箱庭を騙る檻の中の書庫

漫画や小説、音楽などに対する主観的感想。
最近偏り気味です。

WJ42号 家庭教師ヒットマン REBORN! 標的209『リングの炎』

2008-09-13 02:32:47 | 雑誌[J]
幻騎士が表紙の今号。
諸事情により、簡易版の感想で参ります。

X BURNER が放たれた後、壊れたジンジャーの人形の腕から
応答を求める入江の声が響きます。
その通信機を拾い、呼びかけに応えたのは超死ぬ気モードのツナでした。
入江はどうやら、ツナの声を知っている様子です。

ツナは入江に対し、
『おまえがオレ達を過去からこの時代につれてきたのはわかってる』
『どこにいる?』
『研究所と丸い装置はどこにあるんだ!!』
と詰問しますが、入江が答える前に無線機が壊れます。

なぜツナが装置のことを知っているのか、
何故入江がタイムトラベルに起因していると判断したのか。

混乱し青褪める入江ですが、チェルベッロの
『それはボンゴレ達を倒せばわかることです』
『今はご指示を』
の言葉に落ち着きを取り戻し、ボンゴレを見失わないよう指示します。

本当にチェルベッロ機関は謎ですね。
裏で歴史を操る存在なのでしょうか。Sound Horizon での黒の教団を彷彿とさせます。

にしても、
『研究室も心配ないさ』
『ボンゴレ最強と言われたこの時代の雲雀と互角以上の戦いをした
 幻騎士が守っているんだ』
『もうボンゴレ側(サイド)に奴に敵う相手はいない』
という入江の台詞には涙を禁じ得ません。
…絶対裏切られるから!!!

一方ヒバリ VS 幻騎士。

幻騎士からヒバリへの先程の一撃は、霧の炎を込めた
柄での攻撃だったようです。
『確かに頭蓋を割ったはず…』
『生身の体で防ぐなど…』
という言葉に、さすがあらゆる生物の頂点に立つ男は
違うなと思ったのですが、そうではないようです。

もしかしてリングの炎を使えるのかと考えた幻騎士は
この時代の戦い方を知っているか、匣を見たことがあるか問います。
しかし、ヒバリからの何れの回答も「?」でした。

目の前のヒバリが何も知らないと判断した幻騎士は、
己の幻覚を誇示し、ヒバリへ攻撃を繰り出します。
ヒバリが動けずに居た刹那、彼を包んだのは獄寺のバリアでした。

『借りは返したぜ』
『つってもてめーじゃわかんねーか…』

そこに居たのは、ランボとイーピンを背負った草壁と
傷だらけのまま草壁の左肩を借りてようやく立っている獄寺、
草壁の右肩を借りつつも完全に意識を失っている了平。
そして、ムクロウを連れたクロームでした。

彼らの姿をみて一瞬目を見張るも、ムッスーとするヒバリと、
10年前の姿になっていることに驚愕する草壁。
幻騎士は助っ人認定しましたが、獄寺もクロームもダメージが大きく
立っていることすら出来ません。

しかし、草壁が山本のことを「山本氏」と呼んでいるのにはちょっと違和感がありますね。
そう呼ぶのはランボだけかと思っていたので。

状況を確認し、今の展開は一番恐れていたパターンだと強張る草壁に
ヒバリが声をかけます。

『草壁哲矢』
『いつ群れていいといった?君には風紀委員を退会してもらう』

えらい迫力で言い放ちますが、草壁はガーン状態。
『オレを中坊だと思ってる!!しかも退会!!』
なんだか今回の草壁はよいですね。よい味を出しています。

ショックを受けた草壁ですが、今はそれどころではないと
直ぐに己を取り戻し、リングの炎と匣で応戦をと声をかけます。

リングの炎、そしてボックス。
耳慣れない言葉を疑問形で繰り返すヒバリ。その足元には匣が落ちています。
それに賭けたい草壁と、ムダだと嘆息する幻騎士の目の前で、ヒバリはひとりごちます。

『ボックスが何かはしらないけど』
『リングの炎…跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな』

跳ね馬という単語に「10年前のディーノか?」と思案する草壁。

『あの男もこれからの戦いに重要になるのは』
『リングの炎だとうるさくてね』

いいながら幻騎士を睨みつけるヒバリの、指に嵌めたボンゴレリングが輝きだし、
次の瞬間には膨大な炎が迸ります。

あまりのその炎に驚愕する幻騎士と草壁の目の前で
『君達なんて来なくてもよかったのに』
と告げるヒバリの目のアップで以下次号!!

