まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

えらくらし。

2010年06月30日 | ちょっと出雲弁


栃木県大田原市あたりの方言。

「いじやける」

これは「いらいらする」という意味の言葉だそうです。

「出雲弁ねも、おもっしぇーことばがあーましよ。さー、なんてていーだーか」

「まーじけ、あげねもったいぶらしこね、はや、いーかしぇーだがね」

「まー、あげねせやがんこね、ちと、おちらとしーだわね」

「あいけ、もー、えらくらし」

「お!でたでた!そえちだがの、大田原の(いじやける)とわやちの(えらくらし)はえっしょなことだよ」

「もふとつ、おなしやなことで(えらくる)、 にたんほーじゃー(えらくー)となーわのー。
こら、えままでね、なんべんもかえたことだども、にたべんじゃー、ら行の、はつおんをしぇんだけん、「くる」が「くー」ねなーわね。
そらそーとして、「えらくー」わ・・・またおまえが、えらくらしげな、かおーして!そげんえらくーだなえよ。
そげね、えらくってばっかーおーと、じみょーがちじんけんなー」

あ!おらもきょーわこーでやめますけん。
こーが、りーじえっぱえで、こーかーさき、きょーちーごでもやらもんなら、じみょーがちじんましけんね。

おらも、わがみがかわいござえしけん。ほんなーまたね。

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おなり。

2010年06月25日 | ちょっと出雲弁

しょほーの方言。

奈良県黒滝村からです。

黒滝村は、奈良県の臍と言われているそうです。

いつものように、地図をひろげてみました。
言われるとうり、ほんとうに奈良県の真ん中にありますねえ。

そこの方言で「おなり」というのがあるそうです。

あ、こりゃーきーたことがあーぞ、ともい、そーで、どげないみだらか、ともっとったら、「炊事・台所仕事」のことだてわえがね。
いずもべんとえっしょだがね。

あ!この言葉は聞いたことのある言葉だと思い、それでどんな意味だろうか、と思っていましたら「炊事とか台所仕事」のことだといわれました
出雲弁と同じです。

えまでこそ、あんまーこげなことーえわえしーわおられんだども、おらんちがこめころにゃー、おしぇしーがえわえましょった。
今でこそ、あまり、こんなことを言われる人は居られませんが、私達が子供の頃には、大人達は言っていましたね。

そのほか、出雲弁かどうかは分かりませんが、
「炊事場・台所」の事を「ながしば・ながし・だえどこ」などと言っていました。
食事のあとかたずけをする事を 「ながしーする」 。

「おまえ、すまんが、ながしーしちょえて、ごさんか」
「おまえ、すまないが、かたづけをしておいて、くれないか」

などと言っていました。

のち 24.5℃


いきる(共通語版)

2010年06月24日 | 仁多弁日記

今日もまた、聞いたばかりで、まだ湯気が出ているような、各地の方言です。

「いきる」という方言ですが、これはどこの地方の言葉かといいますと、岐阜県高山市清見町あたりの方言です。

私も、こんな方言を聞いたら、早速日本地図を出して、どんな所かと場所を探してみますよ。

ところが、その地図帳が1996年出版のもので、平成の大合併以後の町村名などは、全く分からないところが多くありますね。

それでも、古い村や町の名前を頼りに、なんとか探し出しています。

「ああそうだ、これはどうでもいい話でした」

えーと、そうそう「いきる」でしたね。
これは、どういう事かといえば「元気で暮らしましょう」や「一生懸命でやりましょう」などと言う「いきる」ではありません。

出雲弁で言えば「蒸し暑い」ということだそうですよ。

それでは、明日にでも「共通語」で書きますから、また見てくださいませ。
今日はこれで終わりにします。「ありがとうございました」

あ、 (魚でいうと、びえんだね)がありました。
これは、生きのいい生魚のことです。

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いきる。

2010年06月23日 | 仁多弁日記

志村 喬 主演の映画の題名ではありません。

きょも、また、しいれたばっかーで、まんだ「ほしぇ」がたっちょーやな、(さかなでいーと、びえんだねー) しょほーのほーげんです。

「いきる」 ちーことばだがねー、こりゃーどこんはーのほーげんかちーと、岐阜県高山市の清見町のほーのほーげんですわ。

おらも、きゃん、ほーげんをきーたちーなら、しぐちけ、にほんちじーふっぱーだえて、どぎゃんとこか、ばしょーさがえてみーわね。

ところめが、そのちじちょーが、1996ねんねださえたもんで、へーしぇーの、だえがっぺーかーのちの、まちや、むらのなやなんかえ、たかで、わからんとこが、えっとあーましねー。

そーでもまー、もかしのむらや、まちのなをたよりね、どげじこげじで、さがしだえちょーましよ。

「あーそげだ、きゃんこた、よぶんなはなしだったわ」

いーと、そげそげ「いきる」だったねー。
こーわ、どげなことかちーと、「まめでやーましょじ」やら「えっしょけんめでやらや」なんてーぶんの「いきる」だあーまへんよ。

ここらへんでいーと、「おもしのくい」てことだげねすよ。

ほんなー、あしたんでも「きょーちーご」でやーましけん、またみてやって、ごしなはえね。
きょわ、こーでしまえまし。「だんだん、だんだん」

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しわぐ。

2010年06月21日 | 仁多弁日記

しょほーの方言。

たったえま、しいれたばっかーの方言。
ついさっき、聞いたばかりの方言。

いばらきけん、しもつまし、あたーでちかわれちょーことばだが、
茨城県下妻市あたりで使われている言葉ですが、

「ぶち」 とか 「ぶつ」
「そばをぶつ」 とか 「そばぶち」 ちーやね、ちかーだげなわ。

「蕎麦を打つ」 とか 「蕎麦打ち」 と言うようにつかうそうです。

もう一つ「ぶち」

こっちゃー、やまぐちけんの、みねしへんでつかわれちょーふーだが、
いみわ、「がえね」 とか 「えらえ」 ちーことだげなよ。

こっちわ、山口県美祢市あたりで使われているそうですが、
意味は 「大変」 「ものすごく」 だそうです。

おなしことばでも、じぇんじぇんちがーがね。
同じ言葉でもまったく違いますねえ。

こっちの方は、すでにこのブログに掲載しています。

出雲弁では打つとか叩くというのは、「しわぐ」になると思いますが。
でも、「蕎麦をしわぐ」 や 「蕎麦しわぎ」 などとはいいません。
やっぱり、「蕎麦を打つ」 「蕎麦打ち」 と言います。

この 「ぶち」 にちけちゃー、出雲弁で、まちあーやーなことばが、なえちーことですねー。
この言葉については、出雲弁で当てはまるものがありませんねえ。

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