「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

残念な引退

2007-02-12 18:48:20 | Weblog
ワールドカップドイツ大会で3位決定戦など3試合に笛を吹いた審判上川徹さんが引退を決意した。ドイツ大会の3位決定戦で負けた国の監督が「いいレフェリーだった」(ポルトガル・スコラリ監督)と言つた。負けた国の監督が言うのだから凄いことです。
上川さんはなぜこんな批評を負けたチームの監督からされるのでしょう。
それは、上川さんの審判としての原点は「正直さ」だと言います。
彼はインタビューの中でこう言ってます。上川さんがミスをしてしまった、その時イングランドのテリー選手に「僕がミスをしてしまった。再開方法が間違っている。やり直すから理解してね」と。彼は「ああ、あなたがそうやって自分のミスを見とめるなら何も言わない。お互い人間なんだからミスはあるしね」
「選手、審判が尊重しあい、良いゲームをつくろうという姿勢が大事だと思う、僕らがミスを見とめることはある意味、勇気が要る。間違っていたら、間違っていたと「正直さ」が仕事の原点」
「選手も審判も観客もひきこまれる。そういう空気を共有したかった。その鍵はフエアプレーですね」。
彼の正直さはサッカーの審判だけでなく、あらゆることに通じるような気がする。
世の政治家も彼「爪のあかでも煎じて飲で」頂きたいものだと思う。