まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

ごしなはえ。

2009年08月28日 | ちょっと出雲弁

きょうも、出雲弁のまえに各地の方言。

徳島県の方言で「つかだ」
出雲弁では「ごしなはえ」

どちらも意味は「ください」と言う事ですねえ。

「ください」の意味があるといっても、使い方はいろいろ。

「ごしなはえましぇ」 ・・ 「くださいませ」
「ごしなはえ」     ・・ 「ください」
「ごさんかね」       ・・ 「くれないか」
「ごしぇ」        ・・ 「くれ」
「ごすだわね」    ・・ 「くださいよ」

反対の場合にも使います。

「ごす」      ・・ 「あげる」
「ごしましょう」  ・・ 「あげましょう」

などなど。

「たっちょーもなーおやでもつかえ、ちーことがあーが、おまえしぇがたけーけん、そのたなのおえの○○とってごしぇや」
「立っている者は、親でも使え、ということがあるのだが、お前は背が高いから、そこの棚にのってる○○をとってくれないか」

「おまえ、まさげなもんもっちょってだが、おらねもふとつ、わけてごさんててや」
「あんた、美味しそうなものをもってるけど、私にも一つ、分けてくれないかね」

「ああ、こげなもんでもえけりゃー、なんぼでもごすよ」
「ああ、こんなものでよかったら、いくらでもあげますよ」

 27℃


ばんじまして。

2009年08月26日 | ちょっと出雲弁

各地の方言
今日は、兵庫県但馬地方の一部で使われている言葉。
「ばんなりまして」です。
出雲弁の「ばんじまして」とまったくおなじ使われ方ですね。

「ばんじまして」
なんのことか、わかーますか?
はあ、わからんね。ほんなー、いーかしぇましょー。
こーわねー、ふーのあかりーじぶんかー、ばんね、くらんなーまでのあえだね、うすあかーのしーじぶんが
あーましが。 そのあえだの、あえさつのことばでしがね。
こげんこたー、ここんはでしか、ちかわんともっちょったね、どっこででも、ちかーちょらえさーねしがね。
もっとも、とーきょーのほーじゃーちかわんだらーねー。
「たそがれ」だことの「かわたれ」なんちーこたーあーだども、あえさつとしちゃーちかわんだらーねー。
「たそがれ」たー、ばんかたの、うすあかーのしーじぶん。
「かわたれ」わ、あさまがたの、くらさがのこっちょーじぶん。のことーいやしぇだったかえねー?
おらも、よーわかーましぇんが、たしか、あげだったともえましがねー。

           
ばんじまして」の頃の、夕焼けの飛行機雲

      


共通語訳

「ばんじまして」
何のことか、分かりますか?
ああ、分かりませんか。それじゃあ、お教えしましょう。
これは、昼間の明るさから、夜の暗くなるまでのあいだ、薄明かりが射す時間がありますねえ。
そのあいだに交わす、挨拶言葉です。
こんな挨拶は、出雲地方でしか使われないものだと思っていましたのに、どこでも使われているようですね。
もっとも、東京では使われないでしょうねえ。
「たそがれ」だとか「かわたれ」なんて言うことはあるけど、挨拶としては使われないでしょうねえ。

「たそがれ(黄昏・誰そ彼)とは夕方の薄明かりの残っている時分。
「かわたれ」(彼は誰)は朝方の、夜の暗さが残っている時分。
の事を言ったものではなかったんですかねえ?
私もよく分かりませんが、たしか、そうだったと思います。

晴れ24.5℃ 涼しくなりました。


総合優勝!

2009年08月09日 | 情報

オリンピックと同じように、4年に一度まわってくる、四県四郡市総合体育大会。

第59回大会が、今年は仁多郡を会場に開催されました。

この大会も昭和25年から始まり、(三県三郡)
第2回大会から仁多郡が加入し四県四郡市大会とよばれるようになりました。

仁多会場で過去4度の優勝。
今回が仁多会場での5度目の優勝です。
(残念ながら他の会場での優勝はありません)

またまた孫(男子)の自慢の、じじ馬鹿ぶりですが、お許しあれ。 笑ってやってください。

なにかのアクシデントがあり、急遽選手宣誓を行う。

男子 400Mで 優勝

男子 4×100MR(アンカー)で 優勝

   以上、大会速報でした。


 26℃


おかしくない?

2009年08月07日 | 雑記帖

今、NHK松江放送局から、地域の話題を放送していましたが。(ラジオ)

出雲蕎麦について、
「蕎麦の種を植えた」と言っていましたが、あれは「蕎麦の種蒔き」が適正な言葉じゃあないかしらねえ?
NHKの言葉オジサン、梅津正樹アナウンサーに質問してみようか。

おそらく、「種を植える」はオカシイと言われるに違いない。

てまえほんとしたことで(自分本位の考えで)なーじして(納得して)しつもんわやみょ(質問はやめましょう)

正しい日本語を話して貰わなきゃならないNHKさんにも、こんなアナウンサーが居たとか居なかったとか。

「旧中山道を歩く」 
「一日中、山道を歩く」 と読んだ。

そう読めなくは無いですねえ。

  追!
お昼のテレビのニュースの時間では、種まきと書いてあり、そう読んでいました。
でも最後に、やはり「今日植えられた蕎麦は・・・・」と言っていましたよ。

種まきをして、土を被せたら「植える」になるのでしょうか??

「こっぽし」 (以上、終わり)

 29.0℃


だーまはん。(だるまさん)

2009年08月06日 | 仁多弁日記

衆議院議員選挙が近ずきました。

島根県でも、今日県選管から投票用紙が各市町村に発送され、届いたはずです。

せんきょだてやー、めえめえの選挙事務所ね、かためのだーまはんをかざっちょーましわねー。
とーしぇんしりゃー、りょーほーの目ーもらーてえーだども、おちたとこの、だーまはんわどげさえだーか?

選挙だと言えば、それぞれの候補者の選挙事務所に、片目の達磨をかざってありますねえ。
当選すれば、両目が開いて良いんですが、落選したところの、だるまはどうされるんでしょうか?

だーまはんで、おもえだえたが、もかし、「トンコぶし」なんちー、おたがはやったことがあーましたねー。
そげそげ、ありゃー「くぼいきえ」はんがおたっちょったともーたが。
ああ、おまはんちゃー、わけしーだけん、しらっしゃらんわねー。おらどんちがわけこーね、はやったおただけんね。

あら、こげなもんくだったわね。

「おまはんねもらーたおびどめの、だーまはんのもよーがちょっこしきねかかー。えっとあそんでまくらかえて、あとで、えっぺんこね、してさっしゃーだかや、ねええトンコトンコ」


では共通語版いってみましょう。

だるまさん、で思い出しましたが、昔「トンコ節」という歌が流行っていました。
そう、あれは「久保幸江」(名前の文字ははっきりと憶えておりません、あしからず)さんが歌っていたと思います。
ああ、あなたたちは若い人だから、知らないでしょうねえ。私達が若いころに流行った歌ですからねえ。

あれは、こんな歌詞でした。

「あなたに貰った帯止めの、達磨の模様がちょいと気にかかる。さんざ遊んで転がして、あとであっさり捨てる
気か、ね~えトンコトンコ」

 29.0℃