食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『雑想考、がんサロン』

2013年08月29日 17時39分35秒 | その他

がんサロンはがん医療の地域格差是正を訴えた出雲市、松江市の方たちが上げた

声がきっかけとなり、県内では平成5年に益田市に開設されたのをきっかけに、現在

では26ヶ所に拡大されてきたと、新聞にあった。

私が治療を受け今も通っている松江市立病院にもハートフルサロン松江が開設され

ており、体験談や癌告知後のケアなど幅広い活動がなされている。私も何かのお役

に立ててればと思いつつも、人様のお世話をしたり、話を聞いたりすることがとても苦

手で、参加することに躊躇してきた。

ここではこれから癌治療に向かう人、治療中または経過看視中の人など、色々な症状

の人と情報提供し合えるから、特にこれから治療の人には心強いと思う。

医者から癌と告げられたら『死』を告げられたかのように受け取り、治療を受けるぞと癌

に向き合うまでに時間がかかる人が多い。そうした悶々としたやりきれない時にがんサ

ロンで心の内を聞いて貰い、先人が身を以って得たことをこれからの自分に活かせる

ようにサポートしてくれる。

私はがんサロンに行ったことがないから、説明も感想も言えないが、もし私が自分の診

断で癌以外の病気と判断していたのに、医師から癌と告げられ、自分の中でクローズ

できなかったら、このサロンのお世話になっていたかもしれない。癌に対して結構、強

気そうに物云う私でも、もしや癌ではと恐れるあまりに検診に二の足を踏ませることは度

々あったし、検診結果の通知を祈りながら開封したものだ。他の病気の宣言や疑いと

たった一言『がん』と言われるのとでは、天地の差がある。

大きく分けて治療で生き延びる可能性のある人と、治療困難つまりターミナルケアの人

でがんサロンの果たす役割は違ってくると思う。がん患者が癌と闘うための気概からい

えば、その役割は同じだと思うが、厳密に言えばターミナルケアには経験者の知恵は

使えない、つまり経験者は亡くなっているから経験の伝承できないのである。だが亡く

なる前まで口伝えで心根を語ったことや、日頃から家族との暮らしの中で吐露していた

心情などもサロンに集積されるだろうから、ケースバイケースで大きな役割を果たすこ

とも考えられる。

このサロンに通い経験談やボランティアとして活動しておられる完解した元患者や、今

なお闘病中の方々の活躍には頭が下がる。私には、とても出来そうもないので私の分

まで、どうぞ宜しくとお願いするしかない。


『鳩に食われた蕎麦の種』

2013年08月29日 17時38分38秒 | 日記

お世話になっている叔母さんの畑、叔母さんは今リハビリ施設にいるから草が伸び

放題になっていた。一旦、草取りをしたものの雑草は直ぐに復活するから、耕運機

で畑を耕しておいた。それも長続きせず雑草の新芽が顔を覗かせ始めるから、それ

ならば蕎麦でも蒔いて草押さえにと蒔いたのが8月14日、それから2日置きくらいに

水撒きもしてみたが、一向に芽が出てこない。

毎日カンカン照り、散水しても直ぐに乾燥してしまうが、それでも水やりを続けるしか

ない。すると隣のおばさんが『鳩のつがいが来て蕎麦の実を食べている』

と嫌なレポートをもらう。暑い中、防鳥網を張り鳩が来ないようにして万全かと思いき

や、『鳩が網の下から毎日3時頃に入っている』とおばさんの追加レポート。

そのためだけではなさそうだが、2週間近く経っても芽はパラパラとしか出ていない。

権兵衛さんが種蒔きゃカラスが・・・・の歌のようになり、まるで鳩を養うために蕎麦の

種を播いたような結果になってしまった。

これでは拉致が空かないので新たに1kgの蕎麦を買い、今度はばら撒きではなく、

きちんと土中に埋めて起死回生の蕎麦畑といきたいものだ。

 

 

         簡易の水場                      来賓の沢がに

           昨日、電池切れで撮影不可だったものを掲載


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