「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

東京マラソンエクスポ2007

2007-02-16 14:28:34 | Weblog
16日(金)17日(土)東京ドームで東京マラソンに出場するランナーのゲッケンの引渡しが行われた。
スポーツメーカーや世界各国の市民マラソンのエントリー宣伝ブースなど60社以上のブースが出店した。
その中に「東京花卉振興協議会」もブースを持った。
「東京花卉振興協議会が東京マラソンを応援しています」ということ「6000人の女性ランナーに花束をプレゼント」の宣伝のチラシをまいた。
朝から数々のイベントが催わされ大勢の参加者で賑わっていた、東京花卉振興協議会のブースのすぐ前のブースでは「有森裕子」のサイン会が開かれ黒山の人だった。
有森は日に焼けた真っ黒な肌をして、引き締まった様相だった、今度の日曜日はやってくれそうな分囲気をかもし出していた。
ブースの装飾は東京フラワーポートの買参人組合の三島理事長、コスモフラワーの大矢さんなどが製作してくれた。多くのランナーは立ち止まっては「きれいね」を連発してくれた。(写真のはじに写っているのは磯村副会長)






2月21日世田谷フローレでショー・ザ・フローレ

2007-02-15 12:54:08 | Weblog
皆で集まっていろいろ語り合おう、という趣旨らしい。当日はフローレのお客さんのお店の写真を撮ってフォトコンテストや「デジカメ商売活用法」など盛りだくさんの中身らしい。
夕方6時7時ごろからぼちぼちと始めるらしいです。私は中身にかわっていないのでどんな会になるやら、社長は当日「おでんだけ旨いのを50人前作ってくださいね」としかいわれていません。
ショー・ザ・フローレの中身については責任持てませんが美味しい「おでん」を作ってお待ちしております。

「SO」のバレンタイン

2007-02-14 13:32:49 | Weblog
写真を「SO」の顧客名簿をもとにDMしました。20%ofなのでお店のほうは少し痛いのですが月に一回の販売促進です。
もともと花屋さんは「物日」待ちの商売で成人の日、桃の節句、春のお彼岸、卒業入学、転退職、母の日、お盆、お中元、敬老の日、お月見、秋のお彼岸、お歳暮、クリスマス、お正月、一年中物日に追いかけられていることもありいわゆる「セール」なるものがほとんど打ててません。
「SO」の認知はまだまだです。認知して頂くこととリピートして頂く、ことこの繰り返しです。
新しいライフスタイルショップの「セール」を引き続き目指してまいります。

3人の救出  6カ国協議の合意

2007-02-13 22:14:21 | Weblog
3人が72時間ぶりに救助された。行方不明になってから、そして半分になった船体が発見され生存者はいなかった。私も3人が無事発見されるよう願っていた、思いが叶ったかどうかは別にして3人が救出された時、思わず手をたたいた。

6カ国協議が6日目に合意をした。これから合意書に基づいた実行となっていく中で、北朝鮮対応に問題が出てくることが考えられるが、ひとまず良かったことである。
でも二つの出来事で、何かしっくり行かない所がある。

「マグロ船」のほうは、この船にぶつけて逃げた大型船がいたこと、当然ぶつけたことがわからなかったとしても、救出から二日間たっているのだから名乗りをあげても良さそうである。もしわかって逃げたとすれば大変な犯罪である。3人が救出されたことは喜ばしいが、逃げた船は許すことは出来ない。

6カ国協議の合意もこのようなプロセスを承知の上で核実験を行なって、各国から援助を引き出そうとの思惑が透けて見えるようだ。
それではこの会談が決裂して良いのか?やはり実効性のある合意がなされ、核の放棄を北朝鮮に実行させたい。
100万トンの重油と引き換えはとても納得のいくものではないが、難ともやりきれないと思う。
まして拉致問題のテーブルにつくだけでどれほどの援助を要求されるのか歯がゆい問題だ。
二つの問題はそれぞれ異質の問題であるが、表向きは喜ばしいことだが、何とも歯がゆい問題で「マグロ船」問題は今後の調査、「北朝鮮」問題は合意の実行の検証が必要である。

残念な引退

2007-02-12 18:48:20 | Weblog
ワールドカップドイツ大会で3位決定戦など3試合に笛を吹いた審判上川徹さんが引退を決意した。ドイツ大会の3位決定戦で負けた国の監督が「いいレフェリーだった」(ポルトガル・スコラリ監督)と言つた。負けた国の監督が言うのだから凄いことです。
上川さんはなぜこんな批評を負けたチームの監督からされるのでしょう。
それは、上川さんの審判としての原点は「正直さ」だと言います。
彼はインタビューの中でこう言ってます。上川さんがミスをしてしまった、その時イングランドのテリー選手に「僕がミスをしてしまった。再開方法が間違っている。やり直すから理解してね」と。彼は「ああ、あなたがそうやって自分のミスを見とめるなら何も言わない。お互い人間なんだからミスはあるしね」
「選手、審判が尊重しあい、良いゲームをつくろうという姿勢が大事だと思う、僕らがミスを見とめることはある意味、勇気が要る。間違っていたら、間違っていたと「正直さ」が仕事の原点」
「選手も審判も観客もひきこまれる。そういう空気を共有したかった。その鍵はフエアプレーですね」。
彼の正直さはサッカーの審判だけでなく、あらゆることに通じるような気がする。
世の政治家も彼「爪のあかでも煎じて飲で」頂きたいものだと思う。

