「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

焼き芋

2008-01-31 12:44:26 | Weblog
フローレのお客さんで、かOOさんという名のお客さんがいます。
お父さんが八百屋さんをしていて、その娘さんが花屋さんをしています、切花も鉢物もよく買っていただいてます。
かOOさんの鉢物の注文があるときには品物を引き取るときに、決まってこの季節「焼き芋」をお土産に持ってきてくれます。
この「焼き芋」八百屋さんのNO1の売れ筋商品だそうで、ホクホクでなるほど美味しいです。
「栗より旨い十三里」という上手いキャッチコピーがあります、サツマイモはゆっくりと焼くことによって甘みが増します。
昔、庶民にとって甘いものとは栗がありました、その栗(九里)に近い甘みで焼き芋の事を八里半といいました、そのうち甘みは栗を超えるものとして、九里より(四里)上手い十三里(九里+四里)とのことになったそうです。
よく出来たキャッチコピーだと思います。
今でも焼き芋屋さんは「おいも、おいも~」というスピーカーで街中を流してこの季節になると「焼き芋」を売ってます。

またサツマイモはミネラルやビタミンの補給源としても大事な食料です、あまり知られていませんがビタミンCを多く含んでいます、「焼き芋」にすることによりビタミンCの損失がより少なくなるとのことです。
レモンやイチゴと比べても一回で口にする量から行ってもはるかに摂取量が多いと思います。
また、芋といえば女性の好物です、女性の好物を並べた言葉で「芋、蛸、南瓜」「芝居、蒟蒻、芋、南瓜」この時の南瓜はなんきんと読みます、このほうが語呂がいいようです。
いずれにしろ女性には大変好かれているようです。

サツマイモが日本に伝わったのは今から400年ぐらい前です、有名な青木昆陽が長崎に伝わったサツマイモを江戸に広めたとされています。
こんな美味しい栄養価の高い「焼き芋」ですが近頃では三分の一程度頂いてご馳走様です。


中東の笛

2008-01-30 04:36:33 | Weblog
「中東の笛」ということがしばらく前からハンドボールの世界でささやかれていた。
アジアの大会では90年代大会の始まる前から「今回の大会、日本は4位ですから」と耳打ちされたという、どういう事だというと順位があらかじめ決まっていて、その筋書き通り試合が進められる。
審判はその筋書きに沿ってジャッジ「笛」を吹いていく、抗議をしたり批判をするとクウェートの会長はその国の理事を会議に呼ばなくなるそうです、韓国も中国もいまだに呼ばれていないそうです。
常任理事は6人中3人はクウェートだそうです。
おそらくこれだけあからさまな偏った審判や会の運営をしているのはアジアハンドボール以外ないでしょう。
韓国や日本も何度も国際連盟に提訴抗議を繰り返していましたが今回始めて認められ再試合となりました。
この背景には余りにも露骨なアンフェアな競技を続けているとオリンピックの競技から除かれる状況がでてきて、国際連盟の決断に至ったようです。
日本代表の元選手は「フェアに戦えるのならもう一度プレーをさせてください」などとの申し入れも届いているとのことです。
審判の笛は常に公平でなくてはなりません。それは選手たちの努力が正当に評価され、子供たちに夢を与えるのがスポーツの良いところです。
対面や名誉にこだわり不正な運営を二十年も行ってきた中東のハンドボール関係者はスポーツの原点の立ち返って、もう一度アジアのハンドボールを蘇らせてほしいものです。

昨夜は残念ながら女子チームは負けましたが、今夜の男子チームは期待が持てそうです。
私も昨夜は始めてハンドボールのの試合をテレビで観戦しました、格闘技のように激しいスポーツです、つくづく審判の重要性がわかりました。

景気後退

2008-01-29 13:16:34 | Weblog
一月が終わろうとしているのに花の消費がいっこうに上向いてこない、1973年の第一次オイルショック1978年の第二次オイルショック、いずれも物価は急激に上昇した、しかし賃金の上昇が物価の上昇に追いついていった。
この時には大きな景気の後退は起こらなかった。
それは不可分所得が減らずに先行きの不安を抱えながらも多くのお金が消費に費やされていった。

先日企業がわと労働側の話し合いがもたれた、今度の春闘に対するそれぞれの考え方が表明された。
労働側は企業収益を働くものにも還元すること、予想される物価の値上がりも含め大幅な賃金の値上げを要求した。
企業側は株価が値下がりを続けている、不安定要因が有り賃上げは難しいと回答した。
企業側は株価が上がっても働く方に還元しないが、株価が下がるとすぐに賃上げはできないと言う矛盾したことを言い出す。
いずれにしろ今度の春闘で賃金が上がらない、物価の値上げは更に激しくなる、社会保証は更に受益者負担の原則がつらぬかれる。
確実にこの先も「花が売れる」と言う要素が見つからない。
業界は腹をくくって、褌を締めなおして、ことの対処をしなければいけない、かといって「どうにか成るものではないが」今度だけは業界が一体とならなくてはいけない。


