あれは、怪我で、雲南病院に入院して居た時の事です。
私のことですから、何処へ行っても。 誰の前であろうが、出雲弁(仁多弁)を話していますからねえ。
或る看護師さんが 「こまさん、人さまと話すのに、そんなに(おら)と言うもんではありませんよ」 と言われたので。
「私は、(おら)のほかに何と言えばいいのか、考え付きませんが。 教えて下さいよ」
とお願いしたんですが、返事はありませんでした。
あ!そうだ。このことを、どこかで聞いた事があったぞ。
まあ、かぼちゃ頭の「こまっち」のことですから、確かな事は思い出しませんが。
それは、こんな事じゃーなかったかと思います。
昔。他人様のことを(おもて)、自分のことは(うら)と言っていたそうですね。
その(うら)が出雲では(おら)になったのではないか、と言うことだそうです。
皆さん(おら)と言う言葉、なんて良い言葉じゃあ有りませんか。
私は、私で、ずーっと将来も(おら)を話して行きますので。 宜しくお願いします。
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