箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ48号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的215『忠誠』

2008-10-25 02:41:00 | 雑誌[J]
いきなり表紙が白蘭でびっくりしました今号。
イタリアの街でしょうか、黒のシャツに白のネクタイとベスト、ズボンを身に付け、
一人ご満悦です。その理由は、腕いっぱいに抱えたおやつの山。
まんじゅう、ようかん、みたらし団子は、どうやら日本土産のようです。
そして、大きな焼き芋が大量に入った袋もしっかり抱えつつ
そのうちの一つを頬張っています。

白蘭については、食にまつわるシチュエーションの描写が多いです。
瓜も、本来死ぬ気の炎のみを動力源とする匣兵器にあって
普通の猫のように魚を食べていたりしましたが、そこに何らかの
理由があるのかというのは、考え過ぎかもしれませんね。

さて本編。

幻騎士の剣を白刃取りで受け止めたツナ。
前回、ツナの額に剣がめり込んでいたのではと心配していたのですが
華麗にスルーされた気がします。という訳で、気にしないことにします。

空中で動きの止まっている二人を、下の方に居るスパナとリボーンは
冷静に見上げつつ現状分析をしています。

スパナ:『零地点突破…………』
リボーン:『改だな』

冷静です。もの凄く第三者です。
まぁ実際そうなのですが。

睨め付けるツナのその顔に、眼に衝撃を受ける幻騎士。

幻騎士:(やはり この目…)

再び脳裏に浮かんだのは、ユニの顔でした。
自分の思考に囚われ動きが止まっていた幻騎士ですが、
はっと我に返り、ツナに掴まれた刃を引こうとします。が。

ツナ:『手遅れだ』

冷静に告げたツナにより、零地点突破・改が発動。
幻騎士の剣が纏っていた炎が、ツナに吸収されていきます。
それに気付いた幻騎士が、必死に剣をツナの手から引き抜き、
そのまま間合いを取ります。
かなりの力を要したらしく息を荒げる幻騎士の視線の先に居たのは、
額と両手にかつてないほど強大な炎を宿したツナの姿でした。

ツナ:『これで 本気で闘える』
幻騎士:『!』 『…まるで今まで』 『本気を出せていなかったような口ぶりだな』
ツナ:『そうだ』

互いに視線を逸らすことなく、静かなやり取りが交わされた次の瞬間
高速移動で一気に間合いを詰めたツナの一撃が、幻騎士の顎にヒットします。
『ぐっ』と思わず呻く幻騎士の顎から流れる血。あれ?顎割れたのでしょうか;

しかし、ツナの目は幻騎士を捉えたまま。
そして幻騎士もまた、ツナの眼から視線を外せません。
次の左手からの一撃を幻剣で防がれたツナは、そこから連打に持ち込みますが
サイドからの攻撃を繰り出した一瞬の後には、幻騎士はツナの遥か後方へと
その身をかわします。

が、幻騎士が捉えていたツナの背中は、直後炎の残像となり、
代わりに幻騎士の背後にツナの姿が!
前々回に切られたツナの背中の大きな×印が綺麗に消えていますが、
零地点突破・改では傷の再生もできるのかな?
と言いつつ、切り裂かれた服も元通りになっているところを見ると、
描き忘れの線が濃厚ですね。コミックスでは修正が入るかもしれません。

背後に現れたツナの存在に気付き、驚き振り返る幻騎士。
その振り向きざま、甲冑をも砕く勢いで、幻騎士の左頬に
クリティカルヒットするツナのパンチ。
口の中を切ったらしく、幻騎士は血を吐きながら吹き飛ばされ
壁に激突します。
幻騎士、またもや顔が残念なことになっています;

正一:『何!?』
スパナ:『……強い!!』

モニターの向こうで正一が、間近でスパナが、その光景に驚いています。。

スパナ:『炎力(パワー)を回復しただけじゃない モスカ戦の時より最大値が上がってる』
    『戦うたびにボンゴレは強くなっている』
リボーン:『たしかにな』
     『……………………』 『だが おかしいぞ』
スパナ:『?』

疑問符を浮かべるスパナに:『幻騎士の動きに精彩がない』 と答えるリボーン。
流石先生。ただ単にツナの力を評価するだけでなく、相手の動きも分析しています。

リボーン:『ツナがいくら強くなったってこんな差がつくはずねぇ』
     『幻騎士が 戦いに集中できてねぇ感じだ』

幻騎士の強さはどれほどだというのでしょう。
連戦でありながら、リボーンの口調から察するに、キングモスカ戦以上の
成長を見せたツナで、ようやっと互角くらいの相手のようです。

壁にめり込んでいた幻騎士は、額を押さえつつ『ぬぅ…』と呻きながら
身を起こしました。しかし、その視線はツナをずっと捉えて続けています。

幻騎士:(やはりあの目だ…) (あの目が 悪しき記憶を蘇らせ 体を硬直させる)

