長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

何の権利もございませんが。

2012-02-08 09:44:08 | Weblog
岡山が全国ネットで報道されています。
しかし、残念ながらグッドニュースではありません。

日本有数、世界にもより積極的に打って出ようとする
バルク指定も受けたばかりの水島港近くのコンビナート。
世界に誇る安全工法とされていたはずの海底トンネル工事で
“想定外”の事故が起きました。
5人のかたが未だ行方不明とのこと、今後の捜索活動に
望みを託したいです。

従事されていた方々は多くが県外からの方らしく、
事故に際するご家族のお気持ちを思うと…言葉になりません。
思えば、私たちの日々の当り前の毎日、暮らしの中にも
想定外のことが起こりうる場面場面が多いです。
その筆頭が車の運転。
“気をつけてね”
家族のその何気なげな一言に、じつは全てが詰まっているように
思います。
不測、想定外とは、常にその上に起こりうるので遣る瀬無さも
覚えますが、しかし少しずつでもリスク低減に資する“意識”を
備えていくことは不可欠です。

話を変えますが、
朝の報道番組「朝ズバ」さんは、ひどいです。
もちろん、これは私見なので皆さんに共感してもらえるかどうかは
分りませんが…
報道、という位置づけをするのも間違いかもしれません。
朝のワイドショーなのでしょうか。
とにかく、時の政治にあらゆる文句を付ける。
しかも、その表現が著しく偏っていたり誤っていたりもする。
今朝は「議員年金」について、しこたま文句を並べておられたが、
国会議員と地方議員を同等に批判し始めて、表現・報道に誤りが出る。
(現職とO.B.の区別なく、すべてを一緒くたに批判するミノさん)

少なからぬ不平不満を抱きながらも一生懸命に毎日を生きている
市民、視聴者に対して、あぁいった物言いを続ければ観る側、聞く側は
“そうそう!”的な共鳴をしてくれるのかもしれないし、いわゆる
“数字”も取れるのかもしれません。
しかし、あの方々が負うべき責務は我々と近いものもあり、
つまり“正しく伝えること”であります。
何らかの感情を注入して自分の思いを込めて話すと、それは時として
客観的事実とは歪んだものになる、ということを彼らは知った上で
繰り返しているのでしょうから…ひどいのです。
(ちなみに最後には、民主党はマニフェストの中身を
“何一つできてない!”などと誤報をしてくれていました…)

“今日の朝ズバでさぁ~”
“朝ズバでこぅ言ってたよ”
いろんな方々とのお話の中で、よく聞くフレーズです。
とても心配になります。
名誉のために言っておきますが、民主党批判をしているから
書いているのではありません。
「正しく伝える責務」
これを軽視、無視して数字を取りに行く番組には、これからも
勇気を持ってこちらも批判させていただくのです。

あくまでも私見ですが、
いま報道番組で最もクォリティーの高い番組は「報道ステーション」
ではないでしょうか。
観ていても聞いていても、とても中立的で正しく伝えようとする
空気も伝わってくるし、素敵な時間を提供している番組だと思います。

花の色は移りにけりな。

2012-02-07 00:17:10 | Weblog
少し前までは
“ AKBなんて…”
ってツンツンしてた子が、今では必死に振り付けを練習していたり。

始めの頃は
“ 市議会の場でファジアーノのことなんか聞くな ”
って叱責を受けていた方々から、今となってはファジネタのetc…を
色々と尋ねられたり。

はたまた、
“ 若い力で頑張ってよ~”
って応援してくださってた方から、理由も解らないまま急に
愛想を尽かされた…ような内容のお手紙を送られてしまったり。

人心とは、とても解りづらく、
掴みにくく、追えば逃げ、離れれば持たず、
時に頼もしく、時に扱いにくく、しかれどもとても大切で、
人が生きていく限りおそらく、ずっと追い求めるものであるようにも
思います。

ある政策について、自分はどう思い、あなたと一緒かどうか…という
境において、私たちには常に葛藤があり、しかし如何に伝え、いかに
吸収し、如何に答えを作り上げるかに精力を注がねばならず、それが
できない者は政治家とは呼ばれないのです。

被災地の瓦礫を受け入れるか否か
交通政策における優先順位をどのように整理するのか
生活保護政策の“ 陰の部分 ”にどのようなメスを入れるべきか
農地転用と住宅政策との整合性と農政との整合性は?
車社会からの脱却と道路整備との政策的バランスは?

挙げればキリがないほど、私たちは日々葛藤し、
時には切ない思いもしながら選択し、決断しなければならない。
そういう仕事ですから…
そう言ってしまえば終いですが、我々もマシンではないわけで…
必要に迫られて下す決断に、自分なりにそれなりの筋道を持って
きちんと説明はできる状況ではありながら、そのほとんどは
なべて100点満点ではなく…
胸を張れ! とは言い切れない答えも多い。

ついこないだも、ある政策について、ある年配の方と意見を違え、
その方を不機嫌にさせてしまいました。私にとっても大切な方です。
その時は、今までも何度も感じてきた“ 遣る瀬無さ ”を受け止めて、
仕方ない
と前を向くしかなかったのです。
しかし後日、勇気を出して私から、その方にある“ お願いごと ”を
したところ…
思いの外快く、笑顔含みで力を貸してくださいました。

何が言いたいかというと…
人の心なんて、所詮その人のものだし、解ったつもりになっても
痛い思いをするのが落ち。
所詮、という表現が不適当ですが、その時その場、その事その意を
一生懸命に誠実にあるしかないのです。
「人心掌握術」なるものがあるとするなら、それは不断の努力でしか
ないのだと、改めて記すまでもないことを綴ってしまいました。

その方とは今週末、ボウリング大会でご一緒できそうです。
人と人との関係は、
傷を負いながら逞しくなっていくものなのかもしれません。

会議の最中、休憩中。

2012-02-02 13:14:55 | Weblog
「猛暑」というフレーズは耳にするようになってから久しいですが、
最近のこの酷寒、耳にするどころか身に染みることさえ昨今なかったように
思います。
“この寒さ、本来ならこれで良いのよね”
年老いた母が寒そうに、しかし少し安堵の表情でそう語る傍らで、
まったく同感ながらもなかなか心が前を向かない自分を恥じるのです。

実際に豪雪被害に遭われている方々にとってはレベルの違う話で、それを
思うと申し訳なくもあるのですが…岡山っ子はこの寒さに負けず、珍しい
雪などもパワーの源に換えて元気に過ごしてほしいと願う今日この頃です。

公務員の選挙活動。
立場としてやってはならないこと。
本当はルールが間違えているのではないか?と感じること。
正直申し上げて私には両方あると思えます。
律すべきところは律し、罰すべきところは罰し、正すべきところは双方、
正さねばと思います。

TPPの事前交渉。
近くアメリカと始まる様子。すでにベトナム・ブルネイ・チリ・ペルーとは
事前協議を済ませ、日本参入に賛同を得ているとのこと。
アメリカでも国内調査で大多数が賛同とのこと。枠内で最大手になる米国相手
ではとくに、核論において“良い意味”でのヒートアップが必要でしょう。
私たちは日本を知らなければなりません。
それは必ずしも、内側目線だけではないのかもしれない。
国益とは何か?
日本は強いのか弱いのか?
状態的健康とは、恒久的保障とは、次世にとっての幸せとは何なのか?

私たちは、わが身に落として考えなければならない事象と
わが身は置いといてあくまでも客観的に考えなければならない事とを
整理して考えられる一人ひとりでありたいと思います。