食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

骨のがん

2012年05月08日 19時45分16秒 | 日記

『笹ユリ』

昔の里山には笹ユリがたくさん自生していた。田舎では道端から見える山の裾

野に真っ白な花を咲かせていた。この町でも20年以上、遡ればそれに近い光

景を見ることはできた。

私の山の近くの道端に数輪の花をつけた笹ユリがひっそりと咲いていた。それ

が満開になり、目立つようになった途端、誰かが持ち去った。翌年からそこに

は笹ユリの姿はない。

近年は自然を守る気運の高まりから、そうした行為は減っていると思われがち

だが、そうではない。保護していることを目立つようにロープなどをはると被害

は少なくなる。山小屋の入り口に咲く笹ユリには、シーズンになると、こうした目

印を付けるようにしている。

笹ユリが減少したのは、人的被害よりも山林放置による荒廃によるものが多い。

密集した木々を伐採し、光が入るようにすると、以前に落ちていた種が芽を出

す。実際に私の山でもそうである。

繁茂状態で歩くことも出来なかった山を開墾し、小屋を建てた。今では、10数

本であるが笹ユリが花を咲かす。

また、新しい苗が芽をだし数年後には花をつけようとしている。

    蕾は未だつけていない笹ユリ

    1年生の笹ユリの苗(葉1枚が1苗) 

 『骨のがん』

過日、久しぶりに会合で出会った人のお母さんが癌の手術を受けられたそう

だ。昔々にお世話になったことがある。この話は他の人からの伝聞で知ってい

たが詳細は知らなかった。

宴席だったので大まかなことしか話をすることはできなかった。それによると、

鼻血がよく出るようになり、段々と止まりにくくなってきたので耳鼻科に行った

が、ここでの診察は異常なし。特段の治療はないが症状だけは悪化の傾向

にあり、病院を変えて診察したら鼻の横(歯茎の上)の辺りに腫瘍が見つかっ

た。手術の事細かなことは分からないが、骨を削り取ったために、頬が陥没し

た形になり、若干ながら人相が変わったと言っておられた。術後の容態は順

調で日常生活には全く支障はなし。

以前は私の周辺に癌患者なる人は殆どいなかったのに、最近は珍しくなくな

った。昔は癌といえば胃・肺・肝臓の3つを言えば当たるくらいだった。

癌検診で予防するにしても、受診後から次回までの間の発症例も多い。究極

の予防はどんなのだろうか。


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