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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、コメサ、アオザネ、ハブナガ、クロ』

2013年06月09日 18時00分04秒 | 趣味

クロ (クロアイ)は四季を通して釣りの対象になるが私が釣るのはこの時期なのでこ

こで紹介させて頂く。鱸は出生魚で名前も有名だがクロにも出生魚としての名前が

ある。小さい五~六センチほどのものをコメサといい、アオザネ、ハブナガ、クロ (ク

ロヤ)となっていく。

旬は梅雨時の"梅雨グロ"、冬の"海苔グロ"と呼ばれる。島根半島は岩海

苔の産地である。冬が厳しければ厳しいほど良質の岩海苔が育ち、荒れる日本海

の波が静まった時を見計らって岩海苔を摘む。昨今の一次産業は海苔摘みに限ら

ず後継者不足で岩海苔を採るのも老人の姿が目立つ。岩海苔はクロも好んで食べ

る為、針に海苔を巻いて釣る。

私のクロ釣りは本格的なものではない。梅雨の旬、冬の旬には出かけない。簡単に

釣りの出来る防波堤か危なくない岩場を選んで出かける。

岩場では岩に波が当り白い泡と潮流が交叉する場所にジャンボやオキアミを蒔餌

し魚を誘き寄せ安心させ餌を食べさせる。クロは警戒心の強い魚で目は抜群に

いい。引きは強く大きいものはおいしい魚だ。

ハリスは一号以下の細いものを使い、餌を浮かせるようにするため、あまり重いオモ

リをつけない。魚になったことのある太公望の報告だと、重い錘を付けると糸が垂直

に張り、それを嫌うのだと言う。目のいい、警戒心の強い魚には共通しているらしい。

近年の釣りにはオキアミ(南極オキアミ)は欠かせない。オキアミは南極の唯一の量

産品だろう。クジラの好物でクジラが食べ切れないで、その上に人間が捕っている

のだからどれ位、生息しているのか想像できない。オキアミの食料品としての研究

は遅れており摺り身にして混ぜて使用されている程度と聞く。身が柔いため捕った

らすぐ鮮度が落ちるのでボイルし冷凍にして日本に運ぶ。

遠い南極で捕れたオキアミが日本の片田舎で釣りの蒔餌で使われているとは馬鹿

げているやら、もったいないやら。

蒔餌をし、そこに糸を垂れると小さいものは直ぐに浮きを沈めるが手の平を越すよ

うなものは、たまにしか引かない。しかしクロの引きは面白くチヌ(黒鯛)竿を弓成り

にさせ釣りの醍醐味を満喫させてくれる。海の中では多少灰色がかったクロは釣

り上げると、墨汁よりも濃い真っ黒になる。料理はこれといったものは知らないが腹

を開けると磯臭い臭いがし途端に食欲が落ちる。

地元の漁師は小さいものをブッ切りにして食べるとおいしいと教えてくれたが試し

たことはない。本格的に狙えばチヌ同様にその引きの魅力に取り付かれ虜にな

ってしまうだろう。


『夢追人、海の青、緑のサヨリ』

2013年06月08日 18時10分40秒 | 趣味

鉛筆みたいだったサヨリは三十センチ余のものが混じる様になり群れを作り水面をゆ

うゆうと泳ぐ。その群れはグリーンベルトのように見える。サヨリの口は長いくちばしが

下側に延びその上にある。餌はジャンボを一つ選び(一センチ位で爪楊枝の太さ)小

さな針につける。針が見えると近くに来ても餌を食べないことから目はよさそうだ。エサ

をすーっと引くようにすると追い掛けて来てパクッと食いつく。

そこですかさず合わせないと餌を吐き出す、針を察知してのことだろう。このタイミング

が悪いと見ながら釣ることは出来ない。浮木をつけて浮木下、二十センチで釣る方法も

あるが餌を追わせた方が圧倒的によく釣れる。餌つけの面倒なことはこの上なし。辛抱

が先か釣りが先か。波止場などに居付いたものはまき餌などにつられて近場に寄って

来るので、それを釣り上げる。外海では回遊してきたものを、同じく撒き餌をして逃がさ

ないようにする工夫が必要になる。

行けばクーラー半分から一杯は釣れるが閉口するのは竿や手に小さなウロコがかさば

るほど付き、終いにはバリバリ剝れるほど付き、独特の臭いもする。それは洗っても取れ

難く厄介だ。刺身、お婆ちゃんが得意にしていたサヨリに味噌を挾んで焼いて食べる方

法、そして吸いものが代表料理。妻は近所に配った残りを開きにして薄塩をかけ干物に

していた。豊富にあるから出来ることであって、買ってはできないことだ。買えばいが、

釣りに行けば安いコストで沢山釣れる、採算のとれる数少ない魚の一つだ。


『遠い汚染水処理』

2013年06月08日 17時29分43秒 | 日記

東電が地元にバイパスで汲み上げた地下水を海に流す計画を説明した。最初とは

