食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、心変わり』

2013年08月04日 18時14分59秒 | 趣味

昭和63年は仕事上でも私生活面でも起伏の激しい年だった。5月に同期で入社した

友人が亡くなり、その6月には妻が頸椎ヘルニアで5時間にも及ぶ大手術の後、3ヶ月

の入院をした。丁度その年は私の厄でもあり、これも何かの因縁かも知れないと思っ

たりした。妻が入院し子供と3人で暮らしている間に銃の更新手続きがあった。

狩猟をすれば動物の命を奪うことになる。親を獲れば残された子はどうなるのか等と、

普段の思いとは全く違う考えが出たり入ったりして、どうするのか纏まりのつかない状

態だ。

銃を扱うのに自分自身の気持ちが、きっちりとしていないこと時点で銃を手放すべき

なのは明確で、悩むべき問題ではないのだ。強引にそれが正しい答えだとして、狩

猟を辞める決心をした。短期間に出した結論ではない。あれほど好きで楽しんできた

狩猟を辞めさせるのだから随分と悩んだ。趣味としては高度な技術を要するし健康

維持の為には身体を使うのでとてもいい。狩猟していた5年間はどんなに寒い時でも

風邪を一度もひかなかったが辞めた途端に風邪をひくようになった。

自然保護と狩猟の関係に対する持論は今でも変わっていないし、狩猟が嫌になって

やめたのでもない。ちょっとした心の隙間に友の死、妻の病気が重なっただけだ。

でも2度と銃を手にすることはないだろう

 第二章、おわり


『軽トラック市、雨たたる』

2013年08月04日 18時13分15秒 | 日記

山陰地方で軽トラック市の草分けとなったのは鳥取県の何処かだったと思うが、ここ

八雲町でも農産品を中心としたものを始めた。町内の産直市のような企画は定期的

なものもあり、何かを差別化して特徴づけることになれば継続は可能になる。どこの

地域でも、どんな計画者でも悩むところはこの一点に尽きるのではないかと思う。だ

が頭の中や机の上だけで考えていても物事は進まないことが多く、実際にやってみ

ようと企画、推進にこぎつけ道をつける人がいないと何も生まれてこない。

この市も関係者の皆さんがご苦労の結果、開催され今日が2回目の市になるはずだ

った。私たちのNPOは梅たれと食べるラー油風の梅具おかずを販売すべく、女性陣

を中心に先週、加工場で製造した。家内工業だから全て手作り、最後のラベル貼り

を金曜日に済ませ、今朝への備えは万全だった。

私は別件の用があり市には出かける予定にしていなかったが、集合時間になると雨

落ち出し激しさを増していくではないか。市を開くなら雨除けのシートを張ったりしな

ければならないから、人手が要るのではないか心配になり、市の会場に出かけてみ

た。既設のテントがあり皆さんは避難、役員さんは開催のgo/stopを協議。

いつも、そうだがgoを決めると雨が降る、stopと言い出す雨が止むパターン。

今回もbingoだった。中止を決めかかったら雨が止みgoの強い声に中止の中止、再

び、どしゃ降りに戻り『この雨ではお客さんが来ない』とどめの声に中止が決定され

た。正式に中止を決定後、雨は小康状態になり『折角準備したのだから少しだけや

ってみるか・・・』

こんな雨の中で中止を知らないお客さんもあり、細々と店を開けたような、開けないよ

うな状態になった所で私はタイムアップとなり引き上げた。

軽トラ市と雨対策はどのようにすべきかを検証するには絶好の機会になったが、残念

至極の結果になった。


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