大丈夫ですか？
「おじいさん、あんた大丈夫？」
「どうして？ 私は何も変わった事は無いがねえ」
「だったら良いけど、さっきからしきりに、ぶつぶつ独り言を言っておられたので、何か変わった事でもあったのかな、と思いましてね」
「うん、今選抜高校野球を観ていたんだよ」
「だったら良かったわ。そう言えば今日は、広島の新庄高校が、第一試合だと言ってましたねえ」
「今年は島根県から出場しないし、岩国高校は早々と敗退したので、中国の代表を応援してるんだよ」
「それで、新庄はどうなりましたか」
「６：０で、北信越の東海大三高に勝ったよ」
「ほう、そりゃ良かったですねえ」
１４℃
「おじじ、おまえはん、しぇわねかね」
「なして、あだんなんとけだえねーじ」
「ほんならえが、えまさっきかーきーとーね、ぼちぼち・ごとごと。ふとーごとえっとらえもんだけん、なんじがあっただらかともってね」
「おん、えまのー、しぇんばつのやきー、みとったとこだわの」
「ほんなーまーえかったわ。そげいやきょわ、ふろしまのしんじょーこーこーが、だいいちしあえで、やーててえよったね」
「ことしゃ、しまねけんかーでんし、いわくにわ、はやんはやん、まけてしまーただけん、ちーごくのだいひょーを、おーえんしとーとこだわの」
「そーで、しんじょーわ、どげなったかね」
「６：０で、ほくしんえつの、とうかいだいさんこーね、かったよ」
「はー、さ、えかったねー」
１４℃
「まあ、近頃の不順な天候には困りますねえ」
「ほんとにそうですね。・・先日の横高の卒業式の日は、荒天でなくて良う御座いましたね」
「はい、家にも卒業する子がおりましてね、雪でも降るような天気になれば、困ったものだがと心配していましたが、あんな天気で終わって良かったですよ」
「あんたが言われるように、ほんとに近頃の天気はどうなってますかねえ」
「そうそう、まだ冬なのか、また冬が来たのか、予想のつかない天気ですねえ」
「昨夜も、夜中に降ったらしくて、今朝はまた雪が積もっていましたよ」
「二・三日前に、庭の雪も無くなっていましたのにねえ、新しく５センチ位積もりました」
「まあ、こんな繰り返しで春がやって来ます。今朝の雪なんか、日が当たればすぐに消えますよ」
「もう少しの辛抱です、春が来れば、何もかもまた忙しくなります」
４．５℃
「まーじ、ちかごら、えなげなてんきちぢきで、えけましぇんねー」
「ほんねあげねすが。・・こなえだ、Yこうのそつぎょーしきにゃ、あれんでよーござえしたねー」
「はえはえ、おちねも、そつぎょーのこがおって、おぞあれにゃーともって、しんぱえしちょーましたね、あげなことでしんでよござえしたわ」
「まー、おまえはんのいわっしゃんすやね、ほんねちかごーのてんきゃーどげんなっちょーますかね」
「あげあげ、まんだ、ふいだやら、また、ふいがきたちーだやら、わけくそのわからんやなてんきだわねー」
「いんべも、よなかねふったさーで、けさ、おきてみたら、またしろんなっちょーましたよ」
「にさんちまえね、にわんほーも、いきがなんなっとったね、またあらたね、しごしぇんちくらえ、たまっちょーましたねー」
「まー、こげしちょーうちね、はーがきましわね。けさのいきどまー、てんとーさんがぱーっとあたりゃ、じきねきやえよね」
「もちとがなかえのしんぼーかねー、また、えそがしんなーわ」 １．５℃