思い起こされるのは、白蘭とのやりとり。

白蘭:『じゃあさ』 『証拠におみやげが欲しいな』

にっこり笑いながらそう告げる白蘭の言葉を、その前方で片膝を付き
控えながら聞く幻騎士。

白蘭:『僕に忠誠を誓って何でもしてくれるんなら』
   『君んとこにある7つのマーレリングと ボスの大空のおしゃぶりをもってきてよ』
幻騎士:『……ジッリョネロファミリーを』 『滅ぼせと…?』
白蘭:『ふん』

租借しながら返事をする白蘭。
スーパーで売っていそうなパックに入った豆大福を食べながら
会話する白蘭は、あくまで笑顔です。

白蘭:『幻ちゃん 仲間(ファミリー)に信頼されてんでしょ?』
   『幻覚でケガでも装って みんなが心配して集まったところを全滅させちゃいなよ』

ふと見せる冷酷な目。残酷な計略。
それに対する幻騎士の応えは、

幻騎士:『御意』

白蘭の命への服従でした。
絶対の自信でしょうか、陰のある笑みを浮かべた幻騎士は
白蘭の言葉どおり、幻覚でケガを装い、ユニの元へと戻ります。

γの回想でもあったシーン。
そのとき幻騎士は、冷めた目でユニを見ていました。
しかし、そっと幻騎士の、幻覚に覆われている右腕に手をやったユニの
『それにあなたの気持ちはわかりました』という言葉、そのときの眼差しに次の行動が起こせなかったようです。

幻騎士:(心を見透かされたことに)(動揺したのではない…)
    (その苦悩と覚悟をたたえた あの目に)(気圧(けお)されたのだ…)
    (…あの目のせいで白蘭様の命令を果たせなかった…)(神の啓示を…)

あくまで白蘭は「神」のようです;デスノの魅上を思い出しました。
幻覚使いは皆それなりの演技力を兼ね備えてないとダメなようです。
そういえば、γはユニを女神と称していましたね。

幻騎士:(もう二度と啓示をくつがえすことは許されぬ…)

ワナワナと震え、歯を食いしばる幻騎士。
今彼の目に映っているのは、かつてのユニと同じく苦悩と覚悟をたたえた目。
動きを鈍らせるほど気圧される、ツナの目のみです。

幻騎士:(…あの目)
    (あの目を克服し 倒さねば 白蘭様への…)

激しく表情を歪めた幻騎士の指にはめられたヘルリングへと力が集まっていきます。

幻騎士:『真の忠誠はかなわぬ!!!』

リングから立ち上る、死神や悪魔といった表現がぴったりな顔の影。
それにシンクロしたかのように一気に形相の変わる幻騎士の体を、
ドンっという音と共に黒い霧が覆います。
驚き目を奪われるツナとリボーンとスパナが見つめるその先に現れたのは、
まるで骸骨のような鎧に包まれ、もはや人ではない姿をした凶悪な騎士の姿。

モニター越しにそれを見ていた入江には、この現象が何を意味するか分かっていました。

入江:『…………ヘルリングに己の精神を喰わせたのか…!!』
   『ただでさえ強力な幻騎士の炎力(パワー)が』 『何倍にもふくれあがっていく…』

冷汗を垂らしながら、解説してくれた入江の不吉な言葉で以下次号!!

久々にユニが見れて嬉しいです。
今の無表情のユニも、綾波レイ(@エヴァ)のようでよいのですが、
やはり年相応の表情を見せる彼女の方が可愛いですね。

今回の回想で、幻騎士が白蘭からの命を受けていること、
自分のファミリーが滅ぼされようとしていることなどを
すべてを知った上で、ユニが白蘭の元へ出向いたことがはっきりしました。

ユニの瞳に気圧された結果、ジッリョネロファミリーを殲滅できなかった幻騎士は、
白蘭にお仕置きをされなかったのか気になるところです。
幻騎士が、なんとなくヘタレっぽい一面を持っているのではと思えてきました。
それだけユニの瞳の力が強かったのだと、それを受け止めるだけの感受性が
幻騎士に備わっていたのだと信じたいです。
「神」発言は、正直痛いですが;

ところで。
ツナが零地点突破・改を用いたのは、零地点突破・初代エディションで
幻騎士一人を凍らせるより、その炎を吸収して自分の回復をも
狙った結果だということですね。

ツナに追い詰められた敵が、自己問答の末に何かが切れた挙句
その形態が変わるという展開は、リング争奪戦のXANXUSを彷彿とさせます。
もう一つ言えば、何かに心を囚われ本気を出せないままツナと戦い、
やがては心が解放されるという展開は、黒曜編のランチアを彷彿とさせます。

唐突に回想シーンが始まっているので、果たして幻騎士が自らの意思で
白蘭に仕えているのか、ユニのように白蘭に洗脳(?)された後なのかは判断しかねます。
これでもし幻騎士がツナの死ぬ気の炎によって『浄化』される展開になれば
骸と被る…と言いたい所ですが、折角の『浄化』の力はもっと活かして欲しいと
思っていたので、寧ろ大歓迎です。

なにはともあれ、次回も楽しみです!

