まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

季節はずれの・・

2007年06月30日 | 仁多弁日記

もう炬燵の話しなんか時季はずれの事ですよねー。

★おらが、こめーじぶんね、ははおやから、いいかしぇてもらーたことですがねー。

★「かか、とうじょう、てていーことがあーが、おまえさんしっちょらえますか?」

★「はあ、しっとうね?ほんほん!おかさんとおとさんのこと? おまえはんも、すきだねー、すぐす
ぐ、そっちんほうえとって。・・・いんや そげだなえわね」

☆「ほんなー、なんかね」

★「(てあぶり)や(こたつ)の、ふの、えけかたのことで、じきねよって、おきを、おえねのせーか
、したええけーか、ちいことだわね」

★「かか、ちーこたー、(なちわ、した)。 とうじょう、は、(ふいわ、おえ)てていーことで、そのとーり、やーさえしゃ、どげでも、ふがちいて、やしか! しまーかえたなー、ちーこたーなえとね」

☆「ほーん、もかしのしーわ、たしかなったもんだねー」

★「ああ、そーから、こら、おらのけーけんからいいちょくが、ふいね、オキをおえーのせたほどじゃ
ーえけんよ。 かならじ、しみも、オキも、めえんやね、はえをかぶしぇちょくこと。 こげしちょくと、99.99パーセントしぇわーない。 おらが、おけはんしてごすよ。」

☆「おまえも、たえしたじしんだのー」

★「そらそげだわな、こーでも、だいぶね、かずーふろーちょーけんね」

共通語で

★私が子供の頃、母から教えられた事です。

★「夏下、冬上、と言う事があるが、あんたしってる?」
「ああ知ってる? それで、はいはい、お母さんとお父さんの事? あんたも好きねー、すぐそんな
事を考えるんだから。・・いーや、そうじゃ無いよ」

☆「それじゃ何ですか」

★「火鉢や炬燵の、火の入れ方で、時季によって、火種を炭の上に置くか、下に置いとくのか、と言う
事です」

★「夏下と言うのは、(夏は下)。冬上は、(冬は上)と言う事で、そのとうりにすれば、必ず火が付
いて、(しまった、失敗したなー)と言う事は無いそうだよ」

☆「はあー、昔の人は賢かったんですねー」

★「ああ、それから、これは私の経験から話しますが、冬に火種を上に置いただけじゃー駄目ですよ。必ず木炭も火種も見えなくなる位に、灰をかけておくんですよ。こうしておくと99.99%大丈夫
です。私が保証します」

☆「あんたも、大した自信だねー」

★「そりゃーそうですよ、これでも、だいぶん経験を積んでいますからね」

~時々27.0℃
           


珍しい月の月

2007年06月29日 | 雑記帖

このあいだ、誰かが言ってました。

6月は、すべての月が見られる月だそうです。
(もう今月も明日だけですから、見られた、と言うのが正しいでしょうね)

ちなみに、
 1日 満月
 8日 下弦
22日 上弦
30日 満月
満月が二度見られるそうです。

25.5℃
          


弁当のこと。

2007年06月27日 | 雑記帖

また弁当の話し。
ある学校の寮生活をして居た時代の事。
戦後間もない時で、日本国中食糧難で、喘いでいました。
うちの寮とて、その例外では無く、育ち盛りの子供の空腹を満たすだけの量など有りませんでした。

そこで、寮の庭や、一時は学校の校庭までも畑にして、芋・野菜などを作って補給していたものです。

そんな中で、朝食が終わると、食堂の棚に置いてある、各自の弁当箱を持って部屋に帰り、登校の準備をするのです。
その弁当箱なるもの、戦時中、家から持って来たアルミ製のものなど、強制的に供出させられ、代わりにもらった、杉板で作ったお粗末なものでした。
でも、それが我々の一番の宝の箱のように思っていました。(なにもその弁当箱を食う訳じゃーないのですが)何しろ腹が減っては・・・ですからね。

