「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

三人の会

2009-02-27 22:18:45 | Weblog
久々に三人の会を開くことになりました、みんな忙しい人たちなのでスケジュールの調整が大変です。
3月2日(月)経堂のおいしいイタリアンのお店で行います、ゲストには横山社長のたっての願いがあり女性を迎えます。

先日の全国ブロック会で「花のMVP」のあり方を巡って二人の意見が対立しました。
最終的に白ひげ社長が渋々横山社長の案を受け入れ決着しましたが、まだ二人の間にはしこりが残っています。
このたびの三人の会で手打ちをしたいと思い、私が企画し、催すことになりました。

二人のおかげで東京花の仲卸会の活動も、全国の活動もこの数年大きく前進しました、白ひげ社長は真っ向からの直球勝負、横山社長はあらゆる変化球を投げ込んでくる百戦錬磨の達人です、どんな決着になるのか予想がつきません。
白ひげ社長は最後の切り札を残しています、何度かこのブログでご紹介した彼の叔父さん、いや彼のお爺さんです、マジシャンの血を引く白ひげ社長、最後は我々がど肝を抜かすものを懐から出します。

当日は美味しいものを頂き、白ひげ社長の懐から出すものも楽しみにしています。

菜の花

2009-02-26 19:53:50 | Weblog
桃の花にどうしても欠かせない菜の花が不足しております、何年かに一度周期的に足りない年が巡ってきます、しかし私の記憶では最も桃の節句で菜の花が不足しているのが今年のような気がします。
それでも世田谷フローレでは、明日の店頭売りに3000本強用意できました。

20年来フローレに出荷頂いている南房総のSさん、昨日急遽電話をかけ「切れるだけ切って金曜出荷でお願いします」と頼んでおきました。
先ほど送り状を見ると2200本出荷して頂きました、早速お礼の電話をかけたところ「今日は1日小雨が降っていて大変だった」毎日送って頂くスナップは菜の花の出荷に追われ、明日の出荷はありませんでした。

菜の花が前進して、肝心な時に品薄、まだ桃の節句でぐらいで良かったですが、これがお彼岸だったらどうなるのか「ぞっと」しました、沖縄物も前進しているとの情報が入っています、彼岸の品物集めにも少々苦労しそうです。

年間 「花のMVP」

2009-02-25 04:53:15 | Weblog
先日のブログでご紹介しましたが、全国花き卸協会の理事会において今年度の北海道総会で新しく創設される表彰規定が決まりました。
激論の末「花の消費拡大」、業界の活性化、業界での社会的貢献、これら花業界で貢献のあった個人に仲卸組合が金一封を送り表彰するという試みです。

「年間花のMVP」です、横山社長が前回の理事会で提案、大方の合意を得ていましたが、先日の理事会で白ひげ社長が半旗を掲げ反対の論陣を張りました。

「花の業界が自分たちだけで選んで表彰したところで、消費者に対するアピール度はないにも等しい、オランダ球根協会がやっているような百合が似合うNO1の女優など、大きくマスコミなどに露出するものにしなければ、業界のマスターベションになってしまう」

白ひげ社長の意見は大方このようなものでした。

片や横山社長の論陣は「業界の中で派手ではないが地道にさまざまな活動をしている人は沢山いる、仲卸会がこれらの人を掘り起こし、その活動をたたえ表彰する事はそれなりに業界の中でもインパクトが有るのでは」

意見が真っ二つに分かれました、私は白ひげ社長の言うことも理解できるのですが、それはもっと大きい団体、例えば今後できるであろう「花の消費拡大のための大連合の会」この会であればもっとマスコミが取り上げることも、みんなが注目する人も選ぶ事ができるように思う。

私は横山社長の案に賛成しました、例えその規模は小さくても、花が好きで花の普及活動している人を探し、総会の場でその活動を知らせ表彰する事は、それなりに意義のあることだと思う、と発言しました。

白ひげ社長は最後まで首をたてには振りませんでした、大勢で議論し、大勢で運営していく会です、少なからず自分の意に沿わない決定がなされることも多々あります、そのときは自分の意見に説得力がなかったと思い、次にもっとみんながうなずいてくれるような論陣をはれるようにすることです。

幸いに、この仲卸会は道理が通ります、大きく間違った決定がなされる事はありません。
多くの物事は実行して結果がでて評価が出ます、それからでも修正はできます、まずは実行です。

