「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

仲卸新年会とフラワーバレンタイン

2011-02-26 11:11:03 | Weblog
2月25日東京花の仲卸会の新年会が開かれました、あと数日で春一番が吹くかという時に新年会とは季節外れの感がありますが、例年業界で一番最後の新年会が仲卸というのが慣例になっています。

2月14日の『フラワーバレンタイン』元年、全国各地でさまざまな取り組みが行われました、2月14日の市場でも例年と違う引き合いがありました。

花屋さんの店頭でも若干ですが手ごたえを感じたところもあったようです。
フラワーバレンタイン推進委員会では定点でのマーケットリサーチを続けていく事になっていて、今年の結果も近々出るように聞いております。

これらの取り組みを精力的に進めてくれた推進委員会のメンバーを招待、少しでもその労に報いることができるならの思いからです。

知恵と力と時間そして資金を自らが調達し、全員がボランティア、推進委員は何処行くのも自前、しかも多くの推進委員は業界では、コーディネーターであったり、華道家、資材関係であったり、業界の脇役で構成されています。

私は新年会の冒頭の挨拶で「推進委員の方は時間も経済的にも多くの負担かけさせ、申し訳なく思っています、しかしそのおかげで花業界が次へ進むエネルギーと大きな財産を頂く事ができました。ありがとうございました」
常々花業界の中核にいる仲卸がもっと積極的に、この取り組みに参加しなければ成らないと考えていた私は申し訳ないという思いを込めお話しました。

このたびの新年会は来賓招待者全てに3分程度のスピーチを頂き、20名全部が終わりました。

最後のスピーチを頂いたのが先日の目利き会の講師柴崎社長でした「先日の目利き会の最後グループミーティングで生産者・市場・仲卸・小売店は共存共栄できるかというテーマを議論して頂いた。5つのチームのうち2つのチームが共存はできるが共栄はできないという答えだった」と問いかけました。

私はそこでの発言は控えましたが、この4者が抱えている悩みはそれぞれさまざまな問題です、しかし花業界が今から14年前に戻る事ができたら、それぞれの問題の多くは解決するように思います。

それはもっともっと花が売れるようになれば生産者・市場・仲卸の抱えてる問題は9割方解決されるでしょう、小売店だけはもう少し複雑な問題を抱えていますが、回復に近づくでしょう。
今回のフラワーバレンタインの取り組みは今の業界が患っている状態から健康体に戻す治療です。

全ての問題解決はより多くの人がより多くの花を買っていただく、花業界の脇役に位置する人達がその先陣に立ち行動された事に、我々は襟を正さなければならない。







 

マイケル・サンデル教授 白熱教室

2011-02-19 17:30:59 | Weblog
先日行われた「東京花の仲卸会目利き会」の講師柴崎氏は流暢な語り口に、ハーバード大のサンデル教授の白熱教室を思わせる講義内容でした。

「白熱教室」はご存知の方も多いと思いますが「対話型講義」で、その手法は何百人もの聴講者が教授と一体感を持ち進行されます。
扱う問題も身近に起こっている、たとえばイチローはオバマ大統領の42倍もの年俸に値するのだろうか、イチローは日本の大学教授の440倍の年俸、これは高くないのか。
医療問題、大学入試次々と難問を提起、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出し、その判断の倫理的正当性を問うていく。
ある意味ではサンデル教授はアメリカの新しいリベラリズム「新しい正義論」、新自由主義の問題点を「正義」と「善」を重ね合わせて批判し、倫理なき市場主義や格差社会に問題提起をしていきます。

サンデル教授は三つの考え方にそれぞれの意見を整理します。
(1)幸福の最大化、最大幸福原理(功利主義的、ベンサムの哲学)
(2)人間の自由や尊厳、選択の公平性について(カントの思想)
(3)美徳を尊重し、よき生き方を培う(アリストテレス)
サンデル教授は(2)(3)の立場を上手に使って、論議を「正義」へと向わせます。
私もサンデル教授が日本で行った東大安田講堂での講義をNHKで3日間見させていただきました。
まともな論議が国政の場でもされない日本で、「正義」についてこれほど真剣に論議されていることこそ貴重であり、また多くの人がガチンコの論議を望んでいる証でしょう。

