に!!』
白目で怒りの雄叫びを上げるスクアーロに、XANXUSにやられた部下3人も流石にビビリますが、
その次の瞬間、スクアーロの背後から敵が接近するのを見て取ります。
その数3人。しかし。
スクアーロ:『…………う゛お゛ぉい』 『オレは今ムシのいどころが――』
言いながら、慌てることもなく据わった目で言葉を紡ぐスクアーロは
リングに炎を灯し、匣に注入します。
スクアーロ:『悪いんだぁ!!!』
スクアーロの怒りとリンクするかのように飛び出した匣兵器、
巨大な鮫の姿をした「暴雨鮫(スクアーロ・グランデ・ピオッジャ)」が
一瞬のうちに敵をなぎ倒したところで以下次号!!
今回は、ギャグ満載でとても楽しかったです。
フランのキャラクターもよいですね。彼の活躍が今後楽しみで仕方ありません。
彼の能力ももちろんですが、なによりヴァリアーの面々の属性も気になります。
本当に、リング争奪戦時の守護者になぞらえたままの属性なのかな?
獄寺のように複数の波動が流れている場合もありますし、
これからどんどん新しいのが出てくるであろう匣兵器も楽しみです。
ディーノは日本に向かっているようですから、そのうちツナ達と合流するかなと期待しています。
しかし、ボンゴレ側の奇襲作戦が、早々にミルフィオーレに漏れていたことと、
どうやらボンゴレと係わりの深いらしい新指揮官の正体が気になります。
ボンゴレの一大事というのに、行方がわからなくなっている門外顧問も
可能性としてはなくはないですが、流石に2シリーズ続けて壮大な親子喧嘩は
しないだろうと思うので却下。
思いつくのは、ランチアくらいかな??
後、今回もXANXUSはマイチェアーを持参しているのかも気になります(←どうでもよい)。
なにはともあれ、次回も楽しみです!
入江が鍵となると語ったイタリア戦線の現状解説からスタートです。
まず、「ボンゴレの奇襲作戦を早期に察知したミルフィオーレが
圧倒的戦力でボンゴレの連合ファミリーを追い詰め」ますが、
「XANXUS率いるボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーの急襲により
わずか10分でミルフィオーレの指揮官のいる古城は占拠」されます。
「しかし これにより32名しか隊員を持たないヴァリアーは四方を
圧倒的兵力のミルフィオーレ勢に囲まれ、窮地に立たされ」ます。
スゴイです、1ページで終わりました。流石です。
目を見開いたまま血を吐き転がっている敵の指揮官は、ホワイトスペルですね。
暗殺部隊は、その名の通りの働きをしたようです。
前号のラストは、中央に位置するミルフィオーレ指揮官のいた古城だった模様。
そして表紙は、「VARIA」の文字に切り取られたヴァリアー幹部の面々です。
ルッスーリアはいつでもお茶目ですね。
さて本編。
敵の本拠地の真っ只中、取り囲まれているヴァリアーの会話からスタートです。
ルッスーリア:『んもうっ』 『嫌になっちゃうわ!!』
バルコニーらしき部分にスクアーロ、ルッスーリア、ベル、レヴィ
そして新入りが集結しています。
ルッスーリア:『篭城戦なんて退屈よ!!』 『ディフェンスなんて性に合わないわ!!』
ベル:『残ったボンゴレ連合軍もあてになんねーしな 』
『こんなことなら跳ね馬 日本に向かわせるんじゃなかったか?』
レヴィ:『何を弱気になっておる!!』 『この程度の敵!!我が手にかかれば造作もない!!』
彼らも、今の状況が決して芳しくないと思っているようですね。
レヴィのヒゲの濃さがなんともいえません。
