まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

三月もみてた。(翻訳版)

2012年03月30日 | 仁多弁日記

三月もなくなりました。

つい先ごろ、二月が逃げて、なんて言ってましたのに、三月もあと二日ほどになりましたねえ。
今日は、自宅の後ろの庭でも、16℃まで、気温があがっていました。

「おじいさん、あなた、何をブツブツと、蟹の念仏のように、ひとり言をいっておられますか」

「まあ、みてみなさい。甲子園で見ごたえのある試合をしていますよ」

試合は、 2:1 9回の裏。 2アウトで、ランナーが二塁。

「ああ、このピッチャーは、最初から変わらないような、いい球を投げてるよ」

「バッターも粘ってるよ」

「とりあえず、同点にしてというので、バントで送ったランナーだからねえ。このランナーを返さなきゃだめだよ」

「ありゃ、またファール。・・よしよし、ねばって、ねばって」

「あんな、ボールになるような、高い球に手を出すから、ファールになるんだよ。 然しここは、ピッチャーに負けちゃーいかん、強気でいかなきゃねえ」

「あーあ、最後は、ファールフライで終わったか。結局バッターより、ピッチャーの力が勝っていたねえ」

 16.5℃ 


三月もみてた。

2012年03月29日 | 仁多弁日記

こなえだ、にがつがにげて、なんてっちょったね、さんがつも、なんぼだえ、ねやんなーましたねー。
きょーわ、おちの、おしろねわでも、じーろくどかー、きおんがあがっちょーましたよ。

「おじじ、おまえはん、なにぶつぶつ、がにのねんぶつみたえね、ふとーごとえっとってかね」

「まー、みてみや。こーしえんで、えーしあえしとーが」

しあえわ、 2:1  きーかえのおら。 ちーあぶちで、らんなーが、にるい。

「あー、このぴっちゃーわ、えっかえから、かわらんやね、やっぱー、えーたまなげーがな」

「ばったーも、ねばっとーがな」

「とりあえず、どうてんちーで、ばんとで、おくったらんなーだけんのー。らんなーもどさにゃーえけんじ」

「あいけ、またふぁーる。よしよし、ねばれねばれ」

「あげん、ぼーるのやな、たけーたまふーけん、ふぁーるねなーがな。だども、こかー、つよきでえかなのー」

「あーあ、さえごわ、ふぁーるふらえで、おわりか。けっきょく、ばったーよーも、ぴっちゃーのほーが、ちーとおえのもんだったなー」

試合の結果は。関東一 2:1 智弁学園 でした。

16℃


ほねが、かいい。

2012年03月22日 | 仁多弁日記

今日、情報奥出雲で、「おんぼらと出雲弁」という番組をみました。
出雲弁保存会の、藤岡先生、変わらず、うまい解説でしたねえ。

「ほねがかいい」なんちーこと、ふさしぶーね、ききましたわ。
わやちがこめじぶんね、おばばが、よー、えわえましょったよ。
「まーじ、こなこわ、ほねがかいーて、えけんさなけん、なんじさせちゃってごすだわ」なんててね。
「骨が痒い」なんていうことを、久しぶりにききましたねえ。

私達が子供のころ、おばあさんが、よく言っておられましたよ。
「まあこの子は、なにかやりたくて、うずうずしてるらしいから、なにかやらせてやって下さい」などとね。

とこーで、しぇんしぇのかいしぇち。
ところで、先生の解説。

「しごとが、たいぎんなった」ちーことだげねす。
「くたびれて、仕事がおもしろくない」ということだそうです。

こげしてみーと、おちんほーと、ふかわんはじゃ、まーでちがーことえっちょやなが。おなし、いずもべんでも、
とこーねよって、あげん、ちがーもんかえねー。
こうしてみると、仁多と斐川では、全然違うことを話しているようですねえ。同じ出雲弁でも、
地域によって、こうも違うものですかねえ。

 11.0℃


冠と偏。

2012年03月04日 | 雑記帖

あっ、というまに2月が逃げて、3月も今日はもう4日。

日常の挨拶のようになった、 「なんと、つきひのたつことが、はえーねー」

1日は、伝説的な、大荒れ(天気)のY高の卒業式も、今年は平穏な天気のうちに終わったようです。

先日、公営放送のある番組をみていたときのこと。

このテーマに対しては、権威ある人と紹介されていましたが、
その人が「笑う」という文字を説明するのに、

「たけへんのしたに、いぬとかいて、わらうとよみますねえ」
と言って説明をしておられた。

一瞬、え!!この人があんなことをいってる。
聞き違えか?

これと同じようなことを言った、日本国総理大臣がいましたねえ。

もう一つ。

これは、民放のある番組。

すごい技の持ち主の、工場の看板。

「区内町御用達」
という文字がよめました。

これは一瞬、「おー!なかなかやるなー」
と感心。

 5.0℃