箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ31号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的199『山本武VS.幻騎士』

2008-06-29 02:24:45 | 雑誌[J]
詳細は後程。とりあえずざっくり感想参ります。

表紙&巻頭カラーの今号。
ツナとスパナのつなぎは、薄いカーキ色だったのですね。
XグローブVer.V.Rのエンブレムや、ツナの死ぬ気の炎がとても綺麗です。

見開き扉絵は、10年後変登場のほぼ全キャラが登場です。
XANXUSもしっかりいるのですが、彼はいつ本編に登場してくれるやら;
ディーノはかなり雰囲気が違います。ルッスーリアの頭がレインボーカラーなのと
アイリスのアイシャドウがドギツイのに驚いたことは秘密です。
何気に犬や千種も登場してますね。
スクアーロの髪型は、最強のリーゼントに見えましたよわお。

さて本編。

前号で幻騎士の攻撃を喉元に受けた山本ですが、
それは「うつし雨」にて交わしていた模様。
時雨蒼燕流の技を駆使し、怒涛の反撃に出ます。
いつの間にやら11番目の型を作ってました。
しかも技名はイタリア語で『燕の嘴(ベッカタ・ディ・ローンディネ)』とか
名付けてますが…よいのか?(←聞くな)

山本への攻撃のために刀を抜いた幻騎士は、剣技と幻覚をもって
山本を翻弄します。鋭い一撃を喰らい、直撃こそ避けたものの
時雨金時にヒビが入ったことで青褪める山本。
本気の幻騎士の殺気に、心底『恐え!!』と恐怖を感じます。

そのとき、脳裏に浮かんだのはスクアーロのDVD。
剣帝への道メイキングの中で、カレが語った言葉。それは
「恐えと思うのは悪いことじゃねぇ」
「そういう相手とは戦わなねーのが一番かしこい選択だ」
「だが」「剣士としてさけて通れぬ戦いもある」
「そういう時はどうすればいいかわかるか?」
「勝てえ!!!是が非でも勝てえぇ!!!」

ちょっ、えっ!?おま…スクアーロ…!!!(泣)

「負けて得るものなどねぇ!!」
「勝って手に入れられるモンにこそ価値があるんだぁ」
「そのリングもそうだったろうがぁ!!」

なんというか、微妙に説得力がないと思いつつも
スクアーロらしい言葉かなと。うん、そう思うことにします(ぉ

時雨蒼燕流が『完全無欠 最強無敵』であることを思い出した山本。
勝負は着いたとばかりの幻騎士に対し、スクアーロがすごい奴だと告げます。
スクアーロは勝つことで幻騎士攻略のヒントを教えてくれたのだと。

「2代目剣帝は見抜いてたぜ」
「あんたが わざと負けたことを!!」

凶悪な笑みのスクアーロをバックに(笑)、
幻騎士に視線をやる山本で以下次号!!

あおりで、勝ち続ける男と評されているスクアーロですが
何故だろうXANXUSに北京ダック鼻に突っ込まれてるんだよなーとか
思うと涙が止まりません。

山本は、獄寺や了平ほどボロボロにならずに勝ちそうで、
どれだけ強くなったのかと逆に心配です。
ボクシングもマフィアも関係ない野球少年だったのに…;

幻騎士の場合、ここで山本に負けるのすら演技の可能性があるなと
思っています。ユニのための二重の裏切りもありそうで。
でももしそうだとしたら、裏切られ続けている入江が
ちょっと可哀想かなと。

山本よりもヒビの入った時雨金時が心配ですが(←マテ)、
次回も楽しみです!!