WJ47号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的214『意表』

2008-10-18 01:55:27 | 雑誌[J]
# 2008.10.19 03:00>本編の感想修正

ツナギ姿の超死ぬ気モードのツナが表紙を飾った今号は
巻頭カラーでキャラクター人気投票の結果発表からスタートです。

先ずは『10年後の姿が見たいキャラ部門』。
1位はツナ、3位がリボーンでした。
部屋の中央に立つ2位のディーノを中心として、4位のXANXUS、
5位のクローム、6位の獄寺、7位のバジル、8位のシャマルが
ぐるりと取り囲むように陣取っています。

ディーノは髪型がガラリと変わっていますね。
バジルとクロームは、髪が伸びて落ち着いた雰囲気です。
ツナとリボーンは、壁にかけられた鏡の中にシルエットだけ登場しています。

続いて『キャラクター部門』。
見開きにて発表です。
1位のツナと背中合わせに2位のヒバリが、その右側に3位の獄寺が(何故か肩を出して)立ち、
その3人の姿を中央に、右ページ上から4位の骸、5位のXANXUS、6位のスクアーロ、
左ページ上から9位のリボーン、8位の山本、7位のディーノの顔アップが
描かれています。

何気に、ヒバリの足元にバリネズミが、頭にヒバードが、獄寺の足元に
瓜が、山本の肩部分に燕がいるのが可愛いです。
ツナの制服姿は久々に見た気がします。
それにしても、このページにおけるXANXUSとスクアーロとディーノは、
現代の姿でよいのでしょうか。色気が凄過ぎて10年後と区別が付きません;
あと、ちょっと獄寺も髪型が変わっている気がしますね。

キャラ部門で意外だったのが10位のボンゴレⅧ世でしょうか。
初代は思いの外低かったですね。
ちなみに、11位スパナ、12位ランチア、13位クローム、14位白蘭、
15位ベルフェゴール、16位ボンゴレⅠ世、17位ランボ、18位了平、19位ユニ、
20位持田先輩でした。持田先輩…正直「何故!!?」という感じです(←失礼)。


さて本編。

前回のラストでツナの発した言葉により起動した
X BURNER 発射誘導プログラムの声からスタート。
先ずは右手から炎を放射するツナの姿を見た幻騎士は、
それが一瞬にして3区画(ブロック)を消滅させたモノだと気付き、
発動を阻止すべく動きます。

『それはさせんぞ』

言いながらあっという間に間合いを詰めた幻騎士の剣撃に、
炎圧を2万まで上昇させていたツナは、一旦技の発動を停止し
防御に徹します。

ツナ:(…………なんて剣だ!!太刀筋が分裂して見切れない!!)

なんだかツナが剣士かと錯覚する分析力ですね。
いつの間にこんなに戦闘慣れしたのでしょう。
今まで剣士と戦った経験は…スクアーロくらいじゃなかったかな?

ツナ:(だがやはり X BURNERの情報を知っている…………)

幻騎士がX BURNERのことを知っているということは、
ツナにとっては想定済みだったかのようです。
まぁVS.死茎隊の状況が、入江に筒抜けだったことを考えれば
情報が伝達済みであることも想像に難くありません。

なんて冷静に分析している最中にも、ツナはふっ飛ばされていましたので、
次の瞬間には激しく壁に激突してしまいます。

スパナ:『………ああ』
リボーン:『バカツナめ』

座り込んでノートPCのような機械を操作しているスパナと
腕組みをしたホログラムのリボーンは、ツナの戦闘を見守っています。

リボーン:『ただでさえ X BURNERは発射までにスキがでかいんだ』
     『あれを奴相手に あんな バカ正直に撃てるわけねえ』
スパナ:『……問題はそれだけじゃない』
リボーン:『?』

スパナは、ツナがX BURNERを発動させるとき、常に持ち歩いている機械で
モニターしているようです。
それによると、ツナの炎力(パワー)が著しく落ちてるそうです。
X BURNERの炎圧の伸びも1/5以下だとのこと。
それを聞いたりボーンの答えは『やはり そうか』でした。

リボーン:『ツナの疲労はピークに達してるんだ…』
     『連戦と3回のX BURNERで もう気力もほとんど残ってねえんだろう』
スパナ:『…………』 『この出力ではX BURNERを撃てたとしても…』