状況が異なり、核物質は一切含んでいない状態から基準値以内のセシウムが含ん

でいる地下水、となったから地元からの理解を得るには何倍もハードルが高くなった。

案の定、昨日の説明会では異論が続出し理解を得ることは難しい。

その中で『汚染されていない綺麗な地下水なら東京湾に流せばいい』という意見が

出された。尤もな意見で、今まで償いきれない迷惑をかけてきたのに、未だこの上、

何を背負えと言うのか。この意見、実に的を得ている。

今回の震災である自治体は『復興予算』を自分たちが『猫ババ』していることを知り

ながら、屁理屈をつけて平気で流用している。そうした自治体は、最低でもこの綺麗

な地下水を受け入れるべきである。恥を知らないなどと罵っても仕方はないが、納税

者はそいつらのために復興税を納めようと言っているのではない。復興支援をすると

言いながら役に立たないで猫ババ自治体どもは日本の恥だ。支援をするふりだけで

心の痛まない自治体どもは、何もして欲しくはないが、せめてこんな邪魔だけはする

な。地元の『東京湾・・・』の意見は実現しないだろうか。これは何の不合理もない話

ではないか。地下水であり法定基準以内の水だから、別の人の意見として『飲み水

にも、洗濯にも使うことができる』ならば、東京湾に限定しなくても、感情を考慮し福

島以外の海でもいいではないか。ここで、役に立たない政府は傍観していないで、き

ちんと取りまとめをしろと口角泡を飛ばして叫びたい。


『患者と家族間、意識のずれ』

2013年06月07日 18時03分44秒 | 癌のこと

病気になり入院したり手術をしたりすると、本人は勿論のこと家族も同じように心配

して、文字通り一心同体になり病と闘う。だから医者からの注意や自分で持ってい

る知識から、少しでも身体に障るようなことは避けるよう行動したり、進言したりする。

私も入院中に妻からあれこれと細かいことを言われると、心配してくれていることは

十分判っているのに、過度な受け止め方になることがあった。つまり『五月蝿いこと

を言うな。そうした物言いの方が余程身体によくない』と思わせるのだ。例えば私は

塩辛いものが好きだから塩辛を食べたいと言うと『塩辛いものは避けるよう医者から

言われているのに…』と小言をつかれる。

気分のいい時、悪い時によって受け止め方は異なり、そうしたある日は『もう何も言う

な。このままずっと入院していた方がいい』と言えば『私が身体の心配をしなくていい

ってことなの?』と応える。こうなると、病人と看病人の会話ではなくなってしまい、元来

の目的である早く良くなることへのアプローチとはかなり外れてしまう。この関係には

会話の糊代となる部分、つまり余裕を無くしているから『少しでも決め事から外れるこ

とは許されない』となってしまっている。

また夜遅くダンピング症状に似たワナワナ感が出て『甘いもの』が欲しくなりチョコを

食べようとすると、妻は『夜遅くに・・・・』と小言めいたことを言う。

私にすればむやみに夜遅くチョコを食べようとしているのではなのに、言われなきこ

とを言われてはと、感情を害することもある。ダンピング、甘いものを食べる、このこと

は判っているはずなのに馬鹿なことを言うな。このケースも妻は『夜遅く甘いものを食

べる』この事の害の心配をしているからである。妻は普段から口煩いことはないし嫌

味を言うことなどないから、心底からの心配であることをよく理解している。

このように患者と家族間でも知らずの内に意識のずれが存在していたことを後で気

付き自分でも驚いている。意味合いは少し違うかもしれないが、病気をした先輩の

お言葉。『身体にメスを入れたり、大病すると精神的にも弱り、健常な人には理解で

きないことも起こしうる』だから病気の人と接するときにはその心の中を、そうしたフィ

ルターをつけて見てあげて・・・・。これは自分が病気をして分かったことだから人に

言えるのだとの言。こうしたことを大きく括ってしまうと、『慮(おもんばか)る』というこ

とへの配慮の仕方ではなかろうか。


『夢追人、ネズミ取りとヒラメ』

2013年06月07日 18時00分11秒 | 趣味

この屈辱的な出来事と初めて釣ったヒラメは私の釣り史上、忘れられないものであ

る。七類港では鰺釣りが盛んで沢山の人が興じている。私は朝、早くから精を出し

てマアマアの成績を上げていた。隣の人が釣った一番小さな鰺を餌にヒラメ釣りを

していたので私も真似してやってみた。鰺の尾に針をつけて一メーター程の所に

錘をつけて底で泳がせる。それを置き竿にして鰺を釣る。どれ位たったのだろうか、

竿をチョンチョンとつつき始め、やがてググッと引き出した。隣のご仁、『慌てるな、