WJ30号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的198『幻騎士』

2008-06-22 16:37:54 | 雑誌[J]
今週は、対峙する山本と幻騎士からスタート。

幻騎士:『待っていたぞ』
山本:『あんた 霧のマーレリングの幻騎士だろ?』
幻騎士:『!』
山本:『やっぱり』

相手を見定めた山本は、ラルに『ちょっといってくるぜ。すぐ戻るからな』と声をかけ
単独部屋の中へと飛び込みます。
そこは床一面に薄く水が張られていました。

幻騎士:『なぜオレを知る』
山本:『スクアーロのDVDで見たんだ。あんた…「剣帝への道」100番勝負100番目の相手だったな』
幻騎士:『貴様…この時代の2代目剣帝と接点があるのか』
山本:『へへ まーね』
幻騎士:『ああ、その通りだ。奴にはわざと負けてみせた。ミルフィオーレ結成のためにな』
山本:『!?』

幻騎士は、スクアーロの背後を知らなかったんでしょうか;
同じボンゴレに所属する、同じ剣士であるヴァリアーのスクアーロと雨の守護者の山本。
普通に考えたら、接点ありそうなものですが。

それはさておき。
2代目剣帝はスクアーロでよかったのですね。
しかし、「わざと負けた」とか言われると、スクアーロが哀れでなりません。
どこまで報われない人なんでしょう彼は。
山本の記憶力も素晴らしいです。余程インパクト強かったんでしょうか麿眉

二人の剣士の対峙を、モニター越しに観察する入江正一。
γと獄寺との戦いも観ていたようです。
晴の守護者である了平を倒し、嵐の守護者の獄寺も満身創痍に追い込んだことで
充分に役割を果たしたと、『やればできるじゃないか』と言い放ちました。
あとは幻騎士さえいればどうとでもなると。

助っ人は要らないと豪語していた割には、幻騎士のことを完全に頼りにしていますね。
そんな入江の下に、報告が入ります。

一つは、ボンゴレアジトから戻った偵察部隊からのもの。
ヒバリとの戦闘は継続中。ミルフィオーレ側の負傷者は相当な数だが、
現時点ではミルフィオーレが優勢。ヒバリを倒すのも時間の問題であるとのこと。

もう一つは、モスカの戦闘記録を調べたが、スパナの言っていた
ボンゴレ10代目が用水路に落下したというデータはなかったということ。

入江:『なんだと?スパナは何と言っているんだ?』
隊員:『それが連絡がつきません!』
入江:『どういうことだ!?スパナを叩き起こしてでも事情を聞け!!』
アイリス:『もうやってるよ大将』 『ところが奴さんの部屋はもぬけの殻だよ』

モニターに移るのは、スパナの部屋に居るアイリスとジンジャー・ブレッド。
基地がパズル構造になってたことに驚いたというアイリスに、
それよりもとスパナの居場所を問いただす入江。
この基地内のどこかにボンゴレと共にいる可能性がたかいと、
ボンゴレをかくまっている可能性もあると答えたのはジンジャーでした。

入江:『なぁ!?スパナが裏切ったというのか!?』

驚愕する入江ですが、それも一瞬のこと。
冷徹なる決断を下し、報告を続けるアイリスたちに伝えます。

アイリス:『私達は今からボンゴレを捜索するつもりだよ。了解してくれるね?』
ジンジャー:『もしスパナ氏が寝返っていた場合はどうします♪』
入江:『……抵抗するようなら殺してもかまわない。白蘭さんには僕から報告しておく』
アイリス:『やっぱこの基地の大将はあんたしかいないねv』

場面変わり、スパナとツナの居る部屋。
…ここがスパナの研究室かなんかだったら、居場所はすぐバレるんじゃないかとかは
余計な心配でしょうか;

飴を咥えたままのスパナがツナに指示を出します。

スパナ:『よし 始めて』
ツナ:『あの…手錠は?』
スパナ:『壊していいよ』
ツナ:『はい』

死ぬ気丸を飲み、超死ぬ気モードになったツナ。
グローブがVer.V.R へとなり、手錠を破壊します。
コンタクト型の極小ディスプレイを目にしているようですが、
調整がうまくいっておらず、視界がかすむそうです。

スパナ:『はやり調整に時間が必要だな』
ツナ:『どれくらいかかる?』
スパナ:『20分もあれば』
ツナ:『かかりすぎだ』

超死ぬ気モードのツナの強気は好きですが、
「これくらい時間がかかる」という技術者の言葉に対して
「それじゃかかりすぎ」と言われるのは結構辛いものなのですよね;
かかりすぎって言われても…ね(泣)。