先行きを案じる二人。
と、不意にリボーンの元に通信が入ります。

『リボーン』

リボーン:『……』 『ツナか?』

ヒソヒソと話をするリボーンとツナ。
呼吸を乱しながらもツナは、ヘッドセットに向かい言葉を続けます。

ツナ:『頼みがある…』
リボーン:『どうしたツナ』 『言ってみろ』

なんだかよいです師弟。久々にこの二人の先生と生徒の姿を見た気がします。

ツナの言葉を聞いたリボーン、そしてボンゴレアジトでホログラムの調整をしている
ジャンニーニは、ツナの言葉に驚きますが

リボーン:『なるほど…目には目をか』 『あいつばかり凶悪な武器を使いまくってずりーからな』

ずるい…確かにその通りですね!ツナは匣兵器を一つも持っていませんし。

にっと笑みを浮かべつつ、あくまでヒソヒソと話をするリボーン。
ツナの考えに賛成し、その頼みごとには応じる姿勢のようです。
ただしそこは流石教師。忠告も忘れません。

リボーン:『だた そんな手が通用する相手とは思えねーぞ』
     『もし うまくいってもそれは一回だけだ しかも一瞬だぞ』

リボーンの言葉を聞いたツナですが、

ツナ:『……』 『一瞬あればいい…』

あくまで自分の考えた手を実行するようです。

やがて、ツナが激突した際に起こった土煙が消え、座り込んだ状態のツナの前に
幻騎士の姿が像を結びます。

幻騎士:『…我が幻剣の太刀は 分裂させ複数ポイントの同時攻撃が可能』
    『超直感で気づくことができても対処はできぬ』

幻騎士の言葉に唇を噛み締めるツナ。
その言葉が正しいことは、先程の攻撃で自らが身をもって知ったのでしょう。
『散るがいい』という言葉と共に、再度繰り出される幻騎士による怒涛の剣攻撃。
それを超直感で認識しつつも対処できずに傷付いていくツナ。
『当たるなよ……』と祈りつつ見守るスパナの目の前で、かなり大きな衝撃を喰らってしまいます。

ツナ:『ぐあ』
スパナ:『ボンゴレ!!』
リボーン:『……!』『ツナ!!』

小柄なその姿が見えなくなるほど激しく土煙が巻き起こるのを見、
久々にリボーンが、思わずツナの名を呼ぶほど焦っています。
それだけヤバイ状況ということなのでしょう。
『ぐうぅ』と呻いていたツナですが、唐突にXグローブに炎を集中させます。
次の瞬間、炎を噴射し土煙の中から抜けたツナは、幻騎士に背を向けその場を離脱します。
それを逃亡とみなした幻騎士は、すぐさまツナの後を追います。

幻騎士:『『最後に オレに背を向けるとは』 『愚かな死を選んだな』
    『見損なった』

いいつつ、幻剣にて攻撃を繰り出しツナを背後から切り刻みます。
が、次の瞬間霧散するツナの姿。それは立体映像(ホログラム)でした。

気付いた幻騎士が振り返ったその視線の先には、リボーンの協力で稼いだ一瞬の隙に
X BURNER の発射準備を進めていたツナ。
ホロを囮にしている間に、X BURNER はレフトバーナーの炎圧調整に入り、
その出力ゲージは3万FVに達していました。

幻騎士:(おのれ!オレを欺くとは!!)

即行ツナの方へと身を翻す幻騎士。
幻術ではありませんが、視覚のトリック(とは言えないかもしれませんが)を
使って幻術使いを欺くというのは楽しくもあり悲しくもあり…ですね。

発射スタンバイが出来たX BURNERですが、その数値は3万FVでシンメトリー。

スパナ:『たった3万!?』 『炎圧が弱すぎる』

その数値の低さに愕然とし、焦るスパナですが、ツナは意に介さず発射しようとします。

幻騎士:(撃たせん!!)

伝え聞きではあってもその威力を知っている幻騎士が阻止しようと動きますが
それより早く、ツナはX BURNERを発射します。

幻騎士に向かい迫る圧倒的質量の炎。それを幻騎士は、X BURNER の炎を切ることで防ごうとします。
出力が弱いためか、幻騎士の太刀に真っ二つに切り裂かれていく炎。
『やはり弱い!!』というスパナの叫びを聞く限り、VS.死茎隊のときに放っただけの威力があれば、
たとえ幻騎士であっても防ぐ術はなく、このようにはならなかったのかもしれません。
幻騎士は炎を切り裂き続けたまま、一直線にX BURNER の発射元のツナのところへ到達します。

思わず目を見開くツナ。
次の瞬間。

ガッと音がし、かき消されたX BURNERの炎。床にボタボタと落ちるツナの血。
驚きの表情を隠せないスパナとリボーン、そして幻騎士。

ツナ:『…情報に踊らされたな…』

一瞬の静寂に包まれた空間に響くのはツナの声。

ツナ:『…おまえはX BURNERを警戒するあまり…』 『太刀筋を分裂させず 最も強力で確実な一本に絞った…』
   『それならとれる…』

立体映像だけでなく X BURNER までも布石にしたのは

「零地点突破 改 白刃取り!!!」

幻騎士の渾身の一太刀を、零地点突破 改 の構えで受け止めたツナで以下次号!!

