まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

「ボヤキ」の月がゆく。

2010年05月31日 | 雑記帖

近年地球上では、おかしな気象状況が起こっている。

このところ、「なんと言うことでしょう」と言うほどに、極端な寒暖を繰り返していましたねえ。
それでも、四季は移り変わっていくようです。

今日は5月も終わりの日。
暦の上ではとうに夏なのに、今日もそれらしくない一日になりそうです。

どこかの国の政界気象情報も同じようですね。

子鳩(小・鳩)の予報も大外れ。
もっとも、これは政権をとるための撒き餌だった。

子鳩さんが何と説明をしようが、結果を見れば、そうとしか思えない。

なんだかんだ、国民のためだと言いながら、よく聞いてみると、自分達の選挙のことばかり。
本当に国民のことを考えてくれる政治家は居ないのか。

そんな政治家・政党が現れるのを待っています。

毎月、今月こそはいい気持ちで月が越せるようにと、願っているのですが、また「ボヤキ」の月になりました。

 23.0℃


ぶしゃる。

2010年05月24日 | ちょっと出雲弁

「はあ? さ、なんのこと?」
「それは何ですか?」

「あー、こーわねー、にいがたけん、みょーこーしんはのことばでね。(してー)ちーことだとね」
「ああ、これは新潟県妙高市のあたりの言葉で。 (捨てる) と言うことだそうです」

「ほーん、そーで。そえち、いずもべんでやーとどげんなーかね」
「ああそうですか、それで。それを出雲弁で話せばどうなりますか」

「ささ、そこだがの。いずもべんでやらともっても、そーが、ねがの」
「さあ、そこです。出雲弁で話そうと思っても、それが無いんです」

「してー、ちーことの、いずもべんわねかや」
「捨てる、ということの、出雲弁は無いんですか」

「おしぇがはなししーときにゃ、かくべつ、いずもべんだてて、おもえあたらんが、こめこねいーときね、きゃんことえったこたーなえか?」
「大人が話すときには、特に出雲弁だといって、思い当たりませんが、幼児に言うとき、こんな事を言ったことはありませんか?」

「どげんこと」
「どんなことですか」

「○○ちゃん、そら、(ちゃなえけん)、(ちゃいしなはい)だことの。(ぱえしなはえ)てて、えったこたなえ?」
「○○ちゃん、それは汚いから、(捨てなさい)だとか言ったことはありませんか?」

「おーおー、えよったえよった。(ちゃい)ね(ぱえ)か。(ぱえ)のこた、(ぽえ)ともいよったよ」
「はいはい、言ってました、言ってました。(ちゃい)に(ぱえ)か。(ぱえ)のことを(ぽえ)とも言ってましたよ」

「こらまあ、ようじご、ちーことで、それくらえなもんかねー」
「これはまあ、幼児語ということで、それぐらいなところでしょうか」

「しいて言えば(してる)(してー)でしょうか。

時々 24.5℃


けたもん、の翻訳。

2010年05月17日 | 仁多弁日記

「これは、又!・・これは何ですか?ほんとに変な言葉じゃありませんか」

「あら、分らないことは無いと思いますよ、たった今、あなた自分で言ってましたよ」

「わたしが、何と言いましたか」

「今(ちんけな)と言われましたね・・その(けな)と同じことですよ」

「あ、そう言えば、うちの子が言ってました」

「なんと言ってましたか」

朝の忙しい時に、あっちこっち、そこらじゅうを(ああ無いかなあ)と言って、探しまわっているので、「お前何を探しているのかね」と訊ねたら、

「ああ、おじいさん。電池を探しているけど、有りません。おじいさん、電池のようなもの、持っておられませんか」

「ああ、俺はそんな物は持ってないよ」

と言ったら、

「ああ駄目だなあ、これの電池が無いと、仕事が出来ません」

と言って、そこらじゅうを散らかしたまんまで、自動車で急いで出かけました。
あんなに慌てて出たけど、途中でなにかが無ければ良いがと、昼頃まで心配でかないませんでしたよ。
まあ今になってもどこからも、なんの連絡もありませんでしたから、ようやく、こうして落ち着いて居るところです。

ところで、この 「けた」 とか 「けな」 或いは 「げな」 と言う言葉。
○○のようなもの、○○らしいもの、という意味があります。

はっきりと、○○と言えば良いとおもうのですが、はっきりと言わないのが出雲弁の特徴ですね。
古代から、日本における出雲の国の位置、その中で暮らすための知恵?・・が現在も残っているのではないのでしょうか。

 27.0℃


けたもん。

2010年05月15日 | 仁多弁日記

「こらまた!か、なんかね?えらえ、ちんけな(おかしげな)ことばだねか」

「あーら、わからんこたねーはじだじ、たったえま、わでしゃべくっとってかーね」

「おらが、なにえったててね」

「えま、えわさったが・・。ちんけな(おかしげな)、てての。そーの(けな)とふとつことだわね」

「あ、そげいや、おちの、わけもんがえよったわ」

「なんててね」

「あさまのえそがしーね、あっちこっち、そこあたーじー、あー、ねーかえなーてて、さんごーしちょーだけん、

おまえ、なんがめえんかえ」ちて、きーたとこーめが、

「あーおじじかね、でんちさがえとーだども、めえんがね、おじじ、でんちけたもん、もっとらっしゃらんか」

「ああ、おらーそげなもなー、もたのわ」

ててえったら、

「あーえけんなー、こーのでんちがなけな、しごとんならんがね」
てて、そこあたーじー、ちらかし
っぱなしで、くーまんのって、ビービーえわせてでかけたわね。
あげねあわてくさってでかけたが、とちーで、なんじごと
なけにゃえーが、ともって、ふーまでどまーしんぱえであばかだったわね、
まー、えまのきどっこかーだー、なんのよ
ーしだえなかったけん、やーやこーやこげして、おちらとしちょーとこでしわ。

 
22.0℃


もったいない。

2010年05月10日 | ちょっと出雲弁

今日の、あっちこっちの方言にいきましょう。

千葉県長柄町(ながらまち)では、
「勿体ない」のことを「あったらもん」と言うそうです。

出雲弁では、

「おそろしー」

「はあ? あだん、こげなことーきーたこたねーが、みかしゃこげなこと、いよったげなじね」
「わたしは、こんな言葉を聞いた事はありませんが、昔はこんな言葉を、使っていたそうですよ」

「おらんちも、そげなこたーしらんが、さ、なんちーことかね」
「私も、そんなことは知りませんが、それはどういう事ですか」

「もったえねー、ちーことだと」
「勿体ない、と言う事だそうです」

「なんだえ、おぞんなーやなわ」
「なんか、恐ろしい気がしますね」

「おー、それそれ、その(おぞい)は恐ろしいちーことだねえ」
「ああ、それ、その(おぞい)という言葉は恐ろしいということですねえ」

怖いが「おぞい・おじぇ・おぞ」
勿体ないが「おそろしー」か、わたしゃ、やっぱりわかりません。

 17.0℃