「うちの草履は、２万円からです。」

今、隣でツレアイのりんが、「くそー、今度行ったら、この棚の、こっちの端から、あっちの端まで、ぜ～んぶ下さい。と言ってやる。」と叫んでいる。あの言われたのは私なんですけどねぇ～。

今日、銀座で、老舗の草履屋さんに行った。今持っている草履は、１・金糸入り布張りの訪問着用、２・近所のスーパーでお正月に買った小判型のカジュアル草履、３・りんのママが昔履いていたお古草履の三足。普段の生活は、２、３の草履で十分事足りている。でも、ちょっと改まった場所に行く草履、小紋とかを着るときの草履が欲しい。今日は、ツレアイのりんが会社をおサボしたので、銀座まで付き合ったもらった。

初めての「銀座老舗草履店」体験！　ホームページで調べていったのだけれども、お店はなかなか見つからない。間口の狭いその店をやっと見つけて、ドアを開けて入っていったら

いきなり「うちは２万円からですので。」と言われてしまいました～！

確かにとってもいい品揃えで、「素敵～！！」と思う草履がピカピカ光りながら並んでいる。そんな草履屋さんに入ったのは初めての私は（履いているのはママのお下がり草履だし…）取りあえず、ご主人の説明を聞く。

草履の値段と作り方の違い
・ いい草履は底が、草履の「天」よりも削ってある。
・ 底が平らではなく、カーブしている。
フォーマルに履く草履を選ぶ時のポイント
・1色のものがいいそう。革製でも他の色の入っているものは避けたほうがいい。
鼻緒を緩める程度　とか、いろいろ。そして「履き較べて下さい」と言われ、「いい草履」と自分の今履いている草履を両方はいて店の中を歩かせてもらった。納得！とっても勉強になった。

しっかし、入った瞬間「うちは2万円からですから」って～？？
私の買える草履は無いってことでしょうか？　私だって、買おうと思えば、買えます～！ただ、なかなか決断が出来ないんだなぁ。それに、草履の相場って分かってないし。。。（言い訳…)

りんは「俺が代わりに買いたかった～！！！」と、また隣で叫んでいる。
そんなに口惜しかったのかなぁ…？
私が、早く草履を買えますように。。

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彼の「買いたい気持ち」は食に向かい、晩御飯にお寿司を買ってくれました。
ラッキー♪

粋？

今日の着物は母から譲ってもらった大島紬。帯も母のお下がり。帯揚げと帯締めは白。なぜ白か。それはこの帯にある帯じめがこれしかなかったから。まあ、合うんじゃないか、と言うことで。（合ってるのかなぁ？？？）

そうそう、今日はなぜ普段着着物じゃないかというと、今日は銀座に行くからです。その目的は…「病院」^^;
たとえ目的地が病院だろうと、銀座は銀座。近所の商店街では「……」と凝視される私の着物姿も、銀座では特別視されないのが嬉しい。まあ、デパートの呉服売り場の店員さんの視線を感じて、「どこが変なのかなぁ～」と思うことはよくあるけれども。

今日の朝、着物や帯を選んでいると、ツレアイのりんが「ほう、粋ですな。」と言った。黒っぽい着物の時は、絶対にそう言う。どうも彼の中で、「黒っぽい着物＝粋」という図式が出来上がっているようだ。是非、別の褒め言葉も考えて欲しいもんです。