「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

「食事でも」

2007-11-30 07:11:59 | Weblog
友達と会うとよく「お茶でも」「食事でも」など誘ったり、誘われたりします。
よくよく考えてみると我々は「お茶でも」「食事でも」を上手に使い分けているようです、「お茶でも」と誘われたときは、たいした話ではないが、時間に余裕があるので少し話でもこの程度だと思います。

しかし、「食事でも」と誘われたときにはお茶を飲むよりもう一歩踏み込んで、付き合いの密度は更に高くなる。
本来の意味合いの付き合いの密度の他に、食事の場所は何らかの意図を持った頼みごとのチャンスとして使われることが多い。
この時はお茶ではすまない、ヤッパリ「食事でも」に成ります。

あまり女性から誘われたことはありませんが、男性から女性に「食事でも」と誘うときは更に意味合いが違うように思います。

先日横山社長に「食事でも」と誘われました、昔から「旨いものを食わす人に油断するな」とのことわざがあります。
「食わせておいて、さてと言い」どちらも旨いものにうまい話が付きものです。
さてどんな旨いものがあるのか?どんな旨い話があるものやら、その時には楽しみと同時にふんどしを締めなをしてお誘いを受けようと思っています。

フラワーアベニューの進展

2007-11-29 04:40:01 | Weblog
先日のショー・ザ・フローレでフローレの戦略的プロジェクトである、三つの営業部門の紹介と今後の展開が各担当からレポートがあった。
一つ目が「SO」への取り組み、二つ目が「Yヤ」への取り組み、ここまではフローレの担当が各店を取材しながらレポート風に紹介した。
三つ目は「フラワーアベニュー」の狙いと今後の発展性について、株式会社アベニューグループの社長の斉藤さん、エンプレックス社の菊池さんの二人による説明であった。
フラワーアベニューは今月に入っただけでも六つの新しいビルを立ち上げた、中でも「SO」のコーナーと「フラワーコンシェルジュー」のコーナーが良くできています。
「フラワーアベニュー」の1000点以上ある商品を用途、好み、予算別にすばやく選別してくれる。
将来的には今の3倍以上に膨れ上がるであろう商品を一瞬にして選び出す機能である。
サイトに訪れた人がこのサイトに長く留まってくれ、3つ4つのボタンをクリックしてくれることがお買い上げにつながる確率が高いとすれば、このコーナーは有力です。
「SO」のコーナーはフローレが今展開している「SO」のコンセプトに合致した商品を満載に紹介して行く予定です。
どんな検索にも「フラワーアベニュー」がもっと引っかかるテクニックを駆使し、今後も多くのビルディングの建設を目指しながら、圧倒的な商品群と選びやすさを目指し今後も進化を続ける予定だそうだ。
期待しながら見守って行きたいと思っています。

温室ガス枠購入

2007-11-28 06:18:42 | Weblog
日本政府は地球温暖化防止に関する京都議定書の国内の努力目標達成のめどがつかないため、二酸化炭素など温室効果ガスの排出枠を、ハンガリー政府から購入する方向で交渉を進めている。
日本が政府間で直接、排出枠を取得する初めてのケースとなります、ハンガリーが受け取る代金は、環境対策に当てるとの枠組みを想定。両国間で近く覚書交わしたうえで具体的購入量・額などを詰めるそうです。
日本は京都議定書で2008年~12年の平均で1990年比6%の温室効果ガス排出量の削減を義務付けられています、現状は2006年の排出量は1990年比プラス6.4%増となっており事実上2012年の目標達成にはとてもおぼつかない現状です。
日本ではおよそ3分2が産業用の排出ガスである、政府は盛んに家庭のエネルギー節約をPRするが、各企業が削減目標を持って履行するかどうかが重要なところです。
また政府自体も削減目標を持っておらず、今後もハンガリーに限らず、余剰がでる国々から交渉を重ね排出枠買取が膨らむものと思われます。
政府の無策が京都議定書の目標達成を遅らせ、お金での解決に向かうことに、「洞爺湖サミット」の最大のテーマ地球環境でのイニシアティブを日本が取れるかどうか大いに疑問です。

原油の高騰

2007-11-27 16:27:48 | Weblog
原油の高騰に少なからずヘッジファンドのオイルマネーが影響を及ぼしていると言われている。
施設栽培の生産者にはオイルが欠かせない、多くはA重油を使っているが安い時の3倍ぐらいの値段がしてると言う、今月は1L75円ですが来月から1L85円にまた値上がるそうです、安いときには1L30円台で推移してました。

