長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

2009-12-25 16:49:28 | Weblog
“年末年始、仕事の予定は?”
某スーパーに務める知人に尋ねた。
“最悪っすよ…31日まで普通に仕事で、年明けは2日からです…”
!!!
“ホントかよ!! それって違反じゃないの!?
           そういうのってホント駄目だよな。”
“ホントそぅっすよ。政治で、こういうの止めさせてください!!”
・・・。

盆、正月、その他にも日本人には大切にしたい日や時期があります。
少なくともボクが小さい頃には、デパートも百貨店も三が日は休みでした。
たしかに今より不便さはあったと思いますが、それは今の状況があっての
比較であって、当時はさほど感じなかったモノです。

世の中は、私たちの暮らしは、便利になればなるほど良いのでしょうか?
“あっ今日のうちに済ませとかなきゃ…!!”
“次のお買い物まで保つかしら…”
消費者側が、そういう所に巡らせ、工夫したり我慢したり、そういうことが
ないほうが良いのでしょうか?
とくに今回のように、その大衆の受益の裏で、本来の人間的営みを制御されて
いるような方々がいることを鑑みると、ボクはこの「行き過ぎたコンビニエント」
に疑問を感じざるを得ないのです。

コンビニが、あちこちにある。大都会ほどの密度ではないにせよ、
おおよそ需要を大幅に上回る件数が存在し、ほとんどが24時間営業とし、
場所によっては風紀が乱れ、小売店や商店街の存在意義とのボーダーが希薄に
なり、消費者のニーズに引っ張られて“なんでもある、なんでもできる”ことが
クウォリティーとなり、消費者はどんどん「甘えて」いく。

風情は、粋は、しつらえは、しきたりは…僕たちの暮らしの軸はどこへ
行ってしまったのだろうか?
この思いはけっして、ボクがオジサンになったから…などという時代の
変化のせいにするものじゃない、と思う。
忘れてはならないもの、捨てては失ってはならないものを犠牲にしてまで
目先の、身の回りの便利さを求めるのは間違っている。

不便さは、それほど悪いもんじゃない。
この冬すでに、湯だと思って浸かった湯船が水だった!! という失態を
もう2度も経験してしまったボクが言うのだから、間違いない。
…というのは、幾分説得力に欠けるだろうか。。。