ディーノを日本、つまりはツナのところに向かわせたのは、ヴァリアーの判断なのでしょうか。
なんだかんだいっても、今後の行動の指示をしたり、ツナ達の動向を気にかけているようなのが
嬉しいです。
新入り:『レヴィさーん』『だったら1人で造作もなくやっちゃってくださーい 見てますんで』
レヴィ:『何!?』
ベル:『ししし』
大きなカエルの帽子を被った新キャラは、根が真面目なレヴィを思いっきりからかっています。
表情をあまり変えずに喋っているところをみると、かなりよい性格をしているみたいですね。
レヴィ:『だが地形状敵が攻めてくる地点は限られている!!』
『決して悪い状況ではない!!』
新入り:『"だが"の使い方おかしいだろ 変態雷オヤジ』
レヴィ:『ぬおう!?』 『貴様 今何と言った!?』
新入り:『キレイな空だなー』
からかってます、素で先輩をなめています。
そんな二人のやり取りを、ルッスーリアはレヴィをなだめながら、
ベルは笑いながら見ています。なかなかに緊張感がない光景です。和みます。
ルッスーリア:『で みんなの配置はどうするの?』『スクアーロ作戦隊長』
スクアーロ:『う゛む…』
スクアーロが作戦隊長ということは、この現場の指揮官的立場なのですね。
XANXUSの姿が見えませんから、現場はスクアーロの責任において動くようです。
流石、仮にも次期ヴァリアーのボスと見込まれた男だけあります。
スクアーロ:『レヴィとルッスーリアは城で待機して 何かあればサポート』
『オレは東の抜け道を守る 南はベルとフランだ ザコは好きにつれてけ』
新キャラの名前がフランだということが、やっと判明しました。
東の抜け道というのは、ヴァリアーが奇襲をかけたときに使用したのでしょうか。
その言葉を聞いたベルが、あからさまに嫌な顔をします。
ベル:『ゲッ』 『オレがフランのお守り?』
フラン:『いやなのはミーも同じですー あいつ嫌なタイプですのでー』
『前任のマーモンって人の代わりだとかで こんなかぶりもの強制的に
かぶらされるのも納得いかないしー』
語尾を伸ばすのが特徴的なフランの一人称が「ミー」ってことに驚きました。
しかも、カエルの被り物は、強制的にかぶらされているようです。
ヴァリアーのメンバーは、そんなにマーモンのこと気に入ってたんですか…。
ベル:『…スクアーロ作戦隊長』 『任務中 あのカエル死ぬかもしんない…オレの手によって』
スクアーロ:『ざけんなガキィ!!新米幹部はペーペー幹部が面倒みんに決まってんだろぉ!!』
ベル:『オレもうペーペーじゃねーし』
素敵なギスギス具合です今のヴァリアー。
ベルがわざわざ「作戦隊長」と言うのもよいですね。
「面倒見るのが当たり前」というところに、スクアーロの面倒見のよさが現れています。
レヴィ:『ベルッ』 『ベルッ』
ベル:『?』
ヒソヒソとベルに声をかけるレヴィが(かまわん殺れ!!)(殺ってしまえ!!)と
ウィンクで合図を送りますが、そのアイコンタクトの意味を正確に読み取ったベルに
『やだねっ くさってもおまえとは組まねえ』 とそっぽを向かれ、
スクアーロには 『ゴラ!!』 『くだらねえ目くばせしてんじゃねえ!!』 と
鳩尾に膝蹴り食らわされてしまいます。
しかもそれが綺麗に入ったらしく、盛大に吐いています。
こんなところで、モザイク見るとは思いませんでした(笑)。
ルッスーリア:『んふっv』 『私達って本当 身も心も汚い集団よねぇ♪』
ルッスーリアは何故か嬉しそうです。
スクアーロ:『オラァ わかったら行けぇ!!』 『ザコ新兵は好きなとこへついていけ!』
