『畳が撓む(たわむ)』
最近、会話の中でこの言葉を使うことはあるのだろうか。漢字はPCが勝手に
変換してくれるから、見たこともないものでも簡単に表示する。その前に『た
わむ』ということが通じるのか。
年寄りの私たちにはよく分かる、曲がるとかしなるという意味だ。『畳が撓む』
とは歩くと畳がちょっとだけ沈む感じになる様だ。妻がたまたま発見したのだ
が、二人でその辺りを歩いてみると数か所が撓むではないか。
この部屋は、洋間だったものを改装し和室にしたものだ。床は昔風のフロー
リングをそのまま利用し、その上に畳を敷いた。その床板はベニヤ構造、つ
まり薄い板どうしが接着剤で貼られて厚い板にしている。
その板の上に畳を敷き使ってきたから、湿気の関係などで接着剤の経年変
化を促進し、接着の用をなさなくなってしまい、床板が撓み、畳が撓んだのだ。
翌日、畳を上げて床をチェックすると予想通りの結果だった。床板に使用で
きる材料があったので、早速に板を取り外し、それと仮の交換作業をした。
部屋の半分ほど交換し、仮作業を終えた。
近くの大工さんに材料を注文したら、翌日には材料が届いた。今度、雨で
も降ったらゆっくりと座板交換をしようと思っている。
昔から大工仕事が好きだから、家の中の簡単な改造や修繕は自分でする。
例えば、トイレの壁を板張りにしたり、脱衣場の座板、内装工事などでも平
気だ。失敗してもどうせ自分の家だから、じっくりとどうにかすれば良いのだ
から。
『芸は身を助けるのか滅ぼすのか』 Which one ?