食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

幻覚症状

2012年05月22日 20時34分29秒 | 日記

『シンガポールママの供養』

5/26、週末が49日で、シンガポールの寺院で法要が執り行われる。私たち

は異国の地からお祈りするだけだがEさんのメールによると、多数の信者の

方が参列されるそうだ。当地だと、身内の参列が殆どだ49日を過ぎると所謂、

喪があけて期間中に禁止、慎むことからの縛りはなくなり通常の生活に戻る。

何となく気楽になったような、さりとて亡くなったことの悲しみを克服するには

短か過ぎる、微妙な月日だ。

シンガポールに墓はないが、供養のために出かけることにした。格安航空券

を利用しホテルは自分で予約、または旅行会社のツアー利用、どっちがお

得か?。

ホテルをエコノミークラスまたはバックパッカー並みのものにすれば前者が断

然お得、もう少しいいクラスのホテルだとツアーの方がお得になる。ツアーだと

現地に到着、ホテルまで連れて行ってもらえるが、それ以外は自分でバスや

タクシーを使うことになる。深夜など料金でトラブルになることもあると聞く。

その点、シンガポールは他国より安心できるが、慣れないと心配の種はつき

ない。ホテルは安心できる所にしたいので結局、ツアー会社のコースを申し

込んだ。殆どが自由時間のもので、すべて自分の立てた予定で動くことにな

る。こうしたことで、Eさんの家と、寺院へのお参りをしママへの供養とするつ

りだ。

 

『幻覚症状』

知人が癌になり治癒が困難、手立ては今風にいう緩和ケアという段階にな

った。しかし、当時は緩和ケアというしっかりしたものではなく、患者の様子

をみながら、ただ鎮痛剤を打つくらいでしかなかった。

だから時折、その効き目が強烈すぎて患者さんは幻覚症状を起こしていた。

痛み止めとして使用するが徐々に効き目がなくなり、量や回数を増やしたり

する。知人は『クーラーの室外機などないのに、その音が煩くイライラし頭の

中が混乱した』とか『うじ虫が目の前にウジャウジャ出てきた』、また『見舞い

に来た人に「ほら、あそこに猫がいる」と言ったら「猫なんかいない」と言われ

た』などと話してくれた。

病気のケースによっては、害になる部分はあってもこうした薬のお世話にな

らざるを得ない。新薬開発、新治療方法の研究などの積み重ねで副作用

のない緩和ケアの進化を期待したい。


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