その時100万円油を使っていれば、今は確実に250万円を越すでしょう、これほど高くなると少々の値段がでても油を思い切って炊くわけにいかないでしょう、菊の色が若干白く上がらなくても、産地はできるだけ高い油を炊かなくても良いように生産している。
菊、バラ、かすみ、トルコ、全ての花の高騰に油が影響をしている。
油に頼らない自然エネルギーの開発と原油供給の安定へ国の施策が望まれます。

風邪です

2007-11-26 05:10:53 | Weblog
昨日の法要に7時過ぎまで付き合ってしまいました、それが原因かどうかわかりませんが久々に会社を休んでしまいました。
無理をすれば出勤出来なくもないのですが、明日の鉢のセリを休むわけにいかないので休ませていただきました。

昨日、プレオープンしたフランチャイジー2号「SO」西国分寺店、私は難しいとこのブログにも書いたのですが思いのほかお客さんがいらっしゃいました。
何の告知もしていないのですが、100名を超えたとのことです。
店は切花と鉢物は少ないのですが、雑貨を上手くディスプレーしておしゃれな店に仕立ててあります。
自分の店を自分でほめるのも気が引けますが花と植物と雑貨が上手く融合しているように思います。
30日から始まるオープニングセールは何となく期待が持てそうな気配がしてきました。

石油の高騰で産地も燃料を控えている影響もあり、市場はないもの尽くしです、こんな時、市場の力の差が出てきます。
市場の思い切った集荷活動が必要になります、今こそ市場はお客様の要求に答えるべく集荷をしなければいけません、集めれば売れるのですから。

「SO」西国分寺プレオープンと法要

2007-11-25 09:30:53 | Weblog
ここ何日かの冷え込みで「風邪」をひいてしまった、めったなことでは風邪を引かないのですが職場でも自宅でも風邪ぴきが大勢いるので誰からうつされたか特定できないが、皆様も手洗い、うがい、睡眠、栄養のバランス、に注意し乗り切ってください。
さて今日は「SO」西国分寺のプレオープンです。グランドオープンは週末金曜日からで30日、1日、2日とオープンセールをします、私の住んでいるところから車でものの10分とかからないので、お土産でも持参してご挨拶にいってこようと思っています。

午後は私が花屋を開業するする前に務めた「門脇」(勤めたのは後にも先にもここだけです)の先代の社長がなくなって一周忌の法要があります、世田谷の鶴巻のお寺で執り行われます、出席をする予定です。
亡くなった社長には沢山のことを学びました、社長は16歳で山形から上京して丁稚奉公し、独立しました、真面目で、辛抱強く、よく働き大成功を収めた方です。
4年半しか勤めていませんが、良くしていただいて、後に葬儀の生花の商いを始めたときにはフローレから買っていただきました。

というわけで今日の日曜日は少々忙しい日曜日になりそうです。


東京海苔

2007-11-24 11:29:38 | Weblog
今でも東京のみやげ物の中に必ず海苔がある。
今でも有名なのは「浅草のり」浅草が墨田川の河口に近い港として栄え、浅草で売られた海苔が「浅草のり」となった。
品川や大森もその昔沢山の海苔を取っていた。
フローレの本部である東神倉庫などは絶好の海苔の養殖場だったに違いないと思います。
今では品川も大森も埋め立てられ、千葉の木更津で少々生産している程度になってしまった。

常時売ってはいないのですが、山形屋で「青とび」の海苔というのを頼んでおく、取れたときに「取れました」と連絡が来る、この海苔は黒い海苔に自然と青海苔が交じり合って、青のりが紫海苔に付着してることからこの名がついた。
青海苔の香りと上質の紫海苔の香ばしさを両方兼ねているお勧めの海苔です。
酒のつまみに、(私は飲みませんが)お蕎麦に、ご飯、お餅、オールマイティーな海苔です。

昔から海苔は高級品で年貢として時の権力者が上納させていたとの記述もある。
ちなみに一所帯あたりの消費量は東京で5000円、その他3000円とやはり東京の消費が群を抜いている。


農耕と園芸

2007-11-23 07:06:09 | Weblog
農耕と園芸11月号、12月号「花育」が取り上げられている、11月号には当社高杉が中心に進めている「花育」、12月号では魚沼で昨年今年と行なわれた「ゆりが咲いたらまた会おう」が記載されている。
奇麗なカラーページで、ライターの高倉なをさんがレポートしている。
なをさんとは8月に魚沼で行なわれた「ゆりが咲いたら・・・」に東京から車でご一緒さてて頂いた、車中3時間なをさんはずーっとおしゃべりをしてくれていたので私は居眠り運転をすることなく魚沼まで無事到着することが出来ました。
車中の3時間はなをさんの人となりをしることができました。

