東日本大震災から4年目の今日、多くの犠牲になられた皆様のこと、
そして、そのご家族の皆様の悲しみを、今なお厳しい暮らしと向き合っている方達のことを、
これからも忘れてはいけないと改めて思う。
何も出来て居ない私だけど、忘れてしまわないことは出来るので。

先日、甘党の父が大好きだった「きんつば」を、妹がコープで買って仏壇にお供えした。
本当は、父こだわりの岡山市内の決まったお店の「きんつば」なら、もっと良かったんだけど、
わざわざ買いに行けないからね~。これで勘弁ね~。
ちなみに、お酒は全く飲めなかった父が、亡くなったのも大震災の起きた年の1月だった。

実は、私もきんつばが大好きで・・・仏壇から下げて来るのを密かに(?)待ってた。
今はきんつば位幾つでも買って食べられるけど、贅沢なお菓子だった時代もあったわけで。
上品な甘さの小豆がびっしり詰まったきんつばは、今でもその頃の名残りか・・・贅沢な物を口にしている気がする。
そして、父のことをちょと思い出しながら、美味しく幸せに頂いた。

まぁ~この花の付き方ときたら・・・毎年のことながら木が傷んでしまうのでは?と心配になる程、
密集して押し合いへし合い、我先にとても言うような花、花、花。

そして、当然のことながら、盛りを過ぎた花は少しの風でも次々落下して、
ご覧の様に狭い庭を、赤とピンクの花がびっしり埋め尽くすようになる。

これだけ落ちていても、まだまだ蕾も沢山ついているので、次々と咲いて、
朽ちて茶色くなった花の上に、又、新しい花が落ちて重なっていくのだ。
椿はポトリと花ごと落ちるので嫌われる向きもあるみたいだけど、
この量をみると、そんな考えなど全く気にならない・・・と言うか、

私は山茶花や椿の花が好きなので、こうしてポタッポタッと音がして落ちて間もない花も、
ちょっとばかり風情があって好いものだなぁ~。。。と、好ましく思えるのだ。
「落ち椿」と言う言葉もあるくらいだし。

赤い椿はちょと艶めいている様な気がして、これもとても好きな花。
ただ、野生種らしく実が一杯付いて、落ちた種から次々と発芽して育ってくるのは少々困りもの。
なので、それらは少し伸びて来た時点で容赦なく、即!抜いてしまう。
その点、同じ椿でもピンクの方は、品種改良された物だからか?実が全く付かず、
少しは2世が育てば良いのにと思っても、それは叶わない。
中々、人間の思うようにはならないもので・・・・・