「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

フランチャイズ第一号店オープン

2007-06-30 17:03:23 | Weblog
7月に念願のフランチャイズ第一号店のオープンを迎える。
設計が完了、工事に取り掛かり、7月27日(金)オープンの予定です。
オーナーは家具屋さんで、本業の家具屋さんと「SO]そして「AM・PM」
のコンビニと一つの敷地に3つの業種が、競い合いお客さんを呼ぶ予定です。
フランチャイズ・ショーと同時に株式会社SOを設立していたので、
「SO」としての初めての仕事が始まる。

まずスタッフの研修プログラムが一ヶ月に渡り行なわれる。
この研修プログラムは企画室の事実上の「SO」の責任者であるO女史が作った、
大変バラエティーにとんでいる、技術編、見学実習編、理論学習編、
それぞれが10日間ぐらいの割合で午前、午後とスタッフの猛勉強が始まる。
私も7月2日の初日に2時間の授業を受け持つことになった。
「花の生産と流通」という題目でー花やの起こり~産地の発展~産地の移り変わり~
MPS~植物の生理に至るまで2時間の講義になる。この2・3日資料をひも解き再勉強をしている。

どのフランチャイズも成功へ導くことは我々にとって不可欠なことであるが、
とりわけ第一号店は成功が第一条件である、神奈川県ではあるが切花、鉢物、雑貨の供給は「SO」が行なう。
とくに家具屋さんという事もあるので観葉植物とのコラボレーションが大切でオリジナルな商品の開発、製作も大事になってくる。

「SO」が昨年より半年かけて、より具体的な実践例を積み上げてきた経験を生かさなければならない。
「SO」チケット、会員ポイントカード、雑貨から花へお客さんを引き込む戦略、
花やにできないセールの打方、カジュワルなギフトからフォーマルなギフトまで、
クリザールの重要性と徹底、お客さん自身が花選びをすることで得られる二倍の楽しさ。
そして何より「SO」が立ち上げから一番大切にしてきたコンセプト「ロハス」
「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」今までの「安ければ」「効率がよければいい」という従来型の選択基準とは違う選択基準。
それは自分や他人の体に良くない影響をあたえないものか?
それは地球環境にとってマイナスにならないものか?
このコンセプトが「SO」を誕生させた。

ロハスは『シンプルアンドオリジナルライフスタイルライフ』の延長線にある生活提案です。
『SO』のS(シンプル)O(オリジナル)が文字どうりロハスのコンセプトと
微妙に絡み合ってるのです。
自分の家をいくら綺麗に飾っても、水や空気を汚すような暮らし方には
意味がないという考え方が重要なのです。
今後の『SO』の展開は地産地消、オーガニック、フェアトレードなどが
大切な取り組みになってくる。

私達は一本でも沢山の花が暮らしの中で根付き、消費されることを目指して多くの活動をしてきた。
その一つの夢が『SO』というフランチャイズ展開でかなうかもしれない、
現在の社会が『SO』を必ず受け入れてくれるとのとの確信を持っている。
ぜひ一号店を成功へと導き、9月10月に迫っている
二号店三号店のオープンへと繋げて行きたいと考えています。

破竹

2007-06-29 08:09:28 | Weblog
筍も今年最後となった、最後に出てくるのがこの破竹である。
孟宗竹、真竹、破竹、この順ででてくる。昨日世田谷フローレのお客さんSさんが
『今朝とってきた筍、社長食べる』といって10本ぐらいの筍を置いていってくれた。
早速、家で煮た、破竹は「えぐみ」が少ないのでそのまま、皮だけむいて煮てみた、
鰹と昆布のだしで酒と砂糖と醤油のごくシンプルな煮物になった。

世田谷フローレでは仕事が終わった頃、皆で『わいわい』言いながら昼食をとる、
それぞれ思い思いのおかずやら、おにぎりを持ち寄って食べる、今日は社長の「破竹の煮物」
も一品加わった。
破竹の入っているお皿は『SO』から買ってきた100円のお皿です、
100円にしては信じられないぐらい素敵なお皿です。

世田谷フローレもかっての勢いはどこえいったのか?と思わせる売り上げです。
これも「白ひげ社長」の頑張りでフローレのお客さんが白ひげ社長のところへ逃げていきました。
今日は破竹でもみんなに食べていただいて『破竹の勢い』で『打倒、白ひげ社長』といきたい物です。