しかし私はサンデル教授の「正義論」に足りないものがあるように感じました、それはいずれの正義もごく小さいレベルでの正義、個人の正義が中心です。当然個人レベルの正義も「倫理観」や「善」と共に必要なことですが、国家の正義、国際社会での正義、企業の社会的役割の正義、持続可能な社会を目指す正義、平和を求める正義など、社会全体が抱えている大きな正義が欠如していること。

それでは我々は何を基本に正義不正義を考えればいいのか?私は自由、個人と生命の尊重、幸福の実現、個人の権利が基礎でなくてはならない。
何より大事なことは「人間は一人で生きていくことが出来ない」「一人で幸せになることが出来ない」「個人の権利は一人で守ることが出来ない、それは憲法や法律でまもる」そして「人間には多くの権利もあるが社会を良くするという義務もある」、基本が個人のようではあるが社会との関係は切り離すことは出来ない。
そこにサンデル教授の「正義」の限界があるように思えた。





仕事の質を高める

2011-02-13 22:00:46 | Weblog
会社は毎日、毎月そして一年の目標があり、売り上げ、利益、これらの目標達成のためそれぞれが努力する。
今年の目標はそれぞれが個人目標を持ち、部門の目標、全体の目標を互いが協力し合いながら助け合いながら達成する事、全員にこのことを伝えた。
目標は達成する事が大切だが、それ以上大切な事は目標に向かう過程です。
それぞれが目標に到達するため力を合わせたか、ともに目標に向かったか、このことが重要なのだという事も伝えた。
結果として到達しなかった目標だったが、目標へ向かう過程で、互いが充分力を寄せ合った、互いが知恵を出し合った、そして互いが目標へ向かった。
この重要性を何度も確認した。

先日のアジアカップでも大活躍をした長友佑都は「サッカーは足でやるスポーツでなく心でやるスポーツ」「ボールをけることが大切でなくチームが一つにまとまることが大切」彼は11人がいいコンビネーションで90分を闘う、そのために自分がチームのため出来ることをフルタイム考え動き回ります。
長友はサインをするとき決まって名前と「心」と付け加えます。

フローレ21も現在3つの部門、言ってみれば三つのチームで構成されています。一人一人がお客様の担当をし、仕入れや引き当て、接客さまざまな役割をこなします。
しかし一番大事なものは全員で足りない所をお互いが補い、最終的には質の高い仕事へと仕上げることです。
それにはチームが結束して力をあわせなければなりません。皆の「心」をつなぐことです。

個人個人の能力が高いことは必要なことですが、その能力をチームのために使い、トータルとしての仕事の仕上がりの質を高める。
自分の能力を活かすと言うことは、このことではないかと思っています。
フローレ21の中にも「長友」が一人でも多く現れて欲しいと思っております。 

「第二回目利き会」大盛況

2011-02-12 07:53:18 | Weblog
第二回の「目利き会」が2月9日盛況のうち終了いたしました。
ハーバード大のマイケル・サンデル教授(政治哲学)の白熱教室を思い浮べるスタイルで始まり、最後は100名の受講者を5組に分けグループミーティングをしました。
この講義をした、柴崎太喜一(川崎北部園芸社長)は常に花業界をイノベーションしてきた業界の風雲児です。
花業界はこの先、生産者、市場、仲卸、輸入会社、小売専門店、は生き残れるのか、そして共存共栄できるのか?このテーマに沿って講義とグループミーティングが行われました。

予期せぬミーティングでしたが短時間でグループリーダーを選び全員が発言をし、、リーダーはグループの意見を上手に集約しました。
その姿を見ていると上司や経営者から出席を強要されたのではなく進んで「学ぼう」という姿勢がミーティングのなかでも見てとることが出来ました。

