なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

今日は病院。銀座に大島は暑かった。

2005-04-27 | 着物あれこれ
今日は2週間に一度の通院日。歌舞伎座の近くにある病院に行く日だ。朝の天気予報では、気温が20度は越えないということだったので、袷の長襦袢に袷の大島紬で大丈夫だろうと思って、昼前に支度を始めた。ところが…この大島紬の着物、冬から春にかけて3回程着て、着慣れてきたし大丈夫だと思っていたら、全然、納得がいかないのだ。まず、丈に悩んで3度程、腰紐を締めなおした。私は短めに着る癖があって、出かけた後の歩いている姿を鏡で見たときに「あら~、足袋がこんなに見えちゃうなんて想定外…」と思うことがよくある。やっと、これで大丈夫かなと思う丈に。そして、帯を締めると…この着物は母が自分に合わせて作ったもので、身幅が広く、袖幅が短い。結果、袖口も微妙に私の手首より短い。久しぶりに着て見ると、身幅の広さが脇でうまく処理できていないのか、帯を締めたあとに、おはしょりの脇部分がもったりしている。そして、夕方、旦那さんと待ち合わせて指摘されたのだけれど、歩いているうちに、後ろ背中心にシワが寄ってくるのだ。う~む。
なんとなく、気持ちが悪い。ちんちくりん (って、今、言う?)気分。着ていて、着崩れはしないんだけど、なんとなく、しっくりとしないという気持ちになられた方はいらっしゃるだろうか?
はじめは草履で行こうと思ったのを、「もう、下駄だ、下駄!」と思って下駄で出かけたのが、ひとつの救いになって、最寄り駅までも、ガンガン、銀座もガンガン歩けた。でも、病院に行ったら、どっと疲れが出て、行きたかったお店のうち、「津田屋」さんを覗いたぐらいで諦めてしまった(泣) 着物で歩くと、思ったより暑いことを、着物ビギナーは身体で思い知った一日でした。

*銀座三越前で撮影。バックはベトナムのカゴです。

人参の収穫。元気な野菜で料理魂が少し戻る。

2005-04-27 | 日々徒然
両親が勤めている子供を放課後預かる「子供教室」を、ご夫婦で始めた友達がいる。その教室は、畑も借りていて、子供たちが野菜の収穫体験をしたりしているそう。昨日、初めて見せてもらったのだけれど、肥えた土が入った、元気な畑。ちょうど、苺がなっていて、立派な人参が育っていた。「人参、抜いて持っていっていいよ~!」と言われたので、遠慮なく、引っこ抜いて頂いてきた。久しぶりに目にする、土つきの人参。家に帰って、写真を撮った後、早速洗ってかじってみる。甘い!

家事の中でも「料理意欲」だけは、なかなか戻らず、うちの料理長は、このところ、ツレアイのりん。そんな状態の私が、いきなり、人参を洗い、お米を炊き、大根の御味噌汁を作り、茄子の炒め物をする下準備まで、出来てしまった。後は、昨日茹でたモヤシをお豆腐にのっけて、炒め物のお肉を自然解凍させ、こないだの旅行で買ったわさび漬けとかを、出せば晩御飯はOK。なんと、いきなり、こんなところまで、頭が回ってくれるなんて…。美味しい大地の恵みには、人間の心や神経を回復させる、不思議な力があるに違いない。