ちなみに、『破竹の勢い』とは、破竹を割ると凄い勢いで竹の節が避けていく様のこと、
勢いがある様を言う。

蓬田やすひろ

2007-06-28 07:09:01 | Weblog
蓬田やすひろさんに初めて会ったのは今から26、7年も前だったと記憶している。
落語会を主催しているときで会の機関紙『寿限無』への投稿依頼だった。
蓬田さんの友人であった落語家の桂南治君と高円寺のマンションまで訪ねた。
快く引き受けてくれて帰り際に自分の描いた絵を私にくれた、
当時は『知る人ぞ知る』程度で幾つかの賞はとっていたがそれほどの売れっ子ではなかった。
しかしその才能は絵を書かせても字を書かせてもあふれ出て来るものがあり、
帰り道二人で「蓬さんは必ずこの世界でNO1になるよね」と話ながら帰った記憶がある。

1960年の毎日広告賞を受賞、イラストレータとして頭角を現していた。
彼が本格的に売れ出したのは藤沢周平の『橋ものがたり』装丁を書いてからである、
今では『平成の名絵師』と呼ばれるまでになった、今一番売れている時代小説佐伯泰英、平岩弓枝、鳥羽亮、荒崎一海、時代小説の装丁といえば蓬田やすひろと押しも押される存在になった。
個展も年に何度もデパートで開かれ、、20数年前に貰った一枚の絵は、いまでも大切に持っている、私のちょっとした自慢です。

蓬田さんは、絵りづくりにどのようなポリシーをお持ちですか?との問いに
「こころがけていることは、絵に品位があること、洒落ていること、美しいこと。そして、
作家の『思い』をたいせつにすること。小説家にはそれぞれの世界があり、
ものがたりに描かれている主人公にもそれぞれ独特の人物像があります。
小説家が創り上げてきたそうした世界やイメージを、絵が踏みにじってはならないのです」。

写真は藤沢周平の短編集『隠し剣秋風抄』
短編集『隠し剣孤影抄』

マイケル・ムーア

2007-06-27 06:32:09 | Weblog
『華氏911』で一躍世界的に有名になった映画監督です。
9・11以降のアメリカのイラクに対する攻撃をブッシュ大統領の個人的な問題も含め痛烈に批判した問題作です。私も当時見に行きましたが、特別感動したとか、素晴らしいとかでなく「こんなものだろう」ぐらいの感想でした。
このマイケル・ムーアが新しい作品を発表した、米国の医療保険の問題点を告発したドキュメンタリー『シッコ』です。
題名の『シッコ』とは俗語で『倒錯した人』という意味らしいです。
ムーア自信が国民皆保険制度のあるカナダ、英国、フランス、キューバを訪ね、その実態を米国と対比させながら、世界一の富を抱えながら大多数の国民に貧困な医療しか施せない米国の現状を告発しています。
ムーアの矛先、保険に加入していても保険会社から医療費の支払いを拒否され、莫大な負担を強いられた人達、支払いが出来ずに医療機関から追い出される人たち、人命よりも会社の利益を優先する医療保険、製薬会社、そしてその献金にまみれた議員に向けられている。
米国では今、遅まきながら国民皆保険制度を導入する法案が下院に上程れようとしています。
前作より期待が持てそうです、日本での公開はまだ決まっておりません。
一方日本では国民健康保険の相次ぐ値上げで保険料の払えない人たちが続出しています。
その数は460万所帯(18.9%)におよび、国民皆保険制度が崩れようとしています。

日本基準に合った風車

2007-06-26 13:59:41 | Weblog
何度か風力発電のことでこのブログに投稿した。自然エネルギーで環境に付加をかけない21世紀のエネルギーであることには間違いない。
しかし風の強いところに設置しようと思うと、山の尾根であるとか設置に周りの自然環境を破壊してしまったり、日本特有の台風で風車が壊れたり、雷の発生地帯であったり、諸外国にはない自然が風車を襲う。
ほとんどが輸入だった風車はヨーロッパの基準に合格しても日本の実態にあわず設置場所と風車の日本基準が課題であった。
欧州主導の基準でなく日本独自の基準を設定する。『新エネルギー・産業技術総合開発機構』(NEDO)は日本型風力発電ガイドラインの策定に向け、全国で強風や雷を観測、07年度中に状況をまとめる。
すでに三菱重工などでは日本型の気象条件に配慮した風車の設計を取り入れ始めている。