もっと持ち込んでから』とアドバイスしながら、私の動きを監視している。穂先が水面

に着くようになると『よーし、合わせて』と再び指示した。

手応えは十分、重い、しかし他の魚と違って引くと言うよりは、ただただ重い。水面

に顔を見せると立派なヒラメで刺身にも十分過ぎる。

これは、大儲けと!。帰り支度も軽快になる。何て単純な男だろう。関街道は車も少

ないしルンルンで帰ることができそうだ。すると二人の学生が車に乗せて欲しいと合

図していた。どうせ方角は一緒だし丁度、気分もいいとこだから乗せてやるか。

ブブーッとアクセルを吹かし加速していた所、横目に見えたものは紛れもなく速度

違反取締りのレーダーではないか、もしかして・・・もしかして。それは、もしではなか

った。

『あー、一寸出過ぎていますな。あそこに乗って』とバスを指差す。

レーダーのプリンタ—が打ち出した紙を見せられる『五十五キロですな、ここは四十

キロだから』『これ、郵便局でも銀行でもいいから納めるように、気をつけて運転して

くださいよ』

馬鹿野郎、取っ捕まったのに気をつけろだと、こっちとら動転してそれどころじゃな

いわい、糞ったれ、ババタレ、何で俺だけなんだ、一杯一杯俺よりスピ—ド出してい

るのが居るだろう、そ・い・つ、を捕まえろ。

車に戻ると、学生が気の毒そうな顔をして『スピード違反でしたか』と尋ねる、

『大したことはなかったよ、ハッハッハ』と見栄を張る。

心の中は『馬鹿たれ、聞きたくもないスピード違反なんて言葉を言うな』と罵る。それ

から沈黙の時間が過ぎ学生が言う場所で降ろしてやった。そこに着くまでの間、速

度を守りながら走る私を尻目に沢山の車がビンビンと追い抜いて行く。

世の中の矛盾を感じながら我が家に着きホッとする。しかし、本日の収支は六千円

の反則金と、このヒラメどっちがどうだろう。

迷える子羊よ,神に縋りなさい


『定期健診』

2013年06月06日 18時12分13秒 | 通院

3か月に1度の定期健診。今回は血液検査、腫瘍マーカー検査だけの順番。前回

の教訓を活かし、いつもより15分ほど早く出かけ8時前に着いた。診察券を受付機

に入れて診察票を受け取るのだが、8時からの受付開始らしく3台の機械の前に長

い列ができていた。いつも並ぶことはないし、しかもいつもより早く着いたのに・・・・

と不満心を抱きながら並ぶことにした。受付が始まった時『保険証の確認が必要だ

から、機械では駄目』このことを思い出し、受付カウンターで手続きを済ます。

血液検査の所に行くと、いつもより15分ほどの差なのに7番目とすこぶる順調。そし

て消化器外科に行き健診、結果は別の日にといつものパターンで終わる。先生も

早く5年が過ぎれば、との思いがあり、いつも早く過ぎれば安心できると言われる。

あと1年と4か月で丸5年を経過するのだが、この時間経過と普段『1年なんて直ぐに

過ぎる』こう言葉を交わす時間経過とは、スピード感がまるで違う。

時間は同じはずなのに、5年生存率の枠内に早く入りたい気持ちの一方で『歳は

とりたくない』と相反する気持ちがある。

癌を患って治療をして貰っても『完治』とか『根治』という言葉がない病気だから、

何かを一つの区切りにして気力を取り戻す機会にするには丁度いい年数(実際

は統計的に5年としているだろうが)でもあるように思う。


『夢追人、鰺と外道のボラ』

2013年06月06日 18時00分29秒 | 趣味

初秋といえども残暑の残る頃、小鰺が釣れだす。小型で料理するといっても南蛮

漬けにするしかない。鰺は擬似針で釣る。一番下に網カゴをつけ、糸の途中に七

〜八本の擬似針をつける。カゴの中に蒔餌のジャンボ(網蝦の冷凍したもの)を入

れ、竿を上下させるだけで子供でも楽に釣れる。我が家の娘もよく連れて行った

が結構釣っていた。

鰺は引きが強い。顎がすぐに切れてしまうため強く持ち上げると皆外れてしまうの

でゆっくり丁寧に上げる。蒔餌が落ちるので周りにサヨリが寄って来る。本格的な

秋になる頃は三十センチ位になるだろうが今は二十センチの鉛筆みたいなものだ。

境港の通称、カニカゴは鰺釣りの家族連れをよく見かける。ここでは外道のボラが

鰺の仕掛けにかかり大騒ぎとなる。五十センチを越すような大物が食いつき竿を

面白いように曲げる。もったいのは、鰺の仕掛けを切られることでワンセット三百円

ほどの損失になる。

鰺は朝早くか、夕方によく釣れる。擬似針の釣りは五目釣りとなりカマス、力ワコが

釣れるので飽きることはない。

秋が更に深くなると美保湾で本格的な鰺釣りができる。こちらは夜釣りでカーバイ

トを集魚灯に使う。緣日の昔懐かしい臭いのする、あのカーバイトだ。小岩みたい

