今日の各地の方言。
山口県美祢市から。
「ぶち、えらい」
「ぶち」は大変とか、ものすごく。
「えらい」は疲れた。
という意味の言葉だそうです。
したがって、「物凄く疲れた」ということですね。
同じ意味の言葉でもう一つ。
茨城県常陸太田市から。
「こわい」 疲れた。
さて、出雲弁では。
「ふつごね、くたべた」
ところによって、
「ふつごね、くたーべた」
「ふちがーね、くたーべた」
などと言います。
もう一つ、 「こわい」ですが、これは出雲弁でも同じように使います。
勿論、疲れたという意味もありますが、なんと無く、身体が苦しいと言うような時にも、
「こわい」と言いますね。
また、病気になった時、 「えたしんなった」 と言いますが、その、 「えたしい」 も 「こわい」
と同様な意味で使います。
１４．０℃
「なーんと。えまやっちょーオリンピックうみちょったとこーめが、
にょーばんこやちが、かわーばんこね、えししーみたえなもん、しべくらしぇて、ふとのえししねこじましぇて、
わーわんこのがわえもけて、はじきだえたーなんかえして、かったの、まけたのえっちょったが、
あえち、おもっしぇーもんだのー、かかりがちーて、やっぱーみとったら、よがあけての、そぎゃんしこで、よんべねとらんだけん、
きょわねんたーてえけのわ」
「とこーで、あーわなんちーきょうぎかや？」
「あー、あれかね、あーわ（カーリング）ちーもんだがね。おまえさんもやっちょってだ（ペタンク）ね、やーかたがよーにちょらがね」
「そげいや、そげだのー。そーでおらがみちょって、めがはなしぇんやねなっただなー」
共通語で
「まあ、あんた。今やってるオリンピックを見ていたら、女の子達が、順番で石臼のようなものを滑らして相手の石臼にぶつけて、
円の外へ弾き出したりして、勝った負けたと言っていましたが、あれはおもしろい競技ですねえ、
目を離すことができなくなって、ずーっと見てたら夜が明けました、そんな事で昨夜は寝ていないので、今日は眠くてかないません」
「ところで、あれは何という競技ですか？」
「ああ、あれね、カーリングと言う競技ですよ。あなたもやっておられるペタンクねー、競技の方法がよく似てるでしょう」
「そう言えばそうですねえ。だから見ていて、夢中になったんですねえ」
１２℃
このあいだ、あれは、一昨日のことでしたか。
「里雪で、松江市あたりは大変だったそうですねえ」
「ほう、そうですか、ここら辺では大雪なんて事は、思いもしなかったんですがねえ」
あれは、どんな気象の具合でそうなるんでしょうか。
春さきには、里雪と言って、ここら山間部では雪が少なくても、松江や斐川地方で大雪が降る事がありますねえ。
町の人たちは、雪に慣れておられないから、大騒ぎですよ。
でも、ここらでは、雪に慣れているから （たいして、自慢する事ではありません） そんなに大騒ぎもしません。
滅多に大雪が降らない（積もらない） 地方の人たちは大変なことですよね。
道路で滑って転んで、骨折したなんて事をよく聞きますね。
それより自動車が大変ですよ。
ノーマルタイヤで、雪のことなどに注意しないで、雪の無い道路と同じような運転をされますからねえ、事故が発生しないのが不思議なくらいです。 ああ、怖い怖い。
皆さん、雪の道では注意しましょうね。
６．５℃
こないだ、・・ありゃ、おとついのことか。
「さといきで、まっちぇんほーわ、えらかったげなのー」
「ほーん、そげかや、おちんほーわなんとけだなかったがのー」
あらどげしたもんかのー、はーさきねわ、さといきだてて、おちんほわ、たえしたふらでも、（まっちぇ）やら、（ふかわ）んほーでおーいきがふーことがあーが、
さとのしーわ、いきねなれっさらんだけん、おーはえごんだわな。
そーでも、ここらへんわ、いきねなれちょーほーで、それなーの、かまえをしちょーけん、まんだえーが。
めったね、いきのふらんとこのほーのしーわ、はえごんなことだわね。
めちんほーで、しべくってまくれて、ほねがおれたなんちーことー、よーきくがね。
そーよか、くゎーまがえけんわね。
いきのめちを、ノーマルタイヤで、いきのことやなんかえ、かんがえしこね、あたーまえのやなうんてんをしてだからねー、じこがおきんがふしぎだわね。
あー、おぞやおぞや。
みなはん、いきみちじゃーきーちけましょーじ。
３．５℃
各地の方言。
高知県須崎市からです。
「たっすい」
手ごたえがない・気がぬけたような、と言う意味で、
「このビールは、たっすい」などと、使うそうです。
出雲弁では、どうでしょう。
「このビールは、ほがん、なっちょーがね」
あるいは、
「このビールは、ほんがほんが、しちょーがね」
この言葉、人について使うのは、ちょっと遠慮したほうがいいようですね。 １０℃