10年前は、リングの力は発見されて間もない頃で
それを知るのもごく一部のマフィアのみだったそうです。
となると、リング争奪戦のラストで点った炎が
リング+匣での闘いの幕開けとなったのかもしれません。

でもそれなら、ヒバリよりも先にツナに教えて欲しかったな兄貴分!
もしかしたらツナたちが行方不明になったことで
キャバッローネも動いたのでしょうか?
その過程で、リングの炎についてわかったとか。
リボーンというパイプ役も居ない状況では、少し考えにくいですが。

タイムトラベルという装置の存在。
10年前と後で入れ替わる10年バズーカの存在。
これにより、10年前に行った誰かにより、10年前のディーノたちに
リングの炎と匣についての情報がもたらされた可能性もありますね。
となると、「誰が」ということと「9年10ヶ月」という時間が気になります。

ところで。
止めを刺そうとすると必ず邪魔が入って
その度色々な相手もしくは技を目の当たりにすることになる
幻騎士が本気で可哀想じゃないかと思い始めました;
そして、この後、幻騎士が入江の期待を裏切る展開にならないかなと想像し、
入江の腹痛を心配したりしてます。

なにはともあれ、次回も楽しみです!


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4 コメント

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こんばんは。 (アリス)
2008-09-13 17:20:30
こんばんは。
獄寺君、久しぶりの登場ですね。
あれから獄寺君とγの勝負の行方がとても気になっていたので・・・(γはどうなったのでしょうか?
さすがは雲雀さん!
すぐに炎を灯されたのですね。
私はジャンプを買っていないので雲雀さんの炎は見てませんが、きっと雲雀さんのことです。素晴らしい炎を灯してくれたことでしょう。

ジャンプの感想とズレてしまいますが、最近このブログを見るのがとても楽しみになっています。
私の中の楽しみを増やすことができたこのブログの管理者様にとても感謝しています。
ありがとうございます!
それでは長文失礼いたしました。
返信する
こんにちはアリスさん (書庫の管理人)
2008-09-14 00:10:14
獄寺、久々登場で魅せてくれました。
γがどうなったのかは気になるところですが
了平も獄寺も生きていたのですもの、
しっかり再登場してくれると信じています。

ヒバリの炎は、はい、幻騎士もが驚くほどの
膨大さでしたが、割とあっさりと点りました。
流石です。

そして、わざわざのありがたいお言葉をありがとうございます!
気侭な管理人にお付き合いくださり、拙文を楽しみに
してくださっているとは嬉しい限りです。
思い付くまま、好き勝手綴っておりますが
よろしくお付き合い戴ければと思います。

# 私の言葉では原作の素晴らしさは伝えきれてませんので、
是非是非に本誌orコミックスもご覧くださいませ。
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こんにちは (ラン)
2008-09-14 13:16:22
こんにちは。
この感想を見て、さすがあらゆる生物の頂点に立つヒバリさん!
と強く感じました…
ディーノは後々リングの炎が重要になることを感づいていたんですね。
やはりリング争奪戦の時の炎も関わっているのかもしれませんね…
では。
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こんにちはランさん (書庫の管理人)
2008-09-14 22:53:29
あくまで個人の感想ですが、結局ヒバリは生身で
常人なら頭蓋叩き割られるであろう攻撃を凌いだようですから、
流石と言わざるを得ないでしょう。
えぇ、流石あらゆる生物の頂点に立つ男です。

リング争奪戦の時の炎が関わっているとすれば、
ディーノがいち早くリングの炎に対する情報を
入手したのも頷けるかなと思います。
とはいえ、すべて推測の域を出ませんが…;
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