24回のカリキュラムを設定し、その道の達人に講師依頼をする中で、多くの講師は自身の学んできたことを多くの人に伝えたいという思いを持っています。

それはどの講師も「私流」の哲学を持ち、「日本の優れた花の文化を復活させたい」「植物と人が自然の中で共生するには何が必要なのか」「花が生活の中でもっと使われるにはわれわれは何をしなければいけないか」「花の力や花の魅力は」「花屋の誕生や歴史を学び、これからの100年花屋は何を目指すのか」

一つのカリキュラムに幾重ものテーマがあり、講師の哲学があります、次回はプラントナビゲーター舘林正也(花咲園芸総研代表)の「植物と自然」の講義です。
館林先生はケンブリッジ大学植物園、英王立植物園キューガーデンにて 園芸を学び、キュー・ディプロマ課程を修了した日本では数の少ない人です。
幼い頃よりエジプト、インドで過ごされた帰国子女の草分けです、ニューヨーク、デンバー、シカゴで園芸治療も学び日本での第一人者です。

先生に講師依頼した第一声は「若い学ぼうとしている人たちにぜひ伝えたいことがあり、講師料などは問題ではありません」こういわれました。

2月9日の「白熱教室」にも突然現れ、始めから終わりまで見学をし「どのような人たちが受講者で、どのような学習をしているのか自分の目で確かめたかった」「次回の自分の講演に活かしたい」こういわれました。

自ら学ぼうとしている受講者、伝えたい哲学を持っている講演者、ますます歯車がかみ合ってきた「目利き会」です。

仲卸会が主催していますが、市場も花屋さんも、生産者も会員以外の仲卸も、全てウェルカムです、花業界全ての人のスキルアップが、将来の仲卸にとっても、きっと大きな財産になるように思います。

3月9日世田谷市場7階東京都会議室、4時30分スタートです。



生きる姿勢

2011-02-09 23:05:19 | Weblog
日本の花生産者と話す機会がよくある、彼らの意欲や技術、たゆまぬ努力は頼もしささえ感じさせてくれる。
花つくりへの姿勢、研究、何より自分の感性を信じ、生産効率が落ちる品種でも要望や需要が見込めそうだと思えば、改良を重ね作り続ける。
日本人の伝統である「もの作り」の執念のようなものである。

私が生まれた1946年、国土は荒れ果て、あらゆる物を戦争によって失った。
それから30年、奇跡の復興と言われる成長をとげ、高度成長時代を駆け抜けてきた。
この奇跡はまさに日本の「もの作り」が引っ張ってきた、勿論日本農業の第一次産業も含めてである。
「豊かな感性、繊細さ、勤勉、努力、工夫」これらが日本が世界に誇れる花を作る力だと思う。

われわれは世界で最も優れた花を販売している、そのことに誇りを持つと同時に、その花の力や良さをたくさんの人に伝えなくてはならない、花にかかわっている人たち全てが。

人は幾つになっても、大きな志を持ち、常に新しいことに挑み続ける、この姿を見せること。
誰でもが、人はそのように生きたいと思っている、この志が心の中に眠っている。
心の中の眠りを目覚めさせるには、勇敢に物事に挑む人の姿を目にしたときであるだろう。

このところ何人かの花生産者と会い、話をし、ふつふつとその思いが自分の中に湧いてきたように思っている。

二人目の恩人

2011-02-08 13:27:14 | Weblog
この人は書店を経営していた人でやはり私より二十歳も年配でした。
私は33歳の時、商店連合会で運動会を開催する事になり、私が実行委員長になりました。

