1ヶ月ちょっと前の話になりますが、私が個別指導で担当していた生徒が第1志望校に合格しました
とても嬉しかったです
その生徒は、5年生の途中に中学受験をすることになりました。
それまでは集団授業の非受験クラスに通っていたのですが、急遽個別指導で授業を受けることに。
受験対応の勉強を今まで全くしていなかったので、本当に大変な状態でした。
特に算数の成績が酷かった為、6年生の夏期講習から私が担当することになりました。
初めて授業をしたときは驚きました。
それまでの約1年間は受験対応の授業をしてきたはずなのに、線分図も比も何も理解できてない状態だったのです。
「合格自在」の問題は、ほとんど自力では解けません。
このままこのテキストを続けることは、はっきり言って全く意味がありません。
だから私は、「合格自在」を使わずに授業をすることにしました。
先ずは、基本から叩き込まないと無理ですから…。
先ず使用したのは、「小学4年生までに身につけたい和差の思考センス (小学校低学年から使える総ルビ読みがな)」です。
この中から問題をピックアップし、和差算の基本を身に付けさせました。
そして、宿題として「Z会中学受験シリーズ 入試算数の基礎30」を出しました。
ある程度の基礎が身に付いた頃に、「算数の達人」を使用しました。
授業の最初には毎回、ウォーミングアップとして線分図で解く手作り問題をやらせました。
あとは、図形が弱かったので「立方体の切断の攻略 (受験脳を作る)」もやりました。
受験の直前までそんな状態だった為、最後の最後まで不安な状態のままでした。
合格発表は受験当日の夜にネットで。
その日の私は、朝から挙動不審でした。(笑)
そして夜、ネット発表が始まる5分前からパソコンの前にスタンバイ。
ドキドキしながら待ちました。
そして・・・合格
思わず泣いてしまいました…。
本当によかった
実はこの生徒、精神面でも不安だったんです。
普段から、ちょっとした音にでもビクッと反応します。
原因は、親子関係のような気がしていました。
表面上は良さそうに見えるんです。
でも、たまに怪しい部分が見え隠れ…。
保護者面談で母親が言ってることと、普段生徒本人が言ってることがかみ合わないこともありました。
そのようなことがあり、親の圧迫が強いのではないかと感じていました。
講師ともあまり話さない生徒で、いつも緊張しているイメージでした。
そういう面も、ずっと不安に思っていたんです。
長い時間をかけて、やっと笑ってくれるようになりました。
そのうち、気を抜いているような態度をとってくれるようになりました。
難しい問題を解いているときに「はぁっ…」とため息をついたり、疲れているときには眠そうな素振りをしたり。
そういう態度も、今までは絶対にしない生徒だったので。
勉強を教えるのはもちろんですが、その前に少しずつ心を開いていかなければならないと感じる生徒でした。
この生徒を担当して、私自身もすごく成長できたように感じます。
今まで見てきた生徒の中にも、親子関係が微妙なケースは多々ありました。
でも、今回のようなタイプの子は初めてでした。
親に本音が言えない、塾の講師にも心を開けない…。
そのような生徒がつぶれてしまわないように、今後もフォローしていければと強く感じました。
私もこれから、自分の息子の中学受験に関わっていくことになります。
親に本音が言えなくなってしまうようなことにならないよう、気を付けていきたいです。
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とても嬉しかったです
その生徒は、5年生の途中に中学受験をすることになりました。
それまでは集団授業の非受験クラスに通っていたのですが、急遽個別指導で授業を受けることに。
受験対応の勉強を今まで全くしていなかったので、本当に大変な状態でした。
特に算数の成績が酷かった為、6年生の夏期講習から私が担当することになりました。
初めて授業をしたときは驚きました。
それまでの約1年間は受験対応の授業をしてきたはずなのに、線分図も比も何も理解できてない状態だったのです。
「合格自在」の問題は、ほとんど自力では解けません。
このままこのテキストを続けることは、はっきり言って全く意味がありません。
だから私は、「合格自在」を使わずに授業をすることにしました。
先ずは、基本から叩き込まないと無理ですから…。
先ず使用したのは、「小学4年生までに身につけたい和差の思考センス (小学校低学年から使える総ルビ読みがな)」です。
この中から問題をピックアップし、和差算の基本を身に付けさせました。
そして、宿題として「Z会中学受験シリーズ 入試算数の基礎30」を出しました。
ある程度の基礎が身に付いた頃に、「算数の達人」を使用しました。
授業の最初には毎回、ウォーミングアップとして線分図で解く手作り問題をやらせました。
あとは、図形が弱かったので「立方体の切断の攻略 (受験脳を作る)」もやりました。
受験の直前までそんな状態だった為、最後の最後まで不安な状態のままでした。
合格発表は受験当日の夜にネットで。
その日の私は、朝から挙動不審でした。(笑)
そして夜、ネット発表が始まる5分前からパソコンの前にスタンバイ。
ドキドキしながら待ちました。
そして・・・合格
思わず泣いてしまいました…。
本当によかった
実はこの生徒、精神面でも不安だったんです。
普段から、ちょっとした音にでもビクッと反応します。
原因は、親子関係のような気がしていました。
表面上は良さそうに見えるんです。
でも、たまに怪しい部分が見え隠れ…。
保護者面談で母親が言ってることと、普段生徒本人が言ってることがかみ合わないこともありました。
そのようなことがあり、親の圧迫が強いのではないかと感じていました。
講師ともあまり話さない生徒で、いつも緊張しているイメージでした。
そういう面も、ずっと不安に思っていたんです。
長い時間をかけて、やっと笑ってくれるようになりました。
そのうち、気を抜いているような態度をとってくれるようになりました。
難しい問題を解いているときに「はぁっ…」とため息をついたり、疲れているときには眠そうな素振りをしたり。
そういう態度も、今までは絶対にしない生徒だったので。
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お返事が遅くなり、申し訳ありません。
「トランポリン」の記事へのコメントもありがとうございました。
(そちらは個人情報が記載されていたため、公開していません。)
個人的なメッセージのやり取りは遠慮させていただいていますので、コメントでお話できたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。