ツナ:『リボーン その後連絡は?』
リボーン:『電波が悪いらしく誰からもねーぞ。今は無事を祈るしかねーな』

仲間のことを気に掛けるツナ。
これから技を完成させた後、スパナの処遇をどうするつもりなんでしょう。
そこも気になります。

更に場面変わり、再び幻騎士と山本。

山本:『スクアーロにわざと負けた?』 『何…言ってんだ?』
幻騎士:『スクアーロなど敵ではないが 目的のために惨敗したかのように偽装したのだ』

あああああ言っちゃいました;
なんかもう、切ないですスクアーロ。涙で前が見えません。
『あっ もしかして負け惜しみ?』 という山本の言葉に、
これほど賛同したいと思ったことはないです。

対する幻騎士は、そんな山本の言葉に気を悪くした様子もなく、
静かにハンデを2つやると告げます。

一つは地の利。雨属性に有利な人口の雨がフルフィールドでのバトル。
そしてもう一つは、幻騎士は素手で戦うというもの。

山本:『刀…使わねーのか!?』
幻騎士:『これは敬意だ』
    『ボンゴレの守護者といえば伝統と格式を持つ名のある標的。
     お前への行為を"殺し"から"戦い"に格上げするためには枷が必要』
山本:『随分甘く見られてんだな』
幻騎士:『来い』

幻騎士の言葉にムッと来たような山本ですが、
突如発せられた幻騎士から迸る殺気に中てられ、驚きます。
ビリビリと伝わってくる、リボーンよりも痛い殺気に、
幻騎士が「本物」だと悟る山本。

山本:『…やっべぇ…』
幻騎士:『竦んだか』
山本:『いんや』 『ゾクゾクしてきちまった』

臆するどころか、かえって闘志を漲らせる山本は、
だからこそ幻騎士とは剣士として戦いたいと告げます。

山本:『嫌でも剣を抜かせてやるぜって方向で』

開匣し燕を出現させ、時雨金時を変形した山本は
時雨蒼燕流でのバトルを宣言します

幻騎士:『全ての御託は無駄となる』
山本:『そいつは 闘ってみてからだ!!』

繰り出したのは、時雨蒼燕流 攻式一の型「車軸の雨」。
標的目指し一直線の突き技は、幻騎士を捉えたかに見えましたが

幻騎士:『大した突きだ』
山本:『!』

剣を突きたてたかに見えた幻騎士は消え、代わりに
その両脇に2人の幻騎士が立っていました。

幻騎士:『だが スクアーロの剣技同様 子供騙しだ』
山本:『がっ!』

二人の幻騎士からの手刀を喉に受け、吐血する山本で以下次号!

幻騎士が4本刀を持っていることが常々疑問でしたが、
分身して1人が1本もしくは2本使うということなのかな?
霧属性だから幻覚のような技を使えるのでしょうか。
少なくとも、マーレリングの力を引き出した結果使えるというくらいの
設定にして欲しいところです。
でないと、骸もなんだか可哀相なことに…;

次回は巻頭カラーだそうです。
Vジャンプのコーナーもリニューアルされ、グッズも次々発売されてますね。
原作もこのままの勢いで行って欲しいです。
ヒバリサイドと10年前も気になっていますが、大人しく展開を待ちたいと思います。
次回も楽しみです!!

WJ29号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的197『ジェッソとジッリョネロ』

2008-06-16 01:00:55 | 雑誌[J]
今回はひとまずざっくりと参ります。
扉絵は、草原に座り込んでまでノートPCに向かうγと
首からおしゃぶりを提げ、幼い子供の表情そのままの笑顔で
背後からγの頭に花冠を載せようとするユニ。
のどかな風景。くつろいでいる黒狐達がほのぼの感を増しています。
とても、微笑ましいです。

本編では、ユニがジェッソとの会談に臨みます。
白蘭と二人きりでのボス会談。
ジッリョネロは、7^3の一角を担うマーレリングを守るのが使命だそうです。
γは雷、そして幻騎士は霧。前回ボロボロになっていた幻騎士ですが
その相手はどうやらヴァリアーの剣士、スクアーロだったようです。