なカーバイトを下の缶に、上の缶には水を入れる。水の落ちる量をネジで調節しガ

スがたまったら火をつける。ボッと赤びた火が点く。ロープで吊るし海面スレスレの

所に置く。鰺は回遊魚で回ってくると左から右へバタバタと釣れだす。それを繰返

し、一旦去るとみんなが釣れなくなり、その一時に呆けているといくら頑張っても釣

れない。鰺は目がいいので糸は細い方がよく擬似針はサバか力ワハギの皮を使い

蛍光塗料で細工してあるものがいい。しかし、本物の餌に勝るものはなく面倒がら

ずに餌をつけていたので他人よりもよく釣れた。

大きさは塩焼きに丁度いい、二十五センチ弱のものと形が大体揃っていた。

ボラとなれば七類港でボラ専門にやったことがある。ボラにはソウ力ンボラと真ボラ

がおり真ボラは食べられるがソウカンはまずいと敬遠される。引きも味と同じでソウ

カンはどんなに大きくてもドテッと上がってくるのに対し真ボラの引きは強い。

ボラには歯がない為、餌は泥と一緒に口にし餌だけを残し泥を吐き出す。冬には

脂肪が目につく為、目が悪くなると言う。七類港は梅雨開け前はボラ釣り専門の人

で賑わう。外海に面しているので境水道のボラよりズッときれいだ。

歯がない為、ボラは釣餌も舐める感じで食べる。その為、浮木を引かないし当りが

判らない。隣の人は次々と釣り上げるのに私はいつも空振り、餌も同じ、仕掛けも

同じなのに何故もこう違うの?。

調べてみたら『ボラは餌を舐める、浮木に微かな変化があれば合わせる』とあった、

いくら待っても浮木を引き込むことはあまりなさそうだ。そういえば、浮木を持ち上げ

たリ、横にしたりしていたがあれが当りだったのだ。また、ボラ釣りの名人は『気配

で釣る』と難しいことが書いてあった。ここでは餌にイワシの切り身をつけそれを蒔

餌にも使用していた。お手本の通りにやってみたら、本当にその通りでみるみる上

達した。常連のお馴染みさんが、そっと教えてくれた。

『餌はな、ボラの切り身に砂糖をまぶして冷凍したもんがええで』それは事実でよく

釣れた。最初は近所の人に分けてあげていたが、やがては配る所も减り、遂には

釣ったものを放して帰るようになってしまった。


『サッカーと応援マナー』

2013年06月05日 18時39分02秒 | 日記

サッカーは世界のどこでも馴染の人気あるスポーツで、ボール一つあれば、立派

なグランドはなくても超ローカルルールで楽しめる。日本では今でこそメジャーな

スポーツとなり、野球大国の日本でも子供たちの夢はサッカー選手になることが当

たり前のように聞かれる。私が23~4歳の頃、遠く40年以上前はJリーグの前身、有

名企業のクラブがアマチュアリーグで戦っていた。応援や試合観戦を今のように

一般のお客さんが行くのではなく、大半はそのチームの関連会社の社員が動員さ

れた。それ以外は、当時として珍しい余程のサッカー通の人で少数派。

そんな環境下、ヤンマーの釜本はとてつもないストライカーだったが、国際試合が

多くあるのではなく、国内で有名という存在だった。メキシコオリンピックでその力

量を発揮し、当時サッカーをしていた私たちでさえ、日本がメダルを取る快挙を成

し遂げるなんて、これぼっちも考えられなかった。私も会社有志の弱小のチー

ムに入れて貰い、戦術は百姓一揆をやっていた。だから、爺の割にはサッカーが

好きで国際試合などは欠かさないで観ている。

昨晩のオーストラリア戦、失点が後半36分だったから負けを覚悟したが『ドーハの

悲劇』を逆にいくような、天から授かりもののPKで引き分けることができた。ど真ん

中のPK、サッカーをしたことのある人なら分かるが、キーパーに絶対に取られる

心理が働き,蹴ることはできないのだが、本田はそれをやってのけた。

今のサッカー選手のセンスや技術は、カズ、ヒデをも遥かに凌ぐと言っても過言

ではない。こうした選手が次々に出て来ることを大変楽しみにしているし、今後

更なる活躍を願っている。こうした選手たちの活躍の後に、世界一マナーのいい

日本人サポーターたちが、破目を外したくなるのは理解できる。しかし、日本に

はそうした時に皆が集まって、節度ある喜びを分かち合える場所がない、これは

寂しい気がする。だからと言って、スクランブル交差点で・・・・が許されるはずは

ない。外国には必ず『○○広場』があり、こうした時に集まり祝福をしたり、唄を歌

ったりする。日本のサッカーファンがもっと成熟すれば、逆にスクランブル交差

点をファンのために解放するくらいのことを考えて欲しいものだ。日本人とフー

リガンは似つかない。

祝福する夜に『何のためにやっている?』と聞きたくなるような行為で、あの勝

利に水を差さないようにして欲しい。

 


