食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『雑想考、屠殺と肉』

2013年08月23日 17時29分40秒 | その他

はだしのゲンのことで教育委員会の姿勢に罵詈雑言を浴びせた。最近の日本人

の平和ボケ、なんでもボケシンドロームと共通するところがあったからだ。

食の大切さを唱えながら魚の調理さえできない日本人、魚の骨は食べる時に外せ

ばいいのに、貧しい国の労働者を使って骨を除去させている。魚を1匹買って来て

自分で調理して食べることが出来なくなりつつある日本人、こうした事ができるのも

過去に培ってきた経済力を食いつぶしながら生きているからできることであり、食い

つぶしたら日本の将来はどうなるのだろうか。

肉にしてもそうだ。肉は部位ごとに分けられトレーで売られている。元は生きている牛

や豚をし、皮を剥ぎ取り、腹を開け内臓を取り出す。頭、手足を外し胴体は背骨

の周りにある背身を取り、あばら骨の部分を外す。後は細かく各部位ごとに分ける。生

物の生身を切り刻むのだから当然の事、大量の血が流れる。

こうした工程をきちんと知っておくべきなのに、大半の人は殆ど知らないだろうし、知ろ

うともしない。ホルモンはコラーゲンがあるからと若い女性に大人気で、一時品薄なん

てニュースがあった。ホルモンと外来語で言っているがご存知の通り内臓である。先

の内臓を取り出すと、独特に臭いがする。胃袋には未消化の食物が残っている。食

たものがそのままの形でのこっているのは食べてから時間が経っていないものや、消

液で溶けたものがグチャグチャになっている。臭いはとても臭く手に付くといくら洗っ

ても長時間臭う強烈なものだ。パイプと呼ばれる腸は胃で消化したものの栄養分を吸収

する機能を持っているのは当たり前に知られているが、残ったものは大便となるから腸内

は大便の臭いそのものがすることは余り知られていない。だから小腸、大腸に残されてい

るものはウンチの素なのだ。ホルモン、特に腸はそんな理由や猪の解体で事情をよく知

っているから、臭いはしないからといっても、大便と同居していたお方だから、私には苦手

識がある。

腸ホルモンについてもう少し詳しく述べると・・・・

洗うと言っても、いくら洗っても臭いは取れないし、ウンチの素は腸の内側の襞(ひだ)にも

入り込んでおり、素人は洗濯機で回転させたりして長時間の洗濯をしないと綺麗にはなら

い。業者はきちんとした設備で衛生的に処理しているから臭いについても全く問題は

ない。私が笑ってしまうのは、ホルモンの元の姿はそんな風であっても、それを美味しいと

言って食べるのだから、この世に汚いなんてものは大してないと思うが、場面が変わると除

菌と大騒ぎをしている。ホルモンを食べた後に胃の中を除菌でもしたら?

ドイツはソーセージが有名ドイツでは豚を自宅でし、血は捨てずにソーセージに入れ

し、膀胱はソーセージの皮として利用され、捨てるところは殆どないくらいだと、TVで観

ことある。一大イベントだから家族総動員で解体処理をしていた、もちろん子供もお

手伝い。日本では食品衛生法かなんかで、一般家庭ではこうした行為は出来ないだろう

が、食を知る意味でこうした教育も必要であると思う。

酪農家が手塩にかけて育てた牛や豚を殺して人間が食べる、このような事実を教えると

たちに害があるという、一部の教育関係者の意見もある。しかし日本人は大人も子供

も、もっと食について知らなければならないと思う。


『恵みの雨』

2013年08月23日 17時28分37秒 | 日記

先週末の雨が降りこの周りは久々の雨と喜んでいたら、畑では野菜の根元に水は

回っていなかったし、1kmも離れていない場所では、パラパラ程度でワイパーを動

かす必要もなかったと聞いた。それから、またカラカラ天気に戻ってしまいサツマイ

モの葉が黄色くなってきた。慌てて水やりをして元気を取り戻そうとするが、天から降

る雨の効力と散水とでは雲泥の差がある。

先ほどから待ちに待った雨が降り出した。黒い雲に覆われ風を伴ってザ~と、やっ

てきた。折角、蒔いた蕎麦の実は鳩の夫婦に食べられ、日照りに痛めつけられながら、

少しだけ芽を出している。この雨で、一気に芽をと期待している。


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