映画と青春

2007-02-11 12:08:10 | Weblog
高校時代、暇があるとアルバイトに精を出し映画へ行くためのお金を稼いだ。
先日一つの新聞記事から、自分の中で忘れかけていた青春時代に毎日というほど見た映画のことを思い出させてくれた。
米国の首都ワシントンでイラク撤退を求める大規模な集会が行なわれた。
この集会で女優のジェーンフォンダがベトナム戦争以来34年ぶりに、大勢の参加者の前で反戦を訴えた。「ベトナム戦争の教訓に学ばず、まだ集会をしなければならないことは、本当に悲しい。沈黙はもう選択肢ではありません」と反戦への活動を呼びかけた。

ジェーン・フォンダの父ヘンリー・フォンダが主演した「怒りの葡萄」(ジョン・フォード監督 ジョン・.スタインベック原作)が私への映画の扉を開いてくれた。
1939年制作された映画だがさまざまな問題があり1963年まで日本で公開されなかった。
私が17歳のときロードショーで銀座みゆき座へ見に行ったこと、超満員の中で始めから終わりまで立って見たことを思い出した。
アメリカに憧れを抱いていた私はこの映画を通して、差別と収奪の現実、人間の強さ、生きていく泥臭さ、
アメリカもこんな現実が存在していたのか?ということを教えてくれた映画だった。

同じ原作者のジェームス・ディーン主演「エデンの東」(エリア・カザン監督)は後の再上映の時何度も見て
「青春とはなんなのか?」自分はどういきるのか?など考えさせられた。
ジェーム・スディーン扮するキャルと父親、キャルは父親に気に入ってもらうため、精一杯お金を稼ぎ、また父の仕事を手伝う、しかし兄にはやさしい父親も、ことキャルがなにをしても気に入らない。
母は死んでしまったと聞かされていたキャルは、母親の存在を知り会いに行く、ここでも水商売をしている母の用心棒に追い返されてしまう。水商売のふしだらな母の血を自分は継いでしまったのか、と嘆きながらも、キャルは父の愛を求めつづける。
青春のある時期、誰もが悩み苦しむ、父や母、恋人兄弟、自分自身の限界、歯がゆい現実、私自身も大いに悩み、苦しんだこととキャルが重なり合っていた。

1950年アメリカで「マッカーシ旋風」が巻き起こった、通称赤狩りといわれるもので、共産主義者を国防省、民主党、議会から追放するとこらから、それはマスコミへ、そしてハリウッドと飛び散った。
マッカシー旋風は良心的なリベラルの層まで影響を与えていった。
「エデンの東」の監督エリヤ・カザンはこの委員会に呼ばれ、自身の思想の点検、映画関係の友人、これらリベラルな友人を共産主義者かもしくは支援者であると証言してしまった。
映画界の良心的な側面を売り飛ばしてしまったのである、私はマーロンブラントの「波止場」(エリア・カザン)なども見ていて後に、この事実を知って呆然とし、世の中何を信じれば良いのかとおもった。
チャップリンはこの委員会に呼ばれる寸前スイスへと旅立ち二度とアメリカへ戻ることはなかった。

このマッカーシ旋風は1954年マッカーシの失脚と共の終息するが、後々のアメリカの世界戦略に大きな影響を与えた。
それは「キューバ危機」であったり「ベトナム戦争」へと繋がっていくのである。(これは拙い私見です)
この後、アメリカ映画界は復活をし黄金時代を迎えるのである。

私の映画感もこの頃から少しずつ変わり始めビリー・ワイルダーの笑いの中に社会の矛盾、人間のやさしさなどを描いた作品を好んでみるようになった。それはハリウッドの底抜けに明るい、陽気な側面を描いたものだった。
日本の山田洋次が「寅さんシリーズ」の中で旬の女優の魅力を毎回絶妙な切り口で出していたのと同じように、ビリー・ワイルダーも「麗しのサブリナ」「昼下がりの情事」でオードリー・ヘップバーン
「アパートの鍵貸します」「あなただけ今晩は」でシャリー・マックレーン、「七年目の浮気」「お熱いのがお好き」でマリリン・モンローなど後に名女優に成長した初期の作品で彼女たちの魅力を残すことなく引き出したのである。
ビリー・ワイルダーの作品は古いものから新しいものまでほとんど見たように思う。彼は今から5年前95歳でこの世を去ってしまった。

その後、ヨーロッパでのフランスワーズ・トリュフォーやジャン・リック・ゴダールなどの代表される「ヌーベルバーグ」などの物を好んでみるようになった。
今でも、これらのものは理解しがたいが、当時はわけもわからず友人と議論をして解ったつもりでいたような気がする。

