「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

3人の救出  6カ国協議の合意

2007-02-13 22:14:21 | Weblog
3人が72時間ぶりに救助された。行方不明になってから、そして半分になった船体が発見され生存者はいなかった。私も3人が無事発見されるよう願っていた、思いが叶ったかどうかは別にして3人が救出された時、思わず手をたたいた。

6カ国協議が6日目に合意をした。これから合意書に基づいた実行となっていく中で、北朝鮮対応に問題が出てくることが考えられるが、ひとまず良かったことである。
でも二つの出来事で、何かしっくり行かない所がある。

「マグロ船」のほうは、この船にぶつけて逃げた大型船がいたこと、当然ぶつけたことがわからなかったとしても、救出から二日間たっているのだから名乗りをあげても良さそうである。もしわかって逃げたとすれば大変な犯罪である。3人が救出されたことは喜ばしいが、逃げた船は許すことは出来ない。

6カ国協議の合意もこのようなプロセスを承知の上で核実験を行なって、各国から援助を引き出そうとの思惑が透けて見えるようだ。
それではこの会談が決裂して良いのか?やはり実効性のある合意がなされ、核の放棄を北朝鮮に実行させたい。
100万トンの重油と引き換えはとても納得のいくものではないが、難ともやりきれないと思う。
まして拉致問題のテーブルにつくだけでどれほどの援助を要求されるのか歯がゆい問題だ。
二つの問題はそれぞれ異質の問題であるが、表向きは喜ばしいことだが、何とも歯がゆい問題で「マグロ船」問題は今後の調査、「北朝鮮」問題は合意の実行の検証が必要である。