ハウステンボス

2008-01-28 10:47:13 | Weblog
一月末日から二月末日まで首都圏のJTBでハウステンボス祭りを順次、行なっていく。
長崎の花屋さんが受注したものが縁あってフローレに仕事が回ってきた。
この期間6000束のチューリップを出荷する、チューリップに水入りホルダーをつけ、フィルムで巻く、最後にリボンを結んで出来上がりと、単純な作業だが結構時間がかかる。
JTBの各支店ではハウステンボス祭りのさまざまのイベントで無料配布だったり、旅行成約時にプレゼントしたりさまざまな使い方をしている。
フローレでは色の指定はないのですが、なるべくカラフルな色交じりで作るよう心がけています。

出来上がりはとても奇麗です、今日が当日着で200束、明日着が150束、明後日が100束早々に出来上がり、順次宅配便で出荷します。
これから3月にかけこのような花のノベルティー商品がよく出ます。
花屋さんで受注したものをフローレで下請けをさせていただきます、御気楽にお声かけください。

仕事の質

2008-01-27 12:07:03 | Weblog
私たちの毎日の仕事をする仕上がり、品質、とは何が基準なんだろう。
物作りであれば数値の基準が有り、その数値に適合しているかということが一定の基準になる。
お客さんから注文をいただく、注文をいただいた品種数量のほかに頂いたお客さんが望まれているレベルの商品、多くの場合商品のグレードまでは明記されていない、その隠れた部分をしっかり仕事の仕上がりに組み込むことが質の高い仕事になる。
毎日店頭にお見えになるお客さん、これらのお客さんは当然必ず必要な商品がある、しかし店頭で見て、品質、色、価格などから判断される商品も多い、お客さんから言えば「これが欲しかった」「こんな綺麗なもの」「こんな安いの?」どれだけお客さんのニーズにあった品揃えをするかが客単価や来店数が上がっていく質の高い仕事といえる。
つまり、見えていないお客さんの「心の内」を仕事に反映させられるか?「心が通った仕事が出来るか?」このことが仕事の質の優劣を決定する。

もう一方で、会社側から見た仕事の質もある、一月、二月は毎年必ず単月決算でマイナスが出る。
このマイナスをいかに少なく仕事を仕上げていくかも重要なことです。
多くの売り上げが見込めない月、人件費を押さえ、余分な経費を少なくする、当社では全てマネージャーを中心に各部門で考えることになっている。

1、2月はコストパォーマンスをよく考え、決算のマイナスをいかに少なくするか、これも大切な仕事の仕上がりの質です。

岩国市

2008-01-26 13:31:40 | Weblog
山口県岩国市で熱い戦いが巻き起こっています、事の発端は厚木から米艦載機部隊の岩国基地移転受け入れです。
勿論市民の同意のないまま受け入れを押し付けてきた国側に、岩国市民は「NO」を表明しました。
ところが国側は、市庁舎建設に政府が一旦約束をした「新庁舎建設補助金」をカットすると言い出しました。
市長は建設の進んでいる庁舎建設の財源として「合併特例債」を発行、補助金の穴うめにと考えました、しかし米艦載機部隊受け入れ賛成派の市議会議員は市長からの「合併特例債」を5回も否決をしました。
「改めて民意を問う」と昨年末市長を辞任、来月3日から岩国市長選挙が始まります。
立候補した井原市長は「補助金カットや再編補助金と言う「アメとムチ」で市民の意思を押さえつける手法はあまりにも乱暴だ」しています。
日本にも民主主義が息づいていることを選挙結果で見せて欲しいと思います。








仲卸会

2008-01-25 15:12:22 | Weblog
先日、東京花の仲卸会のIT部会が開かれ8人の委員で喧々諤々の論議がされた。
東京花の仲卸が本格的な活動を起こして2年立つ、今年から各市場持ち回りで勉強会を開催した、世田谷で5月「オーガニック」の勉強会を佐久の鈴木さんにきて頂き講演をお願いした。
7月には大田で物流問題の解決のため「エスプール」から役員に来て頂き「今後の仲卸物流」と題して話を聞いた。
9月には葛西でMPSの松島さんのおいで頂き「MPS流通での認証」と題して話を伺った。
11月には「仲卸のIT化」と題してパーソナル情報システムから数名出席頂き勉強会を行なった。
そして来月2日新年会と兼ねて板橋の幹事で今年度最後の勉強会が行なわれる、先日のブログでもお知らせしましたが、白ひげ社長が講演します。
今の所、40人を超える出席予定が届いています。