『夢追人、日吉津の岩ガキ』

2013年06月05日 18時00分43秒 | 趣味

海に潜ると言えば日吉津の岩ガキを忘れることはできない。カキは冬が旬である

のに対し岩ガキは夏が旬である。テトラポットに自生したものだが大きいものは二

十センチ余あり幾重にも折り重なるようについている。ドライバを用意したところで

手に負える相手ではない

大型のバールを準備し先の平べったい方を使い底から起こす要領で採る。殻を

割ってしまっては台無しだ。カキを起こしにかかると、おこぼれ頂戴とばかりに小魚

が群れくる、カキとカキの間に住むゴカイや微生物を食べにくる。失敗して殻を割

ると待ってました、とばかりカキの身を食べる。久々の御馳走というのだろう。

ポリバケツに山盛りの岩ガキは山の里に着く。炭火を起こし七輪の上で焼いて食

べるのがー番うまい。酢ガキにしても頂けるが私はあまり好きでない。

火が通ると少し口を開ける、ドライバを差し込みこじ開ける。中には海水が煮えてお

り丁度いい塩味をつけてくれる。

潜った後の快い疲れは生ビールとカキによって暫し癒される。家の狭い庭にゴザを

敷きビアガーデンが開店する。通りかかる親しい人に声をかけ酔った勢いで御馳走

を振る舞う。この場所はいつ行っても、誰からも文句を言われることはないから、欲し

いだけ採って持ち帰っていた。2~3年通ってから後、いつものように沢山のカキを

採り持ち帰り、焼いて食べようとしたらガソリンを呑んでいたのか、その臭いが強烈。

とても食べられるようなものではなかった。

たまたま、その時だけのことかどうかは分からないが、それ以来行く気がしなくなり足

が遠のいてしまった。

海は人々に沢山の潤いを与えてくれる。ふと南の空を見上げると夏を象徴するサソ

リ座に天の川が空を飾っている。

次は何をしょうかなー。


『汚染水処理の憂い』

2013年06月04日 18時06分41秒 | 日記

汚染水処理で微かに期待していた地下水バイパス方式に暗雲が立ち込めてきた。

建屋に入り込む前の地下水を、汲み上げ貯水したものを詳細に調査する内に、微

量ながらセシウムが混入していることが分かった。基準値内だから問題はないはず

だが、それを知りながら海に放棄するのに『賛成してくれ』とは頼みにくいし、説明を

して理解を求めるのもハードルが高過ぎる気がする。初めてと言ってもいいのでは

ないかと思う『東電のヒット』なのに、いつもは超辛口の私もこの結果は余りにも残酷

だと同情している。

ここの原発は破壊されて尋常な状態ではないから、安全基準なんてどれくらい守ら

れているのか、機能として残っているのかすら不明だ。もし、大きな天災や何かの災

害にでも遭ったら、また放射線漏れなんてことになりかねない。廃炉するにも簡単に

いきそうにもないから兎に角、長期戦にならざるを得ない。それを目の前で阻害する

第一は『増え続ける汚染水』で、今のままでは『貯め続ける』しか方法はないのだ。

これの解決方法を見つけないと廃炉へのスタートも切れない、現地で続く苦悩を消費

地の人たちは、忘れないで欲しい。


『夢追人、モズクとウ二』

2013年06月04日 18時00分00秒 | 趣味

加賀の潜戸から東に行くと美保関町に法田という小さな漁村がある。車で山裾まで

行き山肌に作られた小さな畑を横切り一山越えると波音が聞こえ出す。岩場ながら

泳ぎにも格好の場所がある。小さな入り江は岩が作ったプ—ルのようで多少の波が

あっても、その岩で波は遮られ子供の遊び場に格好の場所。

子供たちを何度か連れて行ったが私はその間にモズク採りに精を出す。海草に絡

みついたモズクを丹念に採り、また潜る。幾らでもあり、私だけしか知らない穴場の