スクアーロの号令で動きだすベルとフラン。
ルッスーリアが『いっぱい殺ってくるのよ~~!』 『匣も忘れずにね~~♪』 と
見送りの声をかける後ろで、スクアーロがレヴィに『いつまでも汚ねーな!!』 と
蹴りを入れています。
この騒がしさは楽しくて好きなのですが、つくづく、暗殺部隊という肩書きが怪しい集団だと思います。
場面変わり、ミルフィオーレ仮設本部。
ここは、古城の喧騒が嘘のような静けさです。
仮説本部のボスの下に、報告が入ります。
内容は、城を落としたのがヴァリアーであること、そして
白蘭より、この戦いの総指揮を、ここのボスに任せるとの伝令が届いたこと。
それを聞いた側近は、ボスのために優雅に紅茶など準備しています。
彼が言うには、前任の指揮官は、白蘭がわざといけにえにささげたようにすら
感じる程無能だったそうです。
『ここを仕切るのは6弔花であるボスにこそふさわしい』
ボスと呼ばれた人物は右手の中指にマーレリングをしています。
無言のまま、静かに笑みを浮かべる「ボス」なる人物。
側近:『あなた様を見たら』 『さぞかし奴らもおどろくでしょーな』
ということは、この「ボス」はボンゴレサイドと顔見知りなのでしょうか。
一瞬、白蘭と対峙した後の骸かとも思いましたが、霧のマーレリングは
既に幻騎士が所持していたので違うでしょう。
雲か嵐の属性の人物のはずですが、複数の波動が流れている場合もあるので
なんとも言えません。
場面変わり、森の中を疾走するベルとフラン。
フラン:『ベルセンパーイ』
『やっぱ前いってくださいよ 殺気が背中に痛いですー』
ベル :『しししっ やだね』 『脳と心臓どっち刺すか決めるから待ってろ』
足は止めずに不毛な会話を続ける二人。
ベルは嬉々としてナイフを取り出しています。
フラン:『ほんっと歪んじゃって生き物として最悪ですよねー』 『堕王子って』
ベル:『だれが堕王子だっ』
フラン:『でっ』
「堕王子」の言葉にカチンときたベルが投げたナイフが2本、グササっと
フランの背中に突き刺さりますが、声こそあげたもののフランは倒れることなくそのまま走り続けています。
フラン:『あ~涙でてきた…』 『絶対アホのロン毛隊長にちくりますー センパイ殺す許可もらいますー』
ベル:『おい…刺さったら死ねよ』
珍しくベルがツッコミ入れてますが、しっかりナイフが刺さったのに
涙目になっただけのフランはどのような力の持ち主なのでしょう。
マーモンと同じく幻術使いなのか、ジンジャー・ブレッドのような人形遣いかな?
しかし、新入りにもアホ認定されているスクアーロが少し不憫です。
フラン:『思うんですけど… センパイそんなんで頭のネジ抜けてるから』
『本当は 祖国を追い出されたんですよー』
『きっと家族とかに嫌われて帰れないからヴァリアー入ったんでしょ?』
ベル:『バーカ』 『それはねーよ』
言いながら、更に先を行くフランの背中にナイフを投げるベル。
ベル:『だって みんな殺しちまったもん』
フラン:『でっ』『いいかげん刺すのやめてくださーい』
間延びした口調、のんびり屋というかマイペースなのですねフランは。
慇懃無礼とまではいきませんが、ですます調でここまで罵詈雑言を並べられると
逆に楽しいです。言いたいことをポンポンと言うフランの、軽快な口調が堪りません。
そういう意味では、普段あまり興奮することのなさそうなベルとは
似たもの同士なのかもしれません。
ベルの家族の話が唐突に出てきたのは気になりますね。
ただの会話の流れとスルーしてよいのか、それとも何かの伏線でしょうか?
