「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

ゆく年くる年

2007-12-31 14:26:47 | Weblog
全ての業務が終わりました。直営店7店が最後の追い込みで後数時間頑張るのみです。
二日間「縦横無尽」をお休みしました、コンピューターの前に座る時間がないぐらい忙しかったです。
仕事が終わると「バタンキュー」とよる年なみには勝てません。
今日はOZ担当者が各店回りをして、各店の過不足の調整をしています、余っている店、足りない店、チャンスロス、廃棄ロスの出ないよう、最小限に抑える努力です。
年末用で5000束ぐらいの花束を持っていっているのですが、ロスを2%ぐらいに抑えればと思っています。
フローレにはただの一本の花も残らず全て売りつくしました、松が1000本ぐらい、塗り柳が50束ぐらい、天実が10ケース残し処分します。
フローレの店頭売りの仕入れは、今年ほど難しい年はなかったです、前半原油高の影響での品不足、後半は天気予報に振り回され大誤算、最後は値引きをして売り切りました。
この一年フローレにとっても余りいい年とは言えませんでした、明日から始まる2008年花業界にとっていい年になりますように、神頼みでなくそれぞれが努力していくことが大事です、私ももう一年頑張る所存です。

売れゆき順調

2007-12-28 10:45:33 | Weblog
花屋さんから物日になると頼まれる仏花がある、断れ切れないものが400束あった、スーパーOZ用の仏花が2000束、お正月用798円、980円、1280円、1480円あわせて500束、その他の和花、洋花で2000束、今日で6割がた作るように頑張ってます。
天候も今日は朝から雨との予報だったのですが、今のところ雨は降っておりません。
雨模様で仕入れを控えていたようですが、昨日の取引当たりから引き合いが強くなってきました。
大方の予想は全面安だったのですが、天気予報の好転で相場も持ち直ししましたが、基本的には安め模様で推移しています。
世田谷フローレも今日やっと前年を大きくクリアしました、今までの不振を取り戻すわけにはいきませんが少し安心しました。
明日もう一日頑張りたいと思います。


いよいよ最終

2007-12-27 12:02:27 | Weblog
私の中でこの先も含め楽しみな趣味の一つが囲碁です、15年位に成りますがなかなか強く成れません。
初段はあると思うのですが、二段にはもう少しだと思います、強くなる秘訣を某プロは「自分のことばかり考えて相手のことを考えないのは強くなれない」といっていた。
私なりにどういうことか考えてみると、囲碁は陣地取りと殺し合いのゲームです、相手にもほどほどの陣地と、最後には相手にも生きてもらう寛容の精神を持つことを進めている言葉だと思います。
この囲碁と言うゲームの真髄をついた言葉だと思う。

今年の年末の仲卸の商戦は各社とも苦戦を強いられている、沢山の在庫を抱え、今一歩、花屋さんの買いが鈍い、フローレも50歩100歩で同じ状態である。
この頃、場内の仲卸は、世田谷なら6社、他所を出し抜いて自分だけが沢山売ろうとしてもことごとく失敗する。
囲碁の精神と同じよう、自分のことと相手のことを両方考えて仕入れをしないといけないということです。
これが安くて、品物がいいから他所より安く、自分だけで売ろうとすると失敗する。
10ケース売ろうと思ったら5ケースにして相手にも売って頂く精神が結果として成功へ導く方法ではないかと思ってきた。

何はともあれ、明日一日の商売となりました。このことを肝に命じて望んでいただきたいと思います。

解決への一歩

2007-12-26 07:33:01 | Weblog
福田首相が薬害肝炎訴訟原告団との面会で、全面解決と原告団の傷みや苦痛に陳謝をした。
人間の「尊厳」を賭けた闘い、と先日のブログでかいたが、原告団の道理が世論が国を動かし、4年目にして始めて首相と面談することが出来た。
福田首相は自らの支持率のダウンを避けるための決断と報じられているが、原告団の主張に公理と道理があり、その主張を真摯に受け止めたものと思いたい。
国民の苦しみの要因を国がつくったのであれば、解決するのは、苦しんでいる人の側に立ち、解決することが求められる。
今度の救済は「議員立法」で、との事です、「血液製剤製造時からの行政責任も認めるのか?」との質問に、首相は「そのことは司法の判断も分かれている。立法過程で明らかにしていかなくてはならない」と答え、明言しませんでした。
多くの薬害を生んできた厚生省と製薬会社の癒着、再び薬害を起こさないとの強い決意が政府責任を全面的に認めることだと思います。
解決に向け大きな大きな一歩を踏み出しました、一日も早いゴールを願うと共に、たとえ解決しても被害者の命の危険は少しもなくならないことを政府や全国民は認識することが大切だと思います。

今年の年末相場

2007-12-24 14:59:32 | Weblog
久々にせりにたちあった、水仙、小菊、金盞花、など仏花系の引き合い強く売れていた。大菊は白黄赤とも潤沢でもちあいが続くと思われる。
今年は南天の点実が豊富で昨年の半値ぐらいの相場です、アレンジには千両と違い水落ちしなくて心配要らず、そしてオシャレである、安い点実を沢山使ってアレンジを作って下さい。
石油高騰の影響を受け年末にはスイトピー、フリージァなどの洋花も要注意です。
何はともあれ例年の年末とは少々かってが違う、どうなるのか?予測が立てられない。

