今回は、ヒイラギ(柊)だ。うむ、金木犀→ 銀木犀→ 柊のシリーズとなる。なんで? うむ、ヒイラギはモクセイ属でギンモクセイの仲間だし、白い花もよく似ている。遠目には「おっ、ギンモクセイ!?」となってしまう。
ヒイラギ(柊)は邪気を払う縁起木として生垣や庭木に植えられる。「花の咲く季節は10月~12月の冬の時期」らしいが、見かけたのは10月22日だし、秋の花にしておく。「白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ」のはギンモクセイに似ているが、トゲ状の鋸歯を持つ葉が特徴。
<2022年10月21日> ラポール
◇ ヒイラギはどこ? うむ、別枠で表示しよう。
◇ 白い小さな花だよ。オレンジの花の金木犀と違って、目立たないよね。
まずは、全景から眺めよう。
◇ ここは、ラポール
◇ ボクとヒイラギの全景。
◇ ボクはもういいよ。ヒイラギを観賞すれば?
◇ 蕾もあるよ。ちょっとピンボケだね。
◇ こんな花だ。白いのでギンモクセイと間違えても不思議はないとおもうよ。ん? そんなことないって?
【ヒイラギ(柊)】
◇ モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。漢字は「柊・疼木・柊木・杠谷樹」と書く。別名に「ひらぎ」「鬼の目突き」「杠谷樹(ひいらぎ)」がある。冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ。邪気を払う縁起木として生け垣や庭木に良く植えられる
◇ 原産地は日本、台湾。日本では、本州:福島県以南、四国、九州中南部、琉球の主に太平洋側に分布。
◇ 開花時期は10月~12月。濃いグリーンの葉の脇から白く香りの良い小花を塊のように咲かせる。 花の後、翌年の初夏に黒に近い紫色の果実を実らせます。
【名前の由来】
「ヒイラギ」は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞である「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の連用形・「疼(ひひら)き・疼(ひいら)ぎ」をもって名詞としたことによる。
【ヒイラギ(柊)とセイヨウヒイラギ(西洋柊)】※画像はネットより
◇「ヒイラギ」はモクセイ科で、節分に使われ、「セイヨウヒイラギ」はヒイラギモチとも呼ばれ、クリスマスのリースに使われる。
◇ 葉は似ているが、ヒイラギは葉が一箇所から左右につく「対生」だが、セイヨウヒイラギは互い違いに葉がつく「互生」であり区別できる。
◇ 簡単な見分け方は実の色で、セイヨウヒイラギは「赤」、ヒイラギは「黒」と決定的な違いがある。
改めて別な角度のヒイラギを見てみよう。 ボクとのツーショットも含めてね。
-おまけ-
ヒイラギと言えば節分が思い浮かぶ人もいるかもね。
【節分とヒイラギ】
節分は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」意味。江戸時代以降は特に立春(2月4日頃)の前日を指す。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられ、邪気を払うために豆まきなどを行うが「柊鰯を飾る」というのもある。
【柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る】
「臭いのきついもの」、「尖ったもの」には魔除けの効果があるとされる。で、臭い鰯(いわし)の頭を尖った柊(ひいらぎ)の枝に刺し、玄関の外側に飾る。日本全国に見られる風習だが、本州が多く九州、四国、北海道では少ない。
お終い