ようだ。帰リは十五分ほどの山越え、モズクの重いことを考えると気が重くなる。

モズクはゴミや他の海草と選別するのが面倒臭い。が自分の採ったものだから自分

で始末するしかない。モズクには細い絹モズクと太い男モズクがあり、細い方が味

が絡み易いから美味しく感じるが、モズク本来の味は太い方が濃い。ここのものは

太いものだったから、ごみ掃除が少しだけ楽だった。

いつ行っても好きなだけ採れていたモズクがある日、根こそぎ無くなっていた。子供

たちの自然プールには天草がたくさんあり、その一角にモズクが共生していた。天

草とりの漁師がこの浅瀬まで船をつけて採ってしまっていた。翌年からは少々早く

行ってもモズクの姿を見ることはできなくなった。

しかし、ここには馬糞ウニが多く、そこそこのサザエと第二の海産物がある。小型ナ

イフ、モリ、スプーン、ザル、タッパーウェアーの小道具があると便利だ。イガ対策と

してモリを使って採ればいい。ウニはナイフで半分に割る。我々が食べるのは卵巣

の部分になる。ウニは雌雄同体で仮に雄であっても卵巣を持つ。割ったものをスプ

ーンの反対側で中をそぎ取る。ザルに入れ殻の残りや臓物を洗い流す、身は少な

いので相当量ないと食べるまでいかない。

成程、ウニが高い訳だ、こんなに面倒では少々の値段では割に合わない。側で子

供がせがむ、あっという間になくなる、サァもう一度潜るか。


『夢追人、暑さ凌ぐ素潜りは貝採り』

2013年06月03日 18時37分08秒 | 趣味

夏本番を迎えると暑さを我慢していることはない。海に行こう。暑さ凌ぎ、貝採りの

一挙両得となる。今年の夏は連日、猛暑が続いているが例年はいくら暑いといっ

ても一時間も潜れば二度と潜る元気がなくなり、ガタガタと震えがくるようになる。

ここは好場で岩場が続き冲合、百メーターほど歩いて行ける。途中の三ケ所は数

メータ泳がないといけない場所があり、遠くからこの岩場を眺めると南洋のトロピカ

ルな雰囲気を感じる。先端に迪り着くと大小の岩が波に洗われている。耳栓をし

て水中メガネをかけ大きく息を吸ってから潜る。

岩場はウ二、鋭った岩で足を怪我するので運動靴の軽いものと軍手は必需品。

それにアワビを起こすぺグも必要になる。

サザエは深く潜れば大きいものが採れるが壺焼きにする位のものなら手の届く所

でも採れる。海中に潜る、といっても一メーター位だろうが海草をかき分けると、ち

ょこんとサザエがいる。息の続く限りそこら中を探す、上手くすると一回の潜りで三

〜四個は採れる。また、潮通りのいい場所はサザエの棲家でもあり周囲の状況を

見ながら潜り決して無理をしてはいけない。岩場の波は気紛れで思わぬ方向から

寄せることがある。

三年前はサザエが異常繁殖した。夏本番になると海水浴客が増えサザエも段々

と少なくなっていくが、その年はよく潜る友人と三十分ほどで五十ケを楽に採れた。

この他にアワビ、トコブシも採れるが数は少ないし、アワビはせいぜい十センチもあ

れば大物。トコブシは6~7cmくらいのアワビと同じ格好をしたものだ。小さい貝だが一

応、刺身にして食べると食感はアワビと同じ。本格的な中華料理店ではトコブシを

使った料理をメニューとして揃えているが、一般的な所ではお目にかかれないから、

高級食材の下の部類に属すのかもしれない。

岩場にはべべ貝、ニナ貝と小さな貝がありニナ貝は塩茹でにしマチ針で身を取り

出して食べるとシッポの苦味が何ともいえず子供でもその苦みには抵抗がないらし

く次から次へと手が出る。以前は大きなものが沢山採れていたが、近年はスーパ

ーでも売られるようになり、海でも小さいものしか見られなくなった。

これと逆にムール貝、当地ではイ貝は潮通しのいい岩場、養分の多い船着場など

