「おじじ、また、いーかしぇてごすだわね」
「ああ、きょわまたなんかえ?・・おまえも、ちかーたこともねやな、にたべんばっかー、はなしやなしーとの、つきあえをしぇにゃえけんだけん、えらえわのー」
「(にくじらげ)・・あだんまた、くじらのにたえちー、どげじしーことかともったら、そげだなえげながね」
「そげなこた、ぼーどちがーたことだが。そらのー、憎まれ口ちーことだ。ついでねもふとち、いーかしぇちょくが。(にくじらげ)が、(にくじらしー)ねなったら、憎たらしいちーことねなーのー。こっぽし。
(翻訳版)
「おじいさん、又教えて下さいよ」
「今日は又、何のこと?・・ああ、出雲弁を話したことが無いようなお前も、周りが出雲弁ばっかりじゃー、苦労だわねえ」
「(にくじらげ)とはどう言うこと?・・私は鯨の煮たのを、どうかするのかと思ったら、そうじゃー無いそうですねえ」
「そりゃおまえ、全く違う事だよ。(にくじらげ)は憎まれ口と言う事だ。ついでに、同じような事だけど(にくじらし)となったら、憎たらしいと言うことになるねえ。はい、おしまい。
この子は社会に出て、出雲弁に苦労しています。
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