第一回目の会議、オブザーバーで指導的役割を持ったこの人も参加、会議の始まりに一冊
の資料が配られました。

「体育スポーツに関する国際憲章」1978年11月21日パリで開催された、ユネスコの総会で採択されたスポーツに関する宣言書です。

会議はこの宣言書の読み合わせから始まりました、この宣言書のレベルは非常に高く、この宣言書から後に日本でも「日本体育協会スポーツ憲章」が生まれました。

少し長くなりますが数行抜粋します。「人権の効果的な行使の為の基本的条件の一つは、全ての人が肉体的、知的、道徳的能力を自由に発達させ保持すべきである事、したがって体育・スポーツへのアクセスがすての人々に保証されるべきであると確信し、人間の肉体的、知的、道徳的能力を保持し発展させることは、国内的及び国際的レベルでの生活の質の向上させるものであると確信し、・・・・体育・スポーツは公正な競争、連帯と友情、相互の尊重と理解及び高潔と尊厳に対する十分な尊重を伴う・・・体育・スポーツへの権利が全人類にとって現実のものとなるには、非常に大きな努力が必要・・・・体育・スポーツの発展を人類の進歩に寄与せしめ、その発展を促進する目的の為にこの憲章を宣言し、・・・」

この宣言書は人格の全面的発達に体育・スポーツは不可欠な事、生涯教育や健康、ひいては国際連帯や平和にまで影響を及ぼすと10条まである宣言書が謳っています。

その人とは数多くの課題を実践しました、やり遂げなくてはならないものにどれだけの道理や真理があり、そのことが社会にとってどれだけの価値があるのか?運動会をするのにこの憲章から論議し、我々は体育やスポーツをどのように理解しなければいけないのか?を教えてくれます。

成すべき事に道理や真理、社会的意義がなければ成功しない、成功してもその価値はきわめて低い。

500人規模の運動会を計画するには数千人を納得させる理念と目的がなくてはならない、府中市の教育長の所へ足を運び、会場の確保、用具の調達にも我々の理念と目的を説きました。

勿論運動会は大成功、この人と多くの事を実践する中で、『人は自分のために多くの力を出し切れないが、人の為、社会の為になら自分の力量以上の力を発揮する。それには力の源となる、理念や目的が必要である』

この人は後に日本書店協同組合の常務理事になりました、町の小さな本屋さんとしてはまれな事でした。




花業界の力

2011-02-06 20:42:08 | Weblog
花業界が遅まきながら大同団結し、消費者に訴えている姿が少し見えてきた。「フラワーバレンタイン」、私の所属している『全国花卸協会』また東京の中央市場5箇所(各市場内の市場仲卸買参人組合関連)多摩地区の市場と大多摩の生花商組合で構成する『東京花き振興協議会』それぞれの団体も「フラワーバレンタイン」の成功へ協賛、ポスターの製作、12000束の無料配布の花束の製作、そして明日は『東京花き振興協議会』を代表して、会長、副会長2名で都庁へ訪れます。
石原都知事より20分時間を頂き、このたびの「フラワーバレンタイン」の趣旨を説明、バレンタインのための花束を贈呈する予定です。
朝日新聞にも「フラワーバレンタイン」取り組みの様子、日本経済新聞にも、街を歩くとかなりの花屋さんで独自の取り組みも含め工夫を凝らしたディスプレーがにぎやかです。
そのような光景を見ると「花業界も捨てたものではない、やれば出来る」なんて独りで微笑んでいます。
せっかく芽生えた力をなんとしても無駄にしたくない、そして次のイベントへ、次の年へ。
そして出来るだけ早く、恒久的、日常的に花の需要を喚起する組織と資金を作り出さなくてはならない。
花業界の明るい未来のために!

恩人

2011-02-05 19:33:59 | Weblog
1970年代、日本は高度成長経済の真っ只中でした。
この時代に私は自分の生き方、考え方が大きく変わる3人と巡り合います。
今でもこの3人の人に合わずにいたら、今の自分があったか定かではありません。

一人は水道工事と燃料店を営んでいた人です、年齢は60歳ぐらい、初対面では馴染み難く、親しくなるには時間がかかる人でした。
当時はどんな業種でも業績は右肩上がりで、よほどのことが無い限り、店は少しずつでも大きくなったものでした。
しかし、この方の店だけは別物で、売り上げが伸びたなどということを聞いたことがありませんでした。
むしろ店を大きくしないようにさえ感じていました。あるとき私は勇気を出して不思議に思っていたことを聞きました。
「なぜもっと売り上げを伸ばしたり、店を大きくしないのですか」返ってきた答えは、私の想像からはかけ離れた、思いもよらぬ答えでした。