揖保の糸

2007-06-25 09:48:03 | Weblog
素麺の美味しい季節です。麺なら何でも好きなのですが、蕎麦と素麺は双璧です。
中でも食欲が湧かない暑い季節さっぱりした素麺を美味しいだし汁で頂くのはいいものです。
素麺は何といっても『揖保の糸』、兵庫県播州たつの市、揖保川の冷水で作られる素麺、素麺独特のするっとした食感、
大きめの鍋にタップリと水を張り、沸騰したらパラパラと素麺を湯の中に強火で、再び沸騰したら火を弱め、半透明になったら茹で上がり、ざるに取り冷水でもみ洗い、水を切って出来上がり。
汁はスタンダードの麺汁、麺汁にトマト、玉葱バジルを入れたもの、イタリアン風つけ汁。
麺汁にお酢、タカの爪、おおば、みようが、などを入れる中華風。

ちなみに、麺類はその製造法によって3種類に分けられる。うどにや蕎麦のように包丁で切るもの、スパゲッティや冷麺のように管に通して搾り出すもの、こねたものを引き伸ばす素麺のようなもの、この3種類の製造方法によって出来上がりが違うそうです。

ことがうまく運ばないたとえに「塗りばしで素麺を食べるな」というたとえがあります。
このところ「塗りばしで素麺を食べるな」こればっかしです、どうしましょう、白ひげ社長、筍社長、助けて!!

100万人のキャンドルナイト

2007-06-24 12:45:35 | Weblog
100万人のキャンドルナイト実行委員会が呼びかけて6月22日~24日まで20時~22時まで電気を消してスローな夜をとキャンドルの灯だけで「何かを感じ、何かを考える」
「SO」鷺沼・芦花公園はこの呼びかけに応え22日~24日19時~20時閉店まで一時間9割の明かりを消して60個のろうそくをつけお客様を迎えた。
少し商品は見えにくかったがろうそくの光りもいいもので風に揺られながら幻想的な世界を創り出していた。
一年に一回ぐらい一人一人がこのことで何かを考える機会になればと思う。

市毛良枝(俳優)
私達、地球の滅亡にたちあってしまうかも?


高野猛(インサイダー編集長)
あって当たり前のものがなくなって初めて気付くありがたさを、
とくに子供たちに。

永六輔(放送タレント)
闇の明るさ

呼びかけ人がそれぞれに思っている、私たちもそれぞれ違ったことを考えても、皆が一緒に何かを考え思う、そんな日があってもいいのでは?




ストレス

2007-06-23 10:44:11 | Weblog
全国卸協会の総会で亀和商店の和田社長に海の環境保護を目指す取り組み『MSC』の話を聞いた。
『MSC』の認証を受けた漁師は漁獲量の制限だけでなくさまざまな制約を受ける、それは何十年、
何百年と漁師として生活をする証のようなものだ。
環境だけでなく魚にも優しく接すること、『獲った魚を一番の美味しく食べる』ということが優しさにも繋がるように思う。
魚を釣り上げたと同時に、船のスピードを落とし魚の泳ぐスピードに船の速度を合わせる、
魚のストレスを限りなく少なくして釣り上げる、釣り上げた魚は瞬時に血抜きをして、急速冷凍をする。
美味しさと鮮度を保つ極意だそうだ。海の環境を守りつつ、自らに制約をかけ美味しい魚を提供し続ける
『MSC』これからの発展を願っています。

同じ取り組みが酪農の世界においても求められている、酪農農家は年々大規模化が進み、
北海道では1戸当たり約100頭の乳牛を飼育している、この20年で倍にも膨らんでいる。
一頭当りの乳量も年間約8トンとなり1トン以上も増えている、効率優先と栄養価の高い輸入の飼料を与えることで実現した。
牧草中心のニュージーランドと比べると倍の搾乳をする。

北海道のある酪農家は閉鎖空間で飼育されていた乳牛にタグで固体識別をし、その乳牛が出す乳量に応じた餌を与えるそうだ。
食事中に機械が乳房を洗浄し、乳搾りまで終わってしまうそうである。
ここの牛は『尾が汚物まみれになる』『搾乳の邪魔』と言うことで『断尾』をしている。
尾の付け根から20cmのところを輪ゴムで縛り尾が腐ってくるのを待つ、全て効率第一主義が現場ではつら抜かれている。
全国の乳牛の60%が何らかの病気になり、、7%が死んでいる、多くのストレスと輸入穀物で乳牛の免疫力が著しく低下している。
このような乳牛から搾り取る牛乳が安全で美味しいわけはないと思うのは私だけではないでしょう。

家畜の福祉に詳しい日本獣医生命科学大学松木洋一教授は『狭い蓄舎で多頭(羽)飼育し、病気になりやすいため多くの薬剤に頼っている』

EUではすでに、家畜の生態系に配慮した飼育法へと転換が進み、99年発効の条約で『家畜は感受性のある生命存在』と規定した。
英国では乳牛の『断尾』や豚の『歯削り』を禁止した、鶏のかご飼いを2012年から段階的に配し、2013年には豚の仕切り飼いを禁止する。