にビッシリとくっついている。残念ながら大きなものは簡単な場所ではとれないが、

4~5㌢のものを汁の出汁にすると美味しい『潮汁』ができる。

変わったものではフジッボで(鷹の爪みたいな貝)潮通りがいい岩の間におり、それ

を先の鋭い刃物で採りだし塩茹でにする。形はグロテスクだが磯の香りがプ—ンと

漂い中々の珍味である。


『カブトムシ幼虫と幼児たち』

2013年06月03日 18時36分02秒 | 日記

昨年から始めたカブトムシの幼虫を町内の保育所、幼稚園に配布する行事を今

日、実施した。保育所3か所、幼稚園1か所で其々に25匹くらいを腐葉土、堆肥と

共に準備しておいたものを配り歩いた。

幼稚園に持って行くと、昨年の飼育結果について園長先生が話をしてくれ、それ

によると夏休み前には成虫になり、希望する子供たちが家に持ち帰り飼育をした

とのこと。先生方の要望は幼虫から育つ過程を見せてやりたい事だったから、その

目的は果たしたことになる。園児たちの有難うソングを聞かせて貰い、年甲斐もな

く少々、照れたりしていた。恒例とまではいかないが、この時期のニュースの一つ

として新聞社から取材に来られていたので、近い内に載るかもしれない。

私の娘たちが、この子供たちの年だったのは30年以上も前のことで、しかも場所

は同じだから過ぎ去りし年月の早かったことを改めて教えられた。


『夢追人、名人芸 鮎釣り』

2013年06月02日 18時20分45秒 | 趣味

夏を飾る魚は何と言っても鮎に勝るものはない。春先に途中の堰堤を越えなが

ら、遡上して来た鮎は夫々が自分の縄張りを持ち一国一城の主になったのだ。

鮎の解禁の日は待ちかまえた大公望たちがドッと繰り出し川は一日中、大賑わ

いになる。哀れな一国一城の主は自分の縄張りを侵す者には容赦しないで立

ち向かう習性があり、その習性を逆手にとったのが『友釣り』である。この習性は

簡単に見ることが出来る。国道五十四号線を南に行った所に木次町がある。そ

こで友人と川に潜り鮎の習性をこの目で見た。

一〜二メーター四方の陣地の中をくるくると廻りパトロールする。外部から他の

魚が来るとその魚をめがけて体当たりする。そして棲家だろうかそこで暫くジッと

してから同じことを繰り返す。鮎の主食は川苔で岩に生えているヌルヌルした感

じの苔だ。岩の苔の状態を見ればその縄張りの中に鮎がいるのかどうか判断で

きる。新しい食み跡(はみあと)があればその住民は達者で古ければ誰かの腹の

中という訳だ。

食み跡は横に筋を引いたようなものが幾筋もある。いい苔のある所には威勢の

いい鮎がいることになる。自分の食い扶持がなくなれば外のいい場所に映らなけ

ればならないが先人が居ればそれを追い出すしかない。そこで闘いが始まり勝

た方が居住権を手にする。総じて黒い岩の多い所は鮎がおり釣場探しの一つの

目安になる。友釣りはオトリ(無理矢理、他人の住居に連れていかれ闘いをさせら

れる)となる鮎の鼻に輪を通しそこに道糸をつけ、更に引掛け針をつけた糸を尾

の近くに止る。鼻は痛いし、尾の下の方は痛いしその上、望む訳でもないのに闘

いまで強いられ、とんでもない役目を仰せつかる。オトリの鮎は自分の意志で動く

のではない為、衰弱が激しく上手な人ほど一匹のオトリで多く釣る。釣れた鮎は次

のオ卜リになるが、針の掛かり場所によっては使えないのもある。掛かり場所が悪

く元気のないもの、頭に掛かり即死のものと、こればかりは釣り人には選択の余地

はない。上流から泳がせて当たりを待つ。鮎のいる所に行けばその答えは明白だ、

攻をした鮎は待ちかまえる針に突進するのだから一たまりもない、大体が頭から

尾に向けて体当たり攻擊する。ガツンとくる当たり、掛かったのが判らない小さな当