「あっぱれ」

2009-02-24 11:09:00 | Weblog
先週末は蒲田店、大和店でPCガーベラのフェアーを行いました。
シャガール版を展示、金、土、日の三日間10本480円で売りました。
ガーベラの相場が低調なので心配してましたが蒲田店は完売、大和店は少し残しましたがまずまずの出来でした。

蒲田店は3日間で40万を越す売り上げを上げる事が出来ました、10月より世田谷店の管轄になり10月11月12月1月と4ヶ月にわたり昨対を割り続けましたが、今月から数字に変化が出てきました。
今月は昨対超えが望めそうな状況です、昨年がうるう年だった事もあり、超えると言う事は大変な事です。
予算が昨年の105%なのでラストスパートで達成して、「あっぱれ」と行きたいです。

来週は「SO大森」「SO芦花公園」でフェアーを行います、芦花公園店はオープン二周年記念セールも兼ねて行います。
大森店も予算達成が見えてきています、セールをばねにこちらも「あっぱれ」と行きたいものです。

「花き」

2009-02-22 04:19:29 | Weblog
全国花き卸協会のブロック理事会、3時間を越す討論を経て無事終了しました。
いくつもの議題が全て前向きに議論され、理事の英知でそれぞれの問題を解決させることが出来ました。

討論された中身は総会で明らかにされますが、その中の一つだけ取り上げ紹介したいと思います。
仲卸会を法人化するという課題で、定款や名称を今まで通りで良いのか?変更するのか?との議論の中で白ひげ社長の手が上がりました。

白ひげ社長は「名称の全国花き卸協会の花きという意味は、曖昧でわかりにくく、まして消費者は何のことかその意味を理解している人はいないのではないか?われわれが一般的にはなじみのない言葉を大事な名称で使い続けるのはいかがなものか」
「役所や業界で使っている言葉、消費者が知らない言葉、自分たちはどちらを向いて商売をしてるかという大切な問題だ」

勿論この意見がすんなり可決されたわけではありません、そのままで良いという意見もいくつも出ました。
しかし白ひげ社長の説得力ある意見に多くが賛同、「花き」の「き」を抜く事を総会にはかり名称を変更することで意見がまとまりました。

理事の方々の発言を聞き、法人化をはたした仲卸会が、業界の中でなくては成らない大きな存在へと変わって姿が目に浮かぶようでした。
真っ当な意見がさまざまな角度から論議され、われわれの存在は誰のためにあるのかを、常に問いかけ結論を見だす、頼もしい集団であると再認識した。


全国花き卸協会

2009-02-21 09:35:11 | Weblog
今日は大田市場でお昼から全国花き卸協会(仲卸の全国組織)のブロック会が行われます、6月の総会に向けての課題が山積しています。
この春に一般社団法人を設立するための具体的作業を司法書士の先生においで頂き、レクチャーを受けます。

今総会で「花の需要喚起の宣言」宣言の中に1000分の1構想へ向けて仲卸が賛同する文言を入れられるかどうか?は大きな意味を持ちます。
花が年間5000億円の卸売があるとすると、100社の仲卸が1000億近い商いがあるわけで、この構想が成功する大きな鍵を仲卸が持っているといっても過言でないと思います。

仲卸が選ぶ花業界のMVP、この度の総会で実現できるのか?

ブロックの再編、こちらはブロックの活動を充実させるには必要な改革です。

全国花き卸協会のホームページが実現しました、ホームページが文字どうり会員のコミニケーションのツールになるようにいくつかの決め事が必要です、この案件もIT委員会の白髭社長を中心にいい方向へまとめなくてはいけません。

まだまだ、次期総会の開催候補地の決定、会員の増強・・・・

いい論議ができたらいいと思っています。

相場は低迷 店は閑散

2009-02-19 21:49:24 | Weblog
今週に入り相場に異変が起きた、先週からの天候異変、6月の気温でいっせい花が開花、売れてないことも重なり水曜日、18日の相場はどこも目を覆いたくなるような相場でした。
ほとんどタダに近いような値段でせりは推移、明日もそのなごりが残った相場です。
仲卸の店頭は今週の月曜日から閑散としています、昨日など表日というのに、お客さんの数にスタッフの数がかっていました。
明日も望み薄です、桃が本格敵に売れ出すのは来週からです、相場は低迷、店は閑散。

