「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

規制緩和でバス悲鳴

2007-02-28 08:13:32 | Weblog
早速「朝日」が報じてくれた。大阪府吹田市でスキー客ら27人が死傷したバス事故は、無理な運行体制が原因と指摘されている、と報じている。
「良質で安価なサービス」を狙った規制緩和によって、貸し切りバスは参入業者が急増。低価格や日程のきついツアーを請け負っている。(朝日の記事より)
運転手はきつい勤務体制に給料は減額、事故を起こした「あずみの観光バス」のバスには当時、交代要員が乗っていなかった。運転手は居眠り運転を認め、直近約32時間で、24時間以上も乗っていたという。バス業界に限らず、ありとあらゆるところで規制緩和の弊害が出ている。
人の命に関わるところでの規制緩和、耐震偽装もしかり全ての負の側面の見直しが急がれる。

日本にも貧困層が急増

2007-02-27 03:25:32 | Weblog
「ワーキングプア(働く貧困層)」という言葉を昨年から耳にします。NHKスペシャルで取り上げ放映されて以来、各地でこれらの実態をより具体的に解明する集会が開かれています。
年間200万円以下の収入で働いている、請負労働者や派遣の非正規労働者が増えつづけて事がこの番組で明らかになりました。
NHKの鎌田キャスターは「まじめに働いても、生活できる賃金が得られない人々が多く生まれている。同時に、事態をより深刻にしていることは、このようなワーキングプアが全ての人に起こりえることだ」と話しています。
繁華街のネットカフェ、一時間100円ここで一夜を過ごす若者が増えつづけている実態も深刻です。
規制緩和が叫ばれて久しくなりますが、さまざまなところでひずみが出て来てます。
タクシー運転手は増えつづけるタクシーとの競争で20万円以下の賃金のドライバーが珍しくない状況だそうです。
請負、派遣も規制緩和の中での弊害です。規制緩和万能でなく、むしろさまざまな弊害を生み出していることを知らせる、これはマスコミの役割です。

確実な離陸「SO芦花店」オープン

2007-02-26 00:24:47 | Weblog
フランチャイズのフラッグショップ二号店芦花公園のオープンが2月24日、25日の二日間が終わった。
3月6日から始まるフランチャイズショーで本格的にフランチャイジーを募集するため、応募者に鷺沼、芦花公園の「SO」を見てもらう為のお店である。

基本コンセプトは鷺沼と変わらないが、店の広さはかなり広いので商品のアイテムはかなり増やせるようだ。
芦花公園スーパーサミットの前、角地に25坪の「SO」がオープンした。10万枚の折り込み広告と駅頭でのチラシ配布が三日間、店前での配布が三日間、これだけの告知で始まった。

鷺沼は二日間の売上げは115万円、1300人のお買い上げ、芦花はこれを越えなければならない訳があった。
売上げ客数共に1.5倍の目標設定で始まった、結果は残念ながら目標には到達することが出来なかった。
二日間で1800人、売上げ143万、客数で200人、売上げで40万及ばなかった。

しかし多くの問題を克服した、まずお客さまを待たせない、24日の午前中ぐらいで行列はなくなり、スムーズなオペレーションがレジ前で行われた。
レジ前には6人が二台のレジを使ってお客さんをさばいていって、それ以降、閉店まで10人以上待たす事がなかった。
雑貨が充実した、鷺沼のオープンは時間がなく、花以外のものがあればそれで良しというところがあったが、今回は陶器やガラス製品はもとより、食品もアイテム数が倍以上に増えた。
雑貨問屋数件の協力により、通常の仕入れ値より安い価格で売れるものを多く並べることが出来た。
定番の100円陶器はかなりの数が売れてしまい、すぐ仕入れに行くようである。
芦花公園店のオープンに際し新しい花束や新しいアレンジも何点か発売した、こちらの商品はすぐには売れないが、お客さんに見て頂くことで、その機会があったときには必ず出向いてきて買ってくれる、このことは鷺沼において結果が出ていることである。
また太田花卉の協力よりチューリップとスイトピーを発火価格で販売し完売した。

