まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

ほんなら(ほんなー)。

2009年11月20日 | 仁多弁日記

各地の方言。

今日は奈良県御杖村の 「へたら」

これは、 「そうしたら」 という意味だそうです。

出雲国語でいえば 「ほんなら」 にあたるでしょうか?
ほかに、 「そげすりゃ」 「そげすーと」 などいろいろとあります。

「おいおまえさん、こんやなんじよーがあーかね」

「おん、こんやは、えんばと、おととがなんだえ、そうだんしね、くーててえっちょってのー、ぐあえがわりわ」

「はーそげかね、そえち、えけだったなー」

「なんぞ、きーなよーかね」

「えんや、そげね、きょーあしたのはなしじゃーねだども、どーそーかえの、よりーしりゃーえともっての」

「ほんなー、あしたんばんじゃーどげな」

「あしたー、おらがちごーがわりーだが」

「なかなか、まえことえかんのー」

「そげしーと、あさってからさきーで、おまえの、ちごーのえーふねちー、よーししてや。おらが、そーねあわしゃえわね」

「そげしてごすかね!だんだん、だんだん、ほんなー、またよーしーします」

共通語訳です。

「君、今夜は何か用事がありますか」

「はい今夜は、弟が何か相談したい事があるので、家に来るといっているので、ちょうど都合が悪いですねえ」

「そうですか、それは具合が悪かったねえ」

「何か急用ですか」

「いいえ、そんなに、今日か明日かという程急ぐ話じゃあないけど、同窓会の事で相談をすれば、と思ってね」

「それなら、明日の晩ではどうですか」

「明日は、私の方が都合がつかなくてね」

「なかなか、都合よくいきませんねえ」

「そうすると、あさって以降で、あなたの都合のいい日時を知らせて下さいよ。私がそれに合わせますから」

「そうして呉れますか!有難う、すまないねえ、じゃあまた連絡します」


 11.5℃


ミス・ナタリー。

2009年11月11日 | 雑記帖

今年も10月8日、A小学校を会場に「あいふれあい祭」が開催されました。
私もでかけました。そして、数人の同級生にも会い、お互いの近況など話し合い、再会を約束して帰りました。

こんな事があるから「ふれあい祭」にいって見ようかという気にもなります。

例年のように、当日は小学校の学習発表会がありました。

      


         小学校児童の発表会


私のうちは、今回で小学校とはお別れになります。嬉しいやら、悲しいやら複雑な気持ちでした。

行事は例年どうりだった、といってもいいでしょうね。

校庭では、各テント村。

体育館では、午前中、児童の発表会。午後は仁多中ブラスバンドの演奏・一般の芸能発表がありました。

校舎の方では、保育所・幼稚園児の「もみじお茶席」があり、また、俳句・絵画・生花・陶芸等々の作品展がありました。

なかに、外国の人の作品が展示されており、かたわらで出品された人が編み物をして居られました。
こんな事はこの祭りで初めてのことです。

    


        ナタリー さん

ナタリさんは、仁多中学校区の学校の(外国語指導助手)としてこの7月、奥出雲町にやって来ました。

そこでナタリーさんと一問一答。

こ  「貴女は大変日本語が上手ですが、どこで勉強されましたか」
ナ  「アメリカの大学を卒業するまで5年間、日本語と美術を勉強しました」

こ  「編み物、上手ですねえ、誰に教わりましたか」
ナ  「母に教わり、編み物が好きになりました。今編んでるものは、母に誕生日のプレゼントです」

こ  「日本語は上手ですが、出雲弁はわかりますか」
ナ  「だんだんと、ばんじまして、はわかりますよ」
こ  「どうも有難う、もっとたくさん出雲弁を憶えて帰ってね」

ほんとに笑顔が良くて、おとなしい、ナタリーさんでした。


(なんぼでも) 共通語版。

2009年11月09日 | 仁多弁日記

いつごろだったでしょうか、「ネタがなくて記事が書けない」と言うような事を言ってましたが。

考えれば、ネタは、いくらでも、そこらへんにごろごろしています。
ただ、「度々同じような出雲弁を書いても面白くないだろうなあ」なんて、悩んでいますよ。

まあ、悩んでいるといっても、死ぬほど悩むというものでもありませんけどね。
うちらでは、「あいふれあい祭」といって、この地域のもの「みんなで、元気を出しましょうよ」と言う「お祭り」です。

それが今年は、20回目だそうでして、それを記念しての講演会がありました。

誰が講師だったと思われますか。
演題が「出雲弁で町おこし」・・これでだいたい見当がつきますよねえ。

はい、そうです、出雲弁保存会長の「藤岡大拙」先生でした。

あの先生は私と同い年ですからね。
生まれてから今まで、私達と同じような事をして、大人になりました、と言っておられました。

だけど、あの人は学者ですから、「こまっち」なんかとはちがい、話が面白いですねえ。

だけど、ほかの人が出雲弁の話をしても、みんなが笑いますねえ、どうしてなんでしょう?

今日の「りびえーる」にも「短気な者」とか「続けて」とかの事で面白いことを書いてあります、まあ、読んでみなさいね。

「たんくゎもん」はここらでは、「やんくゎもん」といいませんでしたかねー。

「ああ、疲れました。今日はこれくらいで終わらせてもらいます」

 
21.5℃


なんぼでも。

2009年11月08日 | 仁多弁日記

えちのころのことだったやら、「ネタがなーて記事がかかれん」ちゃなことー、えっとーましたが。

かんがえてみりゃ、ネタわ、なんぼでも、そこあたーねおちちょーましわね。

ただ、「えちも、おなしやな出雲弁をかかれんだけんなー」ともーて、やんじょーとこですわね。

まあ、やんじょーてて、しのーほど、やんやなこたーあーましぇんだどもねー。

ここんはねわ、「あいふれあい祭」てていー、いわば、このちいきのもん、「みんなで元気ださこい」ちーことの「おまちー」ですわね。

そーがことしゃー、20くゎえめだげねしてねー、そーの記念のこうえんくゎえがあーました。

だーが、こーしさんだったともえなはりゃー。

演題が「出雲弁で町おこし」・・こーで、おおかたわかーわねー。

うん、そげそげ、出雲弁保存会長の「藤岡大拙」しぇんしぇだったわね。

あのさんわ、わと、おなえどしだけんねー。
おまれてこのかた、わやちと、おなしやなことーして、おっけんなったもんだてて、えっとらえたよ。

そーだども、あのさんわ、がくしゃはんだけん、こまっちやちたー、ちがーて、はなしがおもっしぇーわねー。

だども、あのさんでなーても、出雲弁のはなしーしーと、だれんもが、わらーがねー、あらなしてだーか?

きょーの「りびえーる」でも、「たんくゎもん」だことの「じじらね」だことんなんちーて、おもっしぇこと、かえとってだわ、まー、よんでみなはえましぇ。

「たんくゎもん」わ、ここらへんじゃー、「やんくゎもん」ちやしぇんかえねー。

「あーくたーべた。きょわこのへんで、しまえねします」


 気温わ、でかけちょったもんで、わかーまへんだも、のくこた、きびしー、のくかったねー。