更に場面変わり、一人森を駆け抜けるスクアーロは、何かの気配を感じ
一旦木の上に身を置きます。
スクアーロ:『何だぁ?』
訝しげに視線をやるその先で、ガササと音がし、ヴァリアーの隊員が落ちてきます。
部下:『報…告します…』
スクアーロ:『なっ』 『誰にやられたぁ!?』
部下:『XANXUS様です…』
スクアーロ:『だとぉ?』
地面に倒れ伏したまま報告を続ける部下。
部下:『肉が食べたいらしいのですが…用意…できず…』
食事のときに暴力振るう相手はスクアーロじゃなくてもOKなようです。
スクアーロ:『なぁ?最高級のラム肉を持ってきたはずだぞぉ!!』
部下:『そ…それが…』 『牛肉を…食べたかったらしく………』
スクアーロ:『和牛のサーロインももってきたはずだぁ!!』 『他のコンテナをよく探せぇ!!』
コンテナに入れて準備してたんですか;
しかも、どんな要望にも対応できるように、複数のお肉を準備してたんですか;
そんなやり取りの最中にも、更にもう1人降ってきます。
部下その2:『それが…隊長…』 『フィレ肉を食べたいとのことで…………』
スクアーロ:『そいつも持ってきたはずだぁ!!』
持ってきてたんですか!!?
どこまで準備がよいのですかスクアーロ…。
面倒見がよすぎるというか準備万端過ぎるのに報われない彼に、涙で前が見えません。
と、更にもう1人部下降ってきます。彼も先程の部下その2同様、
ナチュラルに会話に入ってきます。
部下その3:『それが…』 『手がすべったとかで床に落として…………「こんなもの食えるか」と…………』
ここに来てようやく「ブチッ」とスクアーロの血管が切れます。
デフォルメの顔にこめかみ辺りから血が勢いよく噴出されているのが可愛いです。
いや、もうちょっと早くキレてもよかったと思います(笑)。
しかしXANXUS…実はドジなんでしょうか?
そしてどこまで我がまま…更に性格というか、精神年齢が低下している気がします;
大体、何故このタイミングで牛肉食べたいとか言うんでしょう。
自分の失敗で肉がダメになったからって暴れるとは…いえ、それがXANXUSなのですね。
でも、XANXUSにやられた部下が、単独行動中のスクアーロのところに報告に来る辺り
わかってますね皆さん。多分スクアーロが作戦隊長じゃなくても、彼らは
スクアーロのところに「どうしたらよいのでしょう」と相談しに来たに違いないです。
スクアーロ:『あんのクソボス!!』 『このクソ忙しい時に!!』
白目で怒りの雄叫びを上げるスクアーロに、XANXUSにやられた部下3人も流石にビビリますが、
その次の瞬間、スクアーロの背後から敵が接近するのを見て取ります。
その数3人。しかし。
スクアーロ:『…………う゛お゛ぉい』 『オレは今ムシのいどころが――』
言いながら、慌てることもなく据わった目で言葉を紡ぐスクアーロは
リングに炎を灯し、匣に注入します。
スクアーロ:『悪いんだぁ!!!』
スクアーロの怒りとリンクするかのように飛び出した匣兵器、
巨大な鮫の姿をした「暴雨鮫(スクアーロ・グランデ・ピオッジャ)」が
一瞬のうちに敵をなぎ倒したところで以下次号!!
今回は、ギャグ満載でとても楽しかったです。
フランのキャラクターもよいですね。彼の活躍が今後楽しみで仕方ありません。
彼の能力ももちろんですが、なによりヴァリアーの面々の属性も気になります。
本当に、リング争奪戦時の守護者になぞらえたままの属性なのかな?
獄寺のように複数の波動が流れている場合もありますし、
これからどんどん新しいのが出てくるであろう匣兵器も楽しみです。
ディーノは日本に向かっているようですから、そのうちツナ達と合流するかなと期待しています。
しかし、ボンゴレ側の奇襲作戦が、早々にミルフィオーレに漏れていたことと、
どうやらボンゴレと係わりの深いらしい新指揮官の正体が気になります。
ボンゴレの一大事というのに、行方がわからなくなっている門外顧問も
可能性としてはなくはないですが、流石に2シリーズ続けて壮大な親子喧嘩は
しないだろうと思うので却下。
思いつくのは、ランチアくらいかな??
後、今回もXANXUSはマイチェアーを持参しているのかも気になります(←どうでもよい)。
なにはともあれ、次回も楽しみです!