来店し買っていただいた1800人は店内で美しい花とディスプレーを充分堪能して頂いたように思う。
昨日のブログでも書かせてもらったが、店内はおとぎの国のような美しさと、夢に見る春のお花畑を連想させてくれる美しさがあった。
いずれの商品もリーズナブルで、花は決して高くはない商品と感じさせてくれる値付けがされていた。
二日間で1800人のお客さんが、何人再び「SO」に戻ってきてくれるかがこれらの答えになっている。
鷺沼では確実に花を買ったことのない人、花屋に行ったことがない人が店に入り買ってくれた確信があったのだが、今回はそのお客さまがいたかどうだかも、わからなかった。
私達の取り組み、新しい花購買層の創造は芦花公園店に関しては2日間で結論はでなかった。
引き続き新しい花購買層を増やすことなしには「SO」のフランチャイズ展開は失敗することだけは確かなことである。

芦花公園のお客さまの反応の早さには驚いている、「SO」のチケットはもう30枚次の日曜日に花と引きかえられた、また配ったチラシとグラス花瓶の引き換えも、単にチラシだけで引き換えて帰ってしまわれるお客さまが2日間で1割ぐらいいらっしゃたように思う。
鷺沼ではほんの二、三十人程度だったように思った。
いずれにしろ大きな客層の幅を持っていることだけは確かなことである。

この二号店をもって自社出店は終了する、芦花公園店の成否はどれだけのフランチャイジーの応募があるかということにも大きく左右されることである。
鷺沼はほぼ成功の領域に達している。(この24日25日、購買数250人・売り上げ25万)鷺沼は確実に新しい花消費者をつかんできている。
芦花公園店においても引き続きの努力を必要としている。
「SO」が既存のパイの奪い合いに精を出すのでなく、新しい花消費の掘り起こしに努力を惜しまない「SO」であるように存在しつづけたいと思っています。




「SO」芦花公園店

2007-02-24 12:41:30 | Weblog
本日10時オープン、昨日より10人以上のスタッフが2日がかりで準備をした。
私が言うのもいかがかと思いますが、これで売れなければ、日本での花消費拡大なんてとてもできないだろうと思うぐらい、オシャレで素敵なそしてお手軽なライフスタイルショップが出来上がりました。
雑貨も充実、「会津花職人」湯田さんの味噌も売っております、今日はお客様にきゅうりをスチックにして味噌をつけて食べていただいてます。(売れてます)
オープンから3時間経過しましたが常時20人ぐらいの行列ができています。
鷺沼の教訓を活かしレジを2台置いて対応させていただいてますがとてもさばけていません。
鷺沼を超えることは確実な感触です。私もこれから鷺沼へ向かってのちに芦花へ向かいます。
今日投稿する縦横無尽は明日の日曜日芦花公園「SO」の様子を中心に書きたいと思ってます。

「SALUS」ーサルースー

2007-02-23 10:24:18 | Weblog
東急電鉄が東急沿線のスタイルマガジンとして発行している「SALUS」(サルース)の3月号に「SO」が記載された。
そのなかで鷺沼が特集され、6ページにわたり「アドマチィク」している。
トップで「SO」が1ページ半紹介された、私のブログ「アドマチック」で紹介したお蕎麦の「よしみや」も出ている。
「SO」は「こんな店がほしかった!理想の花屋がオープン」こんなタイトルがついて次のように紹介されている。「店内にはいたるところに季節の花々が置かれ、眺めているだけで清々しい気持ちになれる。~本当にほしかった花屋とは、まさにSOのようなお店のこと」と結んでくれてる。
無料で東急沿線に配布されている。
この雑誌の影響で「SO」も開店以来混みようで連日賑わっている。