IT部会でも白ひげ社長の頑張りで軌道に乗りそうです、白ひげ社長のもくろみは東京での活動の成果を全国へ広げる活動です。
それぞれ自分の会社のことだけでも大変な所、世田谷の組合、東京、全国の組合、白ひげ社長の活躍がなかったなら、「また今年も何も出来なかった」と成る所です。
白ひげ社長には何時も感謝をしています、彼の店の前を通るたび、繁盛している様子を見ると悔しくも思いますが、勤めて冷静に顔だけはにこやかにしております。

もう少し手加減をして頂くと、もっと頼もしく思うのですが。

「雪道と鱈汁はあとからの方がいい」

2008-01-24 13:44:09 | Weblog
昨日の雪には驚いた、天気予報では朝少し降って、午後からはみぞれに変わるとの予報でした。
しかし、雪は降り続き、4時に成ってもやまず、降り続きました。
葛西から来た仲間の仲卸に「世田谷って田舎ですね」といわれ、「葛西は?」て聞いたら「朝から雪なんて一滴も降っていません」て言われてしまった。

帰る頃にはうっすらと雪が積もっていました、昔から「雪道と鱈汁はあとがよい」ことわざがあります。
鱈(たら)という字は国字と言って、日本で作られた字です、雪が降る頃、鱈が美味しくなる所から作られた字です。
雪の多い地方に行くと今は除雪車がありますが、昔は「かんじき」などを履いて雪をふみ固めました。
鱈汁も同じように煮込んだあとの方が、美味しくて味がよい所から「雪道と鱈汁はあとの方がいい」と言うことになります。

なぜ鱈汁はあとの方がいいのか?魚の甘み成分のエキスが煮込むほど汁に溶け出し、この甘みが野菜や豆腐にしみこみ、野菜同士の味の交流が進むことで美味しくなります。
今日の夕飯は鍋でもしましょうか、あっさりと、真鱈と美味しい豆腐に、柔らかい葱、これでいきます。

東京証券取引所 連日の下げ

2008-01-23 09:19:39 | Weblog
米国の経済事情の悪化に伴い世界的ドル安が進行している、米国の相次ぐ利下げ、十五兆に及ぶ企業減税と個人減税、しかし市場はどのような政府のてこ入れにも反応は鈍い。

日本の輸出産業の採算分岐点のレートを大幅に割り込んでいるらしく、トヨタ、ホンダ、日産などを中心にして連日株価を下げている。

日本の内需もこのところ発表される数値は極め悪い、スーパーは8年連続して昨年対比を割ってしまった、コンビ二、百貨店、いずれも昨年対比を割り込んでいる。

輸出産業に頼っていた日本経済が米国の経済と共に大きく後退する様子を見ていると、GNPの6割を占める国民消費をもっと活性化することが必要だと感じます。
雇用の改善、格差の是正、社会保障拡充、・・・

この十年あらゆる分野で国民の負担増を求めてきた政策、増税、社会保障費の削減、格差の拡大、国民の目線で政治を行なうことを放棄してきたつけが内需の縮小という形で現れているように思う。

このような経済環境で「花屋だけ頑張れ」とはいえない状況です、消費税の増税が目の前に迫り、更なる景気後退が来るようでは・・・いくら我慢強い日本国民でもむしろ旗でも立てて怒りのデモ行進ぐらいやらないと収まりません。

JA新庄もがみ

2008-01-22 14:09:49 | Weblog
今日は何年かぶりに珍しい人とお会いした、十何年前に新庄昭和にお邪魔したとき、花の部会長をされていたAさんが世田谷店を訪れてくれた。
懐かしいよもやま話の花が咲きましたが、本題は2月に行なわれるJA新庄もがみ~花卉フォーラム~での講演の以来でした、会長は「講演はともかく山形へ来たときには新庄にも美味しい鳥そば(地鶏でだしを取り冷たいスープで頂くそば)があるのでそれをご馳走します」との一言で依頼をお受けしました。
山形は何度も行っているのですが、冬の山形は久方ぶりです、さくらんぼの季節の5月、6月、最上川でのいも煮会の10月、この季節は山形っていいな~と思うのですが、冬は大変です、特に新庄は雪が多く、今年もしっかり積もっているとのことです。
しかし新庄は私にとっても思い出の土地です、十五年ぐらい前に始めて新庄で花つくりが始まった時、何度も新庄へお邪魔して花つくりにメンバーと親しくお話をさせていただきました。
皆、若く元気一杯の青年だったのですが、お互い十五年も経つといい叔父さんになっているのでしょう。
今日会長と一緒に見えた青年は33歳で山形トルコ研究会の副会長をやっていると聞きました、立派な後継者が後を継いでいられることは頼もしく思います。
たった数人で始めた花つくりが現在では6億を超える商いになっていると聞いてこれまたびっくりです、決して花作りに恵まれているところではないと思いますが、会長のリーダーシップと組合員の努力の結晶だと思います。

そんな新庄に行って「どんな話をすればいいのか?」学ぶことはあっても話すことは無いようですが、少し時間があるのでゆっくり考えることにします。