ユニの心拍数などに異常がないことを、扉の外から確認するγ達。
しかし、やがて会談を終え出てきたユニは、笑顔の可愛いそれまでのユニとは
異なっていました。

無表情に、ジッリョネロとジェッソの合併、そして、
母体をジェッソとし、自分がNo.2となることを告げるユニ。
異変を感じたγが肩に手を掛けると『気安く触れるな』『触れてよいのは白蘭様だけだ』と
言い放ちます。

『ユニ様に何をした!!!』と食って掛かるγですが、白蘭は
『さーて。何だったかな?』ととぼけます。
激昂したγは白蘭に攻撃を仕掛けますが、その前に
白蘭を庇うように立ちはだかったのはユニでした。

ユニ:『白蘭様に手をあげるのならば 私を殺してからにしなさい』

自らの体に傷が出来ようと、決して臆することなくγを見据えるユニの姿に
周りにいたジッリョネロファミリーがγを止めます。

やがて訪れた調印式。その少し前。
このとき、γは例の匣をユニに渡します。

γ:『姫…こいつを返す』
  『これはジッリョネロファミリーのためにと あんたの母さんからもらった匣だ。
   ミルフィオーレのために使うつもりはない。 
   また再びジッリョネロのために使うときが来るまで預かっていてもらいたい』

  『時は必ず来ると信じている』

無表情のままのユニに対し、複雑な想いを飲み込んだかのような表情で
静かに告げるγ。

場面変わり、獄寺との闘いのシーン。
γの言葉に納得のいかない獄寺は、率直にその疑問を投げかけます。

獄寺:『時々おまえらの言うことが理解できねえぜ…。
    白蘭も入江正一も同じファミリー 仲間だろうが!!』

一匹狼だった彼がよくぞここまで…!
という感動は置いておいて。
それを聞いたγの反応は、自分達を嘲るかのような
なんだか寂しいものでした。

γ:『フ……仲間か…』
  『ミルフィオーレに本当の仲間なんて何人いるんだろうな。
   同じ黒い服に身をつつんでいながら仲間じゃねー奴もいる』
獄寺:(ブラックスペル同士で…?)
γ:『奴らはジッリョネロファミリーを売ったカスだ…中でもくえねーのは』
  『幻騎士』

苦々しい表情のγ。

ここで、ラルを背負ったままウロウロする山本へと場面が移ります。
マップと実際のルートが一致してないとぼやく山本ですが、
どうやら敵に誘い込まれたようです。
殺気を感じ、それが1つだと確認するとラルを降ろし、
一人時雨金時を抜き放ち、剣を構え部屋へと足を踏み入れます。

そこに待っていたのは4つの刀を腰に差したまま
悠然と立っている幻騎士。

γ:『幻騎士…奴はジッリョネロ最大の裏切り者にして
   認めたかねぇがこの時代における…最強の剣士』

幻騎士を見て「こいつは!!」と何かに気付いた山本で以下次号!!

最強の剣士は幻騎士なんでしょうか…この時代の剣帝はスクアーロだと
思っていたので、ちょっとショックです;
そして、幻騎士が4刀をどう操るのかも気になります。
3ヶ月の間に、眉毛の長さが半分になった理由も気になります。(←ぉ)

そして、白蘭と出会う前のユニがとっても可愛かったです。
γの首に手を回して「いってきます」と言ったシーン。
顔を真っ赤にしながらごしょごしょと何事か囁くお嬢さん相手なら
ロリコンと言われてもイイじゃないかとか思ってしまいました。

にしても、白蘭がユニを殺さなかったのは、
マーレリングを守るファミリーを利用するためだったのでしょうか。
だとしたら、同じく7^3の一角であるボンゴレリングを守る
ボンゴレファミリーのツナが殺されたのか。
超直感のせいで、白蘭のなんらかの能力が通じなかったのかな?

幻騎士が、本当にユニを裏切ったのかも分かりませんし、
そうなってくると、本当に幻騎士がスクアーロにやられたのかも
怪しいです。
謎は深まるばかりですが。

なにはともあれ、次回も楽しみです!!