日本でも家畜に対する『花のMPS』のような制度の導入が望まれる、『ストレスなく健康に育った美味しい豚です』
『牛に余分なストレスを与えないで搾った安心な牛乳です』『自然の餌と放し飼いで育っている鶏の卵です』
『OOO』のマークのついた美味しく安全安心な肉、牛乳、卵を日本の消費者は必ず高い評価してくれるように思う。

世田谷の名物社長こと、白ひげ社長は一本1000円もする牛乳を飲んでいる。
この牛乳は牛に限りなくストレスと与えないで搾乳をする、
牛は自然に目覚めるまで起こさない、牛が自分で搾乳室まで行って乳を出したくなるまで搾ることをしない。
その牛からでる牛乳は殺菌をせずに出荷でき、有用な善玉菌がしっかり牛乳の中で生きつづけている。
人の体内に入っても善玉菌は腸内でいきいきと活動してくれる、こんな牛乳を飲んでいるそうである。
手に入れるには、ちなみに2.3ヶ月待たなくてならないそうだ。

佐久の鈴木さんからオーガニックのカーネション栽培の話を聞いた、酵母が発酵し続けている土壌、
ミネラル成分が充分に満たされている土でカーネションがストレスを感じないでたくさんの太陽の光を浴びて育つ。

魚も花も野菜も家畜も、もう一度原点に立ち返り、効率優先から、自然に優しい農法への転換を求められている。

(参考資料ー朝日新聞6/22)

満2年

2007-06-22 06:41:06 | Weblog
禁煙を続けて満2年がたった、今までは「もう吸わないように」と機会があるごとに自分に言い聞かせてきた。本当にやめられたのか?半信半疑だったがさすがに2年たつと自分でも「もう吸わない」という自信のようなものが出来る。
やめるきっかけはいろいろあったのだが、やはり健康に害悪だと言うことが一番の理由です。
タバコを吸って健康のことや環境のことをとやかく言えないというのも大きな理由です。
WHO(世界保健機関)は「屋内全面禁煙ータバコの煙のない環境をつくり、快適に生活しよう」のテーマを掲げ、受動喫煙をなくす取り組みを各国に求めております。
新幹線の禁煙車両と喫煙車両は禁煙車両のタバコ濃度が高くなるのが停車時で、乗降客が通路のドアの前に立つために、ドアが開きっぱなしになるからだそうだ。
特に降車前には、長時間ドアが開いた状態になるので、空気が進行方向に移動し、タバコの煙も大量に流入発車時には、タバコの煙を含んだ空気が後ろに移動するとのこと。
「全車両を禁煙車両でなければ受動喫煙はなくせない」と前面禁煙が広がっている。
新幹線では喫煙車両が残っているのは東海道山陽新幹線だけで全て禁煙になった。
受動喫煙に実態を調べている北九州産業医科大学の大和教授は「WHOが提唱している『屋内前面禁煙』の必要性が日本の実態からも明らかになりました。一人でも吸わない人がいる場所は禁煙、一人一人がそのために屋内前面禁煙の声を上げ広げてほしい」と訴えてます。

社保庁年金システム発注総額1兆4000億

2007-06-21 11:33:33 | Weblog
ずさんな処理システムを発注した社保庁はNTTデータと日立の関連会社に対して1兆4000億の公費が払われていた。
社保庁や厚労省からこれらの発注先に15人も天下っていたことが分った。
またこれらの企業から自民党へ98年以降2億2千7百万円の政治献金が渡っていたことが分った。
国民の年金を役立づのシステムに投入、おまけに天下り先に多額の費用で発注、自民党に献金、しかも誰一人罰せられるものがいない、政財官の天国。
国民の年金で好きなことをやって、国民が払った年金は5000万件も行方知れず。
日本国民はまことに、お人良しでおめでたい。
何ヶ月かの時が済めば、なんにもなかったかのように、また同じことがつづく。
大臣は国会の答弁で「適正に処理されている」こんな答弁ですんでしまう。
政治献金が適正に処理されていようが、お金に印はついていないが、国民の年金から還流されたものだ。
私たちは神社でお願い事をするときお賽銭を賽銭箱に入れ願い事をする、たった百円で、家内安全、交通安全、無病息災、千客万来・・・・いくつものお願いをする。
企業が2億ものお金を出すのに、見返りを期待しないで出すことなど考えもしないところである。
これがまことの「悪魔の悪循環」(小池語録より)