花の消費の現状は完全に一極化しているようです、ギフトや高級志向の専門店が苦戦、フローレの直営Yヤなどは、今月に入り全店昨対を上回って好調な売れ行きです。
ましてスーパーOZは今月に入り脅威的な売り上げをあげています。
お客さんの消費に変化がでてきてるようです、先行きの不安から、より節約志向の生活防衛へと流れているようです。
花だけでなく食料品もよりお値打ちのある消費へと変化をしているようです、着るものはユニクロ、お昼はマクドナルド、休みにはどこにも出かけず任天堂のゲームで暇つぶし、世知辛い世の中になりました。






新しい時代

2009-02-18 22:22:47 | Weblog
楽しい新年会にお招きいただきました、世田谷事業協同組合の新年会から戻りました。
仲卸は私を含め4社出席をしました、100人を越える参加者で特に若い女性の参加が目立ちました、花関係の集まりでこんなに女性が多い集まりも初めての経験でした。
当然小さな子供たちも参加、家族ぐるみの人も目立ちました、とっても素敵なことです、新理事長と来年の新年会は生産者(世田谷花き研究会)世田谷市場(世田谷花き、砧園芸)仲卸組合(東京フラワーホールセールマーケット協同組合)買参人組合(世田谷市場花き事業協同組合)の5団体がスタッフを含めた新年会を共同で催すことに意気投合いたしました。
いよいよ世田谷の新しい時代が始まる予感がしてきました。

中ジメの挨拶を求められ「厳しい時代だからこそ、組合の存在が光り輝かなければいけない、組合は組合員の利益を擁護する活動は当然ですが、世田谷市場花き部を利用する全ての人の利益も擁護しつつ活動することがもう一方の社会的責任です。
その活動こそが組合を強固に、大きく質の高い組合へと導く源泉になると思います。一人でも多くの人に組合が有って良かった、組合が頼もしく思える、そんな組合へ発展していただくことを願っています」

仲卸の分際で生意気な挨拶をしましたが買参人の組合だけでなく、全ての組合の活動の真価が今、問われているときだと考えてます。
「一人は皆のために、皆は一人のために」

勉強会と新年会

2009-02-17 16:54:53 | Weblog
明日は大森東急インで韓国フィモリのバラとマジックローズに関する勉強会が行われる。
昨年東京花の仲卸会で韓国を訪問、フィモリのバラを出荷している大東農協を訪問懇談し親交を深めた、明日は韓国からも生産者が訪れ長時間勉強会が催される。
世田谷フローレでも周年でこのバラを売っている事から毛蟹君と私が参加する事になりました。
このバラを日本に輸入している商社が3社共同でこの回を催します、フローラ・インターナショナル、タミーズ、野田インターナショナル、の三社です。
懇親会が6時から行われますが、夜は世田谷事業協同組合の新年会が恵比寿で催されます、こちらへ出席するので懇親会は失礼します。

世田谷事業協同組合は池田理事長が亡くなられたこともあり新しい理事長のもとで開かれる初めての会です。
聞くところ100名を越す参加が見込まれているらしく、盛大に開催されるもようです。

世田谷事業協同組合はほとんど毎月のように「小さな勉強会」を開催、大勢の参加者を迎えています。
元気のある会に出席して私どもも、元気のおすそ分けを頂いてきたいと思っています。

地金目

2009-02-16 16:03:10 | Weblog
今日のお昼は地金目と呼ばれている伊豆稲取産の金目鯛の煮付けを食べました、御馴染みの売店清水です。

以前伊豆の稲取で金目を食べたとき、「お客さん、稲取の2月の金目は日本一ですから」そう言って稲取のすし屋が握ってくれた。

夏に銚子を訪れた時、魚市場の食堂で金目の煮付けを食べた、「銚子の金目は日本一ですから」と食堂の主人が言った。
どちらも日本一と言い張って譲らない、さて本当は?

神奈川県水産総合研究所が稲取沖、勝浦沖、三本漁場(三宅沖)三箇所で水揚げされた金目鯛の筋肉や皮に含まれる全脂肪量を調べた所、稲取沖がトップでした。
勿論、それぞれおおよそ同じぐらいの大きさの金目で調べました。
なぜ脂ののりが一番なのか、稲取沖の海底の地形と餌にその秘密があるようです。
脂の乗ったハダカイワシが三陸沖から南下してきます、そして起伏の激しい稲取沖の海底へやってくるのです、このハダカイワシをたっぷりと餌にしているのが稲取沖の金目です。

てなわけで、日本一の地金目を食べてきました、金目は取れたところで呼び名が変わります、稲取沖は地金目これこそ金目のブランドです。

良質な脂が身と皮にたっぷり、ほっぺたが落ちるようでした。