WJ28号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的196『ユニとγ』

2008-06-08 04:20:24 | 雑誌[J]

一週空いてしまいました。
今週は、γの回想からスタート。

ジッジョネロファミリー最古の隠れ家へと逃げ帰ったγと太猿。
γは黒馬に、太猿は白馬に乗っています。出迎えるファミリー。
『アニキ!!』と駆け寄る野猿は、まだ髪が短いです。

どうやら、ジェッソファミリーとの闘争中らしく、
太猿は負傷しています。

γ:『ボスの容態はどうだ?』

眉根を寄せつつ聞くγですが、言葉を濁すファミリー。
それになにかを感じ取ったγが、隠れ家の扉を開け中に入ると
出迎えたのは鎧を着けておらず麿眉ぽくない幻騎士でした。
『囮役 御苦労だったな γ』 と労う言葉も無視し
ボスの安否を尋ねるγ。
しかし、幻騎士は首を振り、
『……さしものボスも病には勝てなかった…』
と静かに告げます。

奥の部屋へ足を踏み入れたγが見たのは、天蓋付きのベッドに
横たわる女性の姿。

γ:『本当にボスの言った通りになりやがった…
   おとといまでピンピンしてたのに こんなこと…
   オレが…信じていれば…』
   (ボスを守るのが部下の務めなのに…)

γの脳裏によぎるのは、ボスと過ごした日々。
共に出かけたり、夜這いをかけた挙句退散させられたり(←ぉ)、
怪我を負ったγをボスが見舞いに来てくれ…
相変わらずスゴイです天野先生。

ボスとの日々の回想1コマで終わりましたよわお!

快活そうな女性だったようです。本当に楽しそうに笑い、
たまにはγをからかうような表情もみせていたのですね。
しかし、首からぶら下げたおしゃぶりが気になります。
アルコバレーノだったのでしょうか?

γ:(必ず守ると約束したのに…ちくしょお!!オレが…オレのせいで…)

ベッドサイドで跪き、自分を責めるγ。
と、不意に『ちがうわ γ』 と声がします。
驚き振り向いた先に立っていたのは、かつてボスが被っていた帽子を被った
笑顔の可愛い少女、ユニでした。

ユニ:『おかえり』

今までユニは無表情だとずっと思ってきましたが、
実はこんな可愛い子だったのですね。
しかし見たところ、腹だしデザインのセンスは変わらずのようです。

微笑むユニに対し、訝しげなγですが、

γ:『そのネックレスはボスがつけていた!!何をしている!!』

…明らかにおしゃぶりですが、これをネックレスと言えるγがスゴイです。

γの問いに『母から引き継いだのです』と答えるユニ。
どうやらユニの存在は誰一人として知らなかったようです。
ユニも自分の母がマフィアのボスだとは知らなかったとのこと。
しかし、間違いなくボスの娘だと告げる幻騎士。
彼の足のプロテクターも変わらずのようです(←余計なお世話)

掟により、一般人であるユニに時期ボスになってもらうという幻騎士に
γは猛反発します。

『第一 オレのボスはこの女性(ひと)だけだ!!』 と声を荒げるγに
ユニは静かに語りかけます。

ユニ:『γ』 『母はこうなることを知っていました…あなたを責めてもいないわ』

微笑みながら告げるユニのその態度は、γの苛立ちを増徴します。

γ:『何言ってやがる!!ヘラヘラと何がおかしい!!
   本当の娘なら母親が死んでなぜ笑ってられる!!』
  『不愉快だ!!部屋から出ていけ!!』

乱暴にユニの腕を掴むγですが、そこでユニの服の袖が濡れていることに気付きます。
思い出すのは、とある夜、バルコニーでのボスとの会話。

抗争で犠牲が出たことを悼み、一人泣いていたボスと
それに気付き慰めに来たγ。
泣いていたことを隠そうとするボスに『バレバレだぜ』 『袖が濡れてる』 と告げるγ。

γ:『ここんとこ毎日だ…』
ボス:『……最近だめね…』
γ:『……?何があった』
ボス:『…信じないだろうけど 代々受け継いだ血なのか呪いなのか 見えるのよ…』
   『死んだ母さんも同じだったわ…』
γ:『見える…?』
ボス:『でも母さんにはこう教えられたわ…何を見てしまっても周りを幸せにしたかったら…』
   『笑いなさいって』

そのときの笑顔と、ユニの笑顔が重なって見えるγ。
ユニのおしゃぶりが放つ暖かいオレンジの光を見詰め、それすら同じだということに気付きます。

γ:(ボス…あんたはこの娘の中に…)
ユニ:『生きてます』

絶妙なタイミングで言葉を返すユニに驚くγ。

γ:(オレの心の中が……見えるとでもいうのか?)