さて、話しをもとにもどしましょう。
弁当を机の上に置き、便所(当時はトイレなどとは言いません)にいって帰り、鞄に入れようと持ち上げた、軽い ・ 開けてみた ・ 中身が無い!!
驚きのあまり、大きな声で「メシが無い」と言おうとしたが、一瞬なぜか、小さな声で「あら、中身が無い」と呟いた。
部屋中が変な雰囲気。その朝にかぎり、みんな無言で学校に向かった。
私は、勿論空の弁当箱を入れたカバンを提げて登校した。

私の弁当の中身をいただかれた方は、私が呟いた一瞬で判っていました。

こんな、人の醜い一面を見たのも、大きく言えば戦争の傷跡でしょうか?

近頃は、自分勝手な理由をつけて、学校給食の費用を払わない人が居るとか。
嘆かわしい事です。

29.0℃
         


○○を忘れても・・

2007年06月22日 | 仁多弁日記

弁当を忘れても、傘を忘れるな。

皆さんの住んでおられる地方では、こんなことを言いませんか?
この地方では、昔からよく言われたことです。
それだけ、雨が多い地方だったんでしょうか。
今ではこんな事を言われるのを滅多に聞きません。
気候が変わったんでしょうか?
そうかも知れませんね、近年の変な天気具合をみればね。

♪今朝も今朝とて柱に頭、~ ~・・・・目に涙。♪

都々逸を口にする場合じゃーない。

その今朝のこと。
高校生を送り出して、ああ間に合ったとホット一息、食卓に目をやり、

「あだーん、○○が、べんとうを、わっしぇちょうわ、どげすーだえ」
「もう、どげんしょやもねがね」
「ちーはんだえどまー、もっちょーだけん、どげなとしてだわねー」
「まずけー、じんどだえじなもん、わっしぇてかーね」
「まーえがね、かさほだー、わすれしこね、もってでちゃったけんねー」
「やっぱー、いずものしだわ」

出雲弁のところの共通語訳


「まー、○○が、弁当を忘れてるは、どうしよう」
「もう、どうしようも無いねー」
「昼食代ぐらいは、持ってるんだから、何とかしますよねー」
「ほんとにもう、一番大切なものを忘れて出るなんて」
「まー良いじゃないの、傘だけは、忘れずに持って行ったからね」
「やっぱり出雲の人ですねー」
 
  23.0℃
             


我が家の天気予報

2007年06月18日 | 雑記帖

今日の山陰中央新報に、
モグラが騒ぐと台風 と言う見出しで、

消防庁が、防災へ楽しんで見て と各地の災害の伝承をHPで紹介しているという。
面白そうだったので、ほんの少しだけ覗いて見た。(あとでゆっくりと読むつもり)


さて、我が家の天気予報の方へ話しは変わりますが、小学校に通う孫達が毎朝、玄関迄出ると、
「オジイチャン、今日傘要る?」と訊く。
空が明るくて、雨など降りそうに無いときでもだ。

そんな時は、
「そらー見てみーや、傘やなんかえ、えりゃーしぇんよ」
「空を見てみなさい、傘なんか要らないよ」

「うん、わかった、ありがとう」
と出て行きます。

夏になると、そんな訳にいきません、夕立がありますからねー。
一天俄にかき曇りというやつですよ。

こまっちが、天気予報に使う観測器具と言えば、気圧計・温度計。この二つだけです。
あとは、インターネットでの情報収集。
それと、戸外に出て、雲の色・それの流れる具合を観察する。ぐらいの事でしょうか。

これでも、孫たちには、ジイチャンの天気予報と、案外信頼されているようです。

ああ、それからこんなのもありました。暇があれば見てやって下さい。
分かり易く下にURLを書いておきます。
ポチッと押して見てね。
http://blog.goo.ne.jp/komakiti_2005/d/20050726

http://blog.goo.ne.jp/komakiti_2005/d/20050727

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