まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

ちょっと出雲弁(29) たくさん。

2009年02月18日 | ちょっと出雲弁

やっぱー、出雲弁わおもっしぇー。

昨日の「くらくら」で、ふと思いました。
いつも使っている言葉ですが、一つの意味を持っているものでも、いろいろと使い分けて居ますねえ。

最初に思い出した、そんな言葉の一例です。

「多い」と言う意味の出雲弁。

じゃーね・じゃーなこと・じゃんこと、
(たくさんに)

ろーちき、

よーけ、
(余計・余るほど)

えっぱえ、
(一杯)

ごーぎね、
(豪儀)

がえね、
(大きい)

えーかちーほど、
(これでもか!と言うほど)

あばかんほど、あばきがちかんほど、
(とても始末出来ない、かなわないほど)

おまねくわしぇーほどね、
(馬に喰わせる位に)

それぞれの出雲弁の下の( )書きは、こまっちの独断と偏見で翻訳をしてみました。
出雲弁の総本山のような、出雲、平田、斐川あたり迄出掛ければ、まだまだ、こんなもんじゃーないと思いますよ。

 5.0℃
 
   


くらくら(共通語版)

2009年02月17日 | 仁多弁日記

くらくら・・・ころころと変わると言う意味です。
アクセントの違いはありますが、ほかに、
くらくらがつく、と言うのが有ります。
この方は、目眩(めまい)がすると言うときに使います。

さて、共通語訳です。

まあ、このところ毎日、ころころ天気が変わって、昨日は戸外に出て、少し動いただけで、何もしなくても、汗をかく程の天気だったのに、今日はまた、白いものが舞って居ます。

さっき、町の方から来られた人が、
「ここらへんは、珍しいものが降ってますねえ」
と言われたので、
「どうして?あんたの所なんか何が降っていますか」
と聞いたら、
「うちの方は都会だからね、こんなものは降りませんよ、雨ですよ」
だそうです。

それはそれとして、ころころ変わるについてだけど、太郎さんが言う事も、一つの事が、言う度毎に、ころころ変わるので、あっちこっちから、いろいろと言われますねえ。

「私は、今期限りで引退します」と言っていた者まで、又いろいろと言っています。
「あ~あ見苦しい・みっともない」

何が、どうでも、私たち国民をほったらかしといて、自分たちの喧嘩ですよ。
「ああ、馬鹿げた事」

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くらくら。

2009年02月16日 | 仁多弁日記

まーじ、どげかね、ここんとこまえにち、くらくらてんきがかわって、きんにょわ、そとえでて、ちょっこしえごくと、なんだえせでも、あしぇがでーやなてんきだったね、きょわまた、しれもんがふらふらしとーますわ。

えまさっき、さとんはからあがらえたしが
「ここんはわ、ちんけなもんがふっとーねー」
ててえわえだけん

「そげね、おまはんとこやちゃなんがふっとーかね」
ててきーたら、

「そげん、おちやちゃ、さとだけんね、きゃんもん、ふーしぇんわ、あめだわね」
だとね。

そらそーとして、くらくらへんげるねちけてだが、太郎はんのえってだことも、ふとちことが、えったたんびね、くらくらへんぎゃえだけん、あっちこっちかー、なんだえかんだえ、えわれんならんことだのー。

「おら、こーでもーやめーけん」てっちょったもんまでが、また、なんだええっちょうましがね。

「ああみたんねー」


なんが、どげねしても、おらえちをなげとえて、わーわーやちのけんかでしがね。

「ああだらちけな」


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はえーこと(共通語版)

2009年02月07日 | 仁多弁日記

はえーこと。 早いです。
はやこと。  
早く早く。 ひとを急き立てる時などに言います。

「まあ、月日の経つ事の早い事。何もしないで、炬燵にあたって居たので。一月が無くなり、
節分も過ぎて、今日はもう五日です」

「これから、次第に暖かくなって、いい季節になりますから、そんなに炬燵に入ってないで、少し外に出て見なさい」

「うん、そうだねえ、気分転換に、畑の方でも見て来ようかな」

「はい、それが良いですねえ。そこを掃除しますから、早く早く」

「まあ!お前のように、そんなに早く早くって急き立てても、簡単に出られないよ。
ここを見なさい、ず~っと炬燵に入っておったもんだから、尻に根が生えているでしょう」

「それはいいけど、天気予報では、又日曜日頃には、雪が降るような事を言ってましたよ」

「そうですよ、節分が過ぎたと言っても、急に暖かくはなりませんよ、自然にゆっくりと」

「人も無理をすれば、駄目になるからねえ、まあ、あせらず、ゆっくりとやりましょうよ」

「なんとか、かんとか言って、自分の都合のいいようにですねえ」

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はえーこと・はやこと。

2009年02月05日 | 仁多弁日記

「まーじ、ふのたちことの、はえーこと。なんだえせじね、こたちねばっかー、あたっちょっただけん。
えちがちがなんなって、節分もしぎて、きょわもー、えちかねもなーが」

「こーかー、じねんねのくんなって、えーじきねなーけんねー、
あげね、こたちねばっかーもーこんじょらんこね、ちと、そとんはえでてみなはえ」

「おん、そげだのー、しーさましね、しゃえんばどもみてくーかの」

「おん、そーがえー、そーがえー、そこ掃除せんならんけん、はやこと、はやこと」

「まー!おまえのやーね、そげね、はやこと、はやことちーたてて、まげね、でられーもんだなえわね。
ここーみっさえ、ながらく、こたちねひゃっとただけん、けちから、ねがはえちょらーがね」

「そらえーが、天気予報じゃー、また日曜日ごろねなーと、いきがふーやなことえっとったよ」

「そげだわね、節分しぎたけんてて、にわかねのくんなーしぇんわね、じねんじねんねだよ」

「ねんげも、もーなことーしちゃー、えけんやねなーけんの、まー、おちらとやらじ」

「なんだえかんだえ、いーて、てまえほんとしたことだねー」

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