鷺沼「SO」一周年記念セール

2007-12-23 15:56:09 | Weblog
鷺沼「SO」の一周年記念セールが順調な売れ行きです、本日で終了ですがシクラメン300鉢、ポインセチア60鉢完売の勢いです。
3日間で60万アップの売り上げ目標も達成できそうな様子です。
お客様数も3日間で500人を超す模様です、スタッフが一年間鷺沼で商いが出来た喜びと一年間「SO」を支えていただいたお客さんへ感謝をこめて接客をしております。
その気持ちが多くのお客さんにしっかり伝わっているように思います、今回のイベントは口コミだけで事前の告知はしませんでした、お客さんがお客さんを呼んでくれたような様相です。
閉店まであと四時間店長以下完売を目指してがんばっているとのこと

薬害肝炎訴訟

2007-12-22 10:48:36 | Weblog
毎日の新聞を見ると胸を痛めるような悲惨な事件が後を絶ちません、人間が信じられなく、誰を信じればいいのか?
そんな毎日ですが、先日の薬害肝炎訴訟全国原告団の記者会見を見て久々に心洗われるようでした。
原告団は自分達以外の薬害肝炎の被害者も共に救済することを要求してきました、政府に予算が無いなら自らの保証額を引き下げても全面解決を目指しました。

国が承認し、製薬会社が製造販売した危険な血液製剤によって被害を受けました。原告は何の落ち度もありません。
厚生省は自らの過ちを認めました、しかし被害者の一律救済には応じませんでした。
原告が求める一律救済は、国と企業が薬害肝炎の責任を認めて謝罪し、全ての被害者を汚染血液製剤の投与の時期、種類にかかわらず救済することです。
当然の要求と思われます。
スモン、薬害エイズ、そして薬害肝炎と今なお続く薬害、国がしっかりとした救済することが薬害の根絶に繋がるように思います。


原告の1人は「命の時間は他人分けてあげることが出来ません。同じように救済して欲しいと言っているだけです。残された被害者を見捨てて裁判を終えることは出来ません」と語りました。
自らの命についても心配される状態で、他人のことも同じように考えられる原告団の闘う姿勢に感動を憶えました。

人間の「尊厳」をかけたたたかいが、原告団の当然の要求を満たす方向で一日も早く解決される事を望んでます。

「小池」ネタ

2007-12-21 09:17:52 | Weblog
hananikkiのこのところの傾向を見てみると「縦横無尽」の炎上以来、「小池」をブログで取上げると瞬く間にランクアップされてくる。世田谷店やフローレロジィステックのブログは特別取上げなくともその余波を受けベスト10をキープしている。
横山社長のブログなどはとうとうベスト2、当然「小池」がたびたび登場する。
白ひげ社長などは書かなくともよい「拝啓小池潔殿」などを2回も連載して、30年前の私の恥部を書いた、「週間実話」や「週間大衆」のような記事で私なりにはいただけない話でした。
その白ひげ社長のブログもベスト10へ、いいのか、悪いのか、皆さんの餌になりながら、さらし者に成っております。

出来ますれば、もう少し順位を下げおとなしく年越したいと考えています。

今週末

2007-12-20 18:09:23 | Weblog
鷺沼の「SO」がオープンしてちょうど1年がたちます、昨年のオープンは全てやっけ仕事で、お客さんはオペレーションが悪くて20分も待たせたのに、文句の一つも言わないで、根気欲並んでくれた。
鷺沼のお客さんはなぜか道を歩くのも心なしかゆっくりと歩いているように見える。
そんなお客さんが「一周年のセールはならないの?」「またシクラメン売ってほしいわ」など多くの声がお店に届いた。
そこで今週末金、土、日シクラメン一日限定100鉢3日間で300鉢限定で売り出す「一周年感謝セール」を行うことになりました。
6寸のシクラメン980円で売り出します、特別な告知はしていませんがきっとお客さんに来ていただけて、喜んでいただけると思っています。

盗まれる

2007-12-19 14:36:24 | Weblog
昨日、世田谷市場仲卸街で盗難があった、フローレのお客さんが「今あのお客さん千両を抱えてもって行ったよ」とフローレのT店長に教えてくれた。T店長は確かに千両が車にあるか確認して私に事情を話しにきた。
そのお客さん素行が以前から問題になっていて、フローレでも再三話題になっていた。
いつも買ったものの値段は10円5円と安く申告をする、買ったものの間に申告をしていないものを挟んで持ち帰る、品物を選ぶときは箱の一番下から選び出しぐしゃぐしゃにして選ぶ、もっとひどいのは10本の束をばらしボリーュウムのいいものだけの10本の束を作って持っていくなどほかのお客さんからもひんしゅくをかっていた。
早速本人を呼び問いただしたところ、素直に認め、「初めてのことで、申し訳ない」と謝った。
花市場は仲卸も含め泥棒をしょうと思えば簡単に花を盗むことが出来る、仲卸は短時間で多くの商いをするので隅々まで目が行きとどかない。
同じ花を扱い商売をしているもの同士が、フェアに商売をするということが前提で商いが成り立っている。
世田谷市場では今までも何度も今回のようなことがあった、盗みを認めないお客さんについては警察を呼んで事情聴取をしてもらうが、認めた人は今後世田谷の来ないと言う条件で引き取ってもらうことが仲卸間の約束になっている。
昨日のお客さんは「二度としません」「世田谷に来なければ商売が出来ません」を繰り返し嘆願した。
私は何となく哀れさを感じふと「許せるものなら、許しても」と思ってしまった。
一応仲卸各社に事情を話し対応を聞いたところ、全てが「例外は作れない」とのことであった。
お客さんとしてもマナーは守らない、物は盗む、最低のお客さんだが、これからどうするのだろうと思った瞬間哀れになった。
今までも少なくない人に世田谷に入場しない約束をしてもらった、しかし今回のお客さんはなぜか自分の中で何時までも忘れることが出来ない存在になりそうだ。