心の中での問いかけに、またもや頷くユニ。
そしてγは、ユニに命がけで守ると誓いを立てました。

場面変わり獄寺との戦闘。

獄寺:『くっ…しぶてぇ…』

獄寺の必殺技を受けてなお、γは落ちません。
彼の覚悟が半端なものでない証明でしょうか。

γ:『てめーら…ボンゴレなんざ…オレの通過点にすぎねーからな』
  『白蘭を…倒すためのな…』
獄寺:『な!?白蘭はてめーらのボスだろが!!』

驚く獄寺に、ミルフィオーレのいまわしい結成より前の時代から
来たんだったと呟くγ。

ユニがジッリョネロファミリーのボスになって3ヵ月後、
幻騎士が重傷を負って戻ってきました。
相手は白蘭率いるジェッソファミリー。
ある剣士を殺せば、5年間ジッリョネロには手を出さないとの交換条件に
失敗したがための結果のようです。
争いを好まぬユニが反対するだろうと、黙っていたとのこと。

ユニ:『幻騎士…』
幻騎士:『姫…』 『申し訳…ありません…』
ユニ:『何も話さないで キズによくないです』
   『それにあなたの気持ちはわかりました』

幻騎士をじっと見詰めるユニ。
しかしそのまなざしを受けた幻騎士は、何故か冷や汗を流します。

それを死ってか知らずか、ユニはジェッソファミリーのアジトへ行くと言います。
犠牲者をこれ以上出さない方法を、白蘭と話しあうと。
白蘭の思うツボだと、揺さぶりだとファミリーは反対しますが
ユニは笑顔で『大丈夫』と告げます。
その姿を、無言で眺め見送る幻騎士。

一方、一人ユニの後を追いかけたγも、必死で引きとめようとします。

γ:『姫!!考え直してくれ!!奴らの狙いは略奪!!』
  『リングと匣を奪われて殺されるのがオチだ!!』
  『時間をかせげば きっと同じ考えの同盟ファミリーが現れる!!』
ユニ:『それでは遅いの。白蘭には強い力を感じます』
   『私にしか 止められない』

いつもの笑顔で決意を述べるユニで以下次号!!

今の人物相関を見ている限り、どうも幻騎士に裏切りフラグが立っている模様ですね。
ユニの髪型が、微妙に骸と似てるなーとか思いました。
ユニの母はアルコバレーノっぽいですね。
ちゃんと成長するんだってとこに驚きました。
それともあのおしゃぶりは、ブラッド・オブ・ボンゴレのように、
アルコバレーノ関係なくして代々受け継がれるものなのでしょうか。

マフィアは元々血の制約を受けることが多いですが、
ツナだけでなくユニも、血脈によってボスの椅子へと
押し上げられたのですね。
彼女が、昔のような笑顔を取り戻せるかが、一つの鍵になっているのかも
しれません。

コミックス20巻も、また大幅に加筆修正がされていましたね。
毎回数ページ増えてることに驚嘆の嵐です。
間違い探し(違)が楽しくて、お陰でコミックスのみに絞れません。

なにはともあれ、次回も楽しみです!!

+ + +

ゲームも発売ラッシュですね。
RPGのがやりやすいので楽しみですが、
フェイト・オブ・ヒートでさえキャラ多過ぎると思ったのに
次回のNDSのキャラ数ときたら、もう…!(泣)

ところで。
S.Q.ジャンプに連載中の小説は、ツナを出さないというルールでもあるんでしょうか;
影も形もない10代目…いい加減泣きそうです。