「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

2010年

2010-01-07 20:43:06 | Weblog
久しぶりのブログになります、「もう投稿はしないで」と思っておりました。
理由はここでは述べませんが、特別忙しいわけでもなく自分自身が考えていることや主張したいこと、世の中に意義を申し立てたいこともたくさんあります。
ブログにコメントをいただいたのでそれに対する返事も兼ねさせて頂いて一言近況を述べさせていただきます。

社会が発展し、より豊かな生活が実現する、そこでは「花や植物」の存在はより大きくなります、つまり社会の発展方向と花の役割は同一線上にあるものと考えております。
私は花業界人が考えているより、花のポテンシャルは遥かに大きいものを秘めております。
私達の身の回りにある沢山の商品、はたして50年後100年後生き残っている商品はどれだけあるでしょう、多くの商品は消えていくでしょう、消えていく商品は人間の真の豊かさに必要がないともいえます。
「花や植物」は必ず生き残る商品です、それは人間がこの世に存在したときから花や植物は自分の思いを託するものとして使用され、喜びや悲しみなどの思いを託すものとして使われ続けてきました。
しかし現在の花業界が50年後100年後生き残れる保障はどこにもありません、むしろ今のままではあまり好きな言葉ではありませんが「淘汰」される可能性が大きいです。
現在の生産者、市場、仲卸、小売店現在業界を支えてる人たちは50年後どのようにしたら残っていけるのでしょう。
私は今回の「100分一構想」(名前がよくない、今後変えなければいけないと思ってます)も業界や私達が将来に向かって生き残っていく可能性を探る一つの試みであると思っています。
花がもっともっと売れるようになるには、沢山の仕掛けが要りますが中でもインナープロモーションが大事なように思います、我々も含め変わらなければいけません、生産から流通そして消費まで、全ては消費者を意識し、消費者を見つめ、消費者がなにを望んでいるか?を考え仕事をしなければいけません。
それがなければどんな優れたコマーシャルも本当の効果は期待できません。
業界が、自分達が未来に必要とされる存在へと変わらなければ成りません。

それにはここは花業界が一つにまとまり知恵や力、必要であるならお金も出す、一つのテーブルに着き話し合い行動することです。

2010年がその始まりの年であってほしいと思っております。
日本の政治や経済を見たとき、私達が参考にすることがたくさんあります、今後作られる、花の消費拡大の資金管理団体は民主的で、公平で、透明性が高く、ルールが順守される団体であること、誰にでも扉が開かれていること、このような団体に日本の花業界の英知と良心が結集されれば、花のポテンシャルが全面開花されるように確信しております。
そんな2010年にしていきたいと思っております。