まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

転ばぬ先の杖。(転んだ後の杖)

2008年02月25日 | 雑記帖

その杖をちゃんと作ってあった筈なんだけど。
でも転んじゃった。(どう言うこと!!)

築後36年になる我が家。
一応建築屋の端くれでもあるし、当時老人を二人抱えて居たので、それを考慮して設計をしたのです。

例えば
道路と敷地の差+15cm
敷地面(地盤面、通称GL)と玄関土間+6cm
玄関土間とその床面と廊下+30cm
廊下と畳床+2.4cm(一般的には6cm)差が小さいと、却って躓くんじゃーないのか、と言う人もありましたが問題ありませんでした。
浴室も、脱衣場と浴室の洗い場、そして浴槽の縁の高さ
等々移動し易いようにと、段差を主として考えました。

お陰で老人二人共、家の中では何事もありませんでした。

ところが、どうです。
こまっちの、この有様は。やっぱり不注意ですね。
でも、今はこのお陰で、楽に移動しています。
転んだ後の杖になりました。

皆さん、現在の老人ばかりでは有りませんよ、自分もすぐ老人と言われるようになるのですから、ご用心。


        


注意しましょう。

2008年02月23日 | 雑記帖

昨日、奥出雲病院の受診日。
途中道路は乾いて、除雪の際押しつけられた両側の雪解けや、軒端にせり出した雪から雪解け水が流れ落ちていて「春が来た!」なんて、足の事などつい忘れて暖かい心に浸っていたのに。
一転して今日はまた、大雪・雷注意報などと無粋なものがやって来た。

いやあー、病院に行くと、知り合いの人で、私と同じような怪我をして、入院通院をしている人が思いの外多いのに驚きました。

病人の特徴というか、癖というか、同じような怪我や病気をした人が寄ると、同病相憐れむと言うのか、発生時の状況や今の病状を話し合うものですねえ。

ご多分にもれず、まわりに、そんな人がやって来る。

「あーらあんた、○○さんだ、あーましぇんか。・・・あだーん、ギプスやなんかで」
「あら!あなた、○○さんではありませんか。・・まあ、ギプスなんかして」
「どげしたことで、そげんことねね」
「どうして、そんな怪我をされましたか」

と、まあ。
そんな事から話しが始まり、自分の事に話しが移っていく。
そんな人の話の中で、やっぱり自分自身の不注意からと言うのが一番多いようですね。

「わざっとごとですわね。せでもえーことしただけんね」
「自分でわざわざやったような事ですよ。余分な事をしたんですからね」

などと。

他にも、これは何かの罰が当たったんだ、と思わざるを得ないような怪我の仕方をされた人もありますねえ。

さまざまな原因が有りますが、やったらおしまい。
「注意一秒、怪我一生」
特に老人は、寝たきりの入り口ともなりかねません。
お互い注意しましょうね。

  
          


ただもね。

2008年02月19日 | 仁多弁日記

ただもね。 (何時も、毎度、)と言う意味なんですが、
これには、有り難うの気持ちが込められて居ます。

みなはん、ただもね。
えらえながらく、ろししとって、しんましぇんでした。
ろしのまね、きてごしなったみなはん、ほんのことね、わあがとさんでござえした。

てーが、こなえだ、はしごだんで、しべくってね、けー、あしーふんはじーてね、ふきふきーとこだったども、さでぼろけて、あえまちしたもんだけん。

「あらま、そらわりしこだったねえ」
「はえ、だんだんだんだん。えんやね、たえしたこたああーましぇんが」
「そーだども、どこがどげんなっちょーだえわかーましぇんが・・。えしゃはんねみてまったら、カガトをえためちょーましたがね」
「まあ、そーほどで、あとわどっこだえ、なんとけだ、あーましぇん」
「くちゃーたちし、手もたちし、ブログが書けんこたーあーましぇんでしただども、ショックでね、そぎゃん気ねなーませだったよ」
「みなはん、はしごだんにゃー、気ーちけなはえましぇよ」

おちの、おばばが言いましょった。
「としーとーと、足がまげね言いことーきかんやねなっての、布団のとじえとねでも、ふっかかって、まくれて、けがーしーけんのー」
ててねえ。