うれしい電話

2007-02-22 21:19:32 | Weblog
「SO]のオープンを控えて、ご近所の花やさんにご挨拶に行った。
水曜日の午後の引渡しだったので、そのあと副社長と二人で「O」店の社長を尋ねた。
そこの社長とは知りあいだったので少々気がひけて、挨拶に行く足取りが重かった。
調度社長は留守で、またご挨拶にきますと二人で名刺を置いて帰った。
勿論、店の女の子には訪問のわけを話しておいた。
今日は幾つか用事があったので金曜日に再度ご挨拶と思っていた。
突然会社の帰り道、20時に私の携帯がなった、携帯に登録のない番号だった。
「社長「O」だけど、昨日来てくれたんだって」「あぁ「O」さんいいにくい話なんだけど、近くで「SO」という店、今週末オープンするので、何かと迷惑をかけると思うのだけど」「いいんだよ、そんなこと、気にしないでがんばってやって、うちはうちで頑張るから」「あんまり近いから、気がひけてなんて言ったらいいか、戸惑っていたんだ」
「売るものもきっと違うし、商売の仕方も違いし、それは仕方がないことだよ」
こんな電話のやり取りだった、大きな荷物を肩から下ろしたような心地よい気持ちになった。もし自分が逆の立場だったら、こんな爽やかに相手に言って上げる事ができるか、何とも自信がなかった。
きっと影響があるのにとっても爽やかな応対をしていただいた。
自分自身も大いに見習いたいと思った。「O」社長有り難うございました。

第29回ショー・ザ・フローレおでんとおにぎりのパーティー

2007-02-21 07:35:11 | Weblog
いよいよお待ちかね(誰も待っていないよ~)
世田谷ブースで開く第2回目、29回目のショーザフローレです。
スタッフが手分けをして100枚の写真を撮ってきました。それぞれのお店のいいところがタップリ映されていると思います。
小池の作ったおでんとさかえ屋のおにぎりでおもてなしをします。
これから川崎北部の市場に買出しに行ってきます。

反省会

2007-02-20 23:11:03 | Weblog
今日東京マラソンの反省会を「東京花卉振興協議会」の総務部会と企画部会の合同委員会が開かれ東京マラソンの反省会が行なわれた。
出てきた意見は全て前向きな発言で、来年の東京マラソンへと話題は移ていた。
主な意見は「花や、仲卸、市場、関連資材の人達が肩を寄せ合い同じ目的に向かって仕事をした達成感が素晴らしい」
「花束のプレゼントがこんなにも喜ばれるとは思っても見なかった」
「全てが感動的だった」「レイが最高に綺麗だった」・・・・・・
花の消費を拡大する取り組みがやっとスタートラインについた。
全ての花関係者を巻き込み「花卉振興協議会」を軸に進めていきたいと思っています。
(写真はUMAHANAさんのブログから転載したものです)

東京マラソン有森のラストラン

2007-02-19 08:16:45 | Weblog
「東京マラソン女性ランナーに花束」生産者からの花の提供、輸入商社から花やハモノ、資材業者からリボンやフィルム、花屋さんが40名、市場、仲卸で30名,その他東京ドームで飾りつけ付け、ビックサイトまでの運搬、その他もろもろたくさんの協力のもとに大成功を収めた。皆さんありがとうございました。
さて私の期待していた有森の走りはたくさんの人に感動を与えた生涯最高の走りだった。順位タイム共に良くはなかったが、途中転倒し両足両手を出血してのゴールだった。
有森は転倒のことなど何も語らず、「有り余る声援を受けながら走れたことに感謝している。自分にはもったいないほどの声援だった」と語った。
今後も有森の活躍に大いに期待をしたい。