たり、熱練した人はどんな小さな当りでも見逃さない。釣りの中で熟練と技術の面

からいえば、鮎の友がけは間違いなくトップレベルであろう。素人でも釣れないこと

はないが釣果は歴然としている。流れの見方、鮎のいそうな場所の見方、オトリの

泳がせ方、取り込み、何れを比較してもその違いが大きく釣果が差となって表れ

る。友人に連れて行って貰った時も、私が十数匹、釣る間に四,五十匹は釣って

いた。川底は角がゴツゴツしていたであろう石が長年の流れで角を丸く削られ、そ

の上に苔が生えていて、とても滑りやすい。滑り止めのついた靴か草鞋を履かなけ

ればならない。長尺の竿を操り上流からゆっくりとオ卜リを泳がせ当りを待つ、川の

中では死闘が繰り広げられているだろうが外界は至って静かで、せせらぎを耳にし

ながら何と優雅なことか。人は罪作りだ。川蜻蛉が水辺を舞い、色鮮やかな川蝉が

低空飛を披露してくれる。そんな情景の中でウットリしていると強い当たりが鮎釣り

していることを教えてくれる。これは結構な引きだぞ、注意してと・・。流れの急な所

は踏ん張りがきかずバランスを崩し流されてしまうことがある。竿を立て自分の方に

鮎を誘き寄せる、これが難しいのだ、二匹の鮎は夫々が違う方向に引っ張るし流れ

はあるし。

やっとの思いで手繰り腰からタモを取リすくう。手にとるとブーンとスイカともキュウリ

とも似つかないような香りがする。

漁を終え、帰り支度をする。鮎の持ち帰りには秘訣がある。クーラーの中に水を入

れ氷水を作る、出来るだけ冷たい方がいい。その中に鮎を入れると変色しないで

綺麗な色のままで新鮮な鮎を持ち帰ることができる。

鮎は、塩焼きが一般的で蓼酢で頂くとおいしい。これも天然ものは脂が少なく身も

締まっており美味だ。砂地に生息する鮎は砂を嚙んでおり腹わたを食べるとザリつ

とくるので岩場のものがいい。鮎は生き延びても尾花が穂を出すころ、川を下り待

ち受ける粢にかかってしまう。人が放ち再び人に捕らわれる。哀しき柳葉よ。

 


『楽符が読めない人のためのソフト』

2013年06月02日 18時18分58秒 | 趣味

私め、音楽は好きなのに楽譜を見てもどのようなリズムなのか、それすらもイメージ

出来ない楽譜音痴である。自分の知っている曲でも楽譜に従って弾いていくと、そ

れらしくなるであろうが、そこに問題があるから、曲がベターッとなってしまう。

だから余り知らない曲でも、ある程度は知っているはずなのに、全く違う曲のように

なってしまうので、何とかしなければと手を尽くしてきた。

ハンディータイプのシーケンサーのようなものは、楽譜を入力すれば伴奏をつけて

くれる優れもの、製造中止の中古品をオークションでゲット。勿論、値段は論外の

安価。1台目は未だ慣れない内に音が歪み使い物にならなくなり、2台目をゲットし

たが音符入力が面倒で練習の途中。

PCのフリーソフトで簡単に音符入力でき、再生してくれるものを探してみた。該当

のソフトは幾つかありダウンロードして使ってみたが、どれも結構面倒で私のように

簡単に・・・なんてものには出会いがなかった。そうする内にカワイ楽器の体験ソフ

トに行き当たり、そいつをダウンロードし15日間体験してみた。入力方法は今まで

のものの中では一番簡単だし再生のスピードを可変できるから、難しい所ではス

ピードを落として聞けば分かり易い。

グレードがあり私には楽譜をスキャナー処理してくれる機能は不要だから、一番安

価なスコアメーカー7パレットで十分のようだ。

体験を済ませたらダウンロード版を購入してみようと考えている。


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