こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と冬の草花 - スイセン(水仙)  -

2022-12-10 22:40:57 | 冬の草花

今回は、スイセン(水仙)だ。11月頃~4月頃と、秋から春にかけて花をつける。“雪中花”の別称を持つこの花は『寒気の中に凛として咲き、しかも、可憐な花の風情は、日本人の心情に適う(かなう)ものがある 』と、新日本大歳時記に書いてあるそうだ。言い得て妙と思う。また、七十二候に「金盞香(きんせんかさく)」というのもある。上品で香り高く、人気のある水仙は正月の花としても用いられる

<2019年1月25日> 糸農高近く

【金盞香(きんせんかさく)11/17~11/21頃】

水仙の花が咲き始めるころ。金盞とは、黄色い冠を持つ水仙の別名。黄色い部分を黄金の杯に、白い花弁を銀の台にたとえて金盞銀台(きんせんぎんだい)とも呼ばれます。

◇「金盞(きんせん)」は“黄金の杯”のこと。水仙は「銀(白の意)の台(うてな)に金の盞(さかずき)」と形容される。

全景から見ていく

◇ 後ろに見えるのは糸農(県立糸島農業高校)の建物。

◇ 群生しているので見応えがある。

◇ ズームしてみよう

スイセンについて、ちょっと勉強しておこう。

【スイセン(水仙)】
◇ ヒガンバナ科・スイセン属。ニホンズイセンやラッパスイセンなど色や形の異なる種が多くあるが、この属の総称をスイセンと呼ぶ。
◇ 原産地は地中海沿岸。日本へは平安末期に中国を経由して渡来。
◇ 名前は中国での呼称の「水仙」を音読みしたもの。水辺で咲く姿を「仙人」にたとえたと言われる。別名に雪中花(せっちゅうか)、雅客(がかく)がある。
◇ 花期は、12月中旬~翌4月下旬。

<2018年1月31日>

小次郎との散歩中に見つけたのは2018年。その時の写真も示そう。

◇ 確かに凛(りん)とした風情が漂う。

◇ ボク(小次郎)とのコラボを示す。ボクも凛としているだろう?

◇ うーん、負けそう!

◇ うーん、これだと、ボクもスイセンに負けてないぞ!

<2017年1月25日> 

2017年も1月末に撮影した。スイセンは12月中旬~4月下旬とのことだが、この地域では2月頃が見頃のようだ。

◇ ここは、マルショクの近く。

◇スイセンの学名でもある英名の“Narcissus(ナルシサス)”はギリシャ神話の美青年ナルキッソスに由来。ナルシスト(うぬぼれや、自己陶酔型の人)はここから来ると言う。ギリシャ神話を調べてみた。

【ギリシャ神話】

ナルキッソスは、その美しさに多くの女性に言い寄られるが、高慢に女性達をあしらい傷つけてばかり。見るに堪えない高慢さに復讐の女神ネメシスは彼に呪いをかける。

それは? そう「自分自身に恋をしてしまう呪い!」

※ 画像はネットより

そして、水面に写る自分自身に恋をしてしまう。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく憔悴して死ぬ(水面の像にキスしようとして溺死の説も)。
そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった…。

※ スイセンがうつむきに咲くのは水面をのぞき込んでいるから、という

◇ 確かに、「うつむき」に、咲いている!

【写真一覧】

◇スイセン(水仙) 福岡県糸島市 2019年1月25日、2018年1月31日、2017年1月25日
◇ソシンロウバイ(素心蝋梅) 糸島市荻浦神社 2019年1月29日、2018年1月22日、2017年1月23日、2016年1月13日、2015年2月7日撮影
◇ソシンロウバイ(素心蝋梅) 北九州市若松区高塔山 2018年1月3日撮影
◇ツバキ(椿) 糸島市美咲が丘 2018年12月26日、2019年1月13日撮影
◇サザンカ(山茶花) 糸島市美咲が丘 2017年12月29日、2018年12月26日撮影
◇サザンカ(山茶花) 北九州市若松区高塔山 2017年12月21日撮影

小次郎と冬の草花 2 - スイセン(水仙)  -

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