2001年、9月11日世界を強震させた同時多発テロ、ニューヨーク市民2973人が一瞬にして命を絶たれた。大きさは最大級のものであった。
今まで世界中で数えきれないほどのテロが繰り返し仕掛けられてきた。
どのテロも許すことのできないテロだが、9.11はその悲惨さ、衝撃はこれまでのテロとは異質のものだった。
ブッシュ大統領はすぐさま「これは戦争だ」と「対テロ戦争」を宣言しました。
2003年3月イラクえの侵攻が始まり今日まで戦争状態がイラクでは終結していません。
「USAトゥディー」は開戦以来の死者は2978人と9.11を5人上まわったと報じた、戦闘にまきこまれて死亡したイラク市民の数は民間団体「イラク・ボディ・カウント」が、51814人から57368人と推定しました。
別のグループでは「65万人を超えた」という推定もあります。
イラク駐留米軍は28日12月の同国での米兵死者数が100人を超えたと公表しました。
これは2003年3月に米軍がイラクに侵攻して以来5番目に多い月間死亡者数です。
いずれにしても双方に多大の犠牲者をだしながらもいまだに消息していないどころか、解決の糸口が見えてこないのが現状です。
米国の先制攻撃の口実は「イラクは大量破壊兵器を持っている」「テロ集団アルカイダとイラク政府の密接な関係」この二つが最大で唯一の理由でした。
しかし大量破壊兵器もアルカイダとの関係も確認できなかったと米国政府は発表し、結局何の大義名分もなかったことが明らかになりました。
その結果「憎しみの連鎖」「報復連鎖」がその後も続いているだけです。
11月の米国中間選挙で共和党はこの「大義ないイラク戦争」を多くの国民から批判され歴史的敗北をいたしました。ブッシュと共にこの戦争を推進してきたラムズフェルト国防長官の辞任だけではことは収まらず、ブッシュ大統領の求心力はますます弱まっております。
イラク戦争をめぐって米国だけではなく、イギリスにおいてもブッシュと共にイラク戦争を推進してきたブレア首相率いる労働党も各種選挙で苦戦を強いられている、当然ブレアの支持率も低迷している。
スペイン、イタリアなど当初軍隊を派遣していた国々も、国内世論に押され次々に軍隊を撤退させた、「親米国家」といわれている国においても批判が上がっている。
旧ソ連が崩壊し世界の超大国は米国だけになり、世界の秩序、人権を守るのは米国の役割と自ら世界の憲兵の役をかって出ている。
どんな国に対しても、自分が気に入らないからとの理由で、武力で政府を転覆させ時の権力者を捕らえ死刑にするなど絶対やってはいけないことである。自国の国民に与えられた固有の権利である。
米国政府内でさえイラク戦争は間違いだったという声が上がり始めているのに、依然として日本政府だけがイラク戦争の正当性を主張している、これまでの日本外交は米国一辺倒で米国の主張に「NO」といったことがないぐらいである。
このような外交姿勢が国連での常任理事国入りに待ったがかかった大きな要因とも、とれる。
援助を名目に、各国に日本の常任理事国入りを働きかけてきたが、アジアの国々からは総スカンを食らった。
様々な問題の解決は、世界の公理にしたがって、平和的に、外交的にに紛争を解決していくことが当たり前になっている中で、日本政府も自主的な外交が強く望まれる。
北朝鮮の「核実験」に「核武装の論議をはじめる」とか戦争を前提にした「周辺事態法」の発動を、との発想でなく、平和的外交の力での問題解決を図って欲しい。
日本が唯一の被爆国として世界に向かって核兵器の廃絶、貧困の撲滅の先頭に、地球環境の保護に、こんな日本政府であったなら、世界の人々に胸を張ることができ、知らず知らずに「愛国心」が芽生え「美しい日本」も夢ではないように思える。
来る年の日本がこんな日本であって欲しいと思うのは私だけでしょうか?
今まで世界中で数えきれないほどのテロが繰り返し仕掛けられてきた。
どのテロも許すことのできないテロだが、9.11はその悲惨さ、衝撃はこれまでのテロとは異質のものだった。
ブッシュ大統領はすぐさま「これは戦争だ」と「対テロ戦争」を宣言しました。
2003年3月イラクえの侵攻が始まり今日まで戦争状態がイラクでは終結していません。
「USAトゥディー」は開戦以来の死者は2978人と9.11を5人上まわったと報じた、戦闘にまきこまれて死亡したイラク市民の数は民間団体「イラク・ボディ・カウント」が、51814人から57368人と推定しました。
別のグループでは「65万人を超えた」という推定もあります。
イラク駐留米軍は28日12月の同国での米兵死者数が100人を超えたと公表しました。
これは2003年3月に米軍がイラクに侵攻して以来5番目に多い月間死亡者数です。
いずれにしても双方に多大の犠牲者をだしながらもいまだに消息していないどころか、解決の糸口が見えてこないのが現状です。
米国の先制攻撃の口実は「イラクは大量破壊兵器を持っている」「テロ集団アルカイダとイラク政府の密接な関係」この二つが最大で唯一の理由でした。
しかし大量破壊兵器もアルカイダとの関係も確認できなかったと米国政府は発表し、結局何の大義名分もなかったことが明らかになりました。
その結果「憎しみの連鎖」「報復連鎖」がその後も続いているだけです。
11月の米国中間選挙で共和党はこの「大義ないイラク戦争」を多くの国民から批判され歴史的敗北をいたしました。ブッシュと共にこの戦争を推進してきたラムズフェルト国防長官の辞任だけではことは収まらず、ブッシュ大統領の求心力はますます弱まっております。
イラク戦争をめぐって米国だけではなく、イギリスにおいてもブッシュと共にイラク戦争を推進してきたブレア首相率いる労働党も各種選挙で苦戦を強いられている、当然ブレアの支持率も低迷している。
スペイン、イタリアなど当初軍隊を派遣していた国々も、国内世論に押され次々に軍隊を撤退させた、「親米国家」といわれている国においても批判が上がっている。
旧ソ連が崩壊し世界の超大国は米国だけになり、世界の秩序、人権を守るのは米国の役割と自ら世界の憲兵の役をかって出ている。
どんな国に対しても、自分が気に入らないからとの理由で、武力で政府を転覆させ時の権力者を捕らえ死刑にするなど絶対やってはいけないことである。自国の国民に与えられた固有の権利である。
米国政府内でさえイラク戦争は間違いだったという声が上がり始めているのに、依然として日本政府だけがイラク戦争の正当性を主張している、これまでの日本外交は米国一辺倒で米国の主張に「NO」といったことがないぐらいである。
このような外交姿勢が国連での常任理事国入りに待ったがかかった大きな要因とも、とれる。
援助を名目に、各国に日本の常任理事国入りを働きかけてきたが、アジアの国々からは総スカンを食らった。
様々な問題の解決は、世界の公理にしたがって、平和的に、外交的にに紛争を解決していくことが当たり前になっている中で、日本政府も自主的な外交が強く望まれる。
北朝鮮の「核実験」に「核武装の論議をはじめる」とか戦争を前提にした「周辺事態法」の発動を、との発想でなく、平和的外交の力での問題解決を図って欲しい。
日本が唯一の被爆国として世界に向かって核兵器の廃絶、貧困の撲滅の先頭に、地球環境の保護に、こんな日本政府であったなら、世界の人々に胸を張ることができ、知らず知らずに「愛国心」が芽生え「美しい日本」も夢ではないように思える。
来る年の日本がこんな日本であって欲しいと思うのは私だけでしょうか?