まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

無くなった。

2009年07月22日 | ちょっと出雲弁

子供達も近ごろは、プールで水泳をするようになりました。

私達が子供のころには、夏休みになる前に、5年生・6年生で川に水泳場をこしらえていました。
夏休みになると、1年生から6年生まで、男子も女子もみんながそこで水泳をしていました。
でも、高学年の女子はあまり来なかったですねえ。(お年頃になったからでしょうか?)

「○○君、今日はこんな雨降りだから、プールはないねえ」

「いや、プールはなくなりはしませんよ」

「だって、こんな大雨降りじゃあ、当番の人も出られないし。なくなるよ」

しばらくした頃、小学校からのお知らせがありました。

「今日は悪天候のため、プールの使用を中止します」

「それ見なさい、なくなったじゃないの」

「いーや、無くなりはしません、プールは壊れてはいませんからね」

「ああ、そうかそうか、なるほど!あんたが言うとうりだねえ」


 25.5℃


なんなった。

2009年07月21日 | ちょっと出雲弁

このところ、梅雨前線の停滞で、各地に大雨を降らせ、災害を惹き起こしています。
今朝も、雨音で話し声が聞き取り難い状況です。(鉄板屋根ですからことさらです)

そんななかでの話し。

ここんとこ、ついのじきで、あっちこっちで、おーあめがふって、えろんなさえがえが、おこっちょーます。
きょーも、あさまがたね、はなしができんほどの、おーあめがふったねー。

こどもやちも、えまんごらー、プールでめじあべーしーやんなってね。
おらだんちがこめーじぶんにゃ、なちやしんがくーまえねなーと、5・6ねんしぇーがでて、かわんなかえ、
めじあべばーこっさえてね、なちやしんねなーと、えちねんからろくねんまで、おとこんこも、おなごんこも
ごっとが、そこでめじあべーしたもんでし。

そーでも、ちーとおえのほーねなった、あねさんらちゃ、あんまーみましぇだったねー。

「○○くん、きょわ、こげねおーあめがふーけん、プールがなんなったのー」

「えんや、プールわなんなりゃしぇんよ」

「だてて、こげなちょーしなら、ばんしーもんも、でらりゃーしぇず、なんなーわの」

やんがて、しょーがっこーからの、おしらしぇがあーました。

「きょーわ、こげなてんきですけん、プールをつかーことわやめます」

「ほらみっさえ、なんなったがの」

「えんや、なんなりゃしぇんよ、プールわめげちょらんだもん」

「あー、そげかそげか、えかさま、おまえのいーとーりだわ」

 26.5℃


しーはぐ。

2009年07月12日 | 仁多弁日記

きょも、藤岡しぇんしぇの、「いずもべんだんぎ」でわらわしぇてもらえましたわ。

あのさんわ、わと、おなえどしで、としだけんねー、そぎゃんこともあーますわね。

「しはん」ねけちまじーて、まくれてかーね、ふざんぼーをしーはえだとね。

わやちも、ふざんぼーじ、しーはえで、えてーめーしたこたー、こどもんときにゃ、さえさえのことだったわね。
じてんしゃのけーこーしーてて、おしぇのじてんしゃね、さんかくのりで、やりょったもんですわね。

ちーと、まえことのらえやねなったちーもんで、なげーなげー、「○○ざか」を、おえからのっておりょつたもんでし。
のっちょーじてんしゃがまた、ぼろくたで、じゃーねブレーキのきかんやなしろもんだだけん、おじぇことでしわね。

さかーおりたとこね、「○○や」てーめしぇがあってね、そこえちっこんやーなだけん、ブレーキゃーききゃしぇんし、けーまくれてね、ふざんぼーじゃーめぐし、じてんしゃわめぎゃえしで、おやじね、しっかれもちーくーたもんです。

まーそのかげで、こまえときから、じてんしゃにゃーのらえやんなーましたわねー。

共通語訳

擦り剥く。

今日も藤岡先生の「出雲弁談義」で笑わせてもらいました。

あの先生は、私と同い年ですからねえ、そんな事もあるでしょうよ。
「四半」につまずいて、転んでひざ小僧を擦り剥いたそうです。

私なども、ひざ小僧を擦り剥いて、痛い目にあった事は、子供の頃には度々のことでしたよ。
自転車の稽古するのだと言って、大人の自転車に三角乗りで、やっていたものです。
(あの頃は子供用の自転車は、うちには有りませんでした)

どうにか乗れるようになったので、長い長い「○○坂」を乗って下りたものです。
乗ってる自転車が、あんまり良いものでは無く、ろくにブレーキも利かないような代物でしたから、怖ろしいことです。

坂を下りたところに「○○屋」と言う店がありましてね、そこへ突っ込むようになるので、ブレーキは利かないし、つい転んで、膝坊主には怪我をするし、自転車は壊れるはで、父親に叱られました。

まあ、そのおかげで、小さい頃から自転車に乗れるようになりましたけどねえ。


 29.0℃


それっきりになる。

2009年07月07日 | ちょっと出雲弁

私も読書が好きで、いろんな本を、まあ乱読とでも言いましょうか、読んでいました。

私が、これは面白い本だ。これは為になる本だよ!なんて言うと、

「ほう、そんなにいい本ですか、だったら私にちょっと貸して下さいよ」
という人が居りましてね。

私は、ひとと物の貸し借りをする、という事は嫌いなんですけど、相手によってはそうも言えず、貸してあげます。

そのあとのことです。いくら日が経っても、返してくれませんねえ。

そうそう、「返して下さい」と度々請求することもいやでしてね,
ついつい、それで「それっきり」になってしまいます。

そんな事が何度もあったものですから、その後は、相手には悪いのですが、
あとで、嫌な思いをするようなら、最初にきちんと断ったほうが、お互いにそれが良いと思い、それ以後は、はっきりとお断りをしています。

余分なことですが。
私の手元に、発行部数の少ない貴重な資料があります。(絶版)

社会のためにと言われたので、貸し出しましたが、返ってきたときには無残な姿でした。
表紙は汚れ、中にはところどころ、ボールペンで書き込みをしてあるわで、情けなくなりました。
(その人の人格を疑いました)

各地の公立図書館でも、こうした被害が多くあるそうですが、どうしたもんでしょう?

 27.0℃


それべくそーろー。

2009年07月06日 | ちょっと出雲弁

まー、おらも本がしきで、えろんなほんをよみょったが。

おらが、こりゃーおもっしぇーほんだわ。こりゃ、ためんなーじ、なんててはなしと、

「はー、そげね、えーほんかえ、ほんなら、おらねちょっこしかしぇてごすだわ」

なんてーしーがあってね。 おらわ、あんまー、ふとねものーかしゃえなんちーことね、すかんほーだども、
さきねよっちゃー、やめたともえわれず、かしぇてあぎゃえわね。

そーからだわね、なんぼたったてて、もどしゃーせんことだけん。
そげねそげね、もどえてごさっしゃえてて、さいさいせーきーもできゃーしぇんしね。

けー、そーで「それべくそーろー」「かしぇまえらしぇ」ねなってしまえましが。

そげなことが、なんたびもあったもんだけん、そーからちーもんわ、さきさんにゃわりーだども、
あとで、えなげなおもえをしーやーなら、はじめね、しゃんとことわったほーが、おたがえね、
そのほーがえーとも-て、そーかーちもんわ、かしだしおことわりねしちょーまし。

 29℃