取っちゃいました。
零地点突破 改の構えで、白刃取りやっちゃいました。
かなり難しいと思うのですが、それよりもツナの額から出ている
血の方が気になります。
取ったと宣言しているのに「やっぱりちょこっとおでこに剣が刺さってました♪」
なんてことでなければよいのですが;

今回はリボーンの表情がかなり豊かです。ツナも、リボーンを感心させられるくらい
成長を遂げていますね。ツナが策を弄した結果が実って嬉しいです。
そのまま幻騎士を凍らせたら、とりあえずはよいのではとか
思っていますが、そうはいかないでしょうね。

にしても、X BURNERはスパナのサポートなしには撃てないのでしょうか。
だとしたら、少し効率が悪いですね。
研究所の近くでX BURNERを撃てば、研究所に難なく侵入できるかもという期待は
「ツナの疲労度が高いため、炎圧が弱い」「発射までのスキが大きい」という
2点から無理ということになりました;
リボーンにおいては、「必殺技は存在しない」という結論に達しそうです。

幻騎士から奪った死ぬ気の炎でツナは、暫定的にでも回復ができるのでしょうか。
絶対的な傷は、今の彼らでは手の施しようがないでしょうから、
幻騎士のバトルを切り抜けたとしてもその先ミッション続行できるのか、
ヒバリたちの脱出は間に合うのかが大変不安です。
ですが、ツナたちならやり遂げてくれると信じて見守りたいと。

なにはともあれ、次回も楽しみです!

WJ46号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的213『沢田綱吉VS.幻騎士』

2008-10-14 23:05:39 | 雑誌[J]
土曜日発売でした今号。
諸事情によりかなり遅れての感想となりました。

激しくぶつかり合うツナと幻騎士からスタートの今号。
いまだ姿を現さない幻騎士の存在を、ツナは超直感で捉えています。
何気に互いの視線が相手を捉えているのがよいですね。

幻騎士の一太刀を、左手の甲のエンブレムで受け止めたツナですが、
すぐに右サイドからの攻撃を察知し、炎を纏った右手でそれを防ぎます。
誘爆した状況を確認し、爆発物が再び襲ってくることを直感し、
両手から炎を発し、目の前に立ち塞がったものに攻撃を繰り出しながら
間合いを取ります。

ツナの炎を浴びブスブスと身を焦がし、白煙をあげる幻騎士。
かなり残念な顔になってしまっています;
これ、下手したら相手死んでるんじゃとかは言っちゃダメですかそうですか。

ゆっくりと床へと落ちたその人影を、空中からじっと見つめ続けるツナ。
しかし、そんなツナの背後から幻騎士が声をかけます。

幻騎士:『よく見破ったと言いたいが』
ツナ:『!!』
幻騎士:『相手が超直感を持つボンゴレである以上』 『驚きはしない』

振り返ったツナの視線の先に居たのは、無傷なままツナと同じく宙に浮いている
幻騎士の姿でした。腰が細いです。

ツナと幻騎士を中心として、辺りの様相が塗り替えられていきます。
スパナが居るギリギリのところまででストップしてますが、
何故わざわざ幻覚でバトルフィールドをお化粧するのかは分かりません。
意味…あるんでしょうか?(←聞くな)

幻騎士:『ここは通行止めだ』 『研究所には指一本触れることもかなわぬ』

捉えようによっては、「この先にはとても重要な研究所がある」と言っていますね;

この流れを見ていたスパナが、相手の正体に気付きツナに声をかけます。

スパナ:『…あ……』 『ボンゴレ!!』 『そいつが6弔花の幻騎士だ!』
ツナ:『!!』

…スパナが仲間のことをあまりよく知らないのか、幻騎士があまり有名ではないのか。
ここに来てようやっとご紹介です。

ツナ:『な…なぜここに…? みんなと戦っている相手のはず…………』
幻騎士:『……みんな?』 『貴様の守護者のことか』

戸惑うツナの問いに対し、幻騎士は冷静に応じます。
不謹慎ですが、ボンゴレという組織の守護者ではなく、
ツナ(ボンゴレ10代目)の守護者認定をしてくれてるのが嬉しいです。

幻騎士:『なかなか手こずったが奴らは今頃』 『藻屑と化しているだろう』

その言葉に激昂したツナは、Xグローブに力を集中させた後、
『何をした!!』と叫びながら幻騎士へと攻撃を繰り出します。

骸骨を残像としツナのその攻撃を避けた幻騎士は、そのままツナを殴り飛ばします。
空中で身動きが取れないツナの背後に素早く移動し、剣を抜き待ち構えますが、
ツナはXグローブの炎を操り、体勢を整え拳撃を繰り出しますが、
それを難なく防ぐ幻騎士。