「SO」二号店のオープン

2007-02-18 11:37:21 | Weblog
今週末「SO」二号店がオープンする。3月6日から幕張で開催されるフランチァイズショーへ向け、フランチァイジィーを募集する。
応募者が見学をする店として鷺沼一店舗だけでは判断材料に乏しいだろうということで二店目のオープンとなった。
今回のオープンは鷺沼のどたばたオープンと違いフランチァイズを想定して、全てをマニアルに沿った準備をした。

接客マニアル、技術マニアルを7人のスタッフ予定者に一週間かけ受講させた。
7人のスタッフは花経験者未経験が入り混じり充分ではなかったが、少なくとも20近い商品の製作をマニアルに沿って指導した。
フランチァイジィーに対しては全ての項目に対しての受講が義務付けられているので、一ヶ月にわたリ講義、講習が続く。

今回の「SO二号店」は鷺沼のもう一つ上の売上げを目指している。
鷺沼は2月に入り好調な売上げが続き、二月の一日売上げは平均は8万円に近づいてる。
私達の目標からすると一日平均10万円には未だ届いていないのだが、今の感触でいくなら3月の需要期、母の日には大きな数字が見こめることは間違いないと思う。

しかし、「SO二号店」はこの規模の1.5倍を目指してオープンをする、「SO」のコンセプトは引き続き変わらず、今まで「花」を買わなかった新しい層に向かっての「花のあるライフスタイルの提案」、これをどんな見せ方をしていくか?がポイントとなる。
もちろん雑貨の更なる充実も鍵を握っている。
「鷺沼」で良く売れているバッグフラワー・グラスブーケ・スクウェァ―フラワー・グラスフラワーに続き新しい商品の提案も準備をしている。
「鷺沼」で成功したSOカード(500円のお買い上げに次回花一輪プレゼント)は引き続き実施していく予定です。

開店前に私達がこだわっていた一輪の花をどれだけ美しく見せるか(バンチフラワー)、「SO」(創)の植物、オリジナルの器に比較的小品の植物を植え替え提案する。
これらのことが鷺沼ではなかなか受け入れられることが難しかった、いずれも提案が中途半端だったり、手間と器にお金がかかって、売値が高くなってしまい売れなかった結果、これらの改善も二号店での克服の条件である。

「SO」のポイントカードもさらなる普及を望んでいる、当然ポイントカードはオープン時には特別の受付で制作をして来店者の3割以上の獲得も目指したい。
顧客管理は今後の売上げを目指す「SO」の大きな武器へとなっていく、特にアナログでの顧客管理とコンピューターでの管理を併用することで相乗効果も期待している。

私達は生活に花がまだまだ活用されていない現状を考えると、花の需要がもっと大きく伸びなければいけないと考えている。
花が演出する憩いやくつろぎ、癒しの時間、花のもつ大きな可能性と魅力を花関係者も含めて認識を新たにしてもらいたいと思っている。

この十年、花の売上げが1兆2000億といわれて久しく増えるどこらか、私達の感覚では衰退している感さえある。既存のパイの奪い合いでなく、今こそ新たな花消費の掘り起こしが求められている。
まだまだ不充分だと思うが、「鷺沼」の店頭でお客様の声を聞くたびに「SO」を出店して良かったと思う、その声は「花が買いやすい値段だ」、「おしゃれで可愛い」、「入りやすく買いやすい」、「一輪もらえるのが楽しみ」などである。

そして確実に「今まで花を買ったことがない」、「花屋にはいったことがない」人達が「SO」には来てくれていること、今まで月に一度しか買わなかった人が二度に、変化のきざしが出ているように感じる。店頭でクリザールの小袋を無料配布していることも「今まで花を何度も買ったがはじめて」と共感して頂いてる。もちろん「SO」チケットで花を一輪もらった人のも漏れなく渡している。
フラッグショップとしての自社出店は今回が最後となるが、「SO」が花消費の新たな起爆剤になるように頑張ります。

24日(金)25日(土)オープンには「鷺沼」のオープン時に行なった「オリジナルグラスプレゼント」を3000個準備してお客様の来店をお待ちしています。