とっても素敵な女性でした、私が独身でモット若かったらきっとプロポーズしたに違いないと思います。
誤解を生むとなをさんにもご迷惑がかかりますので断っておきますが車中は私も含めて5人でした。
「花育」の記事はいづれもなおさんが何回もに分け取材した臨場感と、なをさんが「花育」に思いを寄せる情熱がしっかり伝わってくるレポートでした。
11月号の「花育」のレポートは私どもで行なう「花育」の講座のテキストとしても立派に使える内容でした。
高倉なをさんには、今後もぜひ花卉業界で頑張って活躍して頂きたい大切な一人です。

皆様にもご購読をお勧めいたします。

目黒「とんき」

2007-11-22 06:36:23 | Weblog
昨日「SO」西国分寺店の研修が終わった、スタッフがなかなか決まらず変則的な研修が続いたか最終に全員そろい何とか終えることが出来ました。
研修の最初に私が一時間ばかりの話をするのですが、今回は最後の一時間を受け持ちました。
「SO」本部より話の中に「接客」について話すように要請を受けていたので話した中身について接客の部分だけ抜粋してブログに再録します。

私が始めて勤めたのは40数年まえ、目黒の花輪屋さんでした、今でこそ少なくなりましたが当時は開店と言えば花輪、葬儀と言えば花輪、造花の花輪の全盛期でした。
当時給料を頂くと必ず、とんかつを食べにいっておりました、目黒の権の助坂にある、「とんき」と言うお店です。
厨房が広く10人ほどのスタッフの動きは全てカウンターのお客さんから素通しで見えます。
40年前と現在も基本的には何も変わっていません、昔はなくなった先代がご飯をお茶碗に盛っていました、今も毎日列が出来ています。

カウンターの後ろが広くなっていてその後ろに思い思いに並びます、お客さんはアトランダムに並んでいるのですが、誰が一番で誰が最後か、厨房の中の係りの人がチェックしています。
カウンターが空くと何人並んでいようが間違わずに、「お待たせいたしました、こちらえどうぞ」と声がかかります。
座ると間髪をいれずにお茶とおしぼりがでます、1人で行くとすぐさま新聞を何部か持ってきてくれます。
厨房の人たちは誰もが数十人のお客さんの動きをしっかり観察しています、いよいよとんかつが揚がります、寸分も狂うことなくご飯ととん汁が盛られます。
とんかつを食べ始め茶碗のご飯がなくなるかなくならないかのところで小さなお盆が出され「いかがですか?」と御代わりをしてくれます。
キャベツもなくなりそうなときを見計らって「少しどうですか?」と尋ねます。
食事が終わる頃、ほうじ茶とおしぼりが出てきます。

とんかつもすこぶる美味しいのですが、十人ものスタッフに息のあった接客は芸術的です。
私は一人で行っても持ってきてくれる新聞に手を出したことはありません、芸術的な十人の連携をいつも心地よく見守っているのが大好きです。
美味しいものを更に美味しく食べさせてくれる接客、「とんき」の50年変わらない接客に引かれ今でも「とんき」にかよっています。

花屋さんの接客も「とんき」の接客に学ぶところがあるように思います。
店に入ったお客さんが、店頭で商品を眺めている、お客さんに声をかけなくても接客は始まっています。
お客さんはその動きの中でサインを送っています、そのサインを見逃すことなく次の接客につなげることがお客さんを心地よくする接客です。
スタッフが全てどのお客さんに対しても気配りをすることが大事だと言うことを「とんき」の接客は教えているように思います。

そして「とんき」も最後は全員の笑顔で「有難うございました」と送り出してくれます、この笑顔が帰る足どりを軽くしてくれる一番大事な接客です。

今年最後のショー・ザ・フローレ

2007-11-21 03:54:10 | Weblog
今年最後のショーザフローレが今日開催されます。今回のショーザフローレは多様になったフローレの営業戦略をわかりやすくスタッフに知ってもらう会です。
50人のスタッフがその意義と狙いを同じように理解していることは大切なことです。

一つ目の報告は「SO」の展開です、新入社員の山口が各店舗のビデオを見せながら、店長インタビューも交え報告する予定です。
二つ目の報告は「Yヤ」の展開です、昨年入社の石上がコンセプトと今後の取り組みを発表します。
三つ目の報告は「フラワーアベニュー」株式会社アベニューグループの社長とフラワーアベニューの生みの親とも言うべき菊池さん二人が今後の展開をたっぷり語ってくれます。

今年始まった三つの新しい事業、その展開と意義をフローレスタッフにしっかりわかってもらう企画です。
そんな訳で、いつも参加していただくお客様には呼びかけていません。

勉強会が終わった後、スタッフ全員参加で忘年会の真似事を計画しているようです。

11月25日(日)は西国分寺「SO」のプレオープンです。
グランドオープンは11月30日(金)から三日間です、此方のほうも準備に取りかかっています。
立地的には最も難しいしいところです、成功するようしっかりとした準備をしております。