「小池さんも承知していると思うのだが、僕には障害を持った16才の男の子がいる、現在の日本では障害を持った子が自立し成長できる環境が整備されてない。社会がこの子達を受け入れてくれる環境を作る、障害を持った子供達が生き生きと暮らせる環境が必要なんだ。商売は家族3人が食べられるそのためにけるだけ。僕は多くの時間をこの子のため、多くの障害を持った人のために使う、国や都や市に働きかける、障害を持った父母をもまとめることを考えると、時間はいくらあっても足りないのだ」

商売のことしか頭に無かった私は、話を聞き、しばらくは返答も出来ませんでした。
自分のこと家族のことしか頭に無かった私は大きなショックを覚えたのを今でも忘れません。

「そして人間は社会とかかわりながら生きていく、だから出来る範囲でいいから地域や社会のことも商売とかかわら無くても積極的でなければならない」こう言われました。

その後もこの人の生き方を注意深く見ていると、障害者への成果を市から勝ち取っても、自分の子を優先するのでなく、障害の重い順に成果を振り分けるなど、多くの人に慕われ、尊敬される存在でした。

私はこの人に少しでも近づくことが出来ればとの思いから、商店街や商工会、さまざまな地域活動にかかわり、現在も自分が社会のために少しでも役に立つなら、出来るだけ断らず引き受けるようにしています。
おかげさまで気がついたら6つもの役職に付いていた、笑い話にもならない粗忽な人間です。
それでも一番喜びを感じるときは、人から感謝された時、「やっててよかった」と思えるときです。

残りの二人の話はまたの機会に譲ります。




第43回ショー・ザ・フローレ

2011-02-01 16:54:33 | Weblog
昨日はうれしいことが2つも3つも重なりまいた。
43回ショー・ザ・フローレが開催され、松山君とミスターイサオカネトウが久々に参加してくれた、この二人『ショー・ザ・フローレ』をフローレに産み落としてくれた張本人です。9年前フローレがもっと情報発信しなければいけない、フローレのスタッフのスキルアップもしなければ、この二つを叶えるため9年前松山君の音頭で始まった集まりです。
その音頭に共鳴したミスターイサオカネトウがデザイナーやコメンテータを買って出て、たびたび出演してくれた、言ってみれば生みの親、ショー・ザ・フローレーの母と父です。
最後には二人のコメントも聞くことができました。
「シンピジュームについて語ろう」シンピジュームフォーラムの津ヶ谷洋ランさん、藤岡市洋ラン組合から組合長始め3名の方、羽衣洋ランの渡辺君。
渡辺君のいい話が聴けたのも嬉しかった。
渡辺君は何事もテーマをつけ、その目的に向かって行動する、「幸せ、平和、感動これが私のテーマです」花つくりも、プライベートも彼はこのテーマにそって生きている、素敵な話をランの話と一緒に聞かせてもらった。

会はフローレのロジスティク部門が資料、段取り、構成を全て取り仕切り、参加者の理解が深まるように運んでくれた、事前の段取りにかかわらなかった私は、会の進行にも配慮があり、質問コーナーでは全てのロジスタッフが発言をし問題を掘り下げていた。
彼らを観察しながらその成長ぶりを頼もしく思わせてくれた。

ハコネフローリストの大竹さんのデモも終わリ、お開きとなりました。
楽しく快く、少々嬉しく、帰途に就こうとした時。フローレ世田谷のスタッフの7人が車から荷を降ろし、水揚げや、花の整理をしていました、当日墓地卸のSさんが遅くなり片づけを後回しにショー・ザ・フローレに参加したため、全員が自分の仕事のようにSさんの仕事をしていました。
『お先に』と声をかけ車に乗り込みました、また嬉しい事が一つ重なりました。
今年のフローレの大きな目標の一つ、辛い事苦しい事も分かち合い、共に学び共に成長する。共に幸せになる。
ハンドルを持ちながら大きな胸の高鳴りと嬉しさがこみ上げ、なぜか目頭が熱くなるのを覚えました。
今日は多くの幸せをたくさんの人から戴きました。