今日は広島県庄原市の方言で 「きょうてい」 です。
ふろしまけんの、しょうばらし、てやー、そこの、（おーのきだわ）がさかえで、もかしの高野町も、えまわ庄原市ねなったげなねー。
広島県の庄原市と言えば、近くの（王貫峠）が境で、昔の高野町も今では庄原市だそうですねえ。
おん、あだんちがこめーじぶんにゃー、高野山村てよったがのー。
はい、私達が子供の頃には、高野山村と言っていましたねえ。
ふろしまけんちーと山陽がわだけん、いきやなんや、たえしたふーとこじゃーねー、ともっちょったね、なんがなんが、おちんほーねくらべりゃ、おーちがえ。いきどこーだわね。
広島県といえば、山陽側だから、雪なんか、たいして降るところじゃあないと思っていましたのに、どうしてどうして、こっちに比べたら大違い。大雪が降る所ですよ。
とこーで、「きょうてい」だが、こら、なんちーことかちーと、わーわーが（いずもべん）でいーと「おじぇー・おぞえ・おぞ」ちーとこかねー。
ところで、「きょうてい」ですが、これは、何という意味かといえば、私達が出雲弁で言えば「怖いとか、恐ろしい」という事ですねえ。
この「きょうてい」わ、しょほーでちかわれちょーさーで、おらががっこーじぶんね、せきしーの益田からきちょった、どーきしぇーが
「きょうてい」だことの「きょーとい」てていよったよ。こーも「おじぇー」ちーことだったなー。
この「きょうてい」と言う言葉は、いろんな地方で使われているらしくて、私が高校のとき、石見の益田から来ていた、同級生が「きょうてい」だとか「きょうとい」と言っていました。これも恐ろしいという事でしたねえ。
高野町も、あげして平成のだえがっぺーで庄原市ねなっただけん、この「きょうてい」を、ちょうど、高野のほーで、ちかっちょーかどげなかわからんよ。
おまえさん、高野の、しんるいのしーねでもきーてみーだわね、そげしゃー、どげなかわかーわね。
高野町も、ああして平成の大合併で庄原市になりましたから、この「怖い」を高野町で使っているのかどうか、分かりませんよ。あなた高野の親戚のひとに聞いてみなさいよ、そうすれば分かりますよ。
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