共通語訳

皆さん、いつも有り難うございます。

大変長い間、留守をしていて、すみませんでした。
留守の間に、来て下さった皆さん、本当に有り難う御座いました。

と言うのも、この間、階段で滑って、足を踏み外しましてね、低い所でしたが、落ちて怪我をしたものですから。

「あら、それは悪かったですねえ」

「はい、有り難う御座います。いえね、大した事は有りませんよ」
「だけど、どこがどうなっているのか分かりませんから・・。病院で受診したら、踵を傷めていました」
「まあ、そこだけで、他はどこも、なんともありませんでした」
「シャベリは出来るし、手も動くし、ブログが書けない事は無かったんですが、ショックでそんな気にならなかったんです」
「皆さん、階段には、気をつけて下さいよ」

うちの年寄りが言っていました。
「年をとると、足の動きが悪くなって、布団の綴じ糸に引っかかったぐらいでも、転んで怪我をするからねえ」
と言ってね。

時々
           


悔やまれる。

2008年02月03日 | 雑記帖

ある人のブログ(ブレンド日記)に、
絣の布地で作った巾着袋の事 (と言うか、それに纏わる思い出) が載せてあった。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それは、私に遠い昔を思い出させるものだった。

その昔、70年位も前の事です、道具の名前は思い出せませんが、
とにかく、糸繰りから布に織り上げるまでの道具が一式揃っていました。

三帖ほどの狭い部屋で「ギイーギイー」と糸繰りをして、そのあとの作業は憶えて居ませんが、
西日のあたる二階の部屋で「トントントン」と、汗を拭きふき、母が機織りをして居たことが、今でもはっきりと眼に浮かんできます。

その道具、機械一式は今は有りません。
家族も多くなり、住み難いからと、家を建て替える際に全部処分してしまったからです。

処分するかどうかの時、母に訊きました。
「この機は、どげしょうかね?」
「この機織り機械は、どうしましょうか」

「うん、えまからさき、こげなもの、ちかーこともねーだらーしのー、そーね、じゃまんなーわのー」
「そうだねえ、これから、機織りなんて、する事も無いだろうし、それに、置く場所も無いしねえ」

母は、本当は愛着のある、この機織り機を処分する気にはならなかったのでしょう。

今にして、悔やまれる。

然し当時の世の中、「消費は美徳」なんて言う言葉が流行る時代で、
私に言わせれば嘆かわしい世の中でした。

生活環境の変化、経済観念の変化。
どっちがどうなってなのか解りませんが、せめて何につけても、勿体ないと言う意識だけでも、取り戻したいものですねえ。

曇り 8.0℃
        


はえーねー。 (早いねえ) 

2008年02月01日 | 仁多弁日記

みなはん、「あっ」、ちーまがなかえね、えちがちがなんなって、きょわ、もーはえ2がちでしねー。

おらのブログも、もーじき4年めねなーます。

としよーのことで、なんだえ、すーこと-しらんくしぇね、はこーきめて、きゃんブログこっさえたども、写真わへたくそで、たまーね、はーちかえくれーな事で、そのおえ、もんくー書く事もへたで、とーえがあーましぇん。

3ねんもやっただけん、そろそろやめらか、なんてておもーこともあーましよ。
そーだもねー、もちーとばかー、出雲弁をかかにゃ、ともーとこでしわね。
だけん、みなはん、よんにくーても、もちとがなかえ、よんじゃってごしなはえましぇね。


共通語で

皆さん「あっ」と言うあいだに、1月が無くなり、今日は最早2月ですねえ。

私のブログも、もうすぐ4年目を迎えます。

老人の事で、何にもする事を知らないくせに、知ったかぶりをして、こんなブログを作ったんですが、写真は下手で、時々貼り付ける位の事で、その上、文章書く事も下手で、取り得が有りません。

3年もやって来たから、そろそろ止めようか、なんて考える事もあります。
だけどねえ、もう少し出雲弁を書かなきゃ、なんて思ってもいます。
ですから皆さん、読みにくくても、もう少しのあいだ、読んでやってくださいね。

雪のち曇り 2.5℃