いずれにしろ、私の40年の映画の歴史は私の思想をかたどってしまったと言って良いほどである、
最も映画を見たのは17歳の時一年間で250本の映画を見た、その一本一本に偉そうに批評を加え感想を書いた。
その時の自分がふっと懐かしく感じるこのごろである。


2006年中央市場取扱高 花卉部

2007-02-08 22:07:15 | Weblog
東京5市場8卸売会社の2006年の取扱高が発表された。
東京砧園芸103.7%、太田花卉103.2%、東京フラワーポート103%
FAJ102.9%、第一花卉102.1%東、日本板橋花卉101.1%
以上が売上を伸ばした所です。
減らしたところは東京花卉95.8%、世田谷花卉97.8%の2卸売会社
太田市場の2つの卸売会社は一年間で合わせて30億円売上げを増やしました。
FAJ・太田両卸売会社の一年間の取り組みをかえりみれば納得できる数字だと思われる。
仮に太田に今以上のスペースがあればもっと売上が大田に偏っても不思議でない状況である。
売上げの減らした市場は外的要因で売上が減ったのではなく、その要因はあくまでも自身にあるということを自覚してほしい。
世田谷花卉の不甲斐なさには、歯がゆい思いを感じる。
場内仲卸の売上が伸びているにもかかわらず、卸会社が減らしているということに大きな疑問を感じざるをえない。
私は世田谷市場の売参人はどこの市場にも負けない良いお客さんだと思っている、そのお客さんを相手に商売をさせて頂いていることに誇りさえ感じる、世田谷花卉の奮起を促したい。

米軍のイラク増派

2007-02-08 00:29:44 | Weblog
このところ、米国のイラク増派問題で米国内だけでなく世界中でその賛否が問題になっている。
イラク国内では連日大規模なテロが頻発している、バクダッドで3日、単一テロとしては最大の130人が死亡するテロが起きた、1月10日米国のイラク増派発表以来、混乱を極めている、これからバクダッドで行なう封鎖作戦の規模は「かつてバクダッドが経験したことがないもの」になるそうだ。
今回増派される2万2千人のうちバクダッドに1万8千人投入される。
多くの国の分析はこの増派でイラクの情勢が沈圧されると見ていない、米国自身の報告においても(国家情報評価報告書)「イラクにおける紛争の複雑さを適切にとらえたものではない」と指摘している。
にもかかわらずなぜ増派を続けなければならないのか?
先日のテレビニュースでイラクに向かう米軍兵の妻、子供にむけたインタービューで兵士の妻は涙ながらにカメラに向かって訴えていた言葉が忘れられない「今、亭主の両手、両足を折ってでもイラクには行かせたくない」右手にまだ幼い子供の手をしっかり握り締めていた。

フランスとドイツ

2007-02-06 22:20:36 | Weblog
フランスとドイツの専門家が歴史認識の違いを乗り越えて、歴史教科書が刊行されて半年がたった。教科書はドイツでは昨年8月の新学期から使用されている。
教科書はもちろんナチの戦争犯罪をどのように記憶、継承していくか、ベルリンのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑やパリのショア記念館などホロコーストを追悼する世界五ヶ所の記念碑のカラーの写真がのつているそうです。
両国に歴史認識の違いは当然あります、両国は何度も戦火を交えています。
粘り強い議論を重ね、共通の認識を書きこむことに成功しました。
これは2003年に両国の大統領と首相が合意して3年がかりで実用に漕ぎ付けました。
今回出来上がった教科書は第二次世界大戦終結から現代史を扱っている。
フランス革命以後の18世紀から1945年までの近代史が今年、古代.中世史は来年にそれぞれ刊行されるらしい。
フランスの大学教授は「共通の歴史を一冊の本にまとめ、両国の若者がそれを学ぶということは、両国の和解が最終段階に達したということをいみする」。

日本でも昨年安部首相が韓国を訪問、日韓で歴史認識の共通テーブルを作ることで合意しました。一日も早くドイツとフランスのような教科書が出来、両国の若者がその教科書で共に勉強すること、夢のようなことです。
私の生きている間にこんなこと実現できるでしょうか?_

三位一体

2007-02-05 19:35:11 | Weblog
皆さん、一月の給与明細見ました、所得税が減税されて中身がだいぶ多くなったのでは。
「減税になったの?」
国から地方への「税金移譲」が行なわれるためです。
「三位一体」小泉首相が好んで使っていた言葉です、「国庫補助負担金の削減」「国から地方への税源移譲」「地方交付税の削減」の三つを同時に進めるという内容です。
どうして所得税が減ったかは、政府はこの4年間で地方への補助金や負担金を5兆円以上削減しました、そのかわりとして今年約3兆円の税源を国から地方へ移譲することにしました。
今年は所得税が3兆円減って、住民税が3兆円増えます。差し引き同じかと思ったら大間違え、世の中そんな甘いもんではありません。
今年から定率減税が廃止になることによって、所得税1.3兆円、住民税0.4兆円しめて1.7兆円増税ということです。
元に戻ると、所得税は1.7兆円減税、住民税は3.4兆円の増税ということです。
これが三位一体の改革です。