幻騎士:『所詮 子供』

ツナの目の前から霧化し、姿を消した幻騎士はそう呟くと
ツナの背中を大きく×印に切り裂きます。

ツナ:『ぐああ!!』

血を噴き出しながら痛みに叫ぶツナを、空中で一回転して蹴り落とし
地面へと叩きつけます。

流石に驚くリボーンと、『ボンゴレ』と叫ぶスパナの前で、
叩きつけられた状態のまま呻くしかできないツナ。

リボーン:『…………』『あいつ ハンパねーな』
     『オレの見る限り10年後のヒバリと同じレベルの体術だ』『今のツナじゃ歯が立たねぇ…』

正確に幻騎士の体術レベルを見抜いていますね、流石ですリボーン先生。

場面変わり、入江サイド。
このバトルを巨大モニターでじっと見ている彼によれば、
『マーレリングと身一つだけでも10年後のボンゴレなど赤子の手をひねるようなもの』
『にもかかわらず ボンゴレとの戦いの前に使用許可を求めてきたのは…』

霧属性最高ランク「残像骨(オッサ・インプレッショーネ)のヘルリング」
ケーニッヒの残した霧属性最強の剣「幻剣(スペットロ・スパダ)」
同じくケーニッヒの傑作と言われる甲胃(アルマトゥーラ)シリーズより「霧の2番(ネッピア・ヌートロ・ドゥエ)」

…なんだか、クラシックミュージックっぽいノリになって参りましたね;
ちなみに、「幻剣」と「霧の2番」は匣兵器です。

『どれも恐ろしく強力だが取り扱いが難しいために白蘭サンの許可なしには使用できない』
『非常事態 特別強襲用の…いわば…』

「大戦装備(アルマメント・ダ・グエーラ) !!!」

霧属性の最高ランクのリングと匣の力を引き出した幻騎士の体を霧が包み込み、
やがて姿を現したときには、甲冑に身を包み、大剣を携えていました。
胸の「幻」の字は一体なんなんだとか、頭の角は邪魔じゃないのかなとか
重くないのかなとか、どうして腕は鎧に覆われていないのかなとか
色々色々聞きたいのですが、とりあえず。

…4刀流はどこいった??

そんな些細な疑問など、入江には関係がないようです(←当たり前)。

入江:『まるでアリを倒すために戦車をひっぱってくるようなものだ…』
   『これが奴の任務に対する執念…』

今まで使用しなかったところを見ると、それだけツナに対する警戒度が
高いと思ってよいのでしょうか。

リボーン:『更にゴツくなりやがったな』
スパナ:『…まるで騎士だ…あんな兵器初めて見る…………』

スパナとリボーンの仲良しっぷりはなかなかに楽しいのですが。
スパナは幻騎士をなんだと思っていたのでしょう。
幻「騎士」って言ってるのに、騎士じゃなければ一体なんなんだと;

その幻騎士は、倒れて動けないツナへと語りかけます。

幻騎士:『白蘭様は 貴様を全力で倒せと仰せられた』
    『白蘭様の言葉は神の啓示』 『くつがえることはない』

迷いのない顔で、冷たい視線でそう告げる幻騎士。
正直「神」発言はアイタタタタという感じですが。

幻騎士:『無駄な抵抗はやめ 一息に殺されるがいい』
    『オレとの実力差は骨身にしみてわかったはずだ』

地面に倒れたまま、冷汗をかき痛みと出血で朦朧としてそうなツナは
視線だけは幻騎士に向けたまま、じっとその言葉を聞いていますが、
その背からはおびただしい血が流れています。

幻騎士:『…同じことを貴様の守護者共にも言ってきたが どいつも力の差をわかりつつ抵抗し無残に散った』

その言葉を聞いた瞬間。ツナの左手に力が込められ、グッと拳が握られます。
それを静かに見つめるリボーン(のホログラム)。

幻騎士:『貴様はそれほど愚かでもなかろう』 『ボンゴレX世(デーチモ)』

剣を構えながら語りかける幻騎士。
その視線の先で、ぐぐっと力をいれ体を起こすツナ。

ツナ:『…お前の強さは…よくわかった』 『…だが』

幻騎士がその一挙手一投足を見つめる中ツナは
力強い眼差しで幻騎士へと視線をぶつけます。かっこよいです。

ツナ:『わかっていてもオレは闘る!!』

幻騎士(!!!この目…)

このとき、幻騎士の脳裏に浮かんだのは、ユニの顔でした。
やっぱり彼にとってもユニは特別なのでしょうか。
でも、ツナの目からはどうやっても連想できなさそうなのですが…
…何故??

ツナ:『オペレーション…X(イクス)』

今の自分の最高最強の技を繰り出そうと、静かに声をあげたツナの姿で以下次号!!

以前も書いたかもしれませんが、この作品における必殺技は大変寿命が短いのが心配です。

初代以外でツナのことをデーチモと呼んでくれたのは
幻騎士が初めてなので、それが嬉しかったです。
にしても、幻騎士。「無残に散った」というのは誇張し過ぎですね。
今のところ、誰一人として葬ってはおりませんよ?

上記ではツッコめる雰囲気でなかったのでここに記述しますが、
残像骨の能力は骸骨が身代わりになるってだけなのでしょうか。
避けるのは自分スキル?毎回バッラバラにならないかドキドキしながら
攻撃受けるんでしょうねあの骸骨は。大変なお仕事ですね(ぉ。

ツナの力強い意思溢れる眼差しを見た相手が、自分の心に居る誰かを思い出すのは
大空のボンゴレリング争奪戦でもあったパターンですが、そこは敢えてスルーしたいと。

これで、幻騎士がミルフィオーレを裏切る展開だったら
入江が可哀想過ぎるなとは思うのですが、その可能性がどうしても捨て切れません。
血が派手に噴き出すように、皮膚の下を浅めに切る方法があった気がするので、
ツナの背中の傷が残らないとよいなと思うと同時に、幻騎士がわざと
そういう攻撃をしたのではと妄想しています。

ラストのツナの「わかっていても」というのは、
実は諸手をあげて賛成はできかねます。
仲間が全滅したかもという状況下、目の前に居るのはあまりに強大な敵。
この場合、決して諦めず闘い続けたという仲間に恥じないよう
最後まで闘うのも道ですが、なんとかこの場を凌ぎ、ミッションを成功させるのもまた
大切な選択肢だと思うのです。
まぁ自分の背後に居るスパナが命懸けで完成させてくれたX BURNERの威力を信じればこそ、
それを放てば道が開けると考えたからこそかもしれませんが。

これで、ボンゴレサイドはほぼ全員が重傷者となってしまいました。
この先の戦いに備えどう回復していくのか、ヒバリサイドやγ、アイリスサイドは
どうなっているのかなどなど、気になることがたくさんあります。

なにはともあれ、人気投票結果発表巻頭カラーの次回も楽しみです!


WJ45号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的212『最終防衛区画(ブロック)』

2008-10-04 02:55:06 | 雑誌[J]
ミルフィオーレの制服に身を包み、こちらを見据える入江と
彼に寄り添う…というよりも絡みつく二人のチェルベッロが表紙の今号。
ハーレムという言葉よりも、親子とか幼馴染という感じの言葉が
浮かんだことは秘密です。
にしてもこの入江、20代半ばなのですよね。若いのか老けているのか微妙なところです。

さて本編。

障害を潜り抜けつつ、スパナと共に基地内を高速移動するツナ。
その姿を逐一チェックしつつ、入江は次々と手を打っていきます。
第3防衛区画(ブロック)を突破したという報告にも動じません。

『いいさ想定内だ』
『防衛区画は』『これだけじゃない』

入江は手元の装置を操作すると、ツナ達を筒状の区画へと誘導します。
直後、壁から発射された無数のミサイルに追尾されるツナとスパナ。
リボーンの『左に入り込めるぞ』の声に『わかってる』と答えたツナは
すぐさま方向転換し、壁の内側へと逃げ込みます。
しかしミサイルも正確にツナ達を追い続けます。

リボーン:『追いつかれちまうぞ』
ツナ:『これ以上のスピードは スパナの体がもたない!』
スパナ:『……………心配するなボンゴレ。足手まといにはならない』

背中の方に手をやり、なにやらゴソゴソと漁るスパナ。
山本が背中からバットを出したり、獄寺がどこからかダイナマイトを出したり、
ヒバリがどこからかトンファーを出したり、ランボがどこからか色々出したりするように
彼も四次元ポケットをお持ちなのでしょうか(ぉ

そしてサッと取り出したるは…
「酢花゜」の名前入りお茶碗とお箸でした;
左手でお箸を持ってるのは偶然なのか左利きなのか判断出来かねます。
静かなボケだったのですが、ツナは超死ぬ気モードなのでツッコみません。

スパナ:『…………』 『違う………』

冷静に自己回収するスパナが可愛いです。

更にゴソゴソと漁り、『あった』と声を上げ
機関銃のようなものを取り出します。
スパナは、ツナに牽引された状態で器用に後ろを向き、ミサイル目掛けてその武器を発射します。

と、彼らを追っていたミサイルが目標を見失い、壁に衝突し爆発、消滅します。
驚くツナ。

リボーン:『戦闘機なんかが搭載してるミサイルを撹乱するチャフと火炎弾(フレア)だな』
ツナ:『今の炎は…』
スパナ:『………』 『蓄炎(チャージ)した死ぬ気の炎だ』

この武器はチャフ・フレア砲といい、スパナが改良した特製なのだそうです。
最近の 死ぬ気の炎を追尾するタイプの平気にも対応しているとのこと。
技術者たるもの、最新の技術に明るくないとダメなのですね。

この状況を、入江は司令室で静かに見据えていました。

入江:『スパナめ…』 『やってくれる』
   『つくづく僕はおしい部下に裏切られたよ』 『だが ボンゴレについたのは間違いだったな』

彼の手が動くたび、基地は彼の意思に従い、姿を変えていきます。
なんというか、入江の人望の薄さには涙がでそうです。

『奴の守護者達はもういない。そして――』

うっそりと笑みを浮かべる入江。
まだ居なくなったわけではないのに居なくなった扱いをすると
また後でビックリしたりお腹がゴロゴロすると、誰か教えてあげてください;

『最後の舞台は』 『整った』
『沢田綱吉…』
『お前たちを待つのは』 『最終にして最強の防衛区画(ブロック)』

「VONGOLA X」と表示された、ツナを表すアイコンの向かう先には、
ミルフィオーレの紋章の付いた、大きく強固な区画が映し出されていました。
しつこいようですが、何故に入江がここまでツナに対し
執拗とも取れる想いを抱いているのかがわかりません。
こんなにも歪みまくった原因が少なからずツナにある…ということでしょうか。

場面変わってツナサイド。

リボーン:『やるじゃねーかスパナ』 『この戦いが終わったら うちのメカニックと発明勝負をさせてみてーな』
スパナ:『?』

飴を咥えたまま、きょとんとした表情を浮かべるスパナ。
しかし「ボンゴレのメカニック」は聞き捨てならなかったようです。

ジャンニーニ:『望むところです!』
       『このジャンニーニ!! 発明でミルフィオーレのメカニックなんかに負けません!!』

ジャンニーニのその言葉にスパナは、興奮したかのように震え、頬を赤らめてそれに応えます。

スパナ:『発明…勝負』 『ウチも負けない』

というかリボーン先生。勝負にならないと思うのですが;
あ、でも彼はうっかりミスが多いだけで、ボンゴレアジトの
7^3遮断装置やリボーンのスーツを作成したりしていましたね。
この二人が競い合えば、ボンゴレの技術部はかなりの発展を遂げそうです。

そろそろ草壁から連絡があった地点に差し掛かろうというとき、
巨大なロケットが前方から姿を現します。
さすがに驚愕するツナですが、スパナは動じません。

スパナ:『まかせろボンゴレ』 『またウチが コイツでコースをそらす』

ツナがフッと炎の威力を弱めスピードを落とし、
惰性で進み続けているスパナと並びます。
ツナより僅かに前方に出たツナは、空中でチャフ・フレア砲を構え、撃ちます。

しかし、その弾がロケットに当たるより前。
ロケットが2つに、それが4つにと、次々に2分割されていきます。
段々と小さくなっていくそれには翼の付いており、数と共にスピードも増して行きます。

それを見たツナは、『スパナ 下がってろ!!』と叫ぶと同時に
牽引していたロープを焼き切ります。
『わっ』と声を上げて、床に落下するスパナ。
一方ツナは単独ミサイルに向かい、Xグローブの炎で全弾誘爆させます。
そのまま立ち込める煙幕を抜け、先へと目を凝らすツナの前に現れたのは
巨大な槍を持ち立ちふさがる、全身鎧に覆われた巨体でした。

(人…なのか!?)

明らかに人間サイズじゃないだろうとか言ってませんよ言ってませんとも。

戸惑いつつも、右手に炎を込め鎧の巨人に向かいパンチを繰り出すツナ。
しかし、ツナの手が触れると同時、その姿は粉々に崩れ去ります。
目を見張るツナ。
しかし不意に「ズバッ」という音と共に、切り刻まれていくツナの頬や腕。
血が吹き出る傷口に驚く刹那。

(死ね ボンゴレ)

明確な殺意を伴い繰り出される一撃。
その殺気を感じ取ったツナ。

(いる!!)

超直感の成せる業か、敵の存在に気付き とっさにXグローブのエンブレム部分で
その攻撃を防いだツナと、剣を振りかざた先、ボンゴレ10代目を無表情に見つめる幻騎士とが
激しくぶつかったところで以下次号!!

入江の言っていた「最終にして最強の砦」とは幻騎士のことなのですね。

幻騎士は、ツナに対しては最初から躊躇なく倒しにきているのでしょうか。
それとも、γと同様ミルフィオーレへの裏切りの意思があり、
ボンゴレの超直感に訴えかけやすく殺意を露にしたのでしょうか。
なんにせよ、入江の腹痛が一生治りそうもない予感がビシバシです;

結局幻騎士は、ボンゴレ10代目ファミリーの主要メンバー全員と
ぶつかることになりましたね;
ツナの超直感は幻覚を看破するでしょうから、
単純に拳闘士と剣士の闘いになるのかな?
それとも、10年後の戦いにおける幻覚の力は、超直感すら鈍らせるのでしょうか。

幻騎士はあくまで剣士であることから、山本もしくはスクアーロの
参戦を期待したいところです。

幻騎士による足止めを喰らったこと、幻騎士の実力が計り知れないことから
ヒバリサイドは了平が入れ替わって壁を破壊することになるのかなとか
想像しています。

しかしこの作品においての新技は、大変命が短いですね。
あっという間にそれを無効にする相手が出てきますよわお。
それもまた、展開の速さを感じさせる要素かもしれません。

なにはともあれ、次回も楽しみです!