「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

フランスとドイツ

2007-02-06 22:20:36 | Weblog
フランスとドイツの専門家が歴史認識の違いを乗り越えて、歴史教科書が刊行されて半年がたった。教科書はドイツでは昨年8月の新学期から使用されている。
教科書はもちろんナチの戦争犯罪をどのように記憶、継承していくか、ベルリンのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑やパリのショア記念館などホロコーストを追悼する世界五ヶ所の記念碑のカラーの写真がのつているそうです。
両国に歴史認識の違いは当然あります、両国は何度も戦火を交えています。
粘り強い議論を重ね、共通の認識を書きこむことに成功しました。
これは2003年に両国の大統領と首相が合意して3年がかりで実用に漕ぎ付けました。
今回出来上がった教科書は第二次世界大戦終結から現代史を扱っている。
フランス革命以後の18世紀から1945年までの近代史が今年、古代.中世史は来年にそれぞれ刊行されるらしい。
フランスの大学教授は「共通の歴史を一冊の本にまとめ、両国の若者がそれを学ぶということは、両国の和解が最終段階に達したということをいみする」。

日本でも昨年安部首相が韓国を訪問、日韓で歴史認識の共通テーブルを作ることで合意しました。一日も早くドイツとフランスのような教科書が出来、両国の若者がその教科書で共に勉強すること、夢のようなことです。
私